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官僚たちの冬

 通常、この時期になると次年度予算の折衝が大詰めを迎えている。今年は『政権交代』という歴史的な出来事があったのだから、混乱が生じるのは仕方のないことであるとしても、「着地点が全く見えない。総理や官房長官がまとめてくれるとも思えない。最終的な決裁者がいない異常事態です」と、財務官僚のみならず関係省庁の担当者も茫然とした表情で口を揃える。

 そんな中、政府の緊急経済対策が、7兆2000億円で決着した。
「2010年度の予算編成が正念場を迎えているのに、非常に危険な兆候です。結局、亀井さんのごね得が通ってしまった」
 と、各省からの予算要求を受け付ける財務官僚は不安を隠さない。
 亀井静香金融相は、当初の7兆1000億円から9000億円積み増した8兆円規模の経済対策を求めていた。数字上では亀井大臣が大きく譲歩したように見えるが、結果として1000億円のプラスだ。
 前出の財務官僚は言う。
「赤字国債を出さずに、行政刷新会議の仕分け作業や埋蔵金をかき集めてようやく捻出したのがこの7兆円。連立を盾にした要求を聞いていたら、いくら国債を追加発行しても足りません」
 だがこの一件で、「亀サマを見習え」と、各大臣が無理な要求をしてくる可能性が強まったという。

 最近の大臣たちの予算をめぐる発言は、役所と一体化したかのような「勇ましい」ものが目立つ。特に、農水や厚労、文科などでは「コンクリートから人へ」という民主党のスローガンと自分たちの政策は一致しているのだから予算を得て当然だという錯覚が見え隠れする。赤松農水相の「個別所得補償では一歩も引かない」という強気の発言は、そのあらわれだろう。
 事業仕分けでも、政務三役が官僚の代弁者と化している場面が少なくなかったが、大臣たちの態度は次々と豹変している。

 原口一博総務相は地方税の見直しに慎重だった姿勢を一転させている。
 自動車重量税(国税)と自動車税(地方税)を一本化し、2011年度をメドに環境自動車税(地方税)を創設するだけでなく、総務官僚+知事連合の意見を聞き入れ、ガソリンや軽油に踏まれる炭素の量に応じて課税する地方環境税も創設する意向だ。
 役人と最も激しく闘っているように見える国交省でも流れる空気はあたたかくなっている。
「大臣が日航の再建策を大幅に見直したことをきっかけに、対立していた航空局長との関係は改善された。今や航空局長は『前原親衛隊長』を自称しています」(国交省官僚)

 国民の命に直接影響する分野を担当する厚生労働省は大臣を除いた政務三役が完全に役人と一体化している。しかし、
「我々の希望に沿った形で予算を要求してくれるのは有り難いのですが、長年の野党暮らしで交渉があまりに下手なんです」
 と、厚労官僚からはぼやきの声が聞こえる始末だ。
 12月4日、長妻厚労相ら政務三役は、来年度の診療報酬の改定率について総額で0.4%の引き上げを財務省に求める方針を固めた。診療報酬本体(医師の技術料)部分で約6500億が必要と試算した結果だ。ところが、「それでは低すぎて勤務医の負担軽減につながらない」と省の内外から批判の大合唱が起きる。櫻井充参議院議員などは勝手に議連を立ち上げて「3%の引き上げ要求」を決議文として発表した。
 別の厚労官僚はため息をつく。
「長妻さんはあまりに本音ペースで交渉しすぎる。『せめてネットでプラスになればいい』などと発言した時には本当に焦りました。霞が関用語では『0.1%でもいい』という意味になる。財務省は3%の引き下げを主張しているわけですから、1.5%の引き下げで決着してしまいます」
 しかし、診療報酬が1%でも上がれば、国民の負担もそれだけ増すことを彼は理解しているのだろうか。

 財務省VS各省の攻防が増す中、政府としては財務省を頼らざるを得ない状況だ。
 国の今年度の税収は37兆を割り込み、新規国債の発行額は税収を大幅に上回る53兆5000億円に達するという。つまり、財務省に依存した形の大幅な歳出削減を迫られているのだ。『財政規律を守る』という意味では財務官僚の完敗だが、霞が関内では完勝に近い。

