日米の報道姿勢から読み解く「トヨタ問題」の本質
トヨタの経営者をめぐる日米の報道の違いには驚きを禁じえない。正直言って、日本の報道は腰が引けすぎだ。通常は人命に関わる不祥事の露見となれば、事情のいかんに関わらず、日本のメディアはその企業を倒産させることが正義だといわんばかりに追い込んでいく。社長の引責辞任など当然とばかりに紙面や画面で突きつける。
■日本国内の報道は腰が引けすぎだ
だが今回のトヨタ報道についてはまるで様相が違う。トヨタの社長批判はほぼ皆無。日本最大級のスポンサーだからか。それともに2008年当時、厚労省に対するメディア批判が尋常ではないことに異議を唱えるために、トヨタの奥田碩相談役(当時)が「スポンサー引き揚げ」に言及したことが、いまなお恐怖となって残っているからか。日本メディアのトヨタ報道は腰が引けすぎだ。
対照的だったのは現場取材で定評のある米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙だった。トヨタ自動車の実質的な創業者である豊田喜一郎氏の孫にあたる豊田章男現社長の"資質"そのものを問題にした。過保護な取り巻き構造への疑念を遠慮会釈なく書き連ねた。
章男社長が米国でリコールがアナウンスされた直後にスイスで開催されたダボス会議に出席したこと、23日に開かれた米国公聴会への出席を当初ためらったこと、いつも影に隠れているビヘイビアなどを例示しつつ「決断力のある、自信に満ちたリーダーといえるのか疑問が残る」とした。
2月24日付けのWSJ紙は、さらにこう続けた。
"Toyota president has surrounded himself with a coterie of Toyota-family loyalists who have trouble delivering tough messages to their top executive."
日本語にすればこんな内容だ。
「トヨタ自動車の社長はトヨタファミリーの忠臣たちに囲まれており、都合の悪い情報は社長になかなかあがらない構造になっている」
>>続きは日経BPネットで
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100303/213716/?P=2
コメント (15)
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投稿者: 《THE JOURNAL》編集部 | 2010年3月 4日 12:48
<日本のゴミがですかぁ?>
>トヨタの奥田碩相談役(当時)が「スポンサー引き揚げ」に言及したことが、いまなお恐怖となって残っているからか。
むしろ、トヨタが転けたらまともなスポンサーがいなくなるから報道しなかったんじゃないですか?金に関してはトヨタより日本のマスゴミの方が、はるかに意地汚いように思いますが。以前からWSJは比較的公正に報道していたような気がします。しかしこれは単純に日本のゴミとの力量の差かと...。産経と読売などは、このリコール問題に関して、あまりに愛国的(笑)で、アメリカメディアでは異常な報道にしか写らなかったようです。官僚的と言えば、トヨタより遥かに日本のメディアの方が官僚的だと思います。報道姿勢を言及するという視点からなら、あくまでも各社の報道姿勢と力量しか見えてこないように思いますが。いつも、意地悪でごめんなさい。
トヨタのリコール問題は社内の運営体質だけの問題でなく日本企業全般に言える事ではないでしょうか。この二十年の日本の経済史をみても、これだけグローバル化が進んでなお根本的な意識変革は、日本の大きい企業程進んでないのでは?これは経営者だけでなく働く労働者側にも問題があるように思います。一説によるとトヨタの社長は創業者の出でありながら株式の保有率からしても、出世ルートとしても、むしろ労働者の代表と言われています。情報機器の発達、交通技術の発達が益々進む中で、世界の垣根は低くなる一方です。その中で日本的な情緒で通じないものと、これがかえって危機を脱するカードになるケースもたくさん起こりうると思います。トヨタの失敗も公聴会での危機の脱出も、物事を秘密裏に処理しようとする日本的な情緒の失敗であり、働くものとともに有ると言う日本的情緒の誠実さが危機の回避であったと言われてます。今回のトヨタの問題は、日本の企業が他山の石とせねばならない事件だったと私は思います。これを教訓に、何を変革し何を残してゆくのか。世界の市場で生き残るためには、ここが日本の企業が求められている大きな宿題と言えるのではないでしょうか。
投稿者: 堀口雪文 | 2010年3月 4日 14:52
「説明責任:日米の違い」
柔ちゃんが小沢幹事長にこの問題で陳情したことが報道されていた。この問題の背景には、日本の新政権に対する米国の不信があるという解説をするメディアも少なくない。トヨタを守らない政府を非難する新自由主義経済評論家もいる。この問題は政治問題なのか?
