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過剰反応社会の危うさ
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過剰反応社会の危うさ

 やっぱり少し(いや、かなり)おかしい。
 新型インフルエンザが疑われた横浜の男子高校生の感染が否定されたとき、校長先生が思わず涙していた。それほどのことかいと思う一方、マスコミをはじめとする周りからのプレッシャーがよほどひどかったんだろうと想像した。その後、成田の女性、愛知のビジネスマン、横田基地の乳児……と簡易検査で陽性が出ただけで厚労相が真夜中の記者会見を開いたり。「疑い」だけで過剰に不安のタネをふりまいているとしか思えない。

 米オバマ大統領は新型インフルエンザは深刻な事態であると前置きしつつ、しかし「(状況は)通常のインフルエンザのコースをたどっているようだ」と語り、メキシコ政府も早い段階で「このインフルエンザは治療できる」との見解を国民に示していた。
 それが日本でテレビを見ていると、厚労相に限らず、主要閣僚が深刻な顔をして「なんとしても水際で抑えなければならない」などと言う姿が映し出される。5月2日には、厚労省が成田に到着したタイ・バンコク発の乗客・乗員が検疫を受けずに入国したと発表し、それが新聞で報道された(手元にある毎日新聞では3段見出し扱い)。

「新型インフル 160人が検疫漏れ タイから成田に到着便」

 ちよっと待ってほしい。検疫ミスで新型インフルエンザ発症者の入国をチェックできなかった、というなら話はわかる。しかし、そうではない。記事には、同省の「発症者が検疫をすり抜けた可能性は極めて低いが、不安を与えかねず申し訳ない」とのコメントが載っていたが、こういう発表や報道自体が不安を煽るのではないか。

 これはどういうことなんだろう。違和感は、最近起きたいくつかの出来事に共通しているような気がする。

・小沢一郎代表の公設秘書逮捕
・北朝鮮のテポドン発射
・草彅剛クンの「全裸逮捕」騒動
・そして、今回の新型インフルエンザ

 過剰反応社会とでもいうのだろうか。いずれも起きている出来事が誇大に宣伝され、正しい評価・判断ができなくなっている。おそらく責任の大半はメディアにある。

 こうした過剰反応社会には、どんな問題点があるのだろう。

 新型インフルエンザの過剰反応問題について、メールマガジンJMM(Japan Mail Media)で米ニュージャージー州在住の作家、冷泉彰彦氏が鋭い指摘をしている(NO.529)ので紹介したい。
 冷泉氏によると、アメリカでは、新型インフルエンザは深刻な問題であるとの共通認識を持ちながら社会は平静を保っているという。そして、その原因は報道体制にある、と指摘する。たとえば、新型インフルエンザは感染力が強いのは当然で、問題はどれほどの毒性があるか、すなわち生命にかかわるほど強いウィルスなのかである。その点についてアメリカでは、例えばCNNが、連日のように「どうしてメキシコだけ劇症の事例が出るのか」を現地から仮説と事実を交えて刻々とレポートしていたという。その結果、当初言われていた死者150人というのは、慢性疾患が主な死因であるものや、極端な栄養不足であったものなど、純粋に新ウィルスの毒性によって犠牲になったのではない数字だったことがしだいに明らかになってきて、それが平静さにつながっているのだそうだ。

 その冷泉氏が国際放送などを通じて接する日本の報道はやはり異常に見える。日本の反応は現時点でのインフルエンザの毒性の状況に照らして明らかに極端で、社会がすでにこの問題に「疲れ果てている」(情報と報道に振り回されている)ように見えるという。そうして、〈こんなことをやっていては、経済活動に支障が出ますし、それ以前の問題として今後「鳥インフルのヒトへの感染」といった強毒性の新型ウィルスが出現した際に「危機感がマヒする」危険、そしてそれ以上に「大変なことになるからと発表や受診をためらう」心理的なマイナス効果が出ないとも限りません〉と過剰反応の危うさを見事に言い当てている。

 確かに、過剰な反応に疲れ果て、肝心なときに判断を誤る危険があるというのはその通りだと思う。小沢秘書逮捕騒動も、正しくは単なる政治資金規正報告書の記載ミス(実は捜査そのもののミス)程度に過ぎない話が週刊誌も真っ青の針小棒大報道でいつの間にか大疑獄事件のような騒ぎになった。しかし、さしもの検察も自らのしでかした失敗に気づいたのか、リークがパタリと止んで、あれほど大騒ぎした報道もいつの間にかなり、後には民主党内に「小沢辞任論」の火種が残るというありさまだ。

 実際に起きたことに対する評価がデタラメだから、話がどんどんあさっての方に転がってしまい、その影響によって引き起こされる結果との乖離があまりに大きくなっている。冷泉氏の言うとおり、こんなことをしていては、本当に重大な問題(たとえば、巨額裏献金の発覚など)が起きたとき、感覚がマヒして社会がとんでもない判断をしたり、まったく対応できなかったりする危険すらある。

 新型インフルエンザについていえば、確かに水際で防ぐことも大事だが、いつのまにかそのこと自体が最重要課題のようになってしまい、問題の本質からどんどん離れているような気がする。これについても冷泉氏は、日本はむしろ積極的に衛生管理のノウハウや対策グッズなどをメキシコなどの感染国に提供すべきだと主張している。たとえば、日本の検査キットの精度は世界的にもかなり優秀で、簡易検査なら結果が出るまでわずか11分しかかからないという。
 こうしたノウハウを日本だけが独占せず、世界に提供することで結果として世界全体でのリスク低下にもつながるという。確かに素人の私が考えても、検疫ミスに一喜一憂するより、よほどマシな対応だ。

 そうしてつくづく残念に思うのが、こうしたまっとうな言説がネットの中にのみ(のみではないかもしれないが)存在しているということだ。オールドメディアを職業とする人間として、かなりの危機感がある。せめて週刊朝日だけでも……微力ながら……、う~んなかなか苦しいなぁ。なんとかしなきゃ。

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この一覧は、次のエントリーを参照しています: 過剰反応社会の危うさ:

