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麻生補正予算14.7兆円で甦る政・官・財のトライアングル

今世紀最後の愚策とも呼べる補正予算が成立しました。

麻生総理が「リーダーシップ」を初めて発揮する絶好の機会になるはずだったこの経済対策、むしろ、西松事件やどこかすっきりしない代表選の影響で、停滞気味だった民主党の反転攻勢のきっかけになることは間違いありません。

若い官僚たちの間からも、強い失望感が聞こえてきました。

「経済の麻生って誰か言ってましたよね? でも、このような各省にきれいに配分したばらまき策を堂々と出すなんて、総理はM系の性格なんでしょうか。攻めてくれと言わんばかりの内容です」

「自民党は一度下野して、官僚と族議員、それに付随する企業とのしがらみを断ち切らないことには、無駄な投資ばかりが行われ、国費の浪費が続く」

なぜ、このような声ばかりが2~30代の官僚から出るのか。この予算の内容が、彼らの理想をあまりに挫くものだったからなのだと思います。

ほとんど報じられていなかったので、約100億円の予算がついた「電子黒板」の記事について、もうすこし書いてみたいと思います。(お時間あるかたは、『日刊ゲンダイ』で連載している『霞が関の掟』で木曜日に掲載した記事も一緒にお読みください。特別に、下記に貼り付けておきます)

今回、文科省は全国の小中学校3万校に電子黒板を購入させることに成功しました。電子黒板というのは、直接手書きもできる豪華パソコン大画面を使って授業を行うというものなんですね。

文科省曰く、
●教員は図表等を書く時間を節約できる
●生徒にとってわかりやすい。
●教員と生徒のコミュニケーションが増える
という利点があるそうです。

しかし、電子黒板にはユニット型(約10万円)、ホワイトボード投影型(約20万円)、地デジ一体の豪華型(約70万円)の3パターンがあります。そして導入が決まったのは、50型の地デジもセットで購入する必要のある、3番目の豪華型なのです。で、この豪華型、パイオニアが独占的に販売している製品なのですよ・・・。

すでにパイオニアは、自社のHPでアピール開始。
http://wwwbsc.pioneer.co.jp/edu/run.html

ところがパイオニアは、新聞各紙で、平成21年3月期決算では過去最大の1300億の最終赤字を計上し、政府が創設する資本注入制度を活用し、300億円の出資を要請する方向で検討していると報道された会社です。高価格で不採算のプラズマテレビ事業からの撤退などのリストラ策も打ち出していました。

どこか、腑に落ちないものを感じます。

ゲンダイの記事にも書きましたが、文教族議員の小坂憲次元大臣から、強い後押しがあったと省内では言われています。文教族の青年将校との呼び声も高い塩谷立大臣は、5月7日の予算委員会で「できれば各教室に目標を持っていきたい」と答弁し、電子黒板の「将来の普及」に道筋をつけました。全学級となると40万台(×70万円×補助率2分の1)になりますから、2800億円と今期の赤字が完全に補填されるどころか、経営再建にもつながっていきます。その糸口に、補正予算が使われたと考えても不思議はないでしょう。

腑に落ちないことは続きます。

パイオニアのHPには当初「2015年を目指して、全教室に電子黒板を導入する計画」という具体的な文言が載っていたのですが、いつのまにか消去されたのです。政府関係者によると、この内容自体、『IT戦略本部の会合で素案として出たばかり』のもので、委員の中には強く反対した人もいたそうです。

未曾有の大不況に襲われるなかで、連日、派遣切りや人員削減のニュースが飛び込んできます。有効求人倍率は過去最悪の数字となりました。しかし、この経済対策は迅速な景気対策であるべきで、決して「もたれあいの救済策」ではなかったはずです。