マイクロソフトですら独占禁止法で米国当局と争っている。GMも議会でさんざ叩かれた。過去には、日本企業も随分叩かれた(特に80年代)。なぜトヨタはこれら過去の事象から学ばないのか。トップがアメリカまで説明に行って、「涙と陳謝」とはお粗末すぎる。日本のマスコミ対策としては「涙と陳謝」で「説明責任は果たされた」ということかもしれないが、残念ながら米国は事情が違ったようだ。
すべての情報を開示して今後の改善策を迅速に打ち出す。これこそ世界における危機管理の常識。柔ちゃんが小沢幹事長のところに行ったのは「世界に通用する説明責任」を教わるためだったのでは?
投稿者: BB | 2010年3月 4日 15:34
大嘘吐き 渡辺喜美! 極悪詐欺政党 みんなの党!
マニフェストに子育て手当を欧州並みに(2万円~3万円/人・月)と書いてあるから、みんなの党に投票した!
http://www.your-party.jp/policy/manifest.html
それが半年で、子供手当てをバラマキとぬかした!
http://yossie-w-diary.cocolog-nifty.com/blog/
マニフェスト違反とかじゃね~だろ!これは!
大嘘吐き!極悪詐欺!犯罪だ!
こんな輩を放置しておいていいのか!?
なんという卑劣漢!
覚えておけよ、みんなの党!
お前らだけは許さん!
すんません…怒りが収まらないもんで…
投稿者: 高木 | 2010年3月 4日 16:06
トヨタ問題の本質は、新社長が「良いみこし」か「悪いみこし」かの問題なのですか。
それとも、マスコミの在り方が問われると云う問題なのですか。
または、「殿様」に、情報がうまく伝達されないと云う、インテリジェンスの問題なのですか。
いや、新しい殿様は「裸の王様」で、馬鹿だと云う事ですか。
いやいや、新社長が本物になるための天が与えた試練だと云う事でしょうか。
それともそれとも、トヨタはもともと内向きの会社で、こんな風になる下地が十分にあり、それが今この時に破裂したのだ、と云う事ですか。
日米の報道姿勢から読み解く「トヨタ問題」の本質って、あんた。
相変わらず頓珍漢なこと書いてるな。「題名」どおりにこの文章を読んでいいのかね。
そしたら、あんたバカ呼ばわりされちゃうよ。
もう慣れない事するのはおやめよ。
文章にしたがって題名を決めるなら、
「豊田問題」だよね。
投稿者: 元株や | 2010年3月 4日 17:47
豊田章男社長が謝罪を行った順番
日本、米国、中国
今現在多くのトヨタ車が走っている欧州より、
これから多く買ってくれそうな中国に先に謝罪に行った。
つまり、顧客への安全サポートより、これからの商売。
これがトヨタ首脳陣の意識ということです。
投稿者: ぐっちー | 2010年3月 4日 18:06
財部さんに同意です。
トヨタを叩くのはいいこととは思わないけど、捏造までして不二家叩いていた
みのもんたさんの朝番組の
報道?姿勢はその落差に違和感しか感じなかった。
投稿者: まんま | 2010年3月 4日 18:30
どうなんですかね?
ネットを見回すと世論が盛り上がって
バランスは取れてるんじゃないですか?
又、元株やさんのご指摘の通り
通して読むと
トヨタ問題の本質は、豊田社長
との解釈になりますね?
これだけでかい問題が、就任数ヶ月の社長のせいだとは
いやはやなんとも・・・
投稿者: 匿名 | 2010年3月 4日 18:57
アメリカでGMを抜いてtopになった時、「何かが起きてしまうのでは…」と憂えた半面、世界一になったんだから、もっと社会貢献に力を入れなければ、と思っていた。
その後リーマンショックがあった。
その時の日本トヨタの対応にトヨタの本質が見えていた。
まず、どこよりも(あのキャノンよりも)早く派遣切りをした。その時の予想赤字は8千5百億円。内部留保金8兆円超えにもかかわらずだ。先頭を切ったトヨタに他の会社は追随した。トヨタの行動がアオッタ形だ。
その派遣切りのやり口。豊田市の外国人労働者は豊田市から名古屋まで交通費のみで追われ、一時名古屋駅ではそこからどこにも行けない外国人元労働者であふれていたという。
見るに見かねたトヨタの社員がカンパした。(トヨタの社員から聞いた話)
その後、トヨタは「子供店長」で息を吹き返した。子供を使うT.V.でのコマーシャルは、ファミリーカー1車種のみだったら有りかもしれない。が、トヨタの冠としてのやり方は、広告倫理に反していないか?車が買えない家庭の子供への影響とかを考えるとだ。
そして、今回の事件。最初、マットが問題になった時、「そんな事はあり得ない」という説明だった。その次、ブレーキが抜けるという問題が起きた時、副社長の第一声は「使用者のフィーリングの問題だ」だった。ここには、まず「自分たちは万全だ」という一連のトヨタの驕った体質が見えていた。
ここに至って又マスメディアに甘やかされて、真の体質改善が出来うるか…!
