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2010年7月31日

日本振興銀行事件、 木村剛は果たして極悪人なのか?

 日本振興銀行が揺れている。金融庁から一部業務の停止命令を受けたばかりか、事実上の創業者であり、前会長の木村剛氏、西野達也社長ほか3人の合計5人が逮捕された。商工ローン大手SFCG(旧商工ファンド)との債券売買に関連するメールを検査前に削除したことが「検査忌避」にあたるとされた。そんな異常事態のなか、同行の社外取締役を務めていたみずほ銀行の元支店長で作家の江上剛(本名は小畠晴喜)氏が社長に就任。「再建を目指す」と記者会見で語ったものの、楽観が入りこむ余地はない。

 足元の深刻事由は「債権二重譲渡問題」だ。これはSFCGが自社の貸付債権を日本振興銀行と新生信託銀行やあおぞら信託銀行などに二重譲渡。債権譲渡条件で他行に劣後するにもかかわらず、振興銀行が先んじて債権回収を実行。権利が消滅した新生信託などが振興銀行を訴えたものだ。

 7月27日、最初に出された東京地裁の判決は振興銀行の敗訴だった。450万円ほどを不当利得金として新生信託に返還せよという内容。続けて29日に同地裁であおぞら信託の勝訴が言い渡された。同種の裁判は今後も続く。返還請求が相次げば、一部業務停止命令中の振興銀行の経営そのものを揺るがしかねない。

 振興銀行に経営上いくつかの問題があったことは間違いない。だが一連の報道を通じて強い違和感を覚えることがある。それは木村剛元会長の報道のされ方だ。日本銀行に勤務していた90年代、日本の金融界で誰よりもバブル崩壊後の不良債権問題処理に力を注ぎ、小泉政権誕生後は不良債権完全処理へむけて精力を傾注した人物である。

 確かに振興銀行の社長、会長就任以降、親族が経営する企業への融資が問題になるなど、社会的批判を甘受せざるをえない軽率さはあったかもしれない。

>>続きは日経BPネットで!
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100729/239258/?P=2

2010年7月26日

「鉄の町」の地域おこし

 先日「鉄の町」室蘭に行き機会がありました。

 かつては新日鉄の城下町として栄えた町も、協力会社いれて2万人いた従業員が現在は5000人にまで減少。地元商店街はひどく錆びついたシャッターの町と化していましたが、そこにかすかな光明がありました。

 地元商店主と美大生のコラボで誕生した「ボルタ」。無機質なボルトやナットで表情豊かなボルトの人形を創作。1番目は「考える人」。そこからボルト人形がさまざまな人間模様を具象化していき、イチローそっくりの野球をする人形がいたり、ふられてがっかりする人形がいたりというストーリーがあります。そして100番目は「まだ考える人」。シリーズはさらに続いています。

 地元の素材や技能を駆使するにとどまらず、現代アートと呼べるほどの洗練された出来栄えとストーリを語り続けるセンスの良さに感動しました。地域おこしはかくあるべし、という見本のような取り組みでした。

2010年7月14日

若葉マークの民主党政権 真価が問われるのはこれからだ

 正確にいえば参院選投票日の翌日0:30、菅直人総理が記者会見場に姿を現した。鳩山―小沢を退陣させ、脱小沢路線を明確にしたことで、66%もの高い支持率を得た菅政権は、予算委員会を一度も開くことなく選挙戦に突入。なりふり構わず、参院選挙にのぞんだものの、結果は改選第1党の座を自民党に奪われて過半数を大きく割り込んだ。

 いったいなぜ、ここまで惨敗したのか。

「消費増税に対する説明が不足した」
開口一番、菅総理は唐突に消費税を論議を持ち出したとの印象を国民に与えたばかりか、丁寧な説明を欠いたことが敗因であると説明した。

 だが菅総理の消費税論議はあまりにも唐突だった。鳩山政権での財務省就任で日本の財政に対するまっとうな危機感を財務官僚に教え込まれたことは消して悪いことではないと思うが、だからといって参院選直前に党内論議もまったくないまま、いきなり消費税増税を選挙の争点に持ち込んだことには誰もが強烈な違和感を覚えたはずだ。

 6月下旬、ある民主党幹部は私的な勉強会の場で、消費税論議は「争点隠し」を狙ったものだという認識を明らかにした。

>>続きは「Infoseekニュース 内憂外患」で

Profile

財部誠一(たからべ・せいいち)

-----<経歴>-----

1956年、東京生まれ。
1980年、慶應義塾大学法学部卒業。同年、野村證券入社。
1983年、野村證券退社。
1986年、出版社勤務を経てフリーランスジャーナリストに。
1995年、経済政策シンクタンク「ハーベイロード・ジャパン」設立。「財政均衡法」など各種の政策提言を行っている。

-----<出演>-----

『財部ビジネス研究所』 (BS日テレ、土曜23時〜 再放送:日曜9時〜)

『報道ステーション』
(テレビ朝日系/平日21:54〜)

BookMarks

オフィシャルホームページ
http://www.takarabe-hrj.co.jp/

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