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インテリジェンスの技法 アーカイブ

2007年9月 6日

インテリジェンスの技法(4)

高野孟のインテリジェンスの技法(4)

閃きを生む直感力
  /常識の嘘を見抜く

 前回で、インフォメーションとインテリジェンスの区別と統一については理解してくれたものと思う。もう一度簡単に対比しておこう。

   インフォメーション     インテリジェンス
     第1次情報         第2次情報
      事実情報          判断情報
      外部情報          内部情報
     量(の多さ)        質(の高さ)
      集める           捨てる

 インフォメーションをインテリジェンスに煮詰めていくには「いろいろなフィルターを使って知的処理をして、その出来事を構成している諸要素が織りなすベクトル構造を炙り出していく」と述べたが、このフィルターについても暫定的に整理しておこう。この全体を通じて(a)直感力、(b)想像力、(c)論理力が発揮されなければならないが、敢えて図式化すれば(1)〜(4)については主に直感力が、(5)〜(8)には想像力が、(9)〜(12)には論理力が、より多く求められるのかもしれない。が、その3つの力は実際には正三角形をなして激しく循環し相互補完しながらインテリジェンスの全過程を通じて働き続けるものなのだろう。直感力は鋭さ、想像力はしなやかさ、論理力は確かさが勝負である。

(a)直感力(鋭さ)     (1)分類
             (2)取捨選択
             (3)対比
             (4)優先順位
(b)想像力(しなやかさ)  (5)相互連関
             (6)アナロジー
             (7)視点の水平移動(反対側の立場から見る)
             (8)視点の垂直移動(虫瞰←→鳥瞰)
(c)論理力(確かさ)    (9)ファクターの整理
             (10)主要矛盾の確定とその他の矛盾との距離の測定
             (11)段階・局面
             (12)ベクトル構造と全体的な問題構図

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2007年6月13日

インテリジェンスの技法(3)

高野孟の「インテリジェンスの技法」(3)

インフォメーションとインテリジェンス
  /ジャーナリストの発想と方法

 これからが本論で、情報をどう捉え、どう扱うかという問題に入っていく。が、世に溢れている「情報術」のような手っ取り早いノウハウの伝授を求めている人には期待はずれに終わるかもしれない。後で実技的なことについても触れるつもりではあるけれども、私がまず皆さんにお話しするのは、世の中に立ち向かう心構えというか、複雑な要素が絡み合いながらしばしば予想を超えた展開を見せる世界をそのダイナミズムのままに捉えるための逞しい思考方法についてである。東西の哲学・思想史についていくらかの知識を身につけていない人にとっては結構しんどいかもしれないが、何学部で何学を学ぶにしてもそのような思考方法の訓練は普遍的な基礎を提供するはずのもので、それこそが一般教養科目の目的でなければならない。とはいえ、今の日本の大学の一般教養はそのように組織されていないから、私の話が多少分かりにくかったとしても、それは必ずしも皆さんのせいではない。

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2007年5月11日

インテリジェンスの技法(2)

高野孟の「インテリジェンスの技法」(2)
——高野孟とは誰か?マルチアイデンティティな生き方について

【お断り・再】------------------------------------------------------

 本「インテリジェンスの技法」シリーズは、本来、写真や図版等が多く含まれているが、インサイダー読者向けのメルマガでは余りに多くの画像を添付することに制約があり、また《ざ・こもんず》ブログ上では写真等の大きさや配置に制約が大きいので、本文ではタイトルのみ記して写真・図版は省略してある。画像付きPDF形式のファイルをご覧になりたい方はインサイダーHP上にアップロードしてあるので、下記URLから閲覧またはダウンロードして頂きたい。

http://www.smn.co.jp/insider/takano/takano-semi02.pdf

 なお、本シリーズを含め、これまでは、インサイダー記事はメルマガ配信と同時に《ざ・こもんず》の「インサイダー&アーカイブ」欄にアップし、他方《ざ・こもんず》記事は同「高野孟の極私的情報曼荼羅」に掲載し、場合によってはインサイダー記事としてもメルマガ配信し「インサイダー&…」欄にもアップするという形を採ってきたが、これは書く方としても読む方としても煩雑なので、すべてを「高野孟の…」ブログに掲載すると同時にメルマガ配信した上で、「インサイダー&…」は「インサイダー・アーカイブ」と改称し、あくまでアーカイブとして分野別・問題別に遅れて収録していく形に順次移行していきたいので、ご了解願いたい。(高野)
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2007年4月30日

