Calendar

2009年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

« 2009年7月 | メイン | 2009年9月 »

2009年8月26日

K.o:焦土に立ちて──新しい投票期間、活用の薦め

 さて、いよいよ総選挙本番。

 残りわずかな期間を残し、次の月替わりには泣いても笑っても4年間を位置づける新しい日本の布陣が決まる。

 皆さんには不謹慎とお叱りを覚悟の上で、いやがうえにも息詰まりの激しい世情の中、先行きに今不思議な開放感を感じてしまうのは、私の甘さゆえの事だろうと思う。

 今回ここで提言させていただきたいのは、少し視点を変えて、昨今の投票環境についての一考察である。

 実は私は今年の始め、地元の首長選挙で生まれて初めて不在者投票をおこなった。理由は投票日当日、地元を離れるゆえであったがその利便の向上に大変感心した記憶がある。

 郵送されてきた投票券を持参すれば、ほとんどこちらの都合で、投票できてしまうのだ。

 法がそれとなく、事前投票の機会を制限してきた過去の選挙法が改正されて久しく、今のところあまり話題に上がる事も少なかったが、これは今までの認識を変えければならない、制度の画期的な改革ではないだろうか。

 というのも、現在、私は地方分権ではなく「地域主権」による人々の絆の復権を強く支持しており、その意義を知り合いに個人で運動しているが、今回の決戦においても投票日当日まで、だめ押しでその話をするのに地元から離れるので、不在者投票を早々に済ませた。

 そのとき知人に渡すため、地元候補の事務所にマニフェストを貰いに出掛け、つい話のついでに投票を済ませたと口を滑らせたら、期せずに事務所には喚声が上がった。

 こちらの事務所では、いま本番の消耗戦を連日スタッフは続けており、かならずしも報道されているほどには、まわりの期待を感じているわけでは無いのではなかろうか?

 一部で危惧されているように、「暑いから」「別に行かなくても、大勝しそうだから」あるいは「風が何か強そうだから、少し弱めるのに」などと、見えない霧の中で、周りの雑音に気を取られたりせず、そんな理由で投票権を無駄にするくらいなら、投票率を少しでも上げるためにも、「一日だけではない。すでに投票日は始まっている。」事を、みんなで再認識すべきではないだろうか。

 理由としては、私のように地元を離れる。これも立派な理由だ。むしろ、この理由が原因で投票しなかったとしたら、その方が遥かに問題だろう。

 さて、恐縮だが不在者投票により今回の決戦で、私の自分の分はすでに終わった。後は今まで個人で勝手に働きかけた人々に対しての、彼らの反応が残るのみである。

 そのせいで、とても心が軽く、また今回地元候補への思いがけない声援も出来た。勿論このくらいの事は、皆さんならすでにご承知だと考える。

 みなさんもそれぞれ意中の候補に、少し早めの声援を贈られてはいかがだろうか。

2009年8月23日

自民党の真のマニフェストは民主党への誹謗中傷ビラだった!

 30日の投開票を前に民主党の圧倒的優勢が伝えられるなか、自民党公認のネガティブキャンペーンが勢いを増している。

 自民党はすでに数パターンの中傷ビラを作成し、ポスティング作戦で各家庭に配布している。今までに配布されたビラの数量は不明だが、数十万部の単位で配られている可能性が高く、力の入れ方からするに、一連の中傷ビラは自民党のマニフェストと同等の扱いといってもよい。
 
 となると、これは広く国民に公開されるのが当然で、《THE JOURNAL》ではこれらの文書を「自民党の第二のマニフェスト」として位置づけ、以下に公開する。

 さて、かつて日本の選挙には「ネガティブキャンペーンはなじまない」という考え方が一般的だった。ネガティブキャンペーンの本場であるアメリカでも、最近ではこういった露骨な選挙戦術は政治不信を招いたり、失敗すれば逆効果になるとして敬遠される傾向にあるという。はたして今後、日本でこういった手法が定着するのだろうか・・・?

 ぜひ、みなさんからの意見をコメント欄にお寄せいただきたい。

  *  *  *  *  *  *

【自民党第二のマニフェスト】
※テキストをクリックするとダウンロード、画像をクリックすると拡大します。
■知ってドッキリ 民主党 これが本性だ!! 民主党には秘密の計画がある!! 民主党にだまされるな!(PDFをダウンロード)

■民主党=日教組に日本は任せられない(PDFをダウンロード)

■バラバラの民主党より自民党(PDFをダウンロード)

pamphlet_honsyou-1.jpg

pamphlet_nikkyouso-1.jpg

pamphlet_10-minsyu-4.jpg


【インターネット公式CM】



【その他の関連ページ】
■自民党パンフレット配布ボランティアのみなさまへ

2009年8月20日

豊後の小兵衛:ことばを失った日本人(4)

 さても、時季外れではあるが、新聞・テレビで日食、日食と大騒ぎだった。しかし「日蝕」が正しい。それも、皆既日食ではなく、「皆既日蝕」である。この括弧括りをVistaで見ると私の意図通りに表記されるが、XPでも新フォントに置き換えられていないマシンは、略字体でしか表示されない。

 前回、「WindowsXPからVistaに変わるなかで、字体が変わるものが多くあることを確かめよう」と書き、それを検証すべきと思案したが、現在のネットとPCの環境では不可であり、恥ずかしながらの路線変更である。ただ、WEB上にはJIS2004として多様な情報があり、それを参照していただくことで代替したい。結論として、「日蝕」や「皆既」など、多くの正漢字が標準で表示・印刷できるようになった。
 一例として、再三登場した「阿辻哲次先生」の「辻」は、皆さんのディスプレイ上では一点之繞になっているはずだが、メモ帳などに貼り付けて見て頂く(Vistaは標準、XPは新フォントに置換えが済んだもの)と二点之繞になる。阿辻先生が文化審議会の委員だから「辻」だけを正漢字に戻したのではなく、「多くの漢字に書体変更がある」とだけここには記しておきたい。