 落とし所が全く見えないまま、来年度予算は12月30日に閣議決定する予定だ。霞が関官僚の攻防もひとまずの休戦を迎える。

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» 実例 の 引用 送信元 ワタシ的暮らしの知恵お披露目帳
今だ途中経過という状態である。 先だって原口総務相の記者会見について、山場を越えた事がこのような形でネットに公表される形となったが、皆さんここまでの話で、... [詳しくはこちら]

コメント (32)

なんでこう、猫も杓子も『財源がない』『増税が必要だ』などどショッパイ事を言うのかね?
それで、本当に景気が回復すると思ってるのか?
ここで政府が金を捻出しなければ、日本は越冬する事も危ぶまれてるのに、チマチマとした事業仕分けとかを支持する奴の頭のほうがよっぽどおかしい。
財務省の屁理屈に騙されてるのかわからんが、政府が緊縮へ向かえば向かうほど市場の金は目減りすると言う単純にして当たり前の事が何故できないのだろう?
やたらと役人を敵視するくせに何で財務省の連中の言う事だけは聞くのか?理解に苦しむ。
小沢さんがかつて言ったようにやっぱり『民主には政権担当能力がないのかね?』残念だよ。非常に・・。

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http://www.the-journal.jp/contents/info/2009/07/post_31.html

ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 環境自動車税とは初耳です。 
この不景気のさなか何の経済対策も打たない民主党政権は、新たな増税案を何故提出しようとしているのか?景気が悪くなり税収が大幅に減少したから増税ですと言うのはおかしな話です。
景気対策のお金は政府が出せる「金額」ではないのです。「景気を回復させる為」に必要な金額なのです。
本当に7.2兆円で日本のデフレ不況を回復させられるとまじめに思っているのですか?

横田さん。ここに書くとボロクソに言われるのにまた寄稿する根性だけは買いますよ。
横田さんは官僚の取材を得意としているらしいので官僚の言い分に正当性を見いだそうと無意識のうちにされてるようです。
でもね、官僚はそういう政治的意見を言う立場にはない事くらい立憲民主主義を理解していれば分るでしょう?
官僚が政治的意見を言いたいなら辞めて選挙に出て当選してから発言すればいい。
あるいは一国民の立場として言えばいい。
それから、横田さんは経済政策や財務について全く理解されてないようですが、国家予算は家計とは全く違う物ですよ。
麻生政権が30兆円物補正予算を組みながらその効果がほとんど出ずに税収が9兆円も減ったから今民主党が苦労している。
さらに、100兆円を下回る来年度予算を組めばそれはデフレ圧力となり、そこでも足かせが民主党にかけられている。
財務官僚もその辺を全く理解してないようなのでブツブツ文句を言うのでしょう。
財務官僚は文句を言う前に特別会計の余剰金=埋蔵金を積極的に出すべきでしょう。
直ぐに使える物だけで20兆円は出てくるはずです。
この点、財務大臣が全く指導力を発揮してないとも言えますが。
横田さんはCSの番組でも民主党の批判に終始していますが、あまりに不勉強な論理に呆れています。
単に感情的に民主党が嫌いなだけでしょうが。

<横田様>
お陰で、官僚のダメっぷりが良く判りました。
横田さんの肩書はルポライターなのですから、役人の言葉や思いをそのままルポルタージュしてくれれば良い。
あなた自身の意見は、差し挟んでいないのだから、批判を気にしないでね。
さて、相変わらず財務官僚の勘違いぶりは酷く、その巧みな操作に載せられている民主党の政務三役も酷い。内閣に亀井さんがいて本当に良かった。
事業仕分けごときで、ムダ使いは絞りました。さぁ、増税です。なんて、冗談ではない。外為特会の余剰金をおくびにも出さない財務官僚が「埋蔵金を掘り出して7兆円作りました。」なんて、財務省の誰が横田さんに言ったのですか?
横田さん、できればお友達の財務官僚に外為特会について聞いて、奴らがどんな詭弁を使うのか、紹介してください。
もう一歩、踏み込んだルポルタージュをお待ちしています。
役人から見た各大臣の評価も知りたいな。

