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「安心・安全」のコストを犠牲にしてしまった日本社会

■理解を超えた安値だった

 「おそらく日本のスーパーマーケットで生食用の牛肉を販売している店なんてないと思いますよ。さらに言えば和牛を100g400円以下で販売することもできません。食肉の衛生管理をきちんとやれば、それなりのコストがどうしてもかかってしまう。焼肉酒家えびすの価格の安さは私たちの理解を超えている」

 スーパーマーケット業界でもその優れた経営手腕で知られるベテラン経営者は、そう言い切る。

 焼肉チェーン店と卸売り業者の双方に強制捜査が入った。食中毒の原因となったO-111菌が、いつ、どこで付着したかが焦点になるといわれているが、消費者に直接肉を提供した焼肉酒家えびす(運営会社はフーズ・フォーラス)の責任の重大性は何がどうあれ、変わるものではない。

 同じ牛肉を取り扱うチェーン店でもスーパーマーケットと焼肉店では風景があまりにも対照的だ。スーパーマーケットはそもそも生食用の牛肉など販売すらしていないが、焼肉店はユッケが大ブームで「ユッケのうまい店はいい焼肉店の証」であるかのごとき風潮すらあった。

 もちろん前出のスーパーマーケットの経営者も「牛肉は絶対に生では食べられない」と言っているわけではない。

 「衛生管理をしっかりやれば生で食べることもできます。しかしアルバイトやパート従業員を使いながら徹底した衛生管理をするのは難しいのです。しっかりとしたシステムを作り上げる必要がある。要するに食の安心・安全を確保するにはコストが必要だということです」

>>日経BPnetにも原稿アップしました。
続きは こちらからご覧下さい!

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良い事を書いていらっしゃいます。

そうですね、
しかし、安ければ良い、安ければ安全などはどうでもいい、などとはだれも言わないのです。

ただ、安かったから、そこで食べただけなのです。

だって、誰がレストランで出されるものに、お役所の許可を得る事が出来ないようなものが入ってると思うでしょうか。

私は、基本的に余分な規制はいらないと云う主義です。規制緩和こそが必要なのだ、という主張です。

しかし、いらない「規制」というのは、例えば「車検」だったり、例えば「自動車運転免許の更新」だったり、「公共の場での禁煙」だったりという、不要な規制です。

食べ物の安全についての規制は、全く別モノです。
食の安全は、国が責任を持って規制しなくてはならない事です。
モノを火を通さずに食べる事の危うさを、国はいかに考えるのか。
安全を担保出来ない者については、はっきりと禁止するべきです。

この肉問屋は、どうも怪しげだし、焼き肉屋もどっこいな感じです。
しかし、かのしゃちょう氏が怒鳴った如く、国の責任は問われるべきでしょう。


それにしても、テメーのとこで出すモノくらい、社長なり職人なり本人が自分の「目」で見ないで、一体どうしようと云うのだろう。

これだから、変なチェーン店は嫌だ。
個人経営のお店の方が、よほど安心もおいしさも、いっぱい有るのだ。

デフレ>コストダウン>安心・安全を犠牲に
仰るとおりと思います。

ただ、デフレになる以前から、「知ってる人は知っているが、知らない人は知らない」情報というのはあった。
「生食用の牛肉は流通していない」
「全国の埋立地の多くが地震で液状化する。岩盤まで届く基礎工事を行っている建物はごく僅か」
「原発に注ぎ込まれる税金があれば、増税なしで医療と介護の無償化が実現できる」

「政・官・財・報」の既得権益グループは
「見て見ぬふり」で「触らぬ神に祟りなし」
とばかり、ほっかむりを決め込み、うまい汁を吸い続けてきた。
その挙句が福島の悲劇。
事態は大本営発表よりも、相当に深刻だ。
これも「知ってる人は知ってるが、知らない人は知らない」情報だ。

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Profile

財部誠一(たからべ・せいいち)

-----<経歴>-----

1956年、東京生まれ。
1980年、慶應義塾大学法学部卒業。同年、野村證券入社。
1983年、野村證券退社。
1986年、出版社勤務を経てフリーランスジャーナリストに。
1995年、経済政策シンクタンク「ハーベイロード・ジャパン」設立。「財政均衡法」など各種の政策提言を行っている。

-----<出演>-----

『財部ビジネス研究所』 (BS日テレ、土曜23時〜 再放送:日曜9時〜)

『報道ステーション』
(テレビ朝日系/平日21:54〜)

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