〈特別付録・霞が関の掟その8〉
 悪評紛々の補正予算。14・7兆円の大盤振る舞いで、霞が関はバブル状態だ。官僚たちは小躍りしているかと思いきや、「族議員や省益を優先した無駄な投資ばかりです。国費を浪費したツケは、いつかは我々に返ってくる」と、むしろ深刻な声が若手には渦巻いている。
 予算の時期になると、「歳出カット」を盾に出し渋る財務省に怒りの矛先が向かっていたが、今回は一転、「予算を付ける必要ナシ」の声が各省庁から出ているのだ。
 例えば、文科省の予算。巨大国営マンガ喫茶と批判されている「アニメの殿堂」構想にはわずか1カ月で約117億円が付いた。同様にあっという間に決まったのが、1台70万円の超豪華電子黒板(50型の地デジとセット)の普及である。全国の公立小中学校3万校に1台ずつ購入することが決まり、約100億円が計上された。

「文教族議員である小坂憲次元大臣から強力なプッシュがあったと聞いています。腑に落ちないのは、『地デジ一体型』は特定のメーカーが独占的に販売していることです」(文科省若手官僚)
 塩谷立大臣も衆議院予算委員会で「学校の全教室に導入することを目標にしたい」と援護射撃をしている。全学級となると40万台、すなわち今後2800億円の税金投入が見込まれることになる。
 奇妙なことはまだ続く。この特定のメーカーは、業界では公的資金の投入を噂されるほど経営が悪化している会社なのだ。霞が関を中心にした「政・官・財」の古い癒着の構図は、首相のバラマキ政策でますます強固なものとなっているのではないだろうか。
(日刊ゲンダイ5月28日付け) 

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コメント (38)

「どこかすっきりしない代表選」とありますが、ここの論者で、そのような見方をしているのは、貴女だけですよ。

何処がどうすっきりしないのか、具体的に明示して下さい。

電子黒板なんてくだらないモノにカネを使うくらいなら、教育の復興のためにもっと使い道がありそうなものですよね。

電子黒板は新しい物見たさで2・3度使われるのが精精で大半はホコリを被ることになるでしょうね。

2-30代の呆れている若手官僚が居るのが僅かな救いですな。

今後もどんどんあなたの目から見た官僚の動向を教えて下さいよ。

 横田さんの主旨は
 経営状況が思わしくなく大赤字で問題ある企業(パイオニア)の物を購入するのがおかしい。(パイオニアしか製造していない物だから)
 自民党文教族が口を出しているのがどこかに問題があるのでは
 将来的に1つの教室に1台と言うところで巨額の金額に更に膨れ上がるのでは
 若手官僚もバラマキを懸念している。
 と書かれているようにお見受けいたします。
 批判としては一応理解できますが何か的を外れているのではと思います。
 この電子黒板なる物ですが「教育実施上どのような効果があるのでしょうか」そこが今文章を読む限りよく判りません。
 生徒の理解が進み学習効果が上がる。教師の労力軽減につながる
等この黒板が費用に見合う物であれば導入に問題はないでしょう。
補正で計上するほど喫緊の課題か
この点がよく判りません。
 一企業の問題でしょうがこの装置が全教室に導入になれば参入する企業も出てくるのではないでしょうか
 それよりパイオニア(関係者)と自民党文教族(小坂)のかかわりは(なぜ小坂憲次が)パイオニアの電子黒板製造工場は、部品メーカーは等接点はないのかわかりません。
 このような点を煮詰めて本当の
記事になると思うが。金悪の多寡を無駄使いと言っているだけでは単なる表面だけの扇情的な浅い記事でしょう。
 ニュースの深層に先週金曜日に出演された厚生官僚の女性医師のお話をよく参考にし問題点を掘り下げて内容のある物にしてください。
 本論に対する感想はここまでですが。
 麻生の初めてのリーダーシップと言われていますが少なくとも昨年度の2次補正予算今年度の本予算に次ぐ1時補正予算と3度目ですが。
 以前はなんだったんですか。
 すっきりしない民主党の代表戦と軽く述べられていますが「女性議員の品格」に対する読者のコメントをどのように解釈しているのか説明責任があるのではないですか
 
 

電子黒板の導入はひどいですね。。。
教育現場には、こんなものよりももっと充実すべきことはたくさんあります。

各校に1台って、どこに置くの?だれが使うの?で、何がしたいの?