叩かれても叩かれてもやってくる人、ご苦労様です。

内需喚起と財政規律という二律背反問題をどうするか。農地改革をすればいいんですよ。今で言えば、ヒルズ族や御手洗の財産を没収して私のような低所得者にばらまく。法的にこれが整理できないんですかねえ。革命以外にうまい方法を思い付いた人がいましたらすぐに教えてください。

「官僚たちの冬」・・・・横田さん、ちょうっと可笑しくありませんか? 今は民主党政権です。民主党は本来脱官僚・政治主導では無かったのではないですか?それならば、長妻さんが言うのが当たり前で、財務官僚が医療費3%削減と言うのは政府に楯突くものではないですか?民主党はもっともっと国家戦略室を先頭にして、財務省に横槍を入れさせないくらいにしないと次の衆院選(参院選は兎も角・・・)は風は吹きませんよ!民主党はそんなに遠くない次期に藤井大臣を榊原氏に変えれば、景気が回復するだろうと市場も先行きが明るいと日本を買いに繰るのではないでしょうか?今のままでは行政刷新会議の事業仕分けの引き締めばかりがテレビで強調され、誰もが経済回復は無いものと悲観的にみると思います。

とある経済系のメルマガです。横田さんもせめてこの程度の事は勉強してからものを書いて下さい。

========================

●国債50兆円超え 財政赤字はもう放置できぬ
 この状況を前提にすれば、鳩山内閣が来年度の予算編成で取るべき手法
 は明らかだ。まず、民主党が政権公約に掲げ、各府省が概算要求に盛り
 込んだ施策の見直しである。子ども手当支給に2・3兆円、高速道路の
 一部無料化に6000億円などだ。こうしたバラマキに近い施策は、
 取りやめるか大幅に縮減すべきだろう。
                  読売新聞 12月9日
●経済対策 財政危機も忘れるな
                  毎日新聞 12月9日
●経済対策─急場しのぎではだめだ
 鳩山内閣は1次補正見直しや事業仕分けを通じて不要不急の公共事業を
 凍結してきた。その一方で電柱、電線の地中化や街路緑化のような不急
 の公共事業に予算をつけるというのだ。これは明らかに矛盾したやり方だ。
                  朝日新聞 12月9日
●政府は緊急対策を盛り込んだ今年度の第2次補正予算案を来年の通常国
 会に出す。政権交代前の麻生内閣が組んだ1次補正を凍結した2.7兆円
 や、国債の利払い費が低金利で浮いた分が対策の財源となる。財政規律
 を保つ点からは国債増発をできるだけ抑えるのはやむを得ない。
                日本経済新聞 12月9日

★主要4紙の今日の社説。いずれも政府の補正予算について、内容も財政
 赤字拡大を許さぬという論調で揃っている。

 はっきり言う。4紙とも経済を知らない。間違っている。

 赤字(借金)を減らせというのは、通常の個人や法人のなら正しい。
 しかし、1国の経済全体を司る財政の場合、時期によっては間違った
 戦略になる。

 今は潜在的供給力に対する需要不足を示す需給ギャップは、政府の試算
 で35兆円に上る。つまり、働く能力があるのに仕事がない労働者や
 使われずに眠っている設備機械があり余っていて、一層悪くなっている。

 無為無策のまま放置すれば、モノは売れずに企業倒産も増える。失業率
 も高まる。税収も減るから赤字はもっと増える。

 ここで政府支出を減らして赤字削減すれば、その分モノはもっと売れず
 失業して税を払わない人が増え、倒産増、赤字企業増で税収はもっと
 もっと減るから、財政赤字額は加速度的に増えるのだ。

