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2007年7月30日

安倍惨敗で日本が変わる

というわけで、日曜日からほぼ徹夜で、まだ(いま月曜日の15:00くらい)終わっていません。

編集部では、そこここにぶっ倒れている部員が……。

今週号は、「安倍惨敗で日本が変わる」というテーマで20ページぶち抜き特集です。

それにしても、は~疲れた。

実は日曜日にうちの若手女性部員の結婚式があって、ぼくは編集長なのでスピーチとかも頼まれて……。

お相手はスポーツ報知の文化社会部の記者さんで、当然、参院選は忙しいはず。

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本人たちは楽しそうだが、上司や先輩たちは締め切りが迫って気が気じゃなかった。

なんで、こんな間の悪い日取りで挙式なのかと聞くと、本人たちにすれば「選挙の翌週」ということで決めたとか。

あ~、安倍さんのせいか。

会期延長でこんなところにも影響が……。

披露宴が終わると、もう15:00過ぎ。
新郎は挙式当日だというのに仕事だとか。
ぼくらも早々に編集部に戻り、開票に備えました。

2007年7月29日

今週の週刊朝日は水曜日発売です!

いやぁ、事前の情勢分析で自民党に厳しいことはわかっていましたが、ここまでとは思っていませんでした。

もちろん、まだ開票途中ですが、自民党は歴史的は敗北を喫することになるでしょう。

いま、編集部のスタッフはそれぞれの持ち場で取材を続けています。

これから朝方まで取材を続けます。

この選挙結果を受けて政治がどうなるか?

自民党の「内戦」が始まる、そして政権はどうなるか。

総力取材でお届けする来週号は、水曜日発売になります。(駅売りの早いところは火曜日から売ってます)

参院選特集号

さあて、いよいよ天下分け目の参院選の開票が始まります。

週刊朝日は、通常、土曜日締め切り、翌週火曜日発売(一部キオスク等は月曜日)ですが、今週は締め切りをズラして、
来週水曜日発売になります。

(つまり発売が1日遅れます)

参院選の結果が入った最速の週刊誌です。

そんなわけで、きょうは徹夜の突貫作業、編集部は夜中中活気に満ちることでしょう。

もう間もなく開票が始まります。

結果はどうなることでしょう……。

いずれにしても来週号をお楽しみに!!

毎日新聞から抗議文2

しつこくてゴメンなさい。

毎日新聞が週刊朝日に抗議した一件を、毎日新聞が記事にしています。

名誉棄損:毎日新聞社が「週刊朝日」に抗議文 

 毎日新聞社は9日、「週刊朝日」(朝日新聞社発行)7月20日号の電車内つり広告や同社のホームページの見出しなどで「本紙の名誉を著しく傷つけた」などとする抗議文を朝日新聞社に送った。

 毎日新聞は今年3月16日朝刊で、油彩画修復の国内第一人者と評価される美術史家が、鑑定した油彩画について、オランダの画家・レンブラントの真作の可能性が高いと結論付けたことを報じた。

 週刊朝日は、同号で絵の所有者などに関する記事を掲載。一部広告で、この記事に「毎日新聞 幻のレンブラントのでたらめ報道」との見出しを付けた。毎日新聞は抗議文で、「美術史家の鑑定に基づいた記事について、あたかも根拠のない報道であるかのような見出しで、名誉を著しく傷つけた」と抗議。見出しの撤回、謝罪を求めた。

 ▽山口一臣・週刊朝日編集長の話 記事には自信を持っており、広告の見出しも問題ないと考えています。

毎日新聞 2007年7月9日 20時02分 (最終更新時間 7月9日 21時46分)

しかし、あの記事でよく抗議ができたと思います。

たまたま見つけた美術愛好者の方のブログが、今回の事態についてまとめてくれています。

とてもわかりやすいので、お知らせします。

http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1070

ついでに、これも。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/media/64426

なお、週刊朝日では来週発売号で、「第2弾」を掲載する予定です。

風とロックとマニフェスト

お知らせするのがすっかり遅くなってしまいましたが、今週号の週刊朝日で、ちょっと実験的なグラビアページをつくってみました。

http://news.livedoor.com/topics/detail/3243185/

http://www.asahi.com/komimi/TKY200707210180.html

んでもって、下記URLにアクセスすると、北川正恭さん、高田純次さん、山口隆さんの政見放送が見られます。

http://opendoors.asahi.com/syukan/

2007年7月19日

おとといの続き...