意味不明です。

以前、IT革命ということで、政府は無償でIT講習をしました。指導を請け負った業者はなぜか富士通の独壇場でしたね。。。みなさん、ご存知ですか?その結果、ぼちぼちと運営されていた町のパソコン教室のほとんどは駆逐されてしまったのです。大企業の暴利獲得を許し、同時に零細パソコン教室という民業を圧迫してしまっただけでした。

今回の補正予算もしかり。ひもつき予算で、潤うのは一部巨大企業と天下り組織ばかりです。こんなことが許されてしまうのは、本当に情けない限りですし、口惜しいです。

麻生、さっさと解散せい!

結局は、特定企業に随意契約、それに自民党小坂憲次元大臣の強い推薦。ここに出て来るのが、自民党への企業献金じゃあないですか。自民党の予算には族議員が群がって、利益誘導を計っているのに何で、誰も捕まえないのか?だから堂々とやっている。漆間が守っているかの如く。しかし、予算作成の与党政府が国民に具体的な報告をしない。マスコミも知らせない。今の時代は、むしろ御用マスコミ(メガ新聞)より他の報道に真実を求める。国民の目が変わって来た事に、政府は気付いていない。横田さんこれからも本当の官僚の姿を取材して我々に伝えてください。

電子黒板にとどまらず、自民党のこのような税金の使い方は、今に始まった事ではないと思います。他でもご指摘の通りIT革命と銘打ったときの予算の使い方も実に酷いもので、罰が当たった富士通は、それでも経営悪化は免れませんでした。横田さんの記事は日刊ゲンダイからの転用だと思いますが、せっかくジャーナルという媒体でお書きになられるならもっと掘り下げた検証を頂きたいです。例えば過去このような予算の使われ方を検証するとか、こんなに予算を入れても、この企業が経営再建しそうにないとか、例えば議員の姻戚関係や利権癒着など。これではせっかくお調べになっても、主婦の井戸端会議の域で終わってしまいます。この手の疑いなら申し訳ありませんが、読者としてはいささか食傷気味です。もっとセンセーショナルな視点で切り込んで頂けたらありがたいです。

結局現政権は予算をつける、イコール箱モノ。これも一種の箱モノのようですね。100%無駄とは思いませんが、多くのひとが?なものではなく、将来にわたってこどもが国に社会に希望を持てるようにするための政策、多くのひとが納得できる政策に優先的につけてほしいです。っていうか補正予算の位置付ってどうなんだ?という疑問がわいてきます。不要不急のものにもじゃぶじゃぶという気がします。役所から出されたまま、という批判が多いようですが。サンプロでとりあげていた子供の貧困はとても大きな問題だと思います。親の経済事情で学べないこどもが増えれば、国の将来の社会的損失は計り知れない大きなものになってしまいます。経済的な貧困は心の貧困を生みます。不急なものにも予算つけるなら、こどもが家の経済事情の心配することなく学べるようお金をつけてください。父子家庭に補助金がないときいてびっくりしました。母子家庭に比べて数が少ないのと、平均収入が高いから対象外とは。男女雇用機会均等法は男も女も平等に仕事につけるようにするものだったと思います。現実として上記のように父子家庭数は少なく、雇用されている場合は所得は高いとしても、小さいこどもをかかえてフルタイムの職に就けなくなり、非正規で働くようになれば、賃金は男女関係なく同じになると思われます。同様にそういった家庭のこどもたちは学業の機会を狭められていきます。もちろんこの国は資本主義の経済体制で民主主義の政治体制とった国です。貧富の差は生じます。しかし教育は国づくりの根幹です。教育こそ国の未来をつくります。せめて高校くらいのレベルまでは、できればその上まで学びたいという意思をもつ人はをお金の心配なく学べる機会得られるようになってほしいと思います。

