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最近の報道から アーカイブ

2009年10月 6日

政治記者も「政権交代」

 池上彰が「記者も『政権交代』」と書いている(5日付朝日夕刊)。「新聞の読者の多くはご存じないことだと思いますが、取材する報道の側の『政権交代』も起きつつあります」。これまで新聞社もテレビ局も、政権与党だった自民党に多くのベテラン記者を充て、野党の民主党にはずっと数少ない、主として若手の記者を配してきた。政権が代わって、記者の配置も、自民党担当を減らして民主党担当を増やすという「政権交代」が必要ということになるが、「自民党幹部と信頼関係を築いてきたのに、手の平を返すように反対政党の取材担当になるのは潔しとしない」という記者も多いという。政治記者が長年にわたり永田町業界紙記者、派閥の御用記者に成り下がってきたので、こういうことになる。

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2009年9月27日

ヨン様は将来、農夫になりたいのだと!

 22〜23日にふるさと回帰支援センター主催、全国40自治体参加による「第5回ふるさと回帰フェア2009」が早稲田大学で開かれ、23日午前には宮台真司=基調講演の「青年は何故農村をめざすのか」というパネルディスカッションが行われた。パネリストの私は、発言の中でこう述べた。

「重大なニュースが今日の読売新聞に出ています。あのヨン様が昨日記者会見で、私は農夫になりたいと言明した。これは大変なことで、青年だけでなく日本中の韓流ファンのオバ様たちが雪崩を打って農的生活に向かうことになります」

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2009年9月26日

八ッ場ダム関連に国交省176人天下り!

 今日の「日刊ゲンダイ」の大見出し。これはかつて長妻昭=厚労省が07年に国交省から得た資料として公表して話題になった数字だが、今になって改めてこのように報じられると再度驚いて、「これじゃあ簡単には建設を止められないわけだよな」と妙に納得してしまった。

 (財)国土技術センター、(財)ダム水源地環境整備センター、(財)ダム技術センターなど八ッ場ダムに関わる公益法人7団体に04年現在で25人、同ダムの建設工事を落札した土建会社やコンサルタント会社など企業37社に03〜05年の間に52人、さらに随意契約業者57社には99人、合計176人の国交省OBが天下っているという。これは、04年前後の数年間でそうだったという話だから、発端から57年も経っている長い歴史の中で一体何人の天下り官僚がこの愚劣極まりない計画でメシを食ってきたのだろうか。恐らく1000人は下るまい。今までに3200億円を費消してきて、今更建設を止めたらそれが無駄になると言うのだが、そのうちいくらが彼らの給与や退職金やハイヤー代や遊興費に充てられてきたのだろうか。ダム建設を止めたらそれらが無駄になるのではなくて、止めても止めなくてもすでに無駄になっているのである。

 前原大臣と行政刷新会議は、この57年間の国交省OBの血税むさぼりの実態をすべて明るみに出して欲しい。その上で、現在のところ総事業費は4600億円(その7割の3200億円が執行済み)と言うが、反対派の試算によれば建設事業費だけでなく基金事業費、起債の利息も含めると総額8800億円になる。そうだとすると、これから支出される5500億円のうち、またいくらが天下り役人を遊ばせるために費やされるのかを提示して、中止か継続かの判断を国民に求めて欲しい。▲

2009年5月31日

朝日新聞も「声」欄は読む価値がある!

 本サイトへの書き込みを読む限り、西松建設事件での小沢一郎公設秘書の逮捕以後の「小沢辞めろ」キャンペーンに嫌気が差して朝日新聞の購読を止めてしまった人が多いようで、それももっともだとは思うけれども、同紙の中で読者投稿欄の「声」だけはなかなか頑張っている。これまでも、同紙の反小沢の異常なまでの論調を批判する投書を何度か載せてきたが、今日も「西松建設事件、人権侵害では」という東京都小平市、59歳の一文を載せている。秘書の保釈に触れつつ、「自白を求めるためだけの長期勾留は重大な人権侵害ではないのか」と指摘、また秘書の拘留中に「関係者の話による」報道を繰り返した各報道機関は、今こそ西松建設だけでなく、政治献金全体の実態について、また今回の立件に至るまでの経緯について、競って報道して欲しい。それが報道機関に課せられた“説明責任”である」と断じている。

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2009年2月20日

「私は卵の側に立つ」と村上春樹

「高くて、固い壁があり、それにぶつかって壊れる卵があるとしたら、私は常に卵側に立つ」——2月17日に村上春樹がイスラエルの文学賞「エルサレム賞」授賞式で行ったスピーチが話題となっている。2年に一度「社会における個人の自由」への貢献に対して授けられる「エルサレム賞」というのはなかなか凄くて、バートランド・ラッセル(63年第1回)、シモーヌ・ド・ボーヴォワール(75年)、グレアム・グリーン(81年)、スーザン・ソンタグ(01年)、アーサー・ミラー(03年)といった顔ぶれが並ぶ。日本のパレスチナ支援団体「パレスチナの平和を考える会」が事前に「受賞はイスラエルの戦争犯罪を隠し、免罪することにつながる」と受賞辞退を勧告する公開書簡を突きつけていたが、それでもこの賞はどうしても欲しかったのだろう。彼はスピーチの中でそのことに触れ、「何度も自問自答し」「慎重に考慮した結果」出席を決断したと述べ、その後にこの壁と卵の暗喩を語った。演説全文はhatenaなどネットのあちこちで和訳が出ているが、共同通信と地方新聞のネットサイト「47NEWS」は、主催者が配付したテキストに会場での録音に基づいて補正を加えて実際の演説通りに英語で再現、さらに翻訳したもので、信頼性が高いだろう。

★パレスチナの平和を考える会の公開書簡:http://palestine-forum.org/doc/2009/0129.html
★村上春樹のエルサレム賞受賞演説(47NEWS):http://www.47news.jp/47topics/e/93925.php

2008年12月13日

無添加・天然素材の「かまぼこ」を探せ!

朝日新聞の土曜日別刷に藻谷浩介(地域経済アナリスト)が書いている「意外に強い地域の実力」シリーズはなかなか面白くて、地方の持っている思いのほか優れたパワーに光を当てていて勉強になる。13日付は神奈川県で、人口で大阪府を抜いて2位、工業出荷額で愛知県に続き2位、スポーツ愛好度で1位だという。

本題とは直接には関係ないが、この中で著者が小田原名物のかまぼこについて触れている。「箱根方面に行った際に小田原で必ず買い求めるのが、老舗の化学調味料未添加のかまぼこだ。親をさしおき子供がペロリと食べてしまう。添加物に敏感な子供のほうが違いがわかる」と。

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2008年12月12日

麻生首相が国会で「ゴルゴ13」を賛美!