» 世に蔓延る『是非に及ばず』 送信元 ラ・ターシュに魅せられて
「気弱な地上げ屋」は昨日、NRT(成田新国際空港)の近所に行っていたので、「豚インフルエンザ」に対応したエアポートの「デフコン3」状態でも... [詳しくはこちら]

» 過剰反応社会は週刊誌にも責任 送信元 Keynotes
「群れをなだめる機能」が失われてしまったことが、過剰反応社会を生み出している。それは噂話処理装置としての週刊誌が消滅しつつあることに原因の一部があるようだ。 [詳しくはこちら]

コメント (42)

山口編集長

手短に行きます。

先程「週刊朝日に乗った西松関連の記事」についてコメントしたばかりで、同じ思考に基ずくものですので繰り返しになりますが、
編集長ここが頑張りどころです。

編集長自らこのコメントの最終行で言っていること
つまり「つくづく残念に思うのが、こうしたまっとうな言説がネットの中にのみ存在しているということだ」
更に
「オールドメデイアを職業とする人間としてかなりの危機感がある。せめて週刊朝日だけでも・・・・何とかしなきゃ・・」

編集長 頑張って下さい

まっとうな事を書き続けて下さい。 読者は必ず帰ってきます。

次に少々安っぽい事を言いますがお許し下さい

仮にですよ、事実に反したインチキ情報を流して色々な形でパフォーマンス(実績)が出たとしましょう。分り易い例えで済みませんが、インチキ記事で週刊朝日が爆発的に売れて、結果として編集長の収入が10倍に増えたとしましょうか
収入増で一旦は大喜びでしょうがそんな事が真の喜びでしょうか?
銭儲けさえ達成されれば最高の喜びとしている人達はこの世の中にゴマンといます。
失礼ながらテレビ局の人や新聞社等のマスコミ関係者に結構いるのではないでしょうか
(政治家は多過ぎる程いますが)

真のジャーナリストはそんなことでは絶対にダメです。 

日本の国を良くする為にどうか真実を書き続けて下さい。
(あまり金儲けにはならないですけれど)

いやはや、まったくもって酷いもんです。ただし、冷静さを失って過剰反応してるわけではないと思いますよ。とにかく、大騒ぎしたいだけ、大騒ぎして視聴率を稼ぎたいだけ、何がなんでもお祭り騒ぎを続けて、カスコミ自身の経営危機から目を背け続けていたいだけなんだと思います。
そういうカスコミと、社会問題に目を向けたいまともな有権者の目を逸らしたい政府の利害が一致してしまっているのでしょう。
ネットの中にしかまともな言説が存在しなくなっているのも、ネットが教える厳しい現実から視聴者と自分自身の目を逸らし続けたいがための結末だと捉えるといいのではないでしょうか。

 なーんか、補正予算の中身をあまりつっこまれたくないので、このインフルエンザ問題を大げさに扱って、国民の目線をそっちに向けさせようとしているのかな?との疑念を持ってしまう。
この補正予算、縦割り役所の裁量に委ねられる部分が大きく、国民の間に不信感が生じるのではないかと思う。
 今回の新型インフルエンザに対する報道ぶりは、健康な人でも感染したら死んでしまうかのような重病扱いだ。違和感がある。

宮台氏が何かの本に書いていた。
「幸福の多様化に伴い、不安のコスト・パフォーマンスが向上した」と。
実際そのとおりで、ブッシュはテロの脅威を煽り、「テロと戦うなら、自分に投票せよ」とアピール、再選を果たした。
幸せは十人十色。不幸は、失業、犯罪、戦争、病気などに絞られる。
マスメディアはマーケットの大きさに対応しているだけなのだが、問題は実際以上に脅威を煽り続けると、(お説の通り)客の方も麻痺してしまい、そのうち、新味のない脅威の情報には金を出さなくなる。
したがって、マスメディアは早晩、自ら脅威を発明するようになるだろう。
(もう、そうなっているところもあるが)
しかし、「週刊朝日」には、違った角度からの切り口を提示することで独自性を確保、売上拡大していただきたい。

山口一臣 さま

本記事を読ませていただきますとオールドメディアを代表しての「自己批判と小さな決意表明」といったように受け取れます。

>おそらく責任の大半はメディアにある

そうとうすれば本記事のタイトルとして「過剰反応日本オールドメディアの危うさ」の方がより的確だったのではないでしょうか。

しかしすでにこの千度語られた論調それ自体に辟易している気分を私は隠し得ません。「またか」です。けっして新しい話ではありません。ですから・・・・

>そうしてつくづく残念に思うのが、こうしたまっとうな言説が
>ネットの中にのみ(のみではないかもしれないが)存在してい
>るということだ。

まさにこれが起こっているのでしょう。オールドメディアよりも情報の受け手の方がよほど冷静なのでしょう。

連投で申し訳ありません。

別記事「テポドンと同じ匂いがする豚インフルエンザ騒動」
http://www.the-journal.jp/contents/yamaguchi/2009/05/post_64.html

こちらで私は「危機管理体制」への疑問について書かせていただきましたが、まだ書かずに置いた関連事項をこちらに追記いたします。

それはマスメディア自体がこの種の伝染性の疾病における差し迫った「危機管理」に関わる報道のあり方についてガイドラインのようなことを持っているかどうかということです。報道に触れるにつけ、個人的な感想としてはどうやら少なくとも「実効性のあるガイドライン」はないのではなかろうか、ということです。

いみじくも、山口様が触れられました横浜の校長先生の涙報道のことなど、確かにいつも見ている事件や芸能ニュースとなんら変わりがありません。
(ですから、やっぱりおかしい。その意味では私自身は山口様に多いに賛同するものです)

ただしです、オールドメディアが新型インフルエンザ報道のあり方に「実効性のあるガイドライン」らしきものを持たぬなら、誤報でなければたれ流す(もしくはおかしな方向の過剰反応)しか方法はないのでしょう。それでも注意喚起という意味においては誰にとっても有効性があり、少なくとも報道の受け手側が当事者意識を持つことだけが危機を拡大させずいられる原動力となりましょう。

そうしますとこのたびの新型インフルエンザ報道は「小沢一郎代表の公設秘書逮捕」報道における検察の善し悪しといった議論とはそもそも異なる性質を持ちます。イデオロギーや法的解釈のどれが正しいという話ではありません。