投稿者: 高橋 | 2010年3月 4日 19:05
彰男氏が社長になるのはふさわしかったのか、と疑問が残りますね。若すぎるし、経験もない。トヨタが大スポンサーである以上、国内メディアが腰が引けた報道になるのは仕方ない。彰男氏自身、マスコミ嫌いらしいですから
急加速はそれ自体、起こり得るのか疑わしい。虚言かもしれない。政治的なバッシングかも知れない。それは分からない
コンピュータにはバグがつき物だが、それを理解していたかどうかだと思う。シンプル・イズ・ベストというが、複雑すぎる仕組みに原因があると思うのは当然だろうな
投稿者: vega | 2010年3月 5日 00:05
ここへ来て、アメリカ国内では日産や本田でもリコールが起きている。フォードなどのアメリカ国産においても出ている。
アメリカのトヨタ車に起きた不具合は、ローカル・コンテンツ法により、米国産部品を使用せざるを得なくなった時点で、不可避の事だった。
日本におけるリコールは違う。
馬鹿なマスゴミが、アメリカの騒ぎに迎合して騒いだのがきっかけだ。(それまで偉大なCM提供者様に何も言えなかった腹立たしさも一因だろう)
大騒ぎの中で、プリウスに乗る人の中に、「これは、不具合なんじゃないか?」と云うすりこみ効果による「不安」が表れるのはやむを得ない事。当然の帰結だった。
ここで登場するのが、馬鹿で幼稚でどうしようもない担当大臣殿。
国民の皆様の溜飲を下げる事を言っとくに越したことはない。
トヨタの行動が遅い事を攻め、さらに言わずもがなのリコールにまで問題を広げちまった。
当然、トヨタの対応は問題。
「感覚の問題」などと云う、ふざけた言い方。最後まで社長が顔を見せない事。
様々な馬鹿を演じてしまった。
ここら辺を区別してみないと、この問題を見誤るように思う。
個人的に思う事。
この前原と云うどこかピントのずれた男は、参院選挙後にでも変えたほうがいい。
トヨタの問題だけではなく、ダムはやりっぱなし、JALはこれからどうなるモノやら、個所付け問題はひどすぎる、その他いろいろ。
今できるなら、ほんとは今でもいい。
こんなの大臣にしておいたら、ろくなことにならない。
投稿者: 匿名 | 2010年3月 5日 09:39
財部様のご指摘通りと思いますが、財部様も含め、マスコミがもっと前に追及すべきだった。
しかし、マスコミはトヨタ賛美をしていた。
この問題は日本の社会の問題であるが、日本では解決力がなく、相変わらず米頼みの日本ということ。
何年か前に熊本県で消費者からトヨタの車の欠陥を訴えたが、警察は取り上げなかった。
恐らく経団連会長会社として何らかの力が働いたのかと考えていた、相当な隠ぺい体質であったのだ。
他の県にもあったのであろう。
こんな甘やかしをした国やマスコミに問題があるのである。
日本には色んな権力が作られる、司会者の紳助は暴力事件を起こそうが、暴言を吐こうが、非難されることはない、吉本興業にはテレビ局は逆らわない。
それと同じである。他国は知らないが。
トヨタも国内では巨大権力者として君臨していたのが、今回アメリカの策略に引っ掛かっただけだ。
初期から改善していればこんな問題にアメリカがしようとしてもできなかった。
トヨタの自業自得である。
トヨタ自身も奥田や張といった元社長に頼らず、現社長が真正面から取り組んでいるということは、高い授業料を払ってもそういった企業体質を作った過去の経営陣との決別であるとみる。
今後トヨタは政治に関わることはないだろう。
企業としての原点に回帰したのである。
それにしても相変わらずマスコミは腑抜けである。
全く信用できない。
それも大同団結している。
テレビ局は1局と同じである。
1局でよいのでないか。
テレビ社会で完全に日本は狂ってしまった。
財部様サンプロで特集をつくってください。
投稿者: 奥野 | 2010年3月 5日 10:05
