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祝オバマ政権誕生

いよいよ1月20日、第44代米国大統領に黒人で初めてバラク・フセイン・オバマ氏が就任する。大統領選が始まった2年前、誰が今日のオバマ大統領の誕生を予想したであろう。へムリ戦略国際問題研究所(CSIS)会長は、大統領選におけるオバマ氏の当選をアメリカ民主主義の勝利であると称えた。改めてオバマ新大統領の誕生に対し、心よりお祝い申し上げたい。

オバマ新政権に対する国内外の期待は極めて高い。それは8年間続いたブッシュ政権の反動からアメリカを大きく変えて欲しいという気持ちの表れであるが、あまりにも期待値が高いが故に、国民が裏切られたと感じるときの反動は逆に大きいことも覚悟せねばならない。

しかし期待値が高いということは、国民はオバマ政権に対して耳を傾けようということであり、新政権が正しい政策を打ち出せば、むしろアメリカ社会は大きく変革する可能性は高いことを意味する。国際社会も、米国の単独行動主義に対して厳しく批判し、かつてのようなパワーや存在感は薄れたと言いながら、実はオバマ新政権の指導力に大きな期待を抱いているのである。何故ならば世界は依然として米国に代わってリードできる国は無く、国連を中心とする国際社会の枠組がいつも機能するとは限らないことを知っているからだ。特にこの半年間、世界ではロシアのグルジア侵攻、金融危機の勃発、ムンバイでのテロ、イスラエルのガザ侵攻等、世界を震撼させた様々な出来事が起こり、米国のリーダーシップに対する期待値はむしろ高まったのではなかろうか。

オバマ政権の外交政策は、駐日大使の噂があるジョセフ・ナイ教授が打ち出したソフトパワー(外交や文化など非軍事的な力)を重視し、国際社会との協調を打ち出している。地球温暖化等の環境問題、地域紛争やテロへの対応、核軍縮・核不拡散、感染症への対応、世界金融危機等の問題を考えると、今ほど国際協調が必要な時代は無い。オバマ政権が的確な外交政策を打ち出せば、国際社会は耳を傾け、世界は大きくチェンジするであろう。オバマ政権のリーダーシップに大いに期待したい。

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コメント (2)

「リンカーン・ルーズベルト・ケネディ」
 確かに細々まで良く考えられている。しかし、こんな事で実態が変わる訳ではない。マジックを掛ける対象が、最初のブッシュ4年の結果でも、騙され続けた国民。先日のハドソン川の事でも、それほど英雄視的に騒ぐ必要もないのに報道は判り易い様に騒いでいる。こんな事に殊更、1549が幸運な数字だとは思えないのだが?こんな事に馴らされた国民ならある意味、良くも悪くも騙されやすいのかも知れないが…。
 今の段階は、まだ悪い意味の騙しはないが、今後追い込まれた時に、悪い意味の騙しが使われるような気がしてならない。期待が大きいと言う事はそうなる兆しの前程であります。
【前程万里】 ではありますが、本来の意味の影にある、その人物の前途に大きな可能性が広がっていること。前途が明るいこと。に繋がる事かは判らない。期待を程よく下げておかないと、金融状況第5派の下げ局面が到来した今、耐えられるかは判らない。追い込まれた時にどのような言葉が出てくるか、その時こそ、彼の評価ができる筈。オバマならオバマならとなればなるほど苦しい旅になる…?
 願わくば、金銭スキャンダルにだけは潰されない様にして欲しい。クリーンで売ったものがそれでアウトになるのは見ていて辛い。カルローブ的発想なら、相手の強い面を叩ければ崩れるのも容易い訳でありますから。ガイトナーショックは個人的にドキットしました。ルービン時代が終わった今、今後どのようになるのだろうか…?

「ガイトナー公聴会」
今日21日に延期されたのは、この予想されるムードを利用して潜り抜けようとした事なのかも知れない。(だとしたら相当考えられている)
 Goldman Sachs Group終値 59.20ー13.85(18.96%マイナス)オバマ演説の最初の方で「一部の者の強欲と無責任の結果である」云々と述べられていたのが印象的だ。しかし、間違えるとミイラ取りがミイラになる路線にも乗っていることを弁えないといけない。(期待を力に転換したいのだろうけれど期待が大きければ大きいほど絶望も恐怖だ)
 まあ、パレードも歩かないと流しながら、歩く。この遣り方もレベルか低いけど考えられた事。それをサプライズだと放送するのは如何なものか?

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Profile

若林秀樹(わかばやし・ひでき)

-----<経歴>-----

1954年東京生れ。
1976年早稲田大学商学部卒業。
1979年ミシガン州立大学院農学部修士課程終了。
現在、08年3月からワシントンにある政策シンクタンク、CSIS(戦略国際問題研究所)の客員研究員。
80年からヤマハ(株)勤務、労組役員を経て93年からワシントンの日本大使館1等書記官として政府開発援助(ODA)と日米協力を担当し米国際開発庁(USAID)から表彰を受ける。帰国後は電機総研副所長を務め、01年に民主党比例区で参議院議員に初当選。在職中は「次の内閣」経済産業大臣・財務副大臣、国際局副局長を歴任。さらにイラク、シリア、イラン等を訪問し安全保障、復興支援、核問題等幅広く国際問題に取り組む。08年はCSIS(戦略国際問題研究所)客員研究員として活動し、09年1月より非常勤客員研究員。現在、(財)日本国際フォーラム常勤参与・主任研究員。

BookMarks

-----<著書>-----


『希望立国、ニッポン15の突破口』
2006年9月、日本評論社



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