そう言う意味では「過剰反応の危うさ」ひとくくりで「新型インフルエンザ」と「小沢一郎代表の公設秘書逮捕」の報道のあり方と同列に扱うべきではないと思のです。

願わくば、オールドメディアの皆様には「危機管理体制下の報道のあり方」を業界内でご議論いただきたいところです。

山口編集長殿
 全く同感です。2回目のアップありがとうございます。おかしいと思うことは何度でもお願いします。昨日愛川 欽也氏がパックインジャーナルで検察の暴走についてしつこくやってくれていましたが、我々国民は忘れやすいので何度もやるべきです。
 豚インフルエンザに戻りますが、昔「責任者出て来い!」というボヤキ漫才がありましたが、そろそろ「厚労省の専門家出て来い!」と言いたいです。本当のところはどうなのか、きちっと説明して欲しいものです。メキシコとそれ以外の国の情報の信ぴょう性の検証を含めたデータ分析の結果はどうなのかを一番知りたいところです。あれだけ多くの症例を抱えていれば、初期情報に混乱があるかもしれませんので、そろろそ本物の情報が出て来ることが期待されます。ここらで周辺の専門家「様」人物ではなく、厚労省の専門家がどう分析しているのか、公式の発表をするべきです。それをやらないことが、マスコミの暴走に拍車をかけている一因だと思います。 

素朴な疑問
新型インフルエンザが疑われた高校生の高校が特定できるほどの個人情報が、なぜ分かってしまうのだろうか。
エイズ検査の結果の個人情報が、メディアに漏れてしまったら、エイズ検査の制度自体が崩壊するが、新型インフルエンザの検査結果については、個人情報が公表されるのだろうか。

重大な懸念
当初、メキシコの感染者数と死亡者数から、致死率の高さが指摘されていた。そのような恐ろしい疾患の感染を疑われるだけでも、風評による人権や仕事への被害が起こり得る。
そうした被害を恐れれば、本当に感染した人さえ検査を避けようとする可能性が出てくる。そうなれば、いくら検疫を手厚くしても、感染が拡大する。

危機管理の欠如
危機管理にあたっては、パニックを起こさないこと。そのためには、正しい情報を確実に伝えること。疑いや可能性だけで、情報を垂れ流すことは、かえって混乱を招く。
特に、新型インフルエンザのパンデミックが起こった際の例に、スペイン風邪を引き合いに出すが、誤った比較情報だ。
第一次大戦やロシア革命で世界が混乱し、抗生物質も抗ウイルス薬もなかった時代と、どうして同列に比較できるのだろうか。徒に不安を煽っているに過ぎないように思う。

不安がつのればつのるほど、予期せぬ風評被害の拡大と、それに併せて感染者の潜在化を招き、危機が拡大することを関係者は、肝に銘じるべきだ。くれぐれも関係者の冷静な対応を望む。

山口編集長の御説は仰る通り、賛同します。こと新型インフルエンザに関しては、当局の対応は事前の定めに順じているだけでしょうから、問題の本質はメディアにあります。

で、昨日貴誌「週刊朝日」今週号を拝見しました。
「ウィルスが世界を襲う!本当のピークはこれからだ
豚インフルエンザ これだけわかれば怖くない」
これが表紙に踊るタイトル。!マークはなかったかもしれません。

あえて「新型」としないところに、既存メディアに対する揶揄を含んでいるのか、挑戦的な意思が感じられます。
GW進行で新型と発表される前に刷っちゃった、などというのは邪推にすぎません。
重要なのは「怖くない」という点で、そこが主張のポイントなのでしょう。それならいっそ「豚インフルエンザは怖くない」にすれば、と思ってしまいますが、きっとそんなベタなタイトルはプロの仕事といえないのでしょう。現場の厳しさを感じます。

そして本文、「バンデミックが起きたら日本でも死者ゼロはありえない」と恐ろしげな見出しがデカデカと。
あれ?危機感の煽り?
いやいや、感染者が1千万人を超えれば、そりゃ一人くらいは何かの事情で亡くなるかたもあるでしょう。なるほど科学的かつ妥当な見出しです。徒に不安を煽るように見えても、他のメディア同様、騒ぎに便乗するごとき卑しきものとは格の違いを感じます。

哀しいかな素人には、ブログの主張と編集長としての仕事に矛盾があるように見えますが、そこが素人の浅はかさ、「本文の中身をよく読め」ということなのでしょう。確かに本文を読むと危機なんだか安全なんだかわからない、微妙な構成になっており、深遠なる仕事振りがうかがえます。

う~んなかなか苦しいなあ。なんとかしなきゃ。
上記、引用させていただきました。

山口ダメだめ編集長様
週間朝日売り切れ続出の勢いでいっそ本体(朝日)を買収してしまったらいかがでしょう?
信頼できるマスメディアを実践してみて下さい。

無能な行政と無能な大マスコミの二人三脚である。
両者とも自身がいかに重大な責任を負い、いかに社会に対して重大な影響力を持っているかという自覚が欠落している。
ことにマスコミのバカども!
視聴率や部数のことばかり考えずに、少しは人々を不安がらせ
混乱させている事実に目を向けろ!

やっぱりねー「豚インフルエンザ」の報道は、危機感を煽っているとしか思えなかった。でも、新聞やテレビでしか知ることの出来ない人にとっては、感染すなわち死と思い込んでしまうような報道ですよね。わたしの家族の例です。わたしたち夫婦は、5月25日に中欧への旅を計画しました。申し込みも済ませて、準備をしていたのですが、この「豚インフルエンザ」の報道です。まず、遠くに嫁いだ娘から電話です。行かないほうがいいんじゃないかと何度も言ってきます。そして、年老いた母も、断れないのかいと涙声です。テレビにでてくる学者(?)が、2ヶ月ぐらいの食料の備蓄がどうのとか外出をひかえろとか言っているのを見れば、涙声になるのも分かります。新聞テレビは真実を伝えるものだと思い込んでいる老母に説明するのには、かなりの労力を使わなければならなかった。マスコミはその使命を自ら問い直してもらいたい。