11日の参院財政金融委員会で麻生太郎首相は、民主党の大塚耕平議員の質問に答えて「あれ以上、国際情勢が分かっている漫画はそんなにはない」と「ゴルゴ13」を絶賛した。

2年半ほど前に私が参画して『ゴルゴ13・世界情勢裏ナビ』という本を出した。

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巻頭にさいとうたかおさんと私の対談による総論があって、以下、ゴルゴ作品のいくつかを素材にして国際情勢を裏読みするという趣旨のもので、当時外相だった麻生が“大のゴルゴ13ファン”だと聞いていたので1冊進呈した。早速、礼状が届いたのだが、その達筆に驚いた。「読み」のほうはイマイチだが「書き」のほうは相当なものだ。ここに公開する。

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2008年11月23日

麻生の心ない言葉で医師の「心が折れた」!

 23日付毎日新聞2面「時代の風」欄、精神科医の斎藤環さんの言葉は重い。麻生太郎首相が「医師には社会的常識がかなり欠落している人が多い」という発言に対し日本医師会の唐沢祥人会長が直ちに抗議、麻生は発言を撤回し謝罪したが、医師たちの怒りはとどまるところを知らない。

「とりわけ深刻なのは医療の最前線を懸命に支えてきた医師たちの落胆ぶりである。『総理の発言で心が折れた。もう現場から撤退します』といった声が少なくないのだ」

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2008年9月17日

今日の毎日川柳欄は「福田辞任」特集!

今日の毎日新聞の川柳欄は「福田辞任」特集。秀逸作は、

辞めることだけは決断した首相 東京・後藤育弘(これだけは決断しないでほしかった)

その他面白いのをいくつか。

最後までやり遂げましょうと子に言えず 大分・春野小川(本当だ、教育に悪いよ)

辞めるとき自分目線で謝罪なし 北九州・大瀬良健一(国民目線は死語となった)

小沢がネお手々つないでくれないの 東京・ポッポ(お〜よしよし、坊や、かわいそうにねえ)

日本国首相のイスは折りたたみ 東京・進昭一郎(しかも蝶番が壊れてる)

2008年5月21日

四川大地震で本当に恐ろしいのは放射能被害

四川大地震から1週間が過ぎて、その第1次・2次被害の深刻さには胸が潰れる思いだが、本当に恐ろしいのは実は第3次被害とも言うべき放射能汚染である。

昨日の『日刊ゲンダイ』は「“戦慄”中国放射能汚染」と題して次のように書いた。「四川大地震で案の定、放射能汚染の可能性が出てきた。中国政府によると、地震で32個の放射性物質がガレキの下に埋もれ、うち2個は未回収だという。『核施設には部隊を派遣して厳格な保護下だから安全』なんて言っていたが大ウソだったわけだ。四川省には原発の他にも、核利用研究所や核弾頭製造工場もあるからキケンだ。それにチベット自治区の被害状況もほとんど伝わってこない。アバ・チベット族チャン族自治州では、外国人記者の取材規制も始まった。一体、何が起こっているのか」

この元は共同通信の次の記事「四川大地震で放射性物質がビルの下敷き、放射能漏れは否定」である。「新華社電によると、中国・四川大地震の被災地を訪れている周生賢環境保護相は20日、今回の地震で計32個の放射性物質が倒壊ビルなどの下敷きとなったと述べた。このうち30個は回収、残りの2個も既に場所を特定し、安全を確保する措置を取ったという。放射性物質の具体的種類や核施設の名前などについては明らかにしなかった。今回の地震で、放射性物質を保管した建物が破壊されたことを政府高官が認めたのは初めて。ただ、周氏は、同省内の核施設はすべて安全な状態にあると強調し、放射能漏れの可能性などは全面否定した」

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2008年3月 4日

3月末福田退陣?と日刊ゲンダイ!

今日の「日刊ゲンダイ」は「福田3月末退陣濃厚」という大見出しで、何が起きたかと思わず大阪駅のKIOSKで買ってしまったが、前日の株価が610円も下げて1万3000円を割ったのが「福田辞めろ」コールに拍車をかけているというだけで、記事の中身は何もないに等しい。確かに内閣支持率の低下は深刻で、読売、毎日、産経のどの調査でも不支持率が50%を割った。朝日4日付の調査でも不支持50%、支持32%で、その大きな要因としては、「ガソリン税をめぐる福田首相の姿勢や対応を「評価する」はわずか18%で、「評価しない」が66%にも昇っていることがある。今後10年間に59兆円を投じて道路を作る政府計画については、賛成15%、計画削減を求める声は71%に達した。これでは自民党内からも「福田ではやっていけない」という声が高まるのは必然である。

福田が3月に辞任しなければならなくなるとすれば、ガソリン税の上乗せ暫定税率を10年間延長するための租税特別法案を予算案と共に衆院で強行採決したものの、それに反発した野党が参院で審議を拒否したり、徹底審議を求めて引き延ばしたりして、年度内に祖特法が成立せず、4月1日から実際にガソリン代が25円値下げになってしまった場合だろう。予算は、衆院優位の原理によって、参院がどうあれ30日以内に成立するが、祖特法は60日を過ぎた後に衆院で再可決するしかないから4月1日には間に合わない可能性がある。例の衆参議長裁定で「年度内に一定の結論を得る」ことに野党も合意しているから引き延ばしは出来ないはずだと与党は読んでいるのかもしれないが、道路計画の吟味も道路財源の放埒な無駄遣いの解明も終わっていないのに審議を事実上打ち切って強行採決したこと自体が与党側の裁定違反であるから、それに反発する野党が「裁定を壊したのは与党だ」と主張するのを阻むことは出来ないのではないか。

とすると、ガソリン税は少なくとも一旦は25円値下げせざるを得ず、一度下げたものをまた上げるとなれば世論の反発は数倍になり、内閣は持たないということになりかねない。今日の大阪読売TV「ミヤネ屋」では、そういう視点でかなり時間をかけてニュース分析を行った。▲

2008年2月 6日

きちんと取材もしないで中傷記事を書く朝日新聞商法にご用心!