 今赤字を減らす策は、近い将来に赤字をより大きくして、経済を壊滅的
 に傷めるのだ。

 赤字拡大がまずいのは、赤字が拡大するといずれ金利が上昇して、元本
 のみならず利息も支払えなくなるからだ。

 しかし、今の日本では金利は上がらない。

 なぜなら、不況と借金にあえぐ国民と日本企業は、消費拡大より借金
 返済と貯蓄を優先させているからだ。

 この10年近くで家計と民間法人は借入額を334兆円返済して圧縮
 した。http://www.boj.or.jp/theme/research/stat/sj/index.htm

 借金を返された銀行はそれを別のところに貸さないと成り立たない。
 そして、政府にそっくり(326兆円)貸すことで上手くいってるのだ。

 今も景気の悪化によって家計と民間法人は消費より貯蓄と借金返済に努
 めているので、銀行の資金余剰は大きくなりすぎている。

 この余剰貯蓄を政府の赤字拡大で取り入れて景気対策に回すことは、
 景気に対して正しい対処をすることに他ならないのだ。

 どうしても政府を批難したければ、補正予算の使い道が、より高い乗数
 効果を持っているかを論ずれば良いのだ。

からす 様の””★主要4紙の今日の社説。いずれも政府の補正予算について、内容も財政
 赤字拡大を許さぬという論調で揃っている。

 はっきり言う。4紙とも経済を知らない。間違っている。””


「4紙とも経済を知らない」のではなく、知っていて書くというこれまでの偏向報道の一つでしょうね。新聞やテレビ報道と逆の事をすれば日本の未来は明るく、民主党の未来も明るくなり、国民皆が幸せになると思います。

「間違っている」はその通りです。

何兆円であろうと、バラ蒔きは所詮一時凌ぎの対処療法。現状、国内でしょぼい自転車操業をしたところで、先が見えない上に限界もある。最終的な経済回復の展望に必用なのは、将来的な外貨獲得策。要はその裏打ちがあっての事で、そうした対策を積極的に同時進行で打ち出していかなければ駄目だ。それが無いならただの先送り策だろう。円安誘導する事で活路を見出すなり、大量の海外観光客を呼び込む算段でもつけないと結局赤字が膨らむだけではないか。亀井さんには、威勢の良い事ばかり言ってるんじゃなくそこまで突っ込んでモノを言って欲しいね。それがないなら、参院選へ向けての選挙対策だとしか思えない。

横田様

財務省の代弁者ですか。
財務規律聞こえはいいが、官僚はこれだけ赤字を作ったうえ、給与は雀の涙しかカットせず、天下りで甘い汁を吸い続け、国を破綻に追い込んでおきながら、財務規律とは白々しい。
国民を馬鹿にするのもほどほどにしてほしい。
財務省が国を背負っているのであれば、増税せず、国家財政の大改革を提案すればよいのである。
企業と同じくお客様すなわち主権者の国民に迷惑をかけずに、己の血を流してリストラをして立て直すことを考えればよいのである。
まずは人件費、人員のカット、天下り先のカット、資産売却である。
国民に迷惑をかける「社会保障や福祉切り捨てと増税」で立て直すのであれば、財務省に頼らなくても誰でもできるのである。
今の景気についてどう考えているのか、所詮官僚は官僚。何もできないのである。
財務規律とは縮小均衡である。経済には縮小均衡はなく、縮小すれば更に赤字が増え、更に縮小というスパイラルに陥るのである。
なぜアメリカがあれだけの思い切った財政出動をしたのか、非常時には非常時の対応があるのである。経済は生き物である。
その点を踏まえているのは亀井大臣だけで、菅大臣などはお粗末すぎる。完全に経済音痴である。
民主党の補正予算にどこに知恵があるのか、自民党の付け焼刃である。恥ずかしい。
それも政権をとってすぐに景気対策を打っていれば、対策費は少なくてすんだものを、財務官僚そのものの藤井大臣などは、自民党の補正を減額しても何の影響もないとのたもうたが、その後株価は先進国で独歩安、ニューヨーク株式に東京が抜かれるまで、落ち込んだ。完全に失政である。
藤井大臣のような財務官僚上がりが小さなソロバンをはじく世の中ではないのである。むしろ財務官僚は人員や人件費や独立行政法人他等のリストラを真剣に考えるべきなのを国民からの搾取と負担増を考えるので、この国はニッチもサッチもいかなくなっているのである。
この投稿はどういう意味があるのかわからない。