異様報道では、昨年の「大麻騒動」もそのひとつに入ります。週刊朝日でもそのことに触れ、他誌でも関連した記事を出し、ここTHE JOURNALでもいち早く取り上げられました。そういった反応があったのも、その扱いがヒステリックでステロタイプに満ちていたからでしょう。

ガスを抜くにはその対象が必要になる。プロレスのヒールのようなものが。そしてヒールを倒すヒーローが登場する。
しかしこの場合、ヒールの黒幕はヒーローじゃないのか、という考えも浮かぶ。ヒーローがいても、ヒールがいなければその価値は無いに等しい。ヒールがいてこそのヒーローということになる。

じゃあ、ヒーローは誰なのか。

日本人は「まさか、そんなことはおこならないだろう」と言って用心を怠り失敗しがちな民族だと思います。今は過剰反応気味かもしれませんが、「ちょうどよい加減」を覚えるまでの生みの苦しみとするために、私たちが賢くなる必要があると思います。

山口編集長様

「朝日の良心、回復」を週刊朝日に感じました。本家の社説は自民党・公明党批判をテーマとした場合でも、その中に小沢民主党も頼りに出来ないと不必要に書き入れています。今の日本に必要なことは、自民党的政治からの脱却です。「民主党ではだめだ」「小沢ではだめだ」ではなく、「小沢以外に日本を改革できる人はいない」という論陣展開が必要です。それを本家ではなぜ社説で取り上げることが出来ないのでしょう。4月の紙面改定で「オピニオン」「声」欄にいくらかの救いを見出すこともありますが。
そこで、山口編集長にお願いがあります。
5月15日号、高野孟氏が取り上げている「ネットの言説が世論形成に影響」を、事例を挙げていただけないでしょうか。「THE JOURNAL」は毎日読ませていただいておりますが、同じように「本家」では取り上げることをためらっている言説が多くの国民の目に到達していないのではと感じております。

こんにちは。
今日生まれて初めて「週刊朝日」を何となく買ったのですが、アゲハの編集長が載っていて嬉しく思いました。

私の家は子供の頃から母子家庭なせいか、家に週刊誌を読む男が一人もいませんでした。

購買の直接的な動機は高野さんの論説を読みたかったからです。

私は幻冬舎のジンジャーよりも、なぜかアゲハが好きです。私自身は普通の会社員ですが。

知性は女性雑誌には期待しないです。知性を身に付けるには男性作家の活字を読むしかないと思います。

アメリカのテレビ局で、新型インフルエンザに感染したけど、その後回復した女子高生が『顔出し』で「最初は頭痛と吐き気で大変だったわ!」みたいなことをにっこり笑顔で、あっけらかんとインタビューに応じていました。日本の「感染していなかった」男子高校生が、まるで「エンガチョ」扱いされていたのと対照的でした。

私はここ数年仕事の関係で外国におりますが、日本のメディアには本当にうんざり・・というか、これで国がだめになってしまうのではと、以前から危惧しています。そして、このような本音が、おっしゃる通り、ネット上でのみしか聞かれないことに、さらなるフラストレーションを感じます。声を大にしてなぜ言えないのでしょう。そうすると社会全体からこてんぱんにたたかれるから、でしょうかね。。困ったものです。

メディア、といっても、最も悪いのはテレビ、しかも、いわゆる「ワイドショー」のような番組です。海外では特集は組まれても、報道自体は、アナウンサーが冷静にニュースを読み上げるのみです。国民が自分の頭で考えるチャンスを与えないといけません。日本国民は本当に「自分で考える能力のない」国民にどんどんなってきているような気がします。
先日ドイツ人が言っていました。
今の日本の状態は、危険に見える。まるで、ヒトラーにあおられてあっというまにコントロールされてしまった昔のドイツみたいだ。。と。とても極端な例ではありますが、とても考えさせられました。

すべてが「危機感をあおる」ことから始まり、それがいつの間にか「防御」から「攻撃」に替わってしまう危険性。。今の日本には、集団で、インフルエンザそして、感染の「疑い」のある人に対してまでもすでに「攻撃的」になっている気がします。ドイツ人たちは、過去の自分たちの過ちを教訓として生きており、非常に冷静な目を持っていると感じています。日本人は集団になるととてつもない能力を発揮する、と言われていますが、それは、正しい方向だけでなく、間違った方向にさえ向かってしまう可能性を秘めていると思います。そういう意味でも、集団心理をあおるような報道は、極力控えるべきであり、それを国民全体が認識する必要があると思います。

新型インフルエンザの危険性は分かっているつもりです。が、このインフルエンザの「感染性」は、それほど高いのでしょうか。感染率、発症率、致死率、など、すべての情報をきちんと把握した上で、対策をとってもらいたいものです。今の状態は、まるで、「感染率100%の死のウィルス」的な扱いです。

編集長のおっしゃる通り、「まともな、客観的な記事を提供してくれるメディア」が一つでも増えることを祈ります。

過剰反応といえば
・字の読み間違い
・バー通い
・産む機械だとか原爆しょうがないとかの発言
・事務所費(不動産取得は除外)


とかへのマスコミの態度も「過剰反応社会」の典型かもしれません。
残念ながら上の例では山口さんの、過剰反応社会への疑問は発動しなかったみたいですけど。

テポドン、インフル、草なぎ君。
メディア読み解く知恵学ぶ。
初投稿。アラウンド60歳。

字の読み間違いやバー通いといったどうでもいい問題をことさら取り上げてた頃には特に問題視せず、
応援している民主がやばいと思ったらあらゆる事象を小沢問題と結び付けて擁護

単純すぎるんだよwあんたのやってることは
そんなだからゴミと蔑まされるんだよ

っていうかあれか。そんなに新型インフルエンザで大騒ぎになってほしかったのか
蔓延してからじゃ遅いんだぞ?何が起こるか分からないからこうまでして対策を取らなきゃいけないことぐらいわかるだろ

いいんだよ。過剰反応で
それで何もなかったらよかったねですむんだから
もしもなにかあったらどうするんだ。そのときは「政府は何やってたんだ」ってキャンペーンするんだろ?ゴミメディアは