5日付『朝日新聞』経済面「くらしとマネー」欄(首都圏版のみ?大阪では出ていなかった)に「未公開株商法にご用心/『近く公開』も実際は上場せず/違法な無登録業者も」という記事が載った。
(記事全文はhttp://www.asahi.com/business/topics/TKY200802050024.html

要約すると、千葉県内の自営業者Aさんが04年秋にコンサルタント会社「ビー・ウッド」(本社・東京都港区)からの勧めに応じて、2年後に上場予定のIT会社の未公開株5株を100万円で購入し、また05年夏にも別の未公開株を計50万円で購入したところ、両者とも2年以上経っても上場の動きがないため、07年夏に返金を求めたが、返ってこなかった。ビー社側によると、投資相談などのテレマーケティングをしていたころの顧客リストなどに基づき延べ40人前後に電話で購入を勧誘。ビー社は登録をしておらず、株の売買・仲介をするのは法律違反だ。大森社長は「法には抵触していないという認識だったが、問題があったことは弁護士などから指摘された。真摯に受け止めたい」と釈明しているが、金融庁担当者は、無登録業者がこれほど堂々と株取引をしていたケースは「まれだ」と話す、と。

ここまではともかくとして、同記事はその後半で「HPに著名人の顔写真」という小見出しを立てて、ビー社が我が「ざ・こもんず」のサポーター企業となっていたことが「未公開株詐欺事件」に利用されたという趣旨を強調する。その部分を上記asahi.com掲載の記事から引用する。

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2008年1月15日

成人式で暴れる若者もいなくなって……

 数年前には成人式で騒いだり暴れたりする若者がけっこういたが、今年はそれも影を潜めて、カラオケ店のガラス戸を蹴破ったとか、酔っぱらい運転で通行人を引っかけたとかいう話が出た程度だった。主催する自治体がメンツにかけて事前規制を強化したことも功を奏したのだろうが、もともと今時の若者に本気でオトナ社会に反逆しようという気などさらさらないからだろう。

 読売新聞14日付文化欄「王子とニート/“反抗”にあこがれぬ若者」は、夜の渋谷で道行く男子十数人にハンカチ王子やハニカミ王子をどう思うかを聞いたところ、「あの活躍はすごい」「同世代の誇り」「励みになる」といった答えばかりで、彼らを悪く言う者は1人もいなかった、と書いている。イケメンで優等生、しかも野球なりゴルフなりの領域で第一級の実力を発揮しているとなれば、女性や親たちが褒め称えるのは当たり前だが、同世代の男子までが憧れを抱くというのはどういうわけなのか。

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2007年7月 4日

メタボリック・シンドロームの嘘八百!

昨日の大阪読売TV「情報ライブ・ミヤネ屋」の特集の1つは、メタボリック・シンドロームで、題して「揺れる“メタボ基準”、太っていても大丈夫!?」。厚生労働省は、来年から40歳以上74歳までの被保険者とその被扶養者にメタボ診断を義務づけることを決めた。ヘソ周りで計ったウェストが男性で85センチ、女性90センチを超えるとメタボ容疑者となり、さらに血圧(上130mmHg以上、下85mmHg以上)、血中脂質(中性脂肪150mg/dl以上、HDLコレステロール40mg/dl未満)、血糖(空腹時110mg/dl以上)の検査でこの基準を上回る項目が2つ以上あれば、メタボすなわち内臓脂肪型肥満と判定され、その人は面談指導と最長6カ月に渡る電話やメールでの支援・激励を受けながら出腹克服に取り組むことになる。厚労省の狙いは、こうして高血圧、動脈硬化、糖尿病など生活習慣病を予防することで、32兆円の医療費を2兆円程度削減できるようにすることにあるが、果たして本当か?

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2007年6月 6日

私も自衛隊情報保全隊の“監視対象”だった!

共産党の志位和夫委員長が6日午後の記者会見で、陸上自衛隊の情報保全隊が作成した、自衛隊のイラク派遣に反対する全国の市民団体・宗教団体・ジャーナリストなどの動向を調査した内部文書を入手したとして、計11部166ページの資料を公開した。発表に当たって同党は、個人名を黒く塗りつぶしていたが、どういうわけか私、辺見庸、山田洋次などの名は消し忘れ?ていて、私の場合は、平成16年2月7日に旭川市内のホテルで開かれた民主党と連合の共催による「イラクへの自衛隊派遣を考える集会」の項に「講演:高野孟(インサイダー編集長)今のイラク現地の状況は、レジスタンスという段階にある。アラブの人々は元々親日的で同じアジアの日本人と位置づけている。その日本人がアメリカの側につくことは、アラブの人々を裏切ることになる」と講演要旨が記載されていた。それで日刊スポーツ、朝日新聞、TV朝日・報道ステーションなどから電話がかかってきて感想を求められることになった。

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2007年2月19日

混乱を極める米国のイラク政策!

イラクに関する19日付の朝刊の報道では、読売とIHT(インターナショナル・ヘラルド・トリビューン)が深い。読売は柳沢亨之カイロ特派員の「スンニ派狙い撃ち不満、米国務長官がイラク首相に表明」という外報面トップの記事、IHTはコラムニスト=フランク・リッチの「おお何と融通の利く戦争か」という論説である。

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2007年1月23日

安部内閣支持率が40%を割った!

今日の朝日新聞に出た世論調査結果では、安部内閣の支持率は前回12月の47%からまた大きく落ち込んで39%となった。政権が発足した9月から10月が63%、11月が53%だったから、10月以降、−10、−6、−8という落ち様である。普通、30%台に入ると「危険水域」と言われるので、黄信号点滅状態に入ったということである。

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2007年1月19日

突然の「納豆品切れ」に見る日本人の馬鹿さ加減!

昨日の『日刊ゲンダイ』が「TVもTVだが、信じる方も信じる方/空前・納豆ブームのアホらしさ」という記事を掲げていた。フジテレビ系の「あるある大事典」で7日、「大豆に含まれるイソフラボンがDHEAというホルモンを増やすので、納豆を朝と晩に2パック食べると痩せる」と紹介したところ、全国のスーパーでいっぺんに納豆が品切れとなる馬鹿騒ぎが起きた。同紙は、『ウソが9割、健康TV』著者であるお医者さんの「イソフラボンはあくまでDHEAの原料に過ぎない。インスリンを摂取するために原料のアミノ酸を取り入れても意味がないのと同じ」というコメントを載せ、「それにしてもTVを盲信し、納豆売り場に突進する日本人はどうかしているんじゃないか。日本人特有の群集心理」と書いているが、その通りだ。

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2006年12月30日

PLAYBOY別冊「アメリカ&アメリカン・カー」が面白い!

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2006年12月、集英社

月刊PLAYBOY2月号増刊「丸ごと一冊、アメリカ&アメリカン・カー/蘇る。夢のアメリカン・スタイル」が発売された。「今のアメリカがどうであれ、かつてぼくらが憧れたアメリカは永遠だ」という扉の言葉に始まって、180ページ強にアメ車を中心としたアメリカ文化の話と写真が満載。巻頭特別寄稿は池澤夏樹「アメリカは眩しかった」、コラム欄「私が愛したアメリか」には鳩山由紀夫、都はるみ、宇崎竜童、高野孟、マッド・アマノが並んでいる。実は……

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2006年12月16日

ブッシュが歴史に名を残す方法!