横田さんがここでうまくいかない理由がわかりました。

およそ記事は、どのような読者に読んでもらうか、という「受け手の想定」があるはずです。横田さんの記事は、例えば日刊ゲンダイの読者、を想定して書かれているのでしょう。

しかし、ここに書き込みをする人々は、横田さんが想定しているのよりもはるかに「現状に危機感を抱き、変えて欲しいと強く思っている人たち」なのだと思います。
だから、上に既に書き込みをしている人の口ぶりを見ると、
「今さら何を言ってるんだ、じれったい」
という人と、
「おお、よしよし、売り出し中のライターなんですね、がんばんなさい」
という“親心”の人と、に分かれているように見えるのです。

だとすると、
①横田さん、あなたはそれでいいと思っているのですか?
②ここを読んでいる皆さん、横田さんの記事にお付きあいをするか、それとも一歩距離を置く(要するにやんわりムシする)か、ひと呼吸おいて考えませんか?

ちなみに私は、②について、後者を選ぼうと思います。つまり、スルーすることとします。

そうすればうまく収まりそうですので……。

>若い官僚たちの間からも、強い失望感・・・
だからどうした、という感じですね。失望感だけなら誰でも持てます。彼らは失望感を感じた後、それに対して何か具体的な行動でも起したのでしょうか? もし、そうなら教えて下さい。

大企業向けの融資を円滑化するための補正関連法案。つまり政投銀法改正案だけは通しておかないと選挙に影響を及ぼすと考えているのでしょうかね~?

というのがヒントかも(笑

5月初旬には、大々的に補正予算が通れば9割はOKで、いつでも解散が出来るからって強気だった自民党さんも、民主党の代表選以降はビビリまくっているようですね。

なんで、国会の延長を決めたのでしょうね(笑
其処の原因を探ると横田さんの記事の厚みもますかも?


民主党の党首選の裏事情は、鈴木宗男さんにでも聞かれたらいいかも♪

文衛門さんへ
話が見えていますか
あなたのお書きになったコメント
 西松問題の説明責任とはなんぞやとなっている時に>読者のコメントを・・・・ですが
横田さんが今回のブログの前にお書きになられた「女性議員の品格」に対する批判に対し今回のブログでも「どこかすっきりしない民主党代表戦」の影響とのべているのでその点について意見を投稿した多くの読者を無視し相変わらず言いっぱなしになっていますね。そのように言われるなら納得のいく説明をしてもらいたいといってるわけです。

私たちがなかなか知りえない情報を、このザジャーナルで貰えて私はありがたいことだと思っています。テレビは本当に地に落ちたな~と思います。気骨のあるジャーナリスト誰がいるでしょうか?もちろん高野さんは別です。またワイド番組の司会者、みのもんたなんて最低。でも見ているんですよね多くの主婦。影響が多いことを知っての確信犯。何とかしてほしいと思うのですが、私たち視聴者は無力ですよね。本当に悔しい。

妹尾君

本人がすっきりしない代表選だったと感じたというなら それでいいじゃないか。それも意見だ。

すっきりした代表選だったと感じた人にとっては気に入らないコメントなので説明責任が生じたと君はいうのかね? もっと広い心を持ちなさい。

妹尾君 当方も今回の騒動でより一層の小沢支持者だ しかし決して小沢のすることは箸の上げ下げまで正しいとは思わぬし 人に押し付けようとも思わない。

妹尾君 社会的にそうも影響力のない女の子にいちゃもんつけても小沢支持者は喜ぶまい。 どうかね どうせなら読売新聞に今回の脱税事件をナベツネにしっかり説明させろとメールしたら。