日本の不幸はまともなメディアが一つもない、ここの編集長のような人間ばかりってことだよ

初めて「週刊朝日」買わせてもらいました。
最近のメディアを見てるとまるでコントですね。

北朝鮮ミサイルから草なぎ酔っ払い事件、「世紀の大事件」ですみたいな報道ぶりで。
日本のマスコミが一番守ろうとしている「記者クラブ」がなくなってしまえば外国人の記者によっていろんなコントのネタが世界に打電されるんでしょうね。

中川大臣の件も海外の記者さえいなければ病気と言うことで同情を買えたんでしょうけど。
ユーチューブで外国の方には大うけだったみたいですけど、日本の指導者がアホかもというのをバレないようにするのは大変労力なんだろうな、記者も官僚も。

メディアはあくまでもツールであると私は思います。
一体から日本人は”他”に依存しすぎます。
メディアがこうといえば揺れ、キャンペーン的な情報が流れれば右往左往して取り込もうとする...。
かつて、私たちは高度成長を引き合いのだし、「日本人は優秀だ」「日本人は頭がいい」と洗脳され続けてきたけれど、現在は、少し自分たちの力量を疑ってかかった方が良い時期に来ているように思います。
テレビや大新聞の報道記事を読めば、活字を読む事に習熟している人なら、杜撰な取材をしているのは一目瞭然で、今に始まった事ではありません。おそらくネットで投稿している方の多くは、テレビや大新聞の嘘で塗り固められ、利益主義に邁進している報道ツールの、醜い現実に嫌気がさしながら、どこにもはけ口がなかったところ、実は格好の居場所を発見したというのが本当のところではないでしょうか。
ツールを使いこなすということは、最後は使う側の力量が問われるのです。
私たちは自戒を込めて情報を精査し選別しなければならない、それが現在のメディアを変革させる原動力になる事を、私たちも自覚するべきでしょう。そうでなければ、どんなよいツールでも、最後は巨大資本や利権のある人々に掌握されてしまうでしょう。
真の防衛とは、情報を受ける側も、知性と感性を磨き情報を自ら選択する力を蓄える事です。ジャーナリストだけに責任を負わせるのではなく、読み手としての力量を、磨いてゆきたいと、思った次第です。

「字の読み間違いやバー通いといったどうでもいい問題をことさら取り上げてた頃には特に問題視せず」と書かれた方にその部分は同感です。ただ「揚げ足とり」のようなことをやっていたマスコミはテレビのワイドショーのような番組で、報道番組ではなかったと思いますが。

今回のマスコミの「豚インフルエンザへの過剰反応」は反応の仕方が完全にずれていると思います。
「人混みには出るな、うがいや手洗い、マスクと手袋等に留まらず、メキシコ産の豚肉は本当に大丈か?・・・」など過剰に注意を促すならともかく、感染疑いのヒトを羅列して、高校に取材に行くような報道することは殆んど何の役にも立っていないと思います。というより弊害が出始めていると思います。
従来の季節インフルエンザが流行しているときでも、「人混みに出ないように・・・」位のことはNHKの地方局の放送などでは言っていたと思いますが、それさえも余り聞きません。マスコミがこぞって無駄に騒いでいるように感じます。
なぜ厚労省の専門家が(大臣ではなく)、どこまでわかっているのかをきちっと説明をしないのかそれがわかりません。結局医療関係者さえどうしてよいかわからず、診療拒否などというとんでもない愚行を生むのだと思います。
 何よりも厚労省の専門家の説明、そして落ち着いた報道を切に望みます。

ウイルスの大前提として言えることは

「伝染性の強さ=致死性の強さ」ではないことです。

伝染性が強くても致死性の弱いウイルスもあれば
逆に伝染性が弱くても致死性の非常に強いウイルスもある
WHOのフェーズの数値は流行状況から伝染性の強さを表わす
一つの基準にすぎず、致死性の強さを表している訳ではありません。
紙面やテレビでフェーズの格上げが報道されるたびに
豚インフルエンザの脅威が格段に増しているような錯覚に
陥ってしまうが必ずしもそうではない事には注意が必要と思われます。
今後の状況を注視する必要はありますが
今回の新型インフルエンザは致死性、伝染性のどちらにおいても
従来のインフルエンザに及ばない可能性もあります。
新型の伝染病に警戒するべきことは当然ではありますが
それだからこそ報道の在り方や行政の対応が冷静であることも
求められるのではないでしょうか。

<日本人も捨てたもんじゃない>
週朝、昨日やっと買えた残り2冊だった。山口編集長、すごいよ!朝日ジャーナルの10万部越えといい、勇気あふれる記事が評価されたのですね。私も含め、新聞では目にする事のできないファクトにみんな飢えているんですよ。日本人も捨てたもんじゃない。
↑の空欄の人、せめてハンドルネームくらいつけましょう。あなたの様な人をヒステリックというのでしょう。
インフルについては、鳥インフルのH5N1の致死率は60%の強毒性でかなり恐ろしい。
現在の新インフルの致死率は0.1〜0.2%で通常の季節性のものと同じ。空欄さん、国立感染症研究所のサイトをチェックすれば、あなたが過剰反応だとすぐに理解できますよ。
結論からいえば、今回の新インフルには政府は過剰に反応しすぎ、鳥インフルに関しては鈍感すぎ。スウェーデンは国民全員分の鳥インフルに有効とされるプレパンデミックワクチンをすでに備蓄しているし、アメリカでさえ毎年800億円を注ぎ込んで新ワクチンの製造ラインを整備するとともに発生時には子供・高齢者から優先的に接種する事を決定している。日本は、国会議員と地方公務員、医療関係者、自衛官、警察の分しか備蓄していない。つまり、タミフルに耐性ができたら国民は見殺しという事。昨年まで各自治体に厚労省からタミフル備蓄の要請はあったものの、予算づけはなかったから、貧しい自治体は備蓄すら不十分である。
医療関係者は良く判っているので、早々と家族用のタミフル・リレンザを備蓄している。
プレパンデミックワクチンは1本500円程度、副作用の懸念もあるので国民の中で希望する人だけでも接種するべきです。私はゴーグルも含む防御服、タミフル、リレンザ、水、食料を備蓄しています。
長々と本論から離れてすみません。
危機は政権与党に有利に働くらしいので、私たちは躍らされないように気をつけます。
大麻の件ですが忌野清志郎さんを思い出しました。筑紫哲也さんがニュース23内でUAとか、お気に入りのミュージシャンを招いて、ミニライブをするコーナーがあり、当時タイマースというグループで活動していた忌野清志郎さんが招かれました。ライブの終盤〜タイマー、タイマー、タイマーが切れた...と歌っちゃた。放送事故にも拘わらず筑紫さん笑っちゃってた。『やられちゃった』と言って...。反権力・反権威のロッカー忌野清志郎さんのご冥福をお祈りします。