財務省はお気楽でうらやましい。
売上(税収)が減ったら値上げ(増税)すれば済むんだもんね。
世間の商売人を見習いなさいな、先ず人件費を含む経費を徹底的に削るでしょう?そうして値下げ競争を闘っているんだよ。
「総理、このままでは我が国の財政は立ち行かなくなってしまいます。そこで我々の給料を下げるために『国家公務員給与法』の改正案を作って参りました。どうぞ通常国会に提出してください。それから、天下り団体で中抜きするのも止めますので、どうぞ浮いた分を国民のために使うなり、減税するなりしてください。」
くらいのことが言えないのかねぇ、財務省事務次官さんよ。これを言ってこその公僕じゃないの?
このデフレ経済下で緊縮財政にしてどうすんのさ、デフレに拍車がかかるだけでしょうに…、素人の私でも解る。

この国に一つしか財務省がないから競争原理が働いて無いんだよね。

これまでと同じことをただ繰り返しているだけで定年迄右肩上がりの給料が約束されているんだから、ホント、お気楽だぁ。

亀井大臣を無条件で奉り上げるのは止めた方が良いだろう。上でも述べたように長期的な景気回復策を示さないからだ。連立してはいるが、国民新党の党首である事に変わりはない。国民新党の戦略は、次期参院選で民主党が単独過半数にならないようにし、今後も影響力を持ち続ける議席を確保する事が命題なのだ。その戦術は金融担当大臣という立場を最大限に利用する事で、国民受けする政策を声高に叫び存在感を見せれば良い。財政出動だけでは一時凌ぎの策に過ぎないが、最悪でも参院選まで持てば良いのであり、肝は尻を拭かされるのは民主党の各担当大臣だというところである。表面上批判を受ける要素がなく、言いたい放題という絶好のポジションなのだ。その一方、頼りないのは民主党で、本来なら鳩山首相が友愛の理念のもと、各大臣に統一した方向性を与える行動規範を、先ず示さなければならなかった。そして、国家戦略局なりが各省庁に上げさせた今後の展望とセットで大規模な景気対策を発表すべきだったのだ。具体的な事は、各大臣が政府としての方向性に沿った形で話せた筈で、閣内不一致などといわれる事もなく事業仕分けの結果を矛盾なく盛り込む事も可能だっただろう。概算要求とは別に、優先順位をつけたカテゴリー別の予算編成という概念の枠を持ち込むだけで縦割り行政の悪弊を解消できたのだが、現状は各省の省益担当大臣かと言いたくなる程である。ただ、今はまだ国民が我慢してくれている。軌道修正する時間は僅かながら残っている。

《官僚たちの冬》いいタイトルですね。
「ジャーナリスト」この意味を私は理解していると思いませんが、私なりの解釈でいえば、かくあるべきと思っています。
文面から、偏見もなく、ご自身の素直な見識で書かれていると、私は感じます。
私は、「官僚が悪」という、偏った報道は信じていません。
官僚体制に問題は、あると思っています。
それと、官僚各位の認識です。
自己保全のために働いておられるのか?
何をすべきなのかをしっかり見極めているか?
人それぞれ考え方があります。
政治家の政策が、自分の理念と異なっていると感じれば、異論・反論唱えればいいはずです。
ない方が寧ろ怖い。
会社成功の秘訣として、クレームを聞くことだそうです。

国政が見えなかったこれまでと違い、霞ヶ関が見える報道を続けてください。

もし、よろしければ次回にでも、「去年の年末と今年の年末の霞ヶ関の官僚の方々の違いがあるのか、ないのか?」
そうしたものが、垣間見える「コラム」を立ち上げていただければ幸いです。

ぜひ、官僚の罪と罰になど
レポートお願いいたします。

税金の搾取方法、天下り確保運動、活動のなまなましところを調査お願いいたします。

また官僚は、幼稚なスケベが多いと関係者から聞くことが多いのですが・・その辺もぜひお願いいたします。

官僚の悪事を暴くことが、多くの国民支持を得られます。

官僚様は、野村監督みたいにぼやいてるんですね。沢山のネガティブな言葉を並べて戴きました。

混乱・着地点が見えない・異常事態・茫然・不安・危険な兆候・交渉下手・ため息、落とし所が見えない・・・

だから、国民の選択は大間違いで民主党に政権を任せた事が事態をより悪くしたと結論付けたいのだろうか?連立するしかない今の与党は「頼りなく、信頼がおけません」ですか?

