Calendar

2009年3月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

« 検察に正義を求め過ぎるのは気の毒だ
メイン
西松献金事件 問われる民主党の見識 »

紀香VS.陣内 離婚の情報戦

検察VS.小沢の情報戦より、だいぶわかりやすかったのが、「藤原紀香・陣内智則」の離婚騒動だ。

19日、木曜日のスポーツ3紙(報知、日刊、スポニチ)が、同時に1面トップで、「紀香離婚」を報じたのだ。

この種のネタが3紙同着というのも珍しい。
ほぼ発表に近いかたちのリークなら各紙が報じるはずだし、純粋な特ダネなら、1紙が完全にリードするはず。

そこで、各紙の見出しを並べると、

報知:紀香スピード離婚 昨年秋ごろから関係悪化…修復不可能に 近日中に届け提出
日刊:紀香離婚へ 陣内の暴力との情報も
スポ:紀香離婚へ 陣内とわずか2年で… すでに別居

となる。唯一、報知だけが「へ」の文字がなく断定的だ。
しかも、「昨年秋ごろから…」と具体的な経過に触れている。
日刊はあくまで「情報も」だし、スポニチの「わずか2年」は、取材しないでも書ける見出しだ。

芸能記者に裏話を聞いてみると、「確かに報知が先行していたのですが、前日の夜中あたりから情報が漏れだした。
日刊とスポニチが追って、ギリギリで突っ込んだと聞いています」

2人は結婚当初から「格差婚」などといわれ、先行きが心配されていた。
この日の紙面は、3紙とも「格差」「すれ違い」などを引き合いに出し、ケンカしていたこと、すでに関係が冷え切っていたこと、などを指摘しているが、決定的な「原因」については、唯一、日刊が「陣内にはDVがあったとの情報もあり」と書いただけ。

となると、気になってくるのは、ホントの「原因」と、どうして情報が「漏れだした」のかだ。

ヒントは、3月19日という日付にあった。

この日は吉本興業などが初めて主催した「沖縄国際映画祭」の開幕初日で、陣内が所属する吉本の主要な幹部や関係者、とりわけマスコミ対応の広報主力部隊が沖縄に出払っていた。

そこにドカーンと爆弾が落ちた。
日刊には「陣内のDV」情報まで出ている。
そして、紀香はアフリカ出張中で日本にいないタイミングだ。

「情報の発信元は明らかに紀香サイド。
でも本人ではなく、事務所(バーニング)もしくはその周辺だ。
2人の仲が冷え切っているのを察知した事務所が、できるだけ自分の商品の方に傷がつかないように、『離婚へ』の事実を表沙汰にしたかったようです」とは、知り合いのスポーツ紙記者の解説だ。

なるほど、紀香陣営はやるのぉ……。

と、思っていたら、陣内にラッキーポイント。

前述の沖縄映画祭に参加するため休んだキム二イのピンチヒッターで、たまたま陣内が日テレの情報番組「ラジかるッ」に生出演することに。
そこで、当面の「弁解」をした。
離婚届けを渡したことや、不仲なことは認めたものの、「いい方向で話し合っている」と、離婚をやんわりと否定。
だが、この番組でいちばん言いたかったのは、おそらく「DVの否定」だったと思う。

陣内側に原因があるとしても、暴力は今後の仕事のひびくからだ。

ところがである。その日のうちに超ド級の証言が飛び出す。
紀香ママだ。
集まった芸能記者を前にしゃべるしゃべる。
それまで気丈に振る舞っていた紀香が、3月1日に実家に来て、「ママ、もう無理」と打ち明けたという。そして、紀香の母は、「原因は陣内の浮気。智則さんは誠意を見せて欲しい」「紀香は太っ腹。2人や3人なら大目に見るでしょうが、それどころじゃない」などと心情を吐露した。

あ~あ、これで勝負あった。
「陣内=女グセの悪い夫」
「紀香=耐え忍ぶ妻」
の、わかりやすい構図ができあがった。

陣内パパが細々と、「報道されていることは氷山の一角。(報道が仮に)7分の1だとしたら、あとの7分の6は当人同士にしか分からない」と反論した(報知21日)が、世の中はすっかり、「原因は陣内の浮気」になっている。

唯一、東スポだけが、「離婚の原因は 紀香 風水のお告げか」(21日)と、例によって「か」が小さくついた見出しで報じた。
要は、紀香が風水にハマっていて、陣内の着る服からなにから、なんでもかんでも風水に頼っていたことで、陣内がうんざり、愛想をつかしたというのだ。