山口編集長様、初めまして。
他の部分は賛成致しますが、SMAPの草ナギ君の件については同意し兼ねます。
その理由は、近年のわが国の「飲酒に因る間違いに対する厳しい目」です。
その象徴として、飲酒運転に対する罰則の強化が挙げられます。これにより、酒を強引に飲ませるという事が出来なくなりました。今までだと、例え、車に乗車してきても、強引に「まあまあ」といった感じで、酒を飲ませてきました。でもそういう事はできなくなりました。
他国では、アメリカでは、飲酒運転で逮捕・検挙されたら、初犯でアルコール依存症で強制的に入院させられ治療を受けさせられる、というじゃありませんか。そういう厳しさを、他国は、「飲酒による間違い」に持っているのです。
そろそろ、日本も、飲酒による間違いに厳しい国になろうではありませんか?
例え、人気グループ・SMAPの一員であっても、警察は毅然として逮捕に踏み切った行為を、大いに評価したいと思います。
日本ほど、飲酒に甘い国はないと言われるので・・・・・。

山口編集長様

過剰反応社会ではなく、むしろ過剰反応報道局各社でしょうね。
過剰な演出効果や各社一斉報道を何度も何度も繰り返し報道するから騒ぎになるのではないですか。韓国人、中国人かなり笑ってます

北朝鮮の人工衛星(ミサイル)発射だって、先陣きって連日騒ぎ出したのは報道各社ですし、大阪の児童虐待死とか他にもたくさん報道することがあったのに、それよりも草薙氏の報道を優先するようにしたのは報道関係者です。

いったいTV局社内でどのような過程を経たら、報道各社のこのような国民煽動日本型報道が形成されてしまうのか、TV局こそ既得権の固まりになっているのではないですか?

山口編集長様
検察の劣化だけでなく、報道の劣化もぜひ必要ですよ。
これに徹底して突っ込めないのであれば、結局編集長も同じというかネタにしているわけですから、もっとタチ悪く思われますよ。

>過剰反応社会の危うさ

どうでもいいことに過剰に反応し肝心なことは
見て見ぬふりの日本のマスコミ。
記者クラブ制度が諸悪の根源。


http://diamond.jp/feature/uesugi_sp/

<木村様>
山口編集長は週刊朝日で、マスコミの劣化にも、きちんと切り込んでいますよ。
山口さんは、残念ながら、企業でいえば子会社の立場です。親元の新聞やTV朝日に大きな影響力を及ぼすほどの権限は与えられていないのです。
私は、長年愛読してきた朝日新聞の契約を停止し、比較的マシだと思い毎日新聞に切り替えたものの、西松報道のスタンスにより、契約を停止しました。
木村様、お気持ちは分かりますが、山口さんはご自身の立場で懸命に努力されていると思いますよ。
いくら独立した媒体とはいえ、親に当る朝日新聞をも敵に廻す新聞メディアの劣化を編集長という立場で懸命にアピールしています。
また、自身が芸人の山里氏とともに出演する朝日ニュースター「山ちゃんのジャーナルしちゃうぞ」内においても、郷原氏を取材するなど、かなり頑張っています。
朝日ジャーナルも10万部突破の勢いですし、今週の週刊朝日は売り切れ続出です。
出版不況で週刊誌が廃刊に追い込まれている中、これは凄い事です。
山口氏は気骨のある本物のジャーナリストです。ペンのチカラで売り上げを伸ばし、結果を出しています。朝日新聞の購読者が激減しているのと対称的に、売り上げを伸ばす。これが、親元への強烈なメッセージになると私は確信しています。

em5467様

編集長が週刊朝日で切り込んでいるのはわかります。

しかし編集長には、TV局の煽動・偏向報道に至る過程や内部構造を徹底して突っ込んでもらいたい。

根本原因追求しないでは、今後週刊誌ネタはつきないような気がします。

「TV報道は中小企業の食品偽装等の表示偽装では徹底報道して叩きます。消費者に対し完全にウソの表示をし商品を販売して、なお省エネ賞まで頂いた日立に対しては徹底的な報道はしません。」

各TV局でなぜこんな事がおこるのかを特集すべきであると思うのです。この構造体系を報道しないのでは、中まで切り込んだ事にならないのです。

<em5467様>

>朝日ジャーナルも10万部突破の勢いですし、今週の週刊朝日は売り切れ続出です。

へぇ~。そうなんですね。最近になって、週間朝日、朝日ジャーナルを購入しました。山口編集長のジャーナリストとしての気概に敬意を表して、雑誌を購入することが、庶民からのささやかな「応援メッセージ」です。「ペンの力で売り上げを伸ばす」まさにそうですね。市場経済にあっては、何の権力も持たない私たち庶民ができること。それは、購買を通して、自分の意思を表明すること。それが、消費者主権=国民主権=民主主義につながると思います。

日本の民主主義を守るために、健全なジャーナリズムを育むために、購買行動で意思を示せ! 偏向報道を繰り返す新聞の購読拒否。これも立派な(準)投票行動だ!>庶民達よ

<山口編集長様>

木村様が指摘されたように、「マスコミの劣化」について、もう一歩踏み込んで欲しいです。

具体的には、『記者クラブ制度の功罪』を特集して欲しい。諸外国のメディア事情の比較/記者クラブ制度の批判的な論者だけでなく、逆に、記者クラブ制度のプラス面をアピールする論者がいればその人の意見も聞いてみたい。/両方の意見にしっかり耳を傾けた上で、読者に判断を委ねて欲しい。そんな特集にして欲しい。

