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« 国内生産堅持、マツダの大義に勝算はあるか
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このご時世に国内新工場建設のなぜ?

 2010年の夏、円ドルレートが1ドル80円台に突入して以降、製造業の海外流出が騒がれた。一面的で、ヒステリックなその論調をあざ笑うかのように、ここにきて国内新工場建設のニュースが続いた。

■キヤノンは大分県に新工場を建設

 12月2日、キヤノンの内田恒二社長はレーザープリンターのトナーカートリッジの主要部品を生産する工場を大分県日田市に建設することを明らかにした。2012年5月の稼働を目指し、300億円を投資するという。

 キヤノンについて面白い話がある。秋葉原の家電量販店で聞いた話だ。中国人旅行客に人気の高いデジカメはどこの製品かと尋ねてみると、最高級のデジタル一眼レフなら「キヤノンだ」という。思わず「ニコンじゃないのか」と問い返すと、若い店員はクビを横に振りながら再び「キヤノンだ」という。なぜか? 理由は単純明快であった。

 「キヤノンの一眼レフは使われている部品がすべて日本製だからだ」

 他メーカーには違うのかという疑念も残るが、それはともかく、金持ち中国人旅行客には「日本製の部品」を使い「日本国内」で組み立てられることが至高の価値になっていることは間違いないなさそうだ。

 ただし、もとをたどればキヤノンの新工場建設もこのご時世にふっと湧いたわけではもちろんなく、リーマンショックで一時凍結されていた建設計画が再開されたにすぎない。しかし日本国内で新工場が動き出すことの経済効果は計り知れない。雇用創出が地元経済に与える影響がほんの一部でしかないほど、大きな経済効果が生まれる。住宅建設も刺激されるし、地元での消費も上がるし、ヒトの移動や部品、製品の流れもできる。

>>日経BPnetにも原稿アップしました。続きは こちらからご覧下さい!
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20101208/254085/?P=2

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ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

リンク先の日経BPネットが前のマツダの記事になってますよ

>はやし様(2010年12月9日 21:08)

ご指摘ありがとうございます。アドレスの訂正を致しました。

今後ともよろしくお願いします。

財部 様

財部様の主張の主旨要点は、「品質の日本、それを今後の輸出戦略にすべきだ」との、ご主張ではないでしょうか。

其の通りであって、価格戦略で、世界に伍していこうとしても、対抗できるものでなく、品質で対抗していくべきであり、価格対抗するのであれば、現地で生産すべきです。

法人税減税などは、全ての輸出産業を支援するのではなく、未来志向の商品を生産しようとしているか、輸出することによって、税金が還元されるのかに重点が置かれるべきです。

単に外国企業と対抗できないからといっていれば、国の借金と同じで、底なき赤字を累積することにつながっていくのではないか。

支援すべきは、このキャノンのように、日本の技術を伸ばしていけるものにすべきだろう。税金も払えない商品は、海外に生産を移すべきではないか。輸出、輸出といって、輸出産業を一括して支援する体制から、早く脱皮してほしい。

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Profile

財部誠一(たからべ・せいいち)

-----<経歴>-----

1956年、東京生まれ。
1980年、慶應義塾大学法学部卒業。同年、野村證券入社。
1983年、野村證券退社。
1986年、出版社勤務を経てフリーランスジャーナリストに。
1995年、経済政策シンクタンク「ハーベイロード・ジャパン」設立。「財政均衡法」など各種の政策提言を行っている。

-----<出演>-----

『財部ビジネス研究所』 (BS日テレ、土曜23時〜 再放送:日曜9時〜)

『報道ステーション』
(テレビ朝日系/平日21:54〜)

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