今、タウンエースノア(現行の型ではなく一つ前の型でダイハツ社製)に乗っているのだけれども、この車のインパネ部分のオートマミッションの表示が点灯式(ミッションの入っているギアーのところだけグリーンのランプがつく。)で有る。この部分でので不具合が発生した。走行中にたぶんDレンジに入っているだろう思うが突然にその表示ランプが消えた。この車にはミッションノブのところに各レンジを表す表記がない。インパネのミッション点灯表示が今どこにポジションが有るのかを確認できる唯一の手段である。これが消えればアナログポジション表示がないので運転者がパニックになる。これって根本的なこの車種の不具合では・・・?と、トヨタのお客様相談センターに問い合わせても納得できる返事が返ってこない。このランプが切れるのが2回もあったが、その都度問い合わせても同じことでそのバルブだけを取り替えるだけである。インパネ部分のデジタル表示(点灯表示)も分かるがアナログ表示は予備で必要である。お客様が不安を覚えるのでお願いをしても根本的改善はなされず、これはお客様第一ではなく企業倫理第一である。いつからこのような体質になったのやら・・・。アメリカに始まったことではない。
投稿者: 黄昏 神 | 2010年3月 6日 00:06
≪起こるべくして起こった問題≫
三菱自動車のリコール問題が世間を賑わしていた時、トヨタもリコール隠しを行っているという噂があり、今回の件で特段驚きはしませんでした。
「壊れない」「安価」を第一として、カイゼン、カンバンで規模拡大し続けてきたトヨタ方式は、あくまでも生産効率をUPさせるための手段であって、「車とは何か」という理念を謳っているものではありません。
「車とは何か」という問いかけに対し、トヨタが明確なメッセージを謳わず、車を作り続けてきたことが、一番の問題点だと思います。
昨年のトヨタプリウスVSホンダインサイトのハイブリッド商戦においても、インサイトに対するネガティブキャンペーンとして、トヨタ方式はホンダ方式に比べモーター主体で稼働している割合が多く、よりエコであるとネガティブキャンペーンを打ち出した効果が功を奏したこともあり、国内販売面では成功しました。
しかしながら、燃費優先でモーター主体にこだわりすぎた結果、回生ブレーキから通常のブレーキに切り変わるタイミングに問題があり、ブレーキフィールが従来の自動車と異なることが、皮肉にも今回のリコールの原因となっております。
あくまでもハイブリッドは、電気自動車や燃料電池自動車に移行するまでの過渡的なものでしかなく、モーター主体のトヨタ方式を採用しているメーカーは無く、ホンダ方式をVW・メルセデスをはじめ欧州メーカーが採用しているのは、燃費を数パーセント向上させたとしても、「ファントゥドライブ」が損なわれるのは「車」にとってプラスではないと考えているからだと思います。
私は車が好きで、BMWを三代続けて乗り続けていますが、BMWと違い、ブレーキとアクセルを両方踏んだ際、ブレーキを優先する機能がなかったり、ドライブレコーダーがついていない車が多いことからも、トヨタが「安全」より「安価」を優先していることが垣間見えます。
但し、トヨタがこのようになってしまった原因は他にもあり、国内大メディアが広告料欲しさにトヨタを甘やかしていたことと、元々トヨタ社内でも異端児であった奥田氏が社長に就任して以降、従来は一定の距離を置いていた政界にも深くコミットしたりする等、様々な手を使い、トヨタの「商業主義路線」に拍車をかけたのも大きな元凶だと思います。
唯一の救いは、自らレーサーとしてのライセンスも持つ車好きの豊田昭男氏がトヨタの社長であることです。
G‘Sというチューニングブランドを立ち上げる等、車が本来持つ楽しさを大切にしており、今回の件でトヨタの膿を出し切れば、更なる飛躍が期待できるのではないでしょうか。
因みに今回の件で、国内の大マスコミの報道の酷さは、財部さんのご指摘通りだと思いますが、自動車雑誌では、まともな評論を多く目にします。
http://www.carview.co.jp/green/special/129/
投稿者: 英二 | 2010年3月 7日 18:48
トヨタさんは、安全性を軽視した、得意のけち臭い設計を行って自滅したのではないでしょうか?
頼みの綱の自動車産業までアウトになったら、もう日本の産業は完全に駄目ですね。
投稿者: fury | 2010年3月10日 18:51