今日の『ニューヨーク・タイムズ』のコラムでトーマス・フリードマンが「風はどっちに吹くのか?」と題してブッシュ大統領に問いかけている。

「クイズの時間です。アメリカの州でどこよりも多くの風力発電をおこなっているのはどこか。答え:テキサス。次の質問。これはたぶん答えられないだろう。どの政治家がテキサスの風力事業を興したか。答え:前州知事で現在は大統領のジョージ・W・ブッシュ」

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食品添加物の空恐ろしい内幕!その3

このシリーズの第1回で脂肪を注射した業務用のニセ霜降り肉について触れたが、今週の『週刊プレイボーイ』は「食品専門家も驚いた!仙台名物“味付け”牛タン、ここまでやるの!?」と題して、「最近、仙台牛タンは“水の打ち込み”をやって柔らかくしているから、水っぽくて、味が落ちてしまっている」というイヤ〜な噂の真相を追跡している。

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2006年11月17日

食品添加物の空恐ろしい内幕!その2

やっぱりみなさん食品添加物への関心は強いようで、いろいろなご意見があった。安部司が『食品の裏側』で言っているとおり、すべて毒!とやたら恐怖心を煽るのもまた考え物で、せめて買うときも食べたり飲んだりするときも、裏の「原材料」表示を確かめて、最低限、自分が何を食わされているのかを知って体内に取り入れるのが第一歩となるだろう。ある期間を決めて「私の添加物日記」を作るのも勉強になるかもしれない。

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2006年11月13日

サウジアラビアも石油資源の将来に見切りをつける?

産油国の代表格であるサウジアラビアさえもが石油資源の枯渇を予想して、原子力に転換する議論を始めている。ワシントンに本拠を置くMEMRI(中東報道研究機関)の緊急レポート11月10日号が次のように伝えている。

「サウジアラビアも平和利用の目的で核開発に着手せよ 」

サウジの経済専門家アミン・サアティ(Amin Sa’ati)は、2006年10月15日付サウジ紙Al-Iqtisadiyyaに「サウジが原子炉に進む時」と題し、この地域における諸般の事情から、サウジアラビアは平和利用の目的で原子炉建設を早急に進めるべきである、と主張した。以下その記事内容である。

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2006年11月11日

食品添加物の空恐ろしい内幕!

『週刊ポスト』が先週から連載している「食卓の危機」、今週の第2弾はなかなか迫力がある。私は、食材とそこに使われている食品添加物についてはそこそこ関心もあって、自分の食卓には危ない物は持ち込まないようそれなりに気遣いしてきたつもりだったが、料理店や居酒屋が仕入れる業務用の「プロ用スーパー」というものがあって、そこではほとんど想像を絶するような空恐ろしい素材や調理済み食品が大量に売られているという実態については、これを読んで初めて知った。

例えば、安い牛の赤身のもも肉に、剣山のようなインジェクター(注射器)を突き立てて乳化剤に溶かした「和牛脂」を注入し、さらに味や食感を補うために「植物性タンパク」「乳タンパク」「コーンスターチ」「重曹」「増粘剤」など10種類以上の添加物を加えた人工的な「霜降り肉もどき」が、「鹿児島産和牛」と称して、本当の霜降り肉の半分以下の価格で売られている!

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2006年11月 9日

北朝鮮“崩壊”をどうコントロールするか?

このテーマについて「インサイダー&アーカイブ」に新しい記事を載せたのでそちらを参照して頂きたい。暴発、崩壊、戦争といろいろなシナリオがあり得るが、現実的なシナリオは実は極めて限られているということである。▲

2006年11月 7日

韓国に進出した国際ヤクザ組織の一覧表!

韓国で今年最大の観客を動員した映画は、チョ・インソンが三流ヤクザを演じた『卑劣な通り』だが、現実の韓国裏社会では、世界中のマフィアやヤクザが乗り込んで跳梁跋扈、大変なことになっている。

『朝鮮日報』10月23日付の記事によると、国家情報院は、韓国に進出したり韓国内の組織と連携しているロシアや日本などの国際的な犯罪集団が43グループに達することを把握している。そのうち日本から行っているのが半分近くで、山口組、住吉会、松葉会、酒梅組など21組織もある。

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2006年11月 4日

昨夜の「朝まで」は6者協議再開と日本核武装論!

「朝まで生テレビ!」に久々出演。今回のテーマは北朝鮮の6者協議復帰と日本核武装の是非論だが、13人の出演者で3時間マイナスCMだから1人当たり10分強の発言時間しかなく、消化不良に終わった。せいぜい7〜8人でないと無理だよね。それに、第1コーナーの在ワシントンのロビイスト=伊藤貫のインタビューも、わざわざ衛星中継まで使って約10分間を費やすほどの中身ではなく、ほとんど意味がなかった。

私の関心に引き寄せて補足しながら大事なポイントを挙げれば……、

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2006年10月29日

今日のサンプロでの“農業論議”について一言!

今日のサンプロの菅直人出演のコーナーの終わり近くで、農業補助金のことがちょっとだけ話題になって、民主党の「全農家に所得保障を」という政策について田原さんが「それじゃあ、補助金バラ撒きと同じじゃないか」と言ったので、私が口を出して「補助金と所得保障は考え方が全然違うので、もっと時間のある時にそこをきちんと区別した上で議論しないと意味がないですよ」という趣旨のことを発言した。これは確かになかなか難しい問題で、整理した議論が必要なところである。今ここで簡単にメモして、私が何を言おうとしたかの理解の一助にしたい。

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2006年10月27日

北朝鮮の偽ドル闇商売停止が取引条件になるか?

米財務省・連邦準備制度が10月25日、「偽ドル白書」2006年版を発表し、その中で“スーパーノート”とニックネームが付けられた精巧な偽ドル札について「北朝鮮政府の全面的な同意と管理の下で製造され流通している」と断定したことは、米国主導の金融制裁の解除を切望する北朝鮮にとって1つのサインとなるかもしれない。

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2006年10月21日

それでも米が悪くないと書く桜井よし子の“アカッ恥”!