<1社独占の電子黒板>
ひどいですね。仕事で小学校の放送・映像機器の担当の先生を取材した事があります。
今までも、年度によって、CDプレーヤーと周辺機器(放送室や音楽試聴室)に予算がついたりパソコンに予算がついたりしていて、その度にM下やPニアやSニーが熾烈な競争を繰り広げ、その地区の小学校の先生達を、工場見学&勉強会と称して、豪華な弁当、お土産付きで接待しついる事は知っていました。それさえ、問題だと思っていましたが、一社独占は前代未聞でしょう。横田さんには、政治家(小坂氏)とバイオニアの資金面の関係は?など、掘り下げて頂きたいと願います。

教育分野で金を使うなら、もっと有効な使い途がいくらでもあるだろうに。
もう好き放題やってくれてますね。

へぇ、電子黒板…
初めて知りました、こんなモノが存在しているなんて!平たく言えば、せっかくこんな技術を作ったのだから、パイオニアが倒産する前にお披露目して、教員に気に入らせ、声を上げていこうってところでしょうか。

HPで確認しましたけど、別途パソコンにつないで、スキャナカメラにもつながないと、100%活用出来ない代物なんですね。

これなら高輝度プロジェクターでパソコンにつなげば十分ですね。
プロジェクターなら200インチも可能なのに、たかが50インチに70万円…

これ以上、教員と子どもの目を悪くさせる必要はないと思うんですが。


それから横田さん、エラそうな事をいいますが、小出ししないで、もうちょっといくつか出してください。無いなら、大臣のバックヤードなどもっと深く掘り下げてほしいです。

パイオニアからどうやって官僚や政治家に金が流れているのかが知りたい!そうでなきゃこんな政策が通るわけがない。誰かおしえて!(クレクレ御免)
横田さんの記事ですが、彼女は民主党支持者ではないんですから、そういう目で見ればいいんじゃないですか。どちらかというとアンチ民主かもしれませんね。「主権者たる」さんのおっしゃる通り、スルーすればいいでしょう、ここは民主党の板ではないのですから。

こうしたことって、メディアが大々的に報じてくれないと、多くの国民にその理不尽さが浸透していかないんですよ。

本当に近い将来(政権交代がなされた後)、今回の補正予算のおかしさが国民全体に広がっていく日が来るはずです。
その時に、この理不尽な補正予算をまともに報道していたメディアがどこであったかを、きちんと総括しないといけません。

>若い官僚たちの間からも、強い失望感が聞こえてきました。

そのような方がいることは、まだ希望がもてそうですね。

>未曾有の大不況に襲われるなかで、連日、派遣切りや人員削減のニュースが飛び込んできます。有効求人倍率は過去最悪の数字となりました。しかし、この経済対策は迅速な景気対策であるべきで、決して「もたれあいの救済策」ではなかったはずです。

本当にそうですね。
「アニメの殿堂」、超豪華電子黒板、緊急に必要なものとは思えません。雇用、福祉、医療など緊急を要するものにお金を使うべきなのに。おかしいですね。

横田さん、これからも、いろいろと教えてくださいね。

「この記事は稀有ですよ!」
若手官僚の発言についての信憑性については私には分かりません。
しかしながら、パイオニア問題については以前から深い疑問を持っていました。
なぜ、政府はこの小さな私企業に数百億円もの公的資金を投入するのか? 不思議でなりませんでした。
米国では世界最大クラスの製造業のGMでさえ破綻します。
パイオニアが如何に独自の先進技術を持ち、世界的な知名度が高かろうが、所詮パイオニアはパイオニア。トヨタやキャノンや日立ならまだ納得する要因がありますが・・
パイオニアが破綻したとして、日本経済に大した影響はないでしょう。(心理的な影響は別として)
しかも、パイオニアにとって致命的なのは自らの経営努力の欠如であることは明らかだと思っています。
技術への過信と労組への遠慮は大昔の日産の経営に通じるものがあると思っています。
しかも社長が二階経産大臣を訪問し、どうやら改正産業再生法の適用を申請したようでしたよね。
胡散臭いの一言ではないでしょうか。
電子黒板などは取って付けたような話は、後付の話としか思えません。
プラズマTVの技術だけは誰が何と言おうと抜きん出ているようですが、電子黒板などがパイオニアの独自技術というにはおそまつすぎる話だと思います。