ぺこちゃんの文章はそう取れるような内容だから反論されるんだと思いますよ。

これまでの官僚任せの省庁お手盛り予算のシステムをぶっ壊し、事務次官会議廃止など、政治家主導で時間の無い中、始まった新しい政治改革なのです。迷走、頓挫、後戻り、混乱等 国民は織り込み済みなのです。初めてのことを未経験者が手探りで行うんですよ。

そうなってでも、今迄の自公が行ってきた出鱈目な政治。無駄使いが横行し、足りなければ増税してきた政治を変えるんだということですよ。変えなければこの国がもたないとの決断です。

官僚様もまだ、政権交代の意味が理解できていなく、これまではこうだから・・・それが出来ない今の政治は駄目だと思っている・・・

もちろん、何年経っても毎回同じなら不平不満を言うべきでしょうが、今回それを言うのは余りにも意図的にバッシングしたいだけのことではないですか?

昨日、公務員の賞与が支給されましたが、地方で見ていると、大企業を含めた民間の賞与の2倍です、確かに引き下げも行われましたが、下げ率も半分です。
支出の多くを占める人件費の引き下げをせずして、今問題になっている貧困率を改善するための政策などできません。
何も、一方的な賃下げを行えと言っているのではなく、公務員の給与の算定に、中小企業の従業員の給与水準を加味して欲しいのです。
公務員はノーリスクハイリターンです。

横田様
「官僚たちの冬」ではなく、「官僚たちの高笑い」と題をつけたほうが良い。
そのほうがこの投稿は活きてくる。
政治家をこいつらあほや、今に俺らの思い通りや、自民党と同じやと文句言いながら内心高笑い。
民主党頑張っていただきい。

このジャーナルでの高野氏のスパコン問題や、普天間問題の海兵隊闇人員問題等官僚の闇、お粗末さが次々明るみに出ようとしている。
民主党は一刀両断でなく、おっかなびっくりの対応である。歯がゆい思いの国民が多いと思う。
官僚たちの夏は永遠に続くのか。
官僚益国家日本である。

公務員の給与を中小企業ベースにすることで、議員を含む公務員は、大企業と中小企業との関係に見られる日本経済の2重構造を改善する為に努力するようになると思います。
中小企業が、マトモに利益が出せるようにしなければ、自分たちの所得が増えようになるからです。

<奥野様>
座布団一枚です。
>「官僚たちの冬」ではなく、「官僚たちの高笑い」と題をつけたほうが良い。<
言いえて妙です。いつも横田さんの板に批判が多いのは、ルポライターという立場上、取材対象(役人)に嫌われない範囲のルポルタージュに始終しているからではないでしょうか?
もう一歩、突っ込みが不足しているというか、批判的な視点が不足している。つまりは、それがルポルタージュだと横田氏が考えているという事だ。
だから、私は彼女を批判するのは止めました。彼女なりの官僚のボヤキ?上から目線?をルポしてくれれば、判断するのは私たちという事です。

すいません、誤記でした。
誤) 自分たちの所得が増えようになるからです。
正) 自分たちの所得が増えようにならないからです。

em5467-2こと恵美 の「官僚たちの高笑い」・・・・その通りだと思います。

財務官僚の多くは優秀な人達の集まりでしょう。だが、優秀と言う事と人間的に出来ていると言う事はまったく別です。下々の者の事は分からないでしょう。

彼らが自分達の成績の事だけ考えて、自分達の基準(それも自民党政権の物差しのまま)で国会議員を陰で操り、国家戦略のない民主党をボロボロにさせないかと心配になります。