毎日新聞が「幻のレンブラントが大阪で見つかる」と報じた「世界的スクープ」が実はでたらめだったという記事を週刊朝日に載せました。

すると、毎日新聞から激烈抗議文が届いた、という話の続きです。

そんなわけで、私たちの取材によれば、まず、毎日新聞が「所蔵者」としていた大阪の「会社社長」は、実は本当の絵の持ち主ではなく、実際の所有者である九州の会社経営者から、一時的に預かっただけのものだということがわかりました。

つまり、毎日新聞の記事にあった、

<父親のコレクションを整理していて偶然見つけ……>

という部分はまったくのウソだったわけです。

しかも「会社社長」は、あの悪名高き豊田商事の残党で、毎日新聞のデータベースを引くと、手形詐欺事件にかかわり逮捕・起訴された過去も出てくるしまつ。

そんな人の言い分をそのまま記事にしてしまったわけです。

しかも、この「会社社長」は問題の記事が掲載された毎日新聞を大量に購入し、「幻のレンブラント」販売の販促ツールに使っていました。

果たして、これはいかがなものか?

というのが週刊朝日7月20日号の記事の趣旨でした。

これに対して、毎日新聞大阪本社の社会部長さんから、「貴誌7月20日号における広告で、『毎日新聞 幻のレンブラントのでたらめ報道』との見出しにつき、強く抗議するとともに、訂正を求めます」との抗議文を受け取りました。

毎日新聞の主張は、「本件記事は、油彩画修復の第一人者である黒江光彦氏が鑑定した絵がレンブラントの『黄金の兜の男』の可能性が高い、ということが根幹で、主要部分であります」として、その「記事の根幹は何ら揺らいでいません」というもので、にもかかわらず、「でたらめ報道」としたのは、「毎日新聞の名誉を著しく傷つけ、決して容認できるものではありません」ということで、直ちに謝罪訂正しないと、法的措置を取ることを通告するというものでした。

抗議文は慣れっこ(爆)ですが、通常、この種の文書では、「法的措置も検討する」と書くのふつうです。

「法的措置を執ることを通告する」というのは、もはや話し合いの余地なし、謝らなければ訴えるぞ、という厳しいものです。

天下の毎日新聞がここまで言うのだから、こちらにも落ち度がなかったか検証したのですが、週刊朝日の取材には間違いがありませんでした。

そこで、

<記事には自信をもっています。広告の見出しも問題ないと考えています。週刊朝日編集長 山口一臣>

というコメントを出しました。

週刊朝日の見解は以下のとおりです。

 抗議文では、毎日新聞の記事の根幹は「レンブラントの真作の可能性が極めて高いという事実が記事の根幹・主要部分」であり、本誌記事でも黒江光彦氏が「95%、その可能性があります」とコメントしたことをもって、「記事の根幹は何ら揺らいでいません」と主張されていますが、本誌はそう考えていません。

 本誌は今回の取材に関して、誌面で掲載しただけでなく、研究者など何人もの美術専門家に話を聞きました。ある人は次のように言いました。「レンブラントクラスの絵になると、常識的には、鑑定などせず、意見を言うだけ。レンブラント調査委員会か、その委員に送り、検討してもらい、さらに実物を持っていって真作である根拠を確認しあうのが普通です。また、その際には、入手経路が重要な意味を持つと思います」。レンブラントのような著名な画家の真作の発見の可能性というのは、来歴を含めてきわめて慎重に判断すべき事柄であるということであり、事実、毎日新聞が「幻のレンブラント」を所蔵しているとした「会社社長」の記者会見を受けても、いくつかのメディアは「黄金の兜の男」についての発表を報じておりません。ある研究者は、次のように語ります。「レンブラントクラスの絵となると、まともな人は鑑定などせず、意見を言うだけ。常識的には、レンブラント調査委員会か、その委員に送り、検討してもらい、さらに実物を持っていって真作である根拠を確認しあうのが普通です。また、その際には、入手経路が重要な意味を持つと思います」。同様の趣旨の意見はほかにも複数の研究者から聞きました。実際に、毎日新聞が「幻のレンブラント」を所蔵しているとした「会社社長」の会見を受けても、いくつかのメディアは「黄金の兜の男」についての発表を報じませんでした。