私は、「記者クラブ」という形の参入障壁はない方がいいに決まっている。とシンプルに思っていますが・・・。「記者クラブ」が生まれた経緯は?今あるものは、それなりに存在意義があるのでしょうね。

<木村様、em5467です>
テレビの偏向報道に関して、もっと突っ込めとの指摘ですね。そして食品偽装企業と日立を例に挙げて、スポンサード企業とそうではない企業の報道で差別があるのではないかと、示唆されているのですね。
私は広告会社にいますが、それは差別があります。
民放はコマーシャルで食べているので、当然ありますし、企業に不祥事があった時には、広告代理店が動くこともあります。
通常、テレビ局のニュース番組は報道局が担当します。報道局マターの番組には、代理店といえとも手出しできません。
その他、ワイドショーやニュースショーは、バラエティー部門や情報局が担当している場合があり、その場合は、配慮してもらえる事もあります。
でもね、それは民間放送局の構造的な宿命です。
番組中のプレゼント商品も大体は仕込みですし、ゲストが飲んでいる飲料もペットボトル入りでラベルがついていたら、仕込みです。その他、スタジオに何気なく置かれているぬいぐるみに至るなで、至る所が飯のタネです。それが嫌なら見ないほうがいい。
だからといって、NHKが公正な報道をしていますか?政権与党に首根っこを押さえられていて、中川大臣の酩酊シーンすら第一報ではアナウンサーの声をわざとかぶせて、映像を見せたのみでした。民放は音声つきでリアルに放送していました。
私が問題だと思っているのは、木村さんとは別の事です。
それは、政府広報です。これは、私の妄想だと思ってください。あくまでも妄想です。
最近の新報道2001の黒岩さん、『報道2001』時代に比べ、政治家との討論時間を大幅に減らされ、須田さんがお目付け役でついているでしょ。『新報道2001』になってから、ラストの5分に総務省の政府広報がスポンサードされています。関係あるかも、と勘繰ってます。
政府広報なんて誰も見ない様な眠〜い内容です。しかも税金が源資です。
木村さん、山口編集長はもともと新聞畑の人です。何故テレビに切り込まない!と責めてみてもしょうがないでしょう。
山口編集長がテレビに切り込めなかったとしても、週刊朝日の記事の価値が下がるものではないでしょう。新聞がヒドイ状況の中で一誌でも、一歩でも踏み出すのは、勇気がいる行動だと、素直に評価してあげたらいかがですか。
山口編集長に現在のメディアの全責任を負えというのは、あまりに無体でしょう。

<em5467様へ>

山口編集長にそんな過激に全責任負うべきとだとか、評価していないとかは思っておりません。

TV局は連日報道したり一斉報道したりする事で国民感情に確実に影響を与える事ができます、社会的責任はかなり重いと思うのです。
そのTVの報道局において、小沢氏および西松関係の報道でもわかるとおり毎日毎日放送したり、草薙氏の報道などを集中して放送する事の過程について切り込む必要があるのではないかと思うのです。
一つの事例を毎日報道したり、日中複数回報道したりすれば、視聴者に対しどのような影響がでてくるのか放送する側はよく理解しています。それを行う決裁過程と、人為的影響力とでもいうのでしょうか。報道の劣化というよりむしろTV局の劣化でしょうか。
これには切り込むべきでしょう
これに切り込めないのでしたら、
em5467様が言われるように編集長には立場があって無理、権限が制限されているので無理でしたら仕方ないのですが、雑誌ネタは尽きないような気がします。

おっしゃる通りです。。。
でもタイトルは『過剰反応社会』ではなく『過剰反応政府とマスゴミ』かと思います。
熱がある、インフル反応があるといちいち報道され、周りに誤解される患者さんの立場も考えて欲しいです。

 一度「民主党の議員の方でThe Journalを見ている方はいませんか?」と聞いてみたかったのですが、いるとは思えないですね。
ここに来て、つくづく自民党のたくましさ、したたかさを感じます。郵政選挙のときは、おかしいとは思いながらも殆んどの自民党の議員は「賛同しているふり」をしました。
ところが、今の民主党は、自分のところの党首が不当な誹謗中傷にさらされているのに、守ろうとする議員が圧倒的に少なく(?)、率先して引きずり降ろそうとしている輩までいるのですから、もう自民党以下という事ですね。
小沢おろしを主張したら、自分は国民から支持されると思っている勘違い議員にはあきれるばかりです。
普段は正義の味方の振りをしているのに、豚インフルエンザ疑いの高校生の学校に取材に行くような、人権保護の基本を忘れたマスコミからは、その後も全く反省の言葉も聞こえない。
この同じメディアが小沢おろしに声を嗄らしているのですから、何もかも信用できません。
小沢おろしを主張している民主党議員達も、正義の味方の振りをしていますが、下心がすっかり見えています。
 民主党には本当にがっかりです。

で、ついに感染者が出てしまったわけだが何か弁明は?

<コメントを頂いた?さんへ>
 コメントありがとうございます。
 私に言えるのは「高校に取材に行く」時間があったら「人混みに出ない」ように国民を啓蒙することにマスコミが時間を割いてくれたら、もう少しだけ日本上陸を遅らせることが出来たかもしれないということです。
しかし、感染症とはこういうものですから、とうとう来たかという思いで、感染した方は飽くまでこの感染症の被害者です。
本当に大事なのは、いかに実効性のある対策をとれるかということで、「多くの基幹病院にトリアージを早く作るように!」また「早く陰圧病床を増床するように!」と私と一緒に叫んでもらえませんか?宜しくお願いします。

私も木村様の意見に同意します。

新聞やテレビは戦前から国民に対し影響力を誇示してきました。
過剰な記事によって日本国民は大きな期待を持たされそして裏切られるという結果になりましたが、生活の中に政治情勢や社会情勢など国の動向を知る指針として私たちは今日メディアというものを生活の一部として活用しています。その信頼性に対し疑問を持たざるを得ない今日です。
大本営発表のように報道する内容の決定や、現代において流行に乗った過剰報道や権力やスポンサーなどに左右される組織的な報道調整には報道する側に大きな責任ありです。
編集長はメディアの劣化について、やはり深く切り込むべきですね。ほどほどにはいけません。