桜井よし子が『週刊文春』10月26日号で「それでも米が悪いと書く朝日新聞の“アカッ恥”」という一文を書いている。同紙が11日付社説で「打開の鍵は米朝協議だったのに、この事態を招いたブッシュ政権の責任は重い」と書き、12日付では「(ブッシュの)かたくななまでに譲歩しない姿勢」を非難がましく指摘したことを取り上げて、次のように言う。

「朝日社説子は忘れたのか。クリントン政権時代、米国が北朝鮮への妥協を重ねたことを。2国間の話し合いはオルブライト国務長官の訪朝につながったが、それが何を生んだかのかを。この間、米国をはじめ、日韓両国を巻き込んで、コメ、資金、重油、肥料、あらゆる物資が供給されたが、北朝鮮は約束を守らなかった。2国間協議のすべてが失敗したからこそ、ブッシュ政権は応じないのだ。こうしたことを踏まえないで、米朝交渉をせよと迫る朝日新聞の主張は、まるで北朝鮮の代弁者である」

さらに桜井は、12日の「天声人語」が、暴走する北朝鮮の核をどうしたら不発に終わらせられるかについて「国益を超えた人類益の立場で事に当たれ」と述べていることについて、金正日の無理難題に対し「どんな『人類益』を実践していけばよいのか、つまびらかに出来るものであればしてみせよ」と、その一文を結んでいる。確かに人類益とか言われても私も戸惑うが、それにしても「出来るものであればしてみせよ」というこの居丈高はいかがなものなのか。

朝日新聞=アカ=北の代弁者というような古ぼけた図式にしがみついて、こんな高飛車なもの言いをする前に、もうちょっと世界の論調がどう動いているか目配りしないと自分が“アカッ恥”をかくことになる。次の記事を読んで欲しい。

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2006年10月17日

北朝鮮対応で政府・自民党は「はしゃぎすぎ」?

自民党の山崎拓=安全保障調査会長は16日の講演で、「周辺事態が想定する極東有事は台湾海峡有事と朝鮮半島有事だが、朝鮮半島で有事は発生していない」「米軍が行動していないうちから進んで出ていくと議論していること自体がはしゃぎすぎだ」と述べた。加藤紘一も大阪での講演で「核実験だけで有事だと言うと、中国が実験した時だって有事と数えなければならない」と語った。

中川昭一=政調会長が15日のサンプロで、日本の核武装の可能性について口にしたことも含め、安倍政権がはしゃぎすぎなのは確かで、まるで北朝鮮と戦争を始めるかの勢いである。いまどういう風に順序立ててこの状況に対処すべきかについて、インサイダーのほうで少し長い分析をしたので、そちらを参照して頂きたい。

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2006年9月14日

イスラミック・ファシスト?

この頃ホワイトハウス高官やネオコン的論客の口からしばしば聞かれる言葉に「イスラミック・ファシスト(イスラムの、もしくはイスラム系ファシスト」がある。9月11日の大規模テロ事件5周年のブッシュ演説の中では直接にその言葉は用いられていないが、その趣旨は、「圧制か自由かの第3次世界大戦の始まり」といった言い方で十分に盛り込まれている。この演説については、INSIDERで分析・解説しているので、本サイト「インサイダー&アーカイブ」を参照してほしい。

今日のヘラルド・トリビューンには、ボストン・グローブのコラムニスト=H.D.S.グリーンウェイの「イラクの現実」という論説が載っていて、彼はこう書いている。

「ブッシュ政権は、彼らが設定した道をこのまま進むべきだと説いている。“イスラミック・ファシスト”が同政権の新しいキャッチフレーズで、それは現在の失敗に終わりつつある戦争を第2次世界大戦の道徳的明白さと同一視させようという狙いから出たものである」

「この(ブッシュの)コースは転換する必要がある。過激主義の台頭と戦うためには、アラブ諸国を侵略し爆撃するというのではない、もっといい方法を見つけなければならない。なぜなら、潜在的なテロリストの数は世界中で増えつつあるからだ。我々はまず“イスラミック・ファシスト”という言葉を捨てることから始めるべきだろう。この言葉は、雷を呼び起こすばかりで、テーブルに灯を点してはくれない」▲

2006年9月 8日

平和だった頃のアフガニスタン by 長島義明

米国のアフガニスタン侵攻が始まって4年と11カ月、イラクに限らずアフガニスタンも泥沼で、タリバンもすっかり息を吹き返してしまった。「米国が今、必死に建て直そうとしている社会の利害調整や秩序の枠組みは、すべて戦前に存在していたものだ」と、ヨルダン大学戦略研究所のブレザットはイラクについて語っているが(9月3日付朝日新聞)、それはアフガニスタンでも同じことだ。この5年間に何が失われたのか、万の言葉よりも写真家=長島義明さんの1枚の写真のほうがよく分かる。こんなにも美しかった平和だった頃のこの国を想うと、涙が止まらなくなる。

長島さんのサイトに次のように「多くの人にこれを見るよう,伝えて下さい」との前書きがあるので、それを引用しつつ、URLをお知らせする。本当にこれはたくさんの人に観て貰いたい。

http://web.mac.com/y.nagashima/iWeb/aki/01ECDA81-A3BB-4E18-9AFD-FFEA7A2E0A64.html

アフガニスタンが空爆されて、戦争になり、5年になろうとしている。いまだその戦争は終わりそうもない.それどころか、イラク戦争,レバノン戦争と起っている。人間はなんと愚かな動物なのか。何人の人を殺せば気がすむのか。兵士だけでない,平和を望んでいる一般市民、女,老人,子供。僕は1977年秋、45日間、アフガニスタンを旅した。

そのときのアフガニスタンは平和で人々は親切で、興味深い歴史と文化をもった国だった。

その時の写真をご覧ください。そして、多くの人にこのスライドショーを見るよう,伝えて下さい。もし,あなたがアメリカ人の知人がいるなら、このページの事を伝えてください。一日も早くアフガニスタン,イラクに平和が訪れる訪れる為に。 平和だった頃のAFGANISTANは3回に分けて公開します。これは“Part1”です。長島義明 ▲

2006年9月 4日

さあ今日からホリエモン裁判が始まる!