電子黒板導入の話は知らなかったので興味深かったです。
今後も「腑に落ちないこと」の具体的な顛末や事実関係をウォッチし、より突っ込んだレポートを期待したいと思います。

また、危機感を持っている若手官僚もいるとの事ですが、理想の予算が組めずなぜこのような出鱈目なものになってしまうのか、官僚自身がそれをどう考えているのかに興味があります。
「若手官僚も組織を変えるなんて所詮無理と考えているのか?そもそも変える気はあるのか?」
「やはり省益がすべてに優先するのか?国民主権なんてアホくさいと考えているのか?」
「日本においては官僚が真のリーダーであるべきだと思うか?あるいは“パブリックサーバント”に戻るべきだと思うか?」
等々、予算だけに限らず「彼ら自身が自らをどう定義しているのか?」「なにが最も問題だと考えているのか?」を知りたいところです。

もちろん立場や年齢などによっても考えは千差万別でしょうが、日ごろ匿名性の影にかくれている存在だけに、彼らの生の声や一個人としての想いを救い上げた企画を、こちらのサイトでもどんどん発表してもらえたらと思います。(匿名座談会とかでも良いですし)

それと、ちょっとキツめのコメントをもらっているようですが、私は「読者が書き手を育て、書き手は読者を育てる」といった相互的な関係が理想だと思っています。
ネットのコミュニケーションはどうしても言葉が先鋭化しやすいので、そこはポジティブに捉えて挫けること無く、横田さんの持ち味を活かした記事を書き続けてもらえたらと思います。

がんばってください。

>主権者たる日本国民のひとりさん

そうですね。まぁ、横田さんの立ち位置がいまいちはっきりしないのが原因でしょうね。

今回の電子黒板の件はなかなか良い指摘だと思いますよ。ただ、これを書いている方の本心がどこにあるのかを慮ると民主党がまたミスリードして裏を取らずに小坂氏との癒着があるんじゃないかなんて方向でやっちゃうとまたしっぺ返しを受けてしまいますから慎重に追求したほうが良いと私なんかは思います。

総選挙が近くなって来ると味方の振りして嵌めてくる奴なんかも出てきたりして様々な陰謀が渦巻いてますからきちんと裏を取った上で行動したほうが良いと民主党の議員さんには言いたいです。

重箱の隅で申し訳ないですが、、
記事の1行目、

今世紀最後の愚策とも呼べる補正予算が成立しました。

とあります。

今世紀は始まったばかりです。

言葉は本当に怖い。

「横田さん、ひょっとして追加情報はありますか?」
パイオニアが自民党に企業献金しているなどの追加情報はありますか?
ありましたら、教えてください。
次の通信も楽しみにしております。

電子黒板にするより、先生の質や、数を増やせば良いのに。と、思っていましたが、こんな裏が、あったのですね。たとえ、事実の羅列であっても、パイオニア、資金投入、献金と繋がって、扉をあける、糸口になるかも、しれません。改正薬事法でも、もちろん、厚生省の利権、政治家及び政党への、流通業界からの莫大な献金がありますが、そのことは、報道されません。また、若手官僚の話も、「間違いとわかりながら、上司に従うしかないのでしょう」から、少しずつ、味方にすることが、できるかもしれません。私などにとっては、政治も、予算もすべて見えない中で決まってしまうので、小さなひとつの事実からでも、国民のための、チャンスにして欲しい。

Mitsuru Mr. Naraさん(2009年06月01日23:42)

