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亀井徳政令は悪夢か »

米農政失敗の象徴

 先週、秋田県の大潟村に取材へ行きました。

 いまから40年前、この村は琵琶湖につぐ日本第二の湖だったハチロウガタを埋め立てしてつくられた人工の農村です。600戸ちかい農家が希望に溢れて全国から集まってきました。日本の農地の平均1.5ヘクタールにたいして大潟村では15ヘクタール。10倍です。大規模農業の夜明けになるはずでした。

 ところが入植者が耕作を始めた直後に、国は減反政策に舵を切りました。そこから大潟村の悲劇が始まりました。この村は日本の米農政失敗の象徴です。

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財部誠一様

> ところが入植者が耕作を始めた直後に、国は減反政策に舵を切りました。そこから大潟村の悲劇が始まりました。この村は日本の米農政失敗の象徴です。<

 自民党政権が、明確な政治方針と戦略目標を持たずに因循姑息・場当たり・済崩しの手法で政権運営を続けていることに国民が気づかなかったことに由る当然の果報であると、私は思量します。

 政府・政権与党に隷属し、劣化した情報の「マスゴミ」を垂れ流し続けた大衆通信媒体の責任にも言及しない限り、国民が心して政治を監視する体制は構築できないでしょうね。

この農政に関するコメントの少なさは私を初め、一般の国民には殆ど解らない産業であるが故 書くに書けないテーマなのでしょうか?

私には興味はあっても未知の世界でした。ですから直接的に財部さんへのコメントではありません。

食料自給率が40%であり、農家の平均年齢がかなり高い現実。
専業では食っていけないので、大多数が兼業農家だということ。
民主党の農家個別保障制度で解決できる話なのか?

それで調べ、読んでみたのが下記の文章でした。全くのゼロ知識から半分ぐらいは農業問題が解った気になったので載せてみました。
http://www.rieti.go.jp/jp/special/af/s09.html

私のように農業知識の無い方には「あは!」体験できますよ。

結論がないので、何を書きたいのか本意が分かりません。

大潟村の例は間違いなく、国の大失敗です。

八郎潟を戦後復興の象徴として埋め立てを行ない、そこに入植した人たちに整然と区画した広い水田(農地ではないです)を分け、アメリカ型の大規模稲作を展開する。

理想は理想でした。

そして長い埋め立て工事が終わり、農地を農民に渡してから減反政策が始まったのも事実です。

そして「契約」をたてに、国は入植農家に対し稲作を禁止した。

ところが干拓事業の基本計画でこの干拓地は「水田」として使うように作られていた。
つまり国の指導する「畑作」には向かない水田だった。

水田なら地下水面と地表がほぼ同じでよいが、畑地にするには膨大な盛り土をしなければ野菜類は根を伸ばすことが出来なくなり、畑作は出来ない。

それで入植農家の一部農家は、最初の約束通り「稲作」を行おうとして、禁止する国に実力で排除されたりしてきた。
その頃テレビのニュースで機動隊に排除される入植農家の人たちが、いかにも「国にたてつく極悪人」かのように報道されていた。

そしてその国の手先になったのが、農協。
農協は入植者に対し、国の指導を受ける農家には融資をどんどんし、反逆者には貸付金を強制取り立てしたり、必要な資材を販売しなかったりして首を絞めてきました。
また貸し付けた融資でもって、農家を支配してきた。


これは私が数十年つきあっている、大潟村の稲作農家から聞いた話です。
コメを作っても農協が引き取って販売してくれないために、仕方なく彼らはガリ版印刷(懐かしい)の葉書をこれはと言うところへ送り、販路を切り開いていった。
苦しい中でも稲作農家としての矜恃を持ち、今では自家所有の低温倉庫まで持つようにまでなりました。
テレビのニュースで、顔を無理矢理カメラのレンズに押しつけられた「極悪人」がです。


それに反して国の政策に協力した農家は、農協からの債務を払うことが出来なくなり、土地を取られ路頭に迷う人も出てきた。

そういう意味で言うと、大潟村は生産農家と消費者が、直接取引をするシステムの開拓者も結果的に生み出したのです。
勿論前は「闇米」と言われましたが。

農政は、農水省の机の上で考えるとろくでもないことになる、という壮大な実験でしょうね。
それと、本来農家の共助組織で有った農協が、実は「権力」そのものだったという証明です。

財部氏は、この現実をどう切り刻んで、処方箋を出すのだろうか?
亀井大臣のモラトリアム問題と同じで、「だから農水省が直接指導して、正しい方向を出せばよい」と書くのか?
又は「あれだけ広い平坦地はなかなか無いのだから、国と農協は農家から土地を取り上げて、外資に売れば国のためになる」とでも処方するのだろうか?

地球規模の食糧不足が起きたら、先見の明があったことになるのかな?

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Profile

財部誠一(たからべ・せいいち)

-----<経歴>-----

1956年、東京生まれ。
1980年、慶應義塾大学法学部卒業。同年、野村證券入社。
1983年、野村證券退社。
1986年、出版社勤務を経てフリーランスジャーナリストに。
1995年、経済政策シンクタンク「ハーベイロード・ジャパン」設立。「財政均衡法」など各種の政策提言を行っている。

-----<出演>-----

『財部ビジネス研究所』 (BS日テレ、土曜23時〜 再放送:日曜9時〜)

『報道ステーション』
(テレビ朝日系/平日21:54〜)

BookMarks

オフィシャルホームページ
http://www.takarabe-hrj.co.jp/

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