もちろんメディアの劣化は強く感じます。
しかし、それ以上に情報を受け取る側(多くは報道を同じ方向に向かわせようと願っている)の劣化が、ここにきて本当に憂慮すべきレベルに達しているように思えます。

インターネットが興隆し始めたころ、「ネットは社会をリベラル化する」という見解がありましたが、現実は(少なくとも日本では)全く逆に作用しているように見えます。

「こうしたまっとうな言説がネットの中にのみ(のみではないかもしれないが)存在している」のはある意味真実でしょうが、周りに流されることを良しとする日本では、ネット思考に染まった人々が、メディアを、そして社会全体を一色に塗りつぶしていくのだろうと思います。

「感染者が出てしまったわけだが・・・・」とのことですが、出ない訳はないのですよ。「先進国」の日本で、感染者が出なかったらそれこそ「奇跡」です。感染者が一人も出ないようにあらゆる労力を投入するよりも、マンパワーの効率的な配分を考えなくてはなりません。

それよりもなによりも、昨年1年間で、日本国内でインフルエンザ(もちろん既存のウィルス)で何人死亡したか、メディアも社会も、なぜ冷静に考えないのでしょうか。

 やはり書かずにいられませんので、しつこく書きます。

<以下のような報道がなされました>
新型インフルエンザの感染患者が国内で確認されたのを受けて、国立感染症研究所の岡部信彦・感染症情報センター長は9日、厚生労働省で記者会見し、「これ以上、水際対策を強化するのは現実的でない」と訴えた。
・・・・・・・・・・・・・・・
これは残念ながら当然の帰結だと思います。空港での水際対策は無力ではないにしろ、完璧であろうはずもなく、また今のままいつまでも続けられるわけもありません。やがて息切れ状態となる気がします。

ただ、本当に大変なのはこれからだと思います。前にも書きましたが、国内の対策に関しては殆んど無策に近いと言って良いと思います。
というより、最初からあきらめているようにも思います。保健所に電話をして、指定医療機関で診察を受けるというのは、数が増えてきたらほとんど非現実的になると思います。近いうちに、意図しようとしまいと、指定医療機関に以外の病院に患者さんが受診する事態になると思います。
何度も書きますが、それに対しては全くの無策です。
これが鳥インフルエンザなら絶対必要な陰圧病床は悲しくなる程少ない数です。厚労省には本気で増やそうとしているようには見えません。水際作戦は、目くらましのようにさえ思えます。指定医療機関と言っても、実際に患者さんが増えてきたときには対応可能な医者の数が確保されていないので、日常業務を休止しても間に合わないことが予想されます。
指定医療機関以外の公的病院に振り分けようにも、そのような病院で、一般の患者さんに感染させないように診療することは非常に困難です。
最近の一般病院の診療拒否を問題にしていますが、公的病院にさえ何の実際的な指針が示されていない状況ですし、必要な設備のないまま診療すれば、診療拒否のそしりはまぬがれますが、そこが新たな感染源になることは明白です。正しくはないのですが、皮肉にも診療拒否が一般病院の水際作戦とさえ思います。
一刻も早く、指定病院以外にもトリアージシステムを作り、予算をつけて設備の充実を急がなければ、入院施設どころか、外来診療もままならないことなると思います。
驚くことに、この期に及んでも我々のとこには、何の指示もありません。
今の状況を見ると、おそらく間に合わせようという気は、厚労省にはないと思います。

ただ、鳥インフルエンザではないので、「豚インフルエンザは通常の季節インフルエンザと同じ対応で良い」と言ってしまえば、落ち着くのでしょうから、タイミングをみてそういう方針転換をするのではないでしょうか?

何度も言いますが、マスコミは「最初の疑いとされた高校に取材に行って、人権侵害をして」、その後も言われるままに報道している場合ではないのです。
自分で目を見開いて、国内の対策の実態を追及して、システム、設備の充実をはかるように仕向けるのが、マスコミの緊急テーマだと思います。

私は専門外の医師であることをお断りしておきますが、
今回の豚インフルエンザはやがて来るかもしれない恐怖の鳥インフルエンザの流行に対する大掛かりな訓練になると思っていますので、「大騒ぎではなく、今回のことを学習して粛々と鳥インフルエンザへの戦略」を進めて欲しいと切に思います。

数人が軽微な風邪に掛かったといって大騒ぎするマスコミが、毎年3万人以上とされる自殺者が出ている、歴然とした社会の現実(地方の小さな町が毎年一つ消えている勘定)には何も言わないこの矛盾。

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Profile

山口一臣(やまぐち・かずおみ)

-----<経歴>-----

1961年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒。ゴルフダイジェスト社勤務を経て、89年朝日新聞社入社。高校時代から愛読していた『朝日ジャーナル』編集部に配属され、あこがれの「ファディッシュ考現学」(田中康夫)を担当するも3年で休刊の憂き目に。『週刊朝日』へ異動し、事件&事件の日々を送る。その後、何を血迷ったのか広島の公教育問題で日教組を徹底批判し、「朝日なのに産経と論調が同じ」と物議をかもす。9.11テロ直後のニューヨーク、パキスタンを取材。米軍によるアフガニスタン市民への誤爆を伝えまくる。デスク時代に北朝鮮拉致被害者関連の記事で下手を打ち、『週刊文春』に叩かれ、副編集長を解任、更迭される(停職10日の処分付き)。その後、広報部へ配属されるが約半年でお払い箱。百科編集部で子ども向け週刊科学誌『かがくる』の創刊などに携わり、05年5月から再び副編集長、同年11月から、『週刊朝日』第41代編集長に。85年にわたる『週刊朝日』の歴史で中途採用者が編集長になるのは、これが初めて。

-----<出演>-----

『スーパーモーニング』
(テレビ朝日系、8:00~)

『愛川欽也 パックインジャーナル』
(朝日ニュースター、毎月第1土曜)

『大竹まこと ゴールデンラジオ』
(文化放送、毎週火曜・5月8日から)

『週刊朝日編集長登場』
(asahi.ポッドキャスト)

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