まあ、真偽のほどは定かでないが、いずれにしても離婚の原因なんて、夫婦双方にあるのが普通だ。

紀香と陣内は確か、ドラマの共演で知り合って、婚約まで半年くらいだったと思う(詳しく調べてないけど)。
陣内は芸人だから女性関係はもとから派手だろうし、紀香も、直前まで別の男性とつきあっていたという話もある。

要は、相手のことをよく知る時間もなく、覚悟もなく結婚してしまったということだろう。
それは、お互いさまというものだ。
それにつけても、紀香サイドの情報リークは上手だった。

ちなみに、報知の見出しに「昨年秋ごろから…」とある、関係を悪化させた出来事については、火曜日発売の週刊朝日をご覧ください。

って、コレ宣伝か? すんません。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.the-journal.jp/mt/mt-tb.cgi/4106

コメント (4)

「バーニング(サムディ)・吉本・ジャニーズ」
 この体質もそろそろ下火になって欲しいものですが、TVも今回の番組改編(赤字・番組経費削減)で、歌番組が増えこのてのエージェントに厄介になるのだろうね。政治から何から何まで、このような体質が日本にあるのですね。
それにしても、「紀香=耐え忍ぶ妻」というイメージはどう見てもわかないのでが…。世の中の奥様達は意図も簡単にそう思っている。

どうもこの手のニュースは全然意味がわからなくて、小沢VS検察の前回の山口先生の解説の判りやすさと比べてこれは読むのが苦痛だ。興味も知識もないんだから。
そこで考えた。前者のニユースが逆に苦痛の人とこの国の層は二つに分かれるんじゃあないのかな、今や。
やっぱりこの国は政権交代するほど民度が熟していないんだ。
「絶対政権交代はさせないぞ」という権力側の意思のあらわれのような今回の事件をみると大手メディアにこそ啓蒙の旗振りがもとめられるときに「朝日」ですら赤でなく白をふっているようです。

全て既定の路線で動いてたのがわかりましたね。

最強?バーニン○発信の芸能ゴシップをやめる週刊誌があれば買おうと思ってます。
○ーニング以外は叩かれたり利用される構図も、もううんざりですね。
○春はこの事務所の宣伝誌っていわれてますが。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

※[投稿]ボタンをクリックしてから投稿が完了するまで数十秒かかる場合がございますので、2度押しせずに画面が切り替わるまでお待ちください。

Profile

山口一臣(やまぐち・かずおみ)

-----<経歴>-----

1961年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒。ゴルフダイジェスト社勤務を経て、89年朝日新聞社入社。高校時代から愛読していた『朝日ジャーナル』編集部に配属され、あこがれの「ファディッシュ考現学」(田中康夫)を担当するも3年で休刊の憂き目に。『週刊朝日』へ異動し、事件&事件の日々を送る。その後、何を血迷ったのか広島の公教育問題で日教組を徹底批判し、「朝日なのに産経と論調が同じ」と物議をかもす。9.11テロ直後のニューヨーク、パキスタンを取材。米軍によるアフガニスタン市民への誤爆を伝えまくる。デスク時代に北朝鮮拉致被害者関連の記事で下手を打ち、『週刊文春』に叩かれ、副編集長を解任、更迭される(停職10日の処分付き)。その後、広報部へ配属されるが約半年でお払い箱。百科編集部で子ども向け週刊科学誌『かがくる』の創刊などに携わり、05年5月から再び副編集長、同年11月から、『週刊朝日』第41代編集長に。85年にわたる『週刊朝日』の歴史で中途採用者が編集長になるのは、これが初めて。

-----<出演>-----

『スーパーモーニング』
(テレビ朝日系、8:00~)

『愛川欽也 パックインジャーナル』
(朝日ニュースター、毎月第1土曜)

『大竹まこと ゴールデンラジオ』
(文化放送、毎週火曜・5月8日から)

『週刊朝日編集長登場』
(asahi.ポッドキャスト)

BookMarks

週刊朝日 談[DAN]
http://www.wa-dan.com/

好評発売中!
↓ ↓ ↓

詳細はコチラ

只今発売中!
↓ ↓ ↓

詳細はコチラ

→ブック・こもんず←



当サイトに掲載されている写真・文章・画像の無断使用及び転載を禁じます。
Copyright (C) 2008 THE JOURNAL All Rights Reserved.