インテリジェンスの技法(1)

高野孟の「インテリジェンスの技法」(1)
曼荼羅的な想像力と直感力
/このゼミで何をしようとしているか/全体のイメージと若干のルール

【お断り】------------------------------------------------------

 本「インテリジェンスの技法」シリーズは、本来、写真や図版等が多く含まれているが、インサイダー読者向けのメルマガでは余りに多くの画像を添付することに制約があり、また《ざ・こもんず》ブログ上では写真等の大きさや配置に制約が大きいので、本文ではタイトルのみ記して写真・図版は省略してある。画像付きPDF形式のファイルをご覧になりたい方はインサイダーHP上にアップロードしてあるので、下記URLから閲覧またはダウンロードして頂きたい。

http://www.smn.co.jp/insider/takano/takano-semi01.pdf

 なお、本シリーズを含め、これまでは、インサイダー記事はメルマガ配信と同時に《ざ・こもんず》の「インサイダー&アーカイブ」欄にアップし、他方《ざ・こもんず》記事は同「高野孟の極私的情報曼荼羅」に掲載し、場合によってはインサイダー記事としてもメルマガ配信し「インサイダー&…」欄にもアップするという形を採ってきたが、これは書く方としても読む方としても煩雑なので、すべてを「高野孟の…」ブログに掲載すると同時にメルマガ配信した上で、「インサイダー&…」は「インサイダー・アーカイブ」と改称し、あくまでアーカイブとして分野別・問題別に遅れて収録していく形に順次移行していきたいので、ご了解願いたい。(高野)
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●自己流の心象曼荼羅図

▲大隈塾ゼミ「インテリジェンスの技法」の授業イメージ図(画像略)

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Profile

高野 孟(たかの・はじめ)

-----<経歴>-----

1944年東京生まれ。
1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。
通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。
同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。
80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任し現在に至る。
94年に故・島桂次=元NHK会長と共に(株)ウェブキャスターを設立、日本初のインターネットによる日英両文のオンライン週刊誌『東京万華鏡』を創刊したほか、PC-VAN・NIFTY-Serve・MSN、富士通ブロードキャストその他電子メディアのコンテンツ創造、講談社・小学館・集英社その他出版社のウェブサイト開設、『インサイダー』のメルマガ化、などを次々に手掛け、インターネット・ジャーナリズムの先駆的開拓者と呼ばれた。
現在、それらの経験を活かして、独立系メディアの総合サイト《THE JOURNAL》に取り組んでいる。
2002年に早稲田大学客員教授に就任、「大隈塾」の授業「21世紀日本の構想」、ゼミ「インテリジェンスの技法」、社会人ゼミ「ネクスト・リーダーズ・プログラム」を担当している。

-----<出演>-----

『サンデープロジェクト』
(TV朝日系、日曜10:00~)

『朝まで生テレビ!』
(TV朝日系、最終金曜25時頃~)

『たけしのTVタックル』
(TV朝日系、月曜日21:00~)

『情報ライブ ミヤネ屋』
(読売TV系、月~金曜21時~)

BookMarks

東京万華鏡:TOKYO KALEIDO SCOOP
http://www.smn.co.jp/

INSIDER:インサイダー
http://www.smn.co.jp/insider/

大阪高野塾
http://www.osaka-takano.com/

-----<著書>-----


『滅びゆくアメリカ帝国』
2006年9月、にんげん出版


『ニュースがすぐにわかる世界地図(2006年版)』
2005年、ポスト・サピオムック


『最新・世界地図の読み方』
1999年、講談社現代新書

『情報世界地図 98』
1997年、国際地学協会

『地球市民革命』
1993年、学研

『21世紀への世界時計』
1991年、集英社

『入門世界地図の読み方』
1982年、日本実業出版社

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