今日のホリエモン初公判を前に、昨日のサンプロでは弁護人の高井康行弁護士がVTRで登場、堀江の近況と裁判の見通しについて語り、それをめぐって金融・経済事件に詳しい永沢徹(弁護士)、ライブドア事件の取材では第一人者と言っていい大鹿靖明(AERA記者)、検察の裏を知る魚住昭(ジャーナリスト、元共同通信記者)が討論した。結論を一言で言えば、とんでもない見込み違い捜査を犯した検察にとって苦しい裁判になるだろうということである。

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2006年8月26日

いま「朝まで」やってますが

久々の「朝まで」出演で、昨夜8時から11時に直前収録した映像を無編集で今放映中。

今回は、靖国参拝をめぐる確執、加藤紘一実家へのテロなどとげとげしい時代相をどう捉えるかについて、パネリストの数を絞ってじっくり討論しようという趣旨で、なかなか面白かったが、「朝まで」は昔は5時間だったのに今は3時間しかないので、やっぱり1つ1つの論点が煮詰まりきらなかったという印象が残った。

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2006年8月16日

予告通り参拝した小泉首相

やっぱり予告通り小泉首相は靖国に参拝した。参拝後の会見で小泉は、「中国、韓国の言いなりにはならない」「A級戦犯が合祀されているから行ってはいけないという批判があるが、私はA級戦犯のために行っているのではない」などの趣旨を改めて強調した。相変わらず幼稚極まりない非論理的な説明で、第1に、誰も中国・韓国の「言いなりになれ」などとは言っていない。中国や韓国は、日本の過去の戦争・占領政策に責任ある指導者と半ばその被害者でもある日本国民一般とを峻別することを前提として、戦後対日関係の再構築を進めてきたのであり、その根本のところを突き崩すことは止めてくれと言っていて、日本の識者の多くや中曽根康弘元首相をはじめとする批判者も、中国や韓国のそういう立場に配慮するのは日本の首相として当然だと言っているのである。相手の立場を理解してそれなりに配慮をするということと、言いなりになるというのは、別のことである。

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2006年8月 1日

ヒズボラは単なる「テロ集団」か?

 インサイダーの昨日付で、レバノン情勢についてやや長い原稿を書いた(本サイトの「インサイダー&アーカイブ」参照)。それに添付した地図がこれで、5色の横縞のソックスのような宗派のモザイク模様がこの国の困難の根源である。

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2006年7月21日

昭和天皇が「A級戦犯合祀」に怒っていたというのは本当だった!

 20日付の『日本経済新聞』が一面トップで報じ、他紙が同日夕刊で一斉に追随した「A級戦犯の靖国合祀に昭和天皇は不快感を抱いていて、それを理由に以後は靖国参拝を中止した」という報道は、私にとってなかなか感慨深い。このことを私は宮内庁筋への取材を通じてとっくの昔に知っていて、何年も前の「朝まで生TV」や「サンデー・プロジェクト」でその趣旨のことを発言したのだが、岡崎久彦らから「そんな事実はない」と反論を受け、また右翼や一部遺族会の皆さんから抗議のメールが殺到したり、2チャンネルなどでの書き込みで攻撃された。この人たちは今回の報道をどう受け止めたのだろうか。

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2006年6月11日

いよいよW杯、私は中田英の“爆発度”に注目!

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http://dacapo.magazine.co.jp/index.jsp
 
 さあ、いよいよW杯、眠れぬ夜が続く。私は、今発売中の『ダカーポ』のW杯特集でコメントを求められたので、ただ一点、中田英の“爆発”に注目するという趣旨のことを述べた。

《ダカーポへのコメント》
 勝負は時の運ですから予想しても意味がないですが、願望としては、オーストラリアとクロアチアに勝って決勝進出、それで初戦敗退か、ベスト8進出か、というのが。精一杯のところでしょう。中田英が“爆発”するかどうかに注目しています。彼にとって3回目のW杯ですが、最初は彼の天才ぶりが日本代表のレベルとマッチせずに浮いてしまって空回り、次は何とかみんなに合わせようとして気をつかって萎縮気味、それで今度は、彼が大人になったということもあり、日本代表のレベルが上がったということもあって、彼が思いっきりのびのびやって、それに他が付いていくという形が作れれば、ベスト8入りまでは行くんじゃないでしょうか。

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2006年5月19日

大阪は同和利権事件で大騒ぎ!

 東京と大阪でこれだけ扱いが違う事件も珍しい。大阪市の外郭団体から約30年間にわたって駐車場運営を委託されてきた同和系の財団法人「飛鳥会」の小西邦彦理事長が、収益の一部を着服していたとして逮捕された事件がそれで、東京では社会面でサラリと伝えられた程度だが、大阪では、逮捕のあった5月8日の夕刊から連日、1面と社会面のトップを飾り、背景解明の続き物も登場するという大騒ぎに発展している。

 小西は、元山口組系の暴力団員で、70年代後半には組を抜けたものの、その後も暴力団と深い繋がりがあった。その一方で、67年に部落解放同盟大阪府連飛鳥支部を設立して支部長に収まり、71年に飛鳥会を設立、その2年前に始まった国の同和対策事業特別措置法に基づく補助金利権の受け皿とした。飛鳥会は市営の「飛鳥人権文化センター」(旧解放会館)の隣にビルを構え、同センター内にただ同然の家賃で喫茶店を経営し、また市職員である同センターの館長や副館長を飛鳥会のスタッフのように使っており、退職した市職員で同会やその関連事業に就職した者もいた。小西と市の癒着のデタラメぶりを示す一例は、市が飛鳥会のために74年に6億6800万円で土地を購入、「地元住民のための菜園」を運営させ、その運営費として年数百万円の補助金を渡していたことである。

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2006年5月14日

小沢一郎“待望”論が広がっている!

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『日本改造計画』
小沢一郎(著)1993年6月、講談社

 イスタンブールからロンドン乗り継ぎで成田に戻って自宅に一泊、翌12日は読売TV『激テレ金曜日』の生放送で大阪へ。新横浜駅でリクルート社のビジネスマン向け情報誌『R21』を何気なく手に取って車内で開くと、その巻頭記事が「13年前に知識人が絶賛した1冊、小沢一郎代表のベストセラー『日本改造計画』を今こそ読んでみる」というものだったので、ちょっと驚いた。

 当時、政治家の著書としてはまったく異例なことに80万部を売ったこの本の新版を出してほしいということは、私が番組などで小沢に直接言い、また鳩山にも9月自民党総裁選前にそれを出して、さて安倍なり福田なり与謝野なりの“国家論”はどういうものなんだ、テレビ映りがいいとか悪いとかじゃなくて、この次元で論争しようじゃないか、とこちらから仕掛けて行かないとダメだ、と進言したりしてきたことなので、一般誌にこういう記事が出てくるのは我が意を得たりというところだ。

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2006年4月 8日

ポスト小泉は安倍ではマズイ?という小泉の戸惑い

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小沢一郎ウェブサイトより拝借。

 今夜は(と言ってももう0時を回ったが)久しぶりにインターネット放送「国会TV」の「言いたい放題/金曜ナイト」に出演、同TV主宰者の田中良紹さんと小沢=民主党とそのインパクトについて1時間のトークをした。 2人がほぼ意見一致した要点を記す。なお、田中良紹さんのブログ「国会TV縮刷版」が間もなく本サイトに登場するのでよろしく。