 さて私の手元に、明治10年8月29日版権免許と奥付に記された「小學習字本」全8冊揃いがあるが、その題名どおり、当時の尋常小學生のための習字手本である。發兌所(発行所)には東京の回春堂を筆頭に京都・鳩居堂などの7社の老舗が並んでいるが、見開きには「文部省編纂拔萃」とあることから、本邦初の国定教科書と思われる。
 著者は「修史館一等編修官兼宮内省文學御用掛 従五位 長苂(草冠に火)公書」とあり、この人は大分県日田市天瀬町(旧日田郡天瀬町)出身の長三洲である。幼少期には咸宜園で学び、後に官軍の奇兵隊に入り、大学少丞、文部大丞、教部大丞、文部省学務局長、侍読、宮内省の文字御用掛などを歴任した人でもある。(詳細は(http://ja.wikipedia.org/wiki/長三洲)を参照)
 またも前置きが長くなったが、序文には「三洲長先生書名甲於天下為世・・・・・」と漢文が記されていて、この教科書を現在に置き換えるなら、小学1年生から中学3年生が使うことになるが、今では書の専門家でないとその読み下しすら難しい。題字は順を追って書くと、一・三條實美、二・岩倉具視、三・木戸孝允、四・大久保利通、五・伊藤博文、六・土方久元、七・野村素介と並び、いずれも明治の元勲である。
 でなにが言いたいか、もう諸兄には落が見えたと思うが、明治維新を成し遂げた先人たちは、くそ難しい「国語」を学んで欲しいと考えていたことの証ではないだろうか。
 ことばは時代とともに変化する、それはどんな公権力をもってしても止めることはできない。しかし、その公権力で国語力を貶めたのが明治中期以降の「国語教育」であり、昭和20年にはその命脈が断たれて今日がある。平均的な大学生ですら、森鷗外、夏目漱石の原文が読めないのを、はたして「普通の国」とか「先進国」といえるだろうか。
 読売新聞の正漢字書きは「讀賣新聞」だが、「読売」を流布したのは新聞社であり、それを後押しして、漢字学者から「誤字」と指摘される事態を招いたのは当時の通産省である。
 このJIS漢字コードも、規格が制定された年によって、漢字の形に大きなちがいがあるという点が問題もある。平成12年当時のWindowsで入力した「森鷗外」をそのまま印刷すると「森躾外」になる。ところが昭和53年のJISでは「鷗」となっていて、昭和58年のJIS改訂で「鴎」と改めた。
 「躾」と「鷗」が入れ替わるのは、その後割り振るJISコードを変更したからである。
 とここまでは国内問題で済んだが、初期のJIS規格には一部不備があり、マイクロソフトがShiftJISなる独自の規格を搭載したころから余計ややこしくなった。
 以下関連資料:漢字制限による「同音の漢字による書き換え例」の拔萃(昭和31年7月5日発表「国語審議会の建議と報告」より)

愛慾→愛欲、闇夜→暗夜、意嚮→意向、慰藉料→慰謝料、遺蹟→遺跡、叡智→英知、叡才→英才、恩誼→恩義、恢復→回復、火焔→火炎、劃期的→画期的、肝腎→肝心、徽章→記章、饗応→供応、魚撈→魚労、燻製→薫製、下尅上→下克上、元兇→元凶、交叉→交差、涸渇→枯渇、坐礁→座礁、撒布→散布、屍体→死体、七顛八倒→七転八倒、終熄→終息、蒸溜→蒸留、訊問→尋問、尖端→先端、戦歿→戦沒、象嵌→象眼、褪色→退色、颱風→台風、歎願→嘆願、智慧→知恵、長篇→長編、顛覆→転覆、倒潰→倒壊、曝露→暴露、叛逆→反逆、蕃殖→繁殖、叛乱→反乱、筆蹟→筆跡、辺疆→辺境、編輯→編集、繃帯→包帯、輔導→補導、摸索→模索、熔岩→溶岩、輿論→世論、諒解→了解、煉炭→練炭などなど。

 何とか意味が通じるものの見苦しい書替え例、語源から大きく離れその出自さへ不明となる書替え例など、およそ国語の専門家が例示したとは思えない書き換え例もあるが、「そんなこたぁ、どうでもいい」が世情の大勢なのだろうか。

Profile

日本語の「ヨロン」という言葉には「世論」と「輿論」という2種類の漢字があります。実は、この2つの言葉は大きく意味が異なっていて、「世論(セロンとも読みます)」とは「感情的な世間の空気」のことで、「輿論」とは「議論を積み重ねてできあがった公的意見」のことを指します。《よろんず》が目指すものは後者の「ヨロン=輿論」をつくることであり、そのために、《よろんず》では情報のプロ・アマに関係なく自由闊達に議論を交わすための場所を提供します。メディアの調査で発表される「ヨロン=世論」とは違う真の「ヨロン」をつくるため、執筆者・出演者・読者のみなさんに、この新しい“知の共有空間”に参加いただけるよう呼びかけます。

読者投稿募集中!
↓ ↓ ↓
《よろんず》への投稿はコチラから

必ずお読みください!
↓ ↓ ↓
コメント投稿についてのお願い

BookMarks

→ブック・こもんず←



当サイトに掲載されている写真・文章・画像の無断使用及び転載を禁じます。
Copyright (C) 2008 THE JOURNAL All Rights Reserved.