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社民党幹事長を襲ったスキャンダル

今週号の週刊新潮で、社民党の又市征治幹事長のスキャンダルが掲載されています。
内容は読んだ人は知っていると思いますが、
要は、議員宿舎に呼んでいた馴染みの女性マッサージ師と、
愛人関係になっていた、というものです。
記事は女性の告白というかたちで、ディテールもしっかりしているため、
読者の立場からすると、かんり信憑性が高いと思われました。

これに対して又市幹事長は、
週刊新潮の取材に応じず、出版差し止め請求を申し立てたそうです。
記事の内容はさておき、護憲派の社民党幹事長のこの対応には、
正直がっかりしてしまいます。

憲法は21条で「表現の自由」を明確に保護しています。
実は、来週発売の週刊朝日で又市幹事長の「反論」を掲載しているのですが、
政治家であれば他にも反論の機会はいくらでもあるはず。
民主主義における表現の自由の大切さを考えれば、
安易に法的手段を取るべきではなく、
言論に対しては言論で対抗するのが筋だと思います。

もっとも、最近は取材を申し込んだだけで、
「ヘンなことを書いたら訴えるぞ」
と脅しをかけてくる政治家も珍しくありません。
とくに自民党関係に多いです。
小泉チルドレンとして知られるSKさんなど、
ご丁寧に弁護士名で文書を送りつけてくるほど。

まあ、そのうちまとめて暴露してやろうと思っています。

さて、問題の又市スキャンダルですが、ご本人は、
「週刊新潮の記事は事実無根。選挙前の謀略だ!」
とのご主張です。
確かに取材してみると、女性側の言い分にもつじつまの合わない点があるようで……。

週刊新潮の記事によると、
そのマッサージ師の女性は、
「又市氏から4時間分の料金をもらい、
(派遣元の)鍼灸院と折半していた」
と話していますが、
鍼灸院にはそのような記録は残っていないと、
又市側の弁護士は主張しています。

また、鍼灸院では180分以上の接客や、
客と男女関係になることを禁じていて、
しかもマッサージ師は車で送迎されるので、
女性が言うように、勝手に又市氏の宿舎に泊まることはできないそうです。

その他、細かい点でいくつかの矛盾もあります。

さらにアヤシイのが、
この女性とおぼしき人物が、週刊新潮だけでなく、
他の新聞社にも似たようなタレコミをしていたという情報があります。
最終的には、密室内での出来事なので、
ご本人たち以外に真相を知るすべはありません。
又市センセイの「言い分」は、来週発売の週刊朝日をご覧ください。

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Profile

山口一臣(やまぐち・かずおみ)

-----<経歴>-----

1961年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒。ゴルフダイジェスト社勤務を経て、89年朝日新聞社入社。高校時代から愛読していた『朝日ジャーナル』編集部に配属され、あこがれの「ファディッシュ考現学」(田中康夫)を担当するも3年で休刊の憂き目に。『週刊朝日』へ異動し、事件&事件の日々を送る。その後、何を血迷ったのか広島の公教育問題で日教組を徹底批判し、「朝日なのに産経と論調が同じ」と物議をかもす。9.11テロ直後のニューヨーク、パキスタンを取材。米軍によるアフガニスタン市民への誤爆を伝えまくる。デスク時代に北朝鮮拉致被害者関連の記事で下手を打ち、『週刊文春』に叩かれ、副編集長を解任、更迭される(停職10日の処分付き)。その後、広報部へ配属されるが約半年でお払い箱。百科編集部で子ども向け週刊科学誌『かがくる』の創刊などに携わり、05年5月から再び副編集長、同年11月から、『週刊朝日』第41代編集長に。85年にわたる『週刊朝日』の歴史で中途採用者が編集長になるのは、これが初めて。

-----<出演>-----

『スーパーモーニング』
(テレビ朝日系、8:00~)

『愛川欽也 パックインジャーナル』
(朝日ニュースター、毎月第1土曜)

『大竹まこと ゴールデンラジオ』
(文化放送、毎週火曜・5月8日から)

『週刊朝日編集長登場』
(asahi.ポッドキャスト)

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