鳩山総理もそろそろ腰を据えて、財務大臣や防衛大臣や官房長官を変えて新たな民主党を方向付けてください。

いろいろ不平不満が充満するのは分かるけど自分の生活的利害に直接関係のない方はゆっくり立ち止まって考える余裕があるはず。
 やむにやまれぬ事情がある方は仕方がない。
 政権交代より政権運営の方がずっと難しい。自民党長期政権の後始末、世界不況、内圧、外圧を抱えてそんなにことがすいすい運ぶわけがない。
 私も政権批判の記事を自分で書いたが全て抹消して載せないことにした。
いったん支持を決めたら貫く。選挙では今後とも黙って民主党に入れると決めている。
 たいして難しいことではない。
 それと自分の原理原則とは次元の違うことと割り切っている。議会政治ではほんの少しの前進でいい。多くは望まない。
 財務官僚が財政規律を今重視するのは当然のこと。問題はさじ加減だけ。
 日本はこの世界経済の不況で先進国一番のGDP落ち込みを記録した。
経済指標はすべて悪い。当然、予想を超えた税収不足、さらに民主党公約の実現費、その他から大幅赤字国債の発行となるが先進国の不況がどの程度長期化するかという見通しによって国債の発行額にも限界がある。
 今、亀井さんが煽ったような規模の政府支出で局面が打開できればOKなんだけど、この不況はそんな小手先の財政出動で克服できないとの見通しに立てば。 
 来年は大型政府支出の追加でとりあえず、GDP上昇は確保できても、再来年にはそれを上回るような赤字国債OR増税がないと国民の必要を満たすことができなくなる。悪循環が想定される
 従って財務当局としては財布のひもを絞る。当局の動向は当然である。
 さらに、そうしないと金利上昇や償還費用などでとんでもない無駄ガネが国庫から出ていく。これで実質的に財政のマイナスが拡大する。
 おまけに国際環境が急速に悪化して日本経済の相対的地位が後退した場合、一気にハイパーインフレに反転する場合もないとは言えない。
 いずれにしても財務当局の今の対処は正しいと思う。
 そもそも今大型予算を煽っている方でどの程度の方が概算要求額が発表された時、予算規模が大きすぎるとのマスコミ批判から概算要求額を擁護されたのか?

財源ありますよね。
公務員がたっぷりもらうボーナス。
民間ならば会社が赤字になれば真っ先になくなります。

官の世界でも、借金の前にまずは国家、地方公務員の人件費に目を向けましょう。

ところで、テレビの報道には笑ってしまいました。


<官、民の冬のボーナス>
公務員 65万
民間 75万(経団連調べ)


経団連調べ?
まるで視聴者が「経団連が調べた民間平均」と勝手に勘違いしてくれないかなー
・・的な不自然な言い回し。
公務員も実は管理職を除く平均だし、上の数値は官民の比較でもなんでもありません。
一体何を伝えたくて並べた数字なのでしょうか?

何故国民の大部分の平均値を並べないのでしょうか?

マスコミにとって、公務員と経団連企業以外は人に非ずという事なのでしょうか。

・・まあ報道すると公務員の立場がまずくなるからでしょうけどね。 

民間ボーナスが75万円、何処の国の話ですか?
昨日のローカルニュースでは主要企業のボーナス平均30万円といっていましたよ!

冬のボーナス:県職員に支給 6万減も、「官民格差」顕著 /青森

「官」平均85万325円 「民」は26万6000円

毎日新聞

公務員や官僚の立場からの意見もある意味重要かと思います
一概に否定する気にはなれません

横田さん霞ヶ関カンパニーの雰囲気が良く分かりました、ありがとうございます。
 それにしても、鈍いですねー。ここまでのんびりしているとは思いませんでした。

 戦争で一回潰れて以来諸先輩が必死に立て直して、一応60年以上続いた会社でしょうけど、とうとう倒産寸前迄来て旧経営陣は追い出されたんですよね。

  心機一転心を入れ替えて粉骨砕身、滅私奉公で大リストラの先頭に立ち一所懸命やら無いと、次は完全に倒産して、IMF管理になっちゃいますよ。
 お友達のマスコミ使っての粉飾決算ももう限界です。