 全国紙である毎日新聞が1面で扱うのですから、その影響力は大きく、絵の価値を飛躍的に上昇させかねないことを考えると、報道には十分な取材、調査などが必須であり、客観的な裏付けも必要だったと考えます。しかし、絵の真贋に重要な意味をもつ絵の入手経路などを考えると、十分な取材、調査などが必須であったと考えます。しかし、絵の真贋に重要な意味をもつ絵の入手経路について、毎日新聞の記事は十分に裏付け取材したものとは思えませんでした。
 
 記事には、この「会社社長」が<亡くなった父親のコレクションを整理していて偶然見つけ>と、ありますが、本誌の取材には「父の遺品とは言っていない」と話すなど証言の内容が首尾一貫しておらず、いい加減であることが明らかでした。また、記事には、<所蔵者の了解を得て、オランダ「レンブラント調査委員会」で評価を受けたいとしている><「レンブラント調査委員会」に評価を依頼できるレベルの作品が見つかること自体珍しい>とありますが、「会社社長」は本誌の取材には「調査を依頼するつもりはない。そんなコストをかけて、もし真作でないことがわかったら大変だ」と話すなど証言の内容が首尾一貫しておらず、いい加減であることが明らかでした。本誌記事に書いたように、毎日新聞の記事検索で「会社社長」が過去に詐欺罪で起訴された記事も見られます。

 毎日新聞の記事は、「会社社長」と鑑定人の黒江氏の証言を支えにしています。
 
 しかし「会社社長」は、毎日新聞の記事には〈亡くなった父親のコレクションを整理していて偶然見つけ〉とあるのに、本誌の取材には「父の遺品とは言っていない」と話すなど、証言の内容が首尾一貫しておらず、いい加減さがあることが明らかでした。毎日新聞の記事で「会社社長」を「所有者」とせずあえて「所蔵者」と表現していることから、記者も「会社社長」の証言について疑義を抱いていた可能性が推察できます。また、「幻のレンブラント」を報じた毎日新聞の記事が、「会社社長」が絵を売るための宣伝材料のように使われていたのは、本誌が指摘したとおりです。

 鑑定人の黒江氏については、絵の本当の所有者と「会社社長」をつなぐ動きをするなど、客観的な鑑定人としての中立性を疑わせる行動がありました。真作の可能性が高いという根拠となっている「ペンティメント」も、黒江氏ではなく、「会社社長」が見つけたと「会社社長」自身が話していました。います。また、黒江氏は「会社社長」から住宅の面倒をみてもらうなどの関係にもありました。
 
 毎日新聞には、〈所蔵者の了解を得て、オランダ「レンブラント調査委員会」で評価を受けたいとしている〉〈「レンブラント調査委員会」に評価を依頼できるレベルの作品が見つかること自体珍しい〉とありますが、黒江氏は本誌の取材には「調査を依頼するつもりはない。コストをかけて、ペンティメントではないと言われたらどうしようということになった」と話しました。さらには、絵の所有者について「毎日新聞は嘘をつかれたといいますか、取材が徹底していないといいますか……」とさえ話しています。
 