ご投稿下段引用【しかも社長が二階経産大臣を訪問し、どうやら改正産業再生法の適用を申請したようでしたよね。胡散臭いの一言ではないでしょうか。】同感です。

1.P社ともあろうものが、自立救済ではなく国家救済を望むことの経営者の安易さ!!を含めて、全く同感です。この認識の根っこにある「自民党政治の胡散臭さ」を共有しているのですから当然でもありますが・・。

2.この申請を受けて立つ経産省は、法律の精神を、拡大解釈なく、税金が有効に投資されるように!と、Negativeさを抑えられない懸念を持っています。
CrazyDog

横田さん

同じ女性として記事を楽しみにしています。

横田様

賛否両論ありますが、女性ジャーナリストとして期待しています。次の更新を楽しみにしています。

ジャーナリストが、腑に落ちないことで、記事を終わらしてしまうのは、読者としてどうにも腑に落ちません。

今どき、どの企業もプレゼンは、PCとプロジェクターを使います。その総額は、電子黒板に劣らないものかと思います。
教育現場においても、IT機器の活用は、黒板に手書きよりは、比較にならない効果があると思われます。
そうした、有用性を持った機器を一社しか製造していなかったことが、何か問題があるのでしょうか。

しかし、文科省が今、この機器を導入することの妥当性については、はなはだ疑問です。

四川大地震では、多くの学校が倒壊し、子どもたちがその下敷きになって犠牲になりました。
しかし、この悲劇は他国の話ではなく、日本の学校校舎も老朽化し、避難先となるべき学校校舎が、真っ先に倒壊して、子どもたちが犠牲になりかねないのが現状と思われます。

そんな教育環境を放置して、電子黒板導入というのは、ブラックジョークです。裏に何かあるのでは、と言うより、ただ間抜けなだけのように思えます。

緻密な調査と丁寧な裏付けに基づく骨太の記事を期待しています。

やっぱり削除したね

今回は削除するまでに時間がかかっていたので???????????????

って思っていたのだけれどもチェックが遅れたのかな?それともすぐに削除すれば私が書いているように削除をしたのを他の方に気がつかれるのがいやであえて時間を置いたのかな?

《THE JOURNAL》編集部 殿
いかにこれほど削除をするならば削除理由をコメントする必要義務があるのでは?

他のブログにあのようなコメントを載せているのだから

まぁこのコメントも削除されるだろうけどもね

横田さんがジャーナル読者からの批判が多いのは文体が影響してるような気がします。

高野、田中両氏を筆頭に硬質な文章に馴れてしまったので、何となく骨が抜けた感のある文体に嫌悪感を示す人が多いような。

もちろん、人それぞれ文章は違うし、それが個性なのですが

たとえば、パイオニアの株価と取引量のチャートを同時掲載していたら読者の評価は変わっていたと思われます。 3月はじめの100円切りから、補正予算上程の数日前の4月20日過ぎには400円を越しています。 取引量も明らかに不自然な伸びを示しています。 プロのライターならせめてこの辺りまで踏み込んで発表してください。

http://money.www.infoseek.co.jp/MnStock/6773.t/schart/

タイトルに関して一言。「甦る政・官・財のトライアングル」とありますが、蘇るとは、「一度衰退したものが、再び盛んになる」という意味ですので、一度も衰退したことがないものに使うのは、明らかに誤用でしょう。 ぼちぼちさんからも別の部分で指摘もありましたが、言葉の不正確さも、皆さんからの低評価の理由かと思われます。 

<EverGreen様>
成る程、株価をチェックするという事も大切な視点ですね。いつか、選挙前には、政治銘柄と呼ばれるものがあり、政治資金として使われると聞いた事があります。
まさか、そんな、城山三郎の小説の世界だけですよね。でも??