 長年のお役人暮らしでは、次の就職口もままなりませんよ。

 取材先の皆さんによろしくお伝えください。

  

官僚がやはり既得権益を守ろうとしている(全く変わろうとしていない)。
これでは鳩山政権の公約実現はとてもとてもと言う感じを受けます。
特別会計の話題は出ませんかね。政権にはもっと切り込んでもらわないと。

横田様
ご苦労様。

官僚の取材をされている位だから、「官僚病の起源」(岸田秀著)はとっくにお読みかもしれないが、もし読んでおられないなら、一読をお薦めします。

岸田氏の言葉を借りれば「自閉的共同体」の官僚(あるいは「世の中から隔離された霞ヶ関村に住みつく官僚」)で滅んだ日本帝国ですが、官僚の言い逃れと無責任さは今も全く変わっていないようです。

戦前から戦後、現在への変遷の歴史の中で官僚の功罪と有り様を客観的に把握されることが取材の原点ではないでしょうか。

官僚のボヤキに飲み込まれては、余計なお世話かもしれないが、ミイラ取りがミイラになってしまいますよ。

<官僚を上手く使うためには>

仕事柄、官僚諸氏と一緒に仕事をする機会があったが、さすがに天下の秀才を集めた東大法学部の中から更に選りすぐった人材を集めただけに、頭の回転の速さや企画力、情報収集、分析力、ずる賢さ(権謀術策)などには舌を巻く。

彼らの弱点といえば現場に弱いことだろう。(中には現場に足繁く出向く優れた人もいるが)一方政治家は官僚のように頭は良くないが、現場には強い筈だ。現場に強い政治家が官僚をうまく使いこなせれば問題ないのだが、自民党議員は利益誘導に狂奔したため官僚にバカにされ、反対に操られてしまった。

野党暮らしの長かった民主党議員は利益誘導には縁は無いが、机上論を得意とする未熟議員が多く下手をすると官僚に取り込まれてしまう恐れもある。(既に取り込まれているかもしれないが)

小沢幹事長が民主党の新人議員に対し「選挙区に帰り活動しろ」とハッパをかけるのも官僚にコントロールされないように現場を良く知れ、という政治家としての基本を教えているのだと思う。

民主党が脱官僚依存から官僚操縦へと進化するまでには、もう少し時間がかかるのだろう。

 金はね、官僚天下り組織の中抜きがあるからかかるのですよ。
 民主党も大変でしょうが、とにかく公益法人だの天下り団体を解体・整理するべきです。
 それでコストは大分下がるでしょう。
 公共工事、ダムや高速道路なんてもう止めましょう、新しい大型道路も要らない、そんなことより既存の建物・道路・橋梁の維持・改修・保全に努めましょう。

 税ですが、小泉から安部の時に中間層以下への「恒久」減税を止めて、最高税率・法人税・株取引税を下げました、要は庶民増税と金持ちと外国資本の減税をセットでやったのです。
 元に戻して、累進課税を推進しましょう、何でも消費税増税に結びつける官僚、特に財務省官僚の発想はおかしい。

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Profile

横田由美子(よこた・ゆみこ )

-----<経歴>-----

埼玉県出身。
96年、青山学院大学卒。在学中より、ライター活動を本格化。
以後、フリーランスを貫く。
新聞、雑誌で主に、女性、官僚、政治をテーマに記事を執筆。
趣味はクラシックバレエとワイン。

-----<連載>-----

朝日新聞be「読み解く」

日刊現代「霞が関の掟」(毎週木曜)

-----<出演>-----

『ザ・インタビュー』
(BS11)
アシスタント・キャスター

『ニュースの深層』
(朝日ニュースター)
サブ・キャスター/月・水・金担当

BookMarks

ペコちゃん日記
http://blog.livedoor.jp/yumikoyokota/

-----<著書>-----


『官僚村生活白書』
2010年6月、新潮社


『ヒラリーをさがせ!』
2008年1月、文藝春秋


『私が愛した官僚たち』
2007年2月、講談社




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