 また、「幻のレンブラント」を報じた毎日新聞の記事が、「会社社長」が絵を売るための宣伝ように使われていたのは、本誌が指摘したとおりです。さらに、この絵の取引に関して、「会社社長」は鑑定人のスポンサーであるという関係にあった事実もあります。レンブラントの真作の発見となれば、毎日新聞が1面で報じるほどの影響力があり、絵の価値が飛躍的に上昇する大きなできごとであることを考えれば、鑑定人と「所蔵者」という人物の言い分だけではなく、客観的な第三者の意見を聞くなど、十分な裏付けがあってしかるべきだと考えました。毎日新聞紙面では、所蔵者が間違っていると本誌が指摘した後も記事の訂正などをしていません。
 
 また、毎日新聞紙面では、所蔵者が間違っていると本誌が指摘した後も記事の訂正などをしていません。
 
 これらのことを総合的に判断し、本誌は「でたらめ報道」という見出しをつけました。

※しかしまぁ、今回の毎日新聞のような思い込みというか、先走りは実は注意しないとありがちなこと。今後、毎日新聞が法的措置を取ってくるかどうかわかりませんが、もって他山の石にしたいと思います。

2007年7月17日

毎日新聞から抗議文

またまた更新があいてしまいました。

ごめんなさい。

例によって、いろいろトラブル処理に追われてました(爆)。

もっとも新しいトラブルは、毎日新聞からの抗議文です。

抗議文を受け取るのはさすがに慣れっこになっていますが、今回の抗議は、かなり「激烈」でした。

ことの発端は、週刊朝日の先週号(7月20日号)に掲載した記事です。

内容は、毎日新聞が3月に「世界的スクープ」と報じた、「幻のレンブラントは発見された」という記事が、実はインチキだったという話です。

中吊り広告の見出しに、「毎日新聞『幻のレンブラント』でたらめ報道」とつけたところ、先方から激怒ファックスが送られてきたというわけです。

詳しくは、ぜひ記事を読んで欲しいのですが、要はこういう話です。

レンブラントは言わずと知れたオランダを代表する画家です。

毎日新聞の「スクープ」とは、そのレンブラントが描いたと思われる作品を大阪の「会社社長」が所蔵していることがわかった、というもので、3月16日付の同紙大阪版の1面トップを飾った記事です。

大阪で「発見」された作品は「黄金の兜の男」というもので、「会社社長」が父親の遺品を整理しているときに「見つかった」と、毎日新聞の記事には書いてありました。

この「黄金の兜の男」は、ベルリンの国立絵画館にもありますが、レンブラント本人の作品でないことが結論づけられているといいます。

そんなものがホントに日本で見つかったとしたら、それは確かにスゴイスクープだと思います。

しかし……。
(ごめんなさい。ちょっと時間がなくなりました。続きは明日描きます)

Profile

山口一臣(やまぐち・かずおみ)

-----<経歴>-----

1961年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒。ゴルフダイジェスト社勤務を経て、89年朝日新聞社入社。高校時代から愛読していた『朝日ジャーナル』編集部に配属され、あこがれの「ファディッシュ考現学」(田中康夫)を担当するも3年で休刊の憂き目に。『週刊朝日』へ異動し、事件&事件の日々を送る。その後、何を血迷ったのか広島の公教育問題で日教組を徹底批判し、「朝日なのに産経と論調が同じ」と物議をかもす。9.11テロ直後のニューヨーク、パキスタンを取材。米軍によるアフガニスタン市民への誤爆を伝えまくる。デスク時代に北朝鮮拉致被害者関連の記事で下手を打ち、『週刊文春』に叩かれ、副編集長を解任、更迭される(停職10日の処分付き)。その後、広報部へ配属されるが約半年でお払い箱。百科編集部で子ども向け週刊科学誌『かがくる』の創刊などに携わり、05年5月から再び副編集長、同年11月から、『週刊朝日』第41代編集長に。85年にわたる『週刊朝日』の歴史で中途採用者が編集長になるのは、これが初めて。

-----<出演>-----

『スーパーモーニング』
(テレビ朝日系、8:00~)

『愛川欽也 パックインジャーナル』
(朝日ニュースター、毎月第1土曜)

『大竹まこと ゴールデンラジオ』
(文化放送、毎週火曜・5月8日から)

『週刊朝日編集長登場』
(asahi.ポッドキャスト)

BookMarks

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