横田氏の記事にどのような感想を持とうが持つまいが、無料で記事を読んでいるいち読者があまりに偉そうな、上から目線のコメントをしているのが、不快を通り越して滑稽です。いったいどれほどの方であるのか存じませんが、人の文章にダメ出ししたいならあなたがジャーナリストとしてThe Jarnalに寄稿し、記名原稿にて否定するべきだ。匿名で人の文章の揚げ足取りをしていい気になっているなんて、まるで2ちゃんねらーのよう。人として品がない。

またいち読者のいち見解をまるで読者を代表しているがごとく書いておられますが、不愉快です。少なくともいち読者の私は、多少なり意見の違う人の書かれた文章をまるで原理主義者がごとき狭い了見で全否定するほど恥知らずではございません。横田氏のこの論説は私にとって貴重な情報も多分に含まれています。情報は多いほうがよい。邪魔しないでいただきたい。

人の書いた文章について否定するのであれば、自ら筆者と同等以上の取材をし、理を積み上げて論証すべきでしょう。

「The Journal」や「魚の目」のような媒体であれば有料であっても購読したいと思います。
 「無料で読んでいる一読者があまりえらそうに言うな」と言う意見には組しません。
 ブロガーが投稿した記事に対し、読者が意見を述べる。色々な意見が参考になり自分の考えをまとめるのに役立っています。

ryuichi さま
「人の書いた文章について否定するのであれば、自ら筆者と同等以上の取材をし、理を積み上げて論証すべきでしょう。」
これは、理屈から言っても、おかしいのではないでしょうか。この論法なら、ジャーナリストや専門職以外は、文章を読んでも文句を言うなという事になりますが、いかがでしょう。横田さんのファンとしては厳しいコメントに、お腹立ちだと思いますが、それなら、世間巷にあふれる諸々の事象に対して、誰もが意見をする事が、不可能となります。それが果たして万物を発展させる原動力になりうるでしょうか。ネットは言論の戦場であるとおもいます。一昔前、言論は統制によって鍛え上げられ、もの申す人は命がけで言葉を発したはずです。現在は、逆に既存の媒体では、何も生み出せない状態になっている。だからこそネットという媒体を通して志しある言論者は挑戦しようとしているのです。無法地帯だからこそ、鍛え上げられる何かがあり、それを期待して飛び込んでくるのではないでしょうか。横田さんはまだ30代なのではないですか。お若いのですから、これくらいでへこむような方ではないと思いますよ。世の中には、乞食のような身なりをしていても、凄い人はいるものです。ネットを通して無名の「何様」たちにの出会う事もまた一興と存じますが、いかがでしょう。

まったくそうですね。
横田さんのこの記事は私としても初めて耳にする情報でしたし興味深く拝見いたしました。今更予算のばら撒きって選挙を前に官僚にお愛想振りまいてるんでしょうかね。若手官僚はまだ省益の理論に染まりきっていないから素直に「予算のばら撒きが国民の首を絞める」という感想を持ったのでしょうね。

電子黒板もそうですが、このような巨額の予算が諮問委員会などで練られた様子が我々の耳に入ることなくぱぱっと決まってしまう時というのはやはり何らか例のトライアングルの力学が働いていることが多いように思います。かんぽの宿しかりですよ・・・

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Profile

横田由美子(よこた・ゆみこ )

-----<経歴>-----

埼玉県出身。
96年、青山学院大学卒。在学中より、ライター活動を本格化。
以後、フリーランスを貫く。
新聞、雑誌で主に、女性、官僚、政治をテーマに記事を執筆。
趣味はクラシックバレエとワイン。

-----<連載>-----

朝日新聞be「読み解く」

日刊現代「霞が関の掟」(毎週木曜)

-----<出演>-----

『ザ・インタビュー』
(BS11)
アシスタント・キャスター

『ニュースの深層』
(朝日ニュースター)
サブ・キャスター/月・水・金担当

BookMarks

ペコちゃん日記
http://blog.livedoor.jp/yumikoyokota/

-----<著書>-----


『官僚村生活白書』
2010年6月、新潮社


『ヒラリーをさがせ!』
2008年1月、文藝春秋


『私が愛した官僚たち』
2007年2月、講談社




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