▼田中
 「小沢代表」は小泉にとってかなり大きな誤算だった。昨年総選挙の圧勝で小泉は「これで民主党は潰せる」と思ったのではないか。あの後、小泉が突然「今の選挙制度はおかしい。2010年までに選挙制度を再検討する」という趣旨のことを言い出したのは、結局、中選挙区制に戻して、民主党は解体・吸収して、自民党の内部で政権交代すればいいという意味だったろう。公明党はもちろん、その方が生き残れるから賛成。民主党の前原前代表に対して「大連立」を呼びかけたり、盟友=山崎拓にアンチ靖国参拝の議員連盟を作らせて、親中国=国際協調派と反中国=一国主義派という対立軸を作り、前者に鳩山由紀夫を引き込んだりしたのも、つまりは、民主党を吸収してメガ自民党を作り、昔(55年体制時代のように)その内部で政権交代すればそれでいいという考えだったのではないか。ということは、小沢や羽田孜が自民党を飛び出して小選挙区制を実現した93年以降の「政治改革」の流れに終止符を打つということだ。ところが、自民党にとって与しやすい前原が引っ込んで、小選挙区制=政権交代論の権化である小沢が出てくることになって、予定が狂ってしまった。

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2006年4月 7日

民主党代表選の茶番/小沢代表でサッサと再建に取り組め!

 解党寸前のドン底状態で、形ばかりの代表選なんぞやっている暇はないだろうに。誰が考えても、ここは、小沢代表・菅幹事長でスパッとまとめて挙党一致で出直す姿を見せることが、せめてもの潔さの演出であったはずなのに、ここでもまた前原の判断が狂っていて、「密室談合と言われるのはよくない。菅さんが出ないなら枝野を出す」と菅に出馬を迫ったので菅が出ざるを得なくなったという。昨夕の鳩山の呼びかけによる小沢・菅の1時間半の会談は、鳩山の思惑としては菅の方から「出ない」と言わせ、それを受けて小沢に「2人で一緒に党を建て直そう」と言わせて一本化を図るということだったが、そうはならなかった。会談の後、音羽の鳩山御殿で前々から予定されていたお花見の会に2時間近く遅れて到着した鳩山は私に、「ここまで来たら選挙をやらざるを得ないが、その後もいい形で協力し合っていくことになったので、よかった」と語っていた。

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2006年3月27日

東京の「空」を返せ!

 昨日のサンプロでは、大詰めを迎えている普天間海兵隊航空基地の名護移転問題がテーマの1つだった。ジュゴンのいる珊瑚礁の海をブッ潰す旧来案から、キャンプ・シュワブの海岸線に密着した沿岸案になったのはまだマシとして、それでも飛行ルートが住宅地の上空を通るというので、それを10度ほど海側に傾けて住宅地を避けたらどうか、といったところで最終調整が進んでいて、それについて出演した専門家たちの議論があった。私は、交渉事としてそういうところに煮詰まっていくのはそれで仕方がないとして、そもそも、何で米海兵隊が沖縄にいなければならないのか、7000人だか8000人だかの海兵隊がグァムに移るというならなぜ全部がグァムに移らないのか、米軍も日本政府も日本の納税者が納得できるように説明責任を果たす必要がある、という趣旨のことを発言した。

 名護に限らず、座間への陸軍第1軍団司令部進駐、岩国への米艦載機移転、東京横田空軍基地の「横田ラプコン」一部返還などを含め、在日米軍再編問題が全体として解せないのは、冷戦が終わったというのになぜ在日米軍はそれまでの配置を基本的に維持しているばかりか、部分的にはそれを強化さえしようとしているのかということについて、その経費を負担させれらている国民にも、事故の危険や騒音やレイプ事件などの被害が甚だしい現地住民にも、きちんとした説明がなされていないことである。出演者の1人である石波茂=前防衛庁長官は、そんなことは当たり前だという調子で、在沖縄の米海兵隊が「抑止力」だと言ったが、誰に対するどういう抑止力なのか。

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2006年3月25日

米国の対日牛肉輸出問題がこじれる訳は?

 今日の「毎日新聞」が面白い記事を載せている。「米食肉加工業者が農務省提訴/「大手配慮、全頭検査せず」。米国の中堅食肉加工業者であるクリークストーン・プレミアム・ビーフ社が23日、BSEのための全頭検査をしないのはおかしいとして米農務省を提訴したことについて、同社のCEOに直接インタビューしたのだ。ジョン・スチュワートCEOの言うには、「米農務省が『全頭検査は非科学的』と主張しているのはシェアの約8割を占める業界大手4社が検査をしたがらないことに配慮しているためだ。検査費用は1頭20ドル(約2300円)かかり、大手は負担増を嫌がっている。当社は高級牛肉中心なので検査で(より安全という)価値が高まる」というのが提訴の動機である。

 こうなると、一見すると日米両政府間の“神学論争”であるかに映っている現象論レベルの問題が実体論レベルに移し替えられてくる。

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2006年3月24日

MLBは「ワールド・シリーズ」を改名しろ!

 大阪の読売TVの金曜日15時50分から2時間「激テレ金曜日」というニュース・バラエティ番組があって、この3月から月に1〜2回というペースでコメンテーターとして出演している。朝日放送出身のフリー・アナ=宮根誠司と俳優・タレントの大竹まことの司会で、入れ替わりのパネラーとコメンテーターと様々なニュースを取り上げて論じるもので、ナマの場合と前日収録の場合とがある。昨日収録、今日放映の同番組では、冒頭、WBCでの王ジャパンの優勝の話題ひとしきりで、当然にもアメリカの悪口になった。私は持っていった22日付「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン」を取り出して、「アメリカのメジャー・リーグの秋の決勝戦を“ワールド・シリーズ”と言うじゃないですか。私は前から、何でアメリカ国内のNo.1を決めるのにワールド・シリーズなんだ、おかしいじゃないか、そこにMJB(メジャー・リーグ・ベースボール)帝国の傲慢が現れていると言っていたんだが、この新聞でNYタイムズのスポーツ記者が『もう金輪際、あれをワールド・シリーズと呼ぶのは止めよう。フォール(秋の)クラシックとかMLBチャンピオンシップとかに改名すべきだ』と書いている」と言ってその記事を紹介した。

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2006年3月18日

ウィニーだけが問題なのか?

 今朝の『毎日新聞』によると、同社独自の調査で、防衛庁・自衛隊で5割、警察で4割の人が公務に私有のパソコンを使っていたことが判明した。セキュリティが任務である公務員が、他省庁に比べて遙かにセキュリティ意識が低いというのは驚きである。現場の人数が多く、しかも分散した場所で仕事をしているので、予算が間に合わないということもあるのだろうが、それにしても酷い。で、その私用パソコンにウィニーを入れている人がいて、そこから機密や個人情報が流出するというわけだが、これをウィニーだけのせいにするのはおかしい。

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『NEWSWEEK』の2週連続「メディアの未来」特集が面白かった!

