ロバート・ドラーチャ:希望を持たせる日本への懸け橋
希望を持たず受動的かつ消極的に流されるままに生きる依存型人間を育成すべきか。危急存亡の秋を迎えている日本の非常に高いポテンシャルの活性化のためには、積極的にイノベーションを生み出すEntrepreneur(起業家)及びIntrapreneur(社内ベンチャーを興す優秀な人材)の輩出が不可欠である。しかし、近年の「ゆとり教育」で育てられたいわゆる「ゆとり世代」が、日本を復活させるという重い役割を果たすことができるのか。
希望を持たず受動的かつ消極的に流されるままに生きる依存型人間を育成すべきか。危急存亡の秋を迎えている日本の非常に高いポテンシャルの活性化のためには、積極的にイノベーションを生み出すEntrepreneur(起業家)及びIntrapreneur(社内ベンチャーを興す優秀な人材)の輩出が不可欠である。しかし、近年の「ゆとり教育」で育てられたいわゆる「ゆとり世代」が、日本を復活させるという重い役割を果たすことができるのか。
日本は、高いモチベーションを持たせる環境ではなくなったのである。前回の雑文で述べたように、日本は世界で最低のモチベーションレベルにあるとのことである。真剣に努力しながらも報われない環境だと思いがちであり、努力の価値を尊ばなくなることは、理解に難くない。しかし、それは全く努力しないことを正当化するわけではない。自らのポテンシャルを完全に活かすためには、真剣に努力する必要がある。努力は人生における業績に繋がるものであり、かつ人生の意義を生み出すものだからだ。それにもかかわらず、努力の価値を見失った人が多いのではなかろうか。
努力の価値を見失う傾向は、大卒新人離職率の推移でも表れている。すなわち、努力の価値を見失い真剣に努力し続けたいという気持ちにならず簡単に辞めてしまう新卒就職者が近年増加している傾向が見える。換言すれば、仕事に対するモチベーションが足りていないのである。
日本は現在、危急存亡の秋を迎えている。米コンサルティング大手タワーズペリンの調査によれば、日本の労働力人口の全体の72%の人が仕事に対して意欲的でないそうである。その上、97%の人が全力を尽くしていないそうであり、換言すれば、日本は、世界で最低のモチベーションレベルである。国際競争力だけではなく、モチベーションさえ失ってしまった日本の将来は、甚だ憂慮に堪えない。
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