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バーゲンハンティング

 サンフランシスコの対岸のオークランド市で面白い話を聞きました。

 なんと週3回、大幅に値崩れした住宅を目当てにした、バーゲンハンティング・ツアーが行われているというのです。50人乗りのバスに乗り込んだ若い夫婦や初めて不動産を購入する人たちからみると、住宅価格の暴落はまさに天与のチャンス。かつて60万ドルしていた住宅がいまでは20万ドルで買えるそうです。ピーク時と比較すると、3分の1まで値下がりしたわけです。

 私が「面白い」と言ったのは、米国人と日本人とのメンタリティの違いが際立っていたからです。バブル崩壊後の不動産不況の当時、日本で一番問題だったことは、価格が暴落したことではなく、不動産取引自体がなくなってしまったことでした。

 値下がりすると、もっと下がるのではないかと不安でいっぱいになるのが日本人。

 値下がりすると、ここは買い場だと飛びつくのが米国人。

 農耕民族と狩猟民族の違いでしょうか。

 オークランドのバーゲンハンティング・ツアーが全国的なものになれば、米国の不動産市場の底打ちも見えてきます。いずれてにしもバブル崩壊から立ち直るまでの日米のプロセスはまったく違ったものになりそうです。

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コメント (4)

実は日本でも買い場ということで、一部建売業者及び中古マンションリフォーム転売業者は、活況を呈しています。安い建売用地は市場から無くなってしまったのか゛現状です。まあそんな土地はいつの時代でも潤沢にあるわけではありませんが、農耕民族でも、今がチャンスと手ぐすねをひいている人は、沢山いるのです。

バーゲンハンティングについてはかなり以前から、報道されていました。
彼我の差は、銀行のスタンスの差でしょうか?
日本では(個人的には絶好の買いのチャンスだと思っても)BIS規制で銀行の融資は限りなく不可能に近いです。
米国においても、企業や個人融資への投資の厳格化の報道はありましたが、実態はどうなのかつぶさには調べが付きません。ローンの付かない人(或いは投資家)をバーゲンハンティングで案内する企画もないのでしょうから、この点についてご存知でしたらリポートしていただけるとありがたいです。

なんだかんだ言っても、米国人の自信過剰は、そう簡単には直らない。
同じ現状否定でも、将来展望が「もっと悪くなるかも知れない」と考える日本人と、「これだけ悪くなったら、あとは良くなるだけ」と考える米国人に分かれる?

米国人の「借金による消費」が回復してくれるのは、短期的には歓迎か?

ここまで書いて、どうも違うような気がしてきました。

ご指摘のメンタリティの違いは、貯蓄率の差として端的に現れているように思います。

ということはですよ、
一般的に言われている
日本人の「集団主義」「依存体質」「責任転化」
米国人の「個人主義」「自立心旺盛」「自己責任」
といったステレオタイプ?は間違いで、
日本人は「政府に期待しても無駄だから、自分で何とかしてしまう」ために貯金をし、
米国人は「こうなったのは自分だけではなく、政府のせいでもある」と考えるから、貯金しないのではないかと。

また、
日本では自殺者が後を絶たず、たまに餓死者も出るのと比較すると、米国では、あまりそういうところまではいかないのではないか。
欧米にはボランティア団体も多く、援助を受ける側にも抵抗がなさそうです。
米国の「格差社会」の裏には、意外と「友愛社会」が根強く残っていて、国の底力になっているのかも知れません。
湯浅誠氏も「日本人は「溜め」がなくなるまで過剰な自助努力をしてしまうから、再起が難しくなる」というようなことを言っていた。

「国民性」などというものは大概眉唾物ですが、やはりヘゲモニーによる違いというのはあるのでしょう。

なんだか、書いているうちに脱線してしまったようです。
すみませんでした。

「本論から外れますが・・」
数少ない経験ですが、米国はどなたかが仰るような、友愛社会などではないと思います。
米国のホームレスは日本の清潔な(?)ホームレスと違って、ほとんど乞食のような状態も少なくありません。(州によっても違いますが)
カルフォルニアの夏での経験です・・10メートルも前から、臭いにおいがぷんぷんするホームレスが沢山、上半身裸で道端に寝そべっていますので、いちいち関わっていられませんでしたが、あまりにも具合が悪そうな人がいたので911に電話しました。声を掛けて反応がなかったのです。911の担当者は、ホームレスかと聞くので、“多分”と回答したら、放っておけの一言で電話を切られました。死体になれば、片付けられるのでしょうか。
一方、同じ州のビバリーヒルズ周辺では豪邸が建ち並び、路上駐車している車は庶民が乗れるような車ではありません。
あんな国に生まれなくて良かったと思いました。

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Profile

財部誠一(たからべ・せいいち)

-----<経歴>-----

1956年、東京生まれ。
1980年、慶應義塾大学法学部卒業。同年、野村證券入社。
1983年、野村證券退社。
1986年、出版社勤務を経てフリーランスジャーナリストに。
1995年、経済政策シンクタンク「ハーベイロード・ジャパン」設立。「財政均衡法」など各種の政策提言を行っている。

-----<出演>-----

『財部ビジネス研究所』 (BS日テレ、土曜23時〜 再放送:日曜9時〜)

『報道ステーション』
(テレビ朝日系/平日21:54〜)

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