 『NEWSWEEK』は先週「ブログは新聞を殺すのか?」、今週は「ネットはテレビを殺すのか?」のメディア殺人事件シリーズで、米国の新旧メディアの相克を描いていて面白かった。日本も後追いでこういうことになっていくのだろうが、そこで、手前味噌ながら、《ざ・こもんず》のコンテンツとビジネスモデルが目指しているものが大きな意味を持つことになるのだろうと思っている。ニューズウィーク特集の私なりの要点拾い出しとコメントは「インサイダー」で2回続きで書いたので、そちらを参照してください。▲

2006年2月28日

Livedoorニュースが“自己批判”特集を始めた!

 Livedoorニュースが、識者100人に(1)企業としてのライブドアについて、(2)ライブドア事件について、(3)堀江貴文という人物について、という3項目でアンケート的な原稿執筆を依頼して、着いた順から「ライブドアにもの申す」特集として掲載している。私も依頼を受けて、当然にも本サイト「インサイダー」で述べたのと同じ趣旨であるけれども、書き送って、すでに掲載されている。

http://blog.livedoor.jp/ld_opinion/

 担当編集者によると「先週も弊社熊谷史人が東京地検に逮捕されるなど、まだまだ事件を総括する時期でないとというご意見、そして当事者である弊社自身がこうした企画をすること自体が間違っている、といったご意見も数多く頂戴しております。こうした意見も勿論参考にしながら、今後もメディアとしての役割を果たすべく努力して参りたいと考えております」とのことだが、「こうした企画をすること自体が間違っている」といった意見はどういう方面から出てくるんだろうか。お上の手に掛かったのだから黙って謹慎していろということなんだろうか。こういう連中が日本をダメにしているんだと思う。

 現時点で約20人の回答が掲載されていて、それぞれに面白い。中でも、浅羽通明、吉田望、永沢徹のは学ぶところが多かった。▲

2006年2月21日

丹下健三も困ったもんだよね

 今日の『朝日新聞』夕刊トップ「都庁舎、雨漏りに泣く/完成わずか15年/修繕試算1000億円」の記事には笑ってしまう。丹下健三設計の建物って、昔の(今は建て替えた)戸塚カントリーのクラブハウスはじめ、みんな格好ばかりで使いにくくて、雨漏りがするので有名なのだ。朝日の記事でも、都の担当者が「デザイン優先で、ランニングコストは考えてつくられていない」と嘆き、目地材の更新費や清掃費など維持費に年18億円もかかることを告白している。

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2006年1月18日

毎日新聞の「大隈塾」記事・その後

 1月11日の本ブログで同日付「毎日新聞」で早稲田大学の「大隈塾」が採り上げられていることを紹介した。後日談が2つ。

(1)ゼミ生から寄せられた感想

 この記事について、大隈塾演習を04年度に履修して現在米国留学中の学生から感想が寄せられた。なかなか鋭いので、本人の了解を得て転載する。なお本人が直接、毎日新聞に対して同様の趣旨をメールで送ったところ、すぐに書いた記者本人から懇切丁寧な反論と弁明が届いたという。こういう対応は偉いよね。ところで、この学生の意見を理解するには、私の短い要約だけ読んでいてもダメで、元の記事の全文を読まなければならない。まだ読んでいない方はこちらへ。

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2006年1月11日

今日の「毎日新聞」に大隈塾&ゼミのことが…

 今日の「毎日新聞」朝刊第2面「縦並び社会」連載コラムで、田原総一朗が塾頭、私が“代貸”で早稲田大学でやっている「大隈塾」の話が出ている。

「……早稲田大に02年春、トップリーダーを養成する講座が生まれた。『大隈塾』。単位を与えるれっきとした授業だ。毎週替わるゲスト講師と学生が丁々発止、渡り合う。過去の講師は丹羽氏[宇一郎=伊藤忠会長]のほか小沢一郎=前民主党副代表、宮沢喜一=元首相、ユニクロを創業した柳井正氏……。定員の倍以上の500人強が毎年押しかけるため、志望理由を200字で書かせて選ぶ。落ちた理由を事務局に聞きに来る学生が絶えない。職員は『男子学生から涙ながらに抗議され、困り果てた』と言う。だが、講座は実は最初のステップにすぎない。受講生から論文と面接でさらに絞られた20人がゼミ形式の『大隈塾演習』に参加する。……大学へ転身した財界人は少なくない。早稲田大は、元山種証券社長が副総長として改革に取り組んだ。大隈塾はその中から生まれた。……」

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Profile

高野 孟(たかの・はじめ)

-----<経歴>-----

1944年東京生まれ。
1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。
通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。
同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。
80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任し現在に至る。
94年に故・島桂次=元NHK会長と共に(株)ウェブキャスターを設立、日本初のインターネットによる日英両文のオンライン週刊誌『東京万華鏡』を創刊したほか、PC-VAN・NIFTY-Serve・MSN、富士通ブロードキャストその他電子メディアのコンテンツ創造、講談社・小学館・集英社その他出版社のウェブサイト開設、『インサイダー』のメルマガ化、などを次々に手掛け、インターネット・ジャーナリズムの先駆的開拓者と呼ばれた。
現在、それらの経験を活かして、独立系メディアの総合サイト《THE JOURNAL》に取り組んでいる。
2002年に早稲田大学客員教授に就任、「大隈塾」の授業「21世紀日本の構想」、ゼミ「インテリジェンスの技法」、社会人ゼミ「ネクスト・リーダーズ・プログラム」を担当している。

-----<出演>-----

『サンデープロジェクト』
(TV朝日系、日曜10:00~)

『朝まで生テレビ!』
(TV朝日系、最終金曜25時頃~)

『たけしのTVタックル』
(TV朝日系、月曜日21:00~)

『情報ライブ ミヤネ屋』
(読売TV系、月~金曜21時~)

BookMarks

東京万華鏡:TOKYO KALEIDO SCOOP
http://www.smn.co.jp/

INSIDER:インサイダー
http://www.smn.co.jp/insider/

大阪高野塾
http://www.osaka-takano.com/

-----<著書>-----


『滅びゆくアメリカ帝国』
2006年9月、にんげん出版


『ニュースがすぐにわかる世界地図(2006年版)』
2005年、ポスト・サピオムック


『最新・世界地図の読み方』
1999年、講談社現代新書

『情報世界地図 98』
1997年、国際地学協会

『地球市民革命』
1993年、学研

『21世紀への世界時計』
1991年、集英社

『入門世界地図の読み方』
1982年、日本実業出版社

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