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高野尖報:"脱原発"から後退りする?野田首相 ----国連原発会合での演説案の奇怪

 共同通信19日発によると、「野田佳彦首相が22日にニューヨークの国連本部で開かれる『原発の安全性と核の安全保障に関するハイレベル会合』で行う演説案全容が18日、判明した。東京電力福島第1原発事故を受け『原発の安全性を最高水準に高める』と表明、同時に『安全でより信頼性の高い原子力エネルギーの確保は引き続き必要だ』と直ちに『脱原発依存』へ移行しない立場を明確にする。事故原因を徹底検証し、結果は国際社会への全面開示を約束する」という。

 これを受けた19日付東京新聞は第1面で「脱原発依存、明言せず/安全強化『今後も必要』」との見出しを付して報じた。これは一体どういうことなのか。かつて脱原発に突進しようとする菅直人前首相に「脱原発とは言わないで下さいね」と注文を付け「将来的には原発に依存しない社会」というやや穏健な表現に落ち着かせた当時の官房長官=枝野幸男が経産相になって、その穏健な表現さえからも後退して、それを前面に出さない方向にこの内閣は転身しつつあるのかもしれない。

 共同通信が伝えた演説案がもしこの通りだとすると、これは自分の言葉に対する裏切りであるだけでなく、同日東京の明治公園で開かれた原発廃炉6万人集会に象徴される国民感情に対するあからさまな挑戦である。

●野田のフラフラの根源

 9月3日付高野論説(i-NS591)で述べたように、野田の就任直後の初会見でのこれについての彼の発言は次のようなものだった。

▼原発の新設は現実的に困難だ。
▼寿命が来たものは更新することなく廃炉とする。
▼電力需給はこの冬は何とか乗り越えられると思うが、来年は幾分心配なところがある。再稼働できる原発については、ストレステストなど安全性をしっかりチェックした上で、地元の理解を得て再稼働させたい。
▼現体制の保安院が安全性のチェックをするのでは国民の信頼感が得られないと思うが、(保安院の機能が環境省に移る)来年4月まで対応を待つのでは遅すぎるので、過渡的な中で国民の不安をなくすにはどうするか、原発事故担当相を含めて議論したい。
▼将来的に「脱原子力依存」。自然エネルギーの大々的普及や、省エネ社会を着実に推進する流れの中で、丁寧にエネルギー基本計画を作り上げなければならない。

 それを捉えて同論説では「野田もそのやや穏健な表現の継承者である」と、これをさらに明確な脱原発方針に発展させて貰いたいとの期待を交えて、いささか肯定的に評価した。が、13日の所信表明演説では、

▼原子力発電について、「脱原発」と「推進」という二項対立で捉えるのは不毛です。中長期的には、原発への依存度を可能な限り引き下げていく、という方向性を目指すべきです。
▼同時に、安全性を徹底的に検証・確認された原発については、地元自治体との信頼関係を構築することを大前提として、定期検査後の再稼働を進めます。
▼原子力安全規制の組織体制については、環境省の外局として、「原子力安全庁」を創設して規制体系の一元化を断行します。
▼化石燃料に乏しいわが国は、世界に率先して、新たなエネルギー社会を築いていかなければなりません。わが国の誇る高い技術力をいかし、規制改革や普及促進策を組み合わせ、省エネルギーや再生可能エネルギーの最先端のモデルを世界に発信します。

 と、何だかよく分からない論理的な不明確に逆走し始める。第1に、過去3分の1世紀の「反原発」と「推進」の二項対立が不毛だったのは事実だが、「脱原発」と「推進」という二項対立などというものは存在しない。フクシマの後では、すでに全国民的に「脱原発」の方向は(読売新聞の狂った論調などを例外として)ほとんど確定しており、その枠の中で、「即時」という反原発に限りなく近い立場と、朝日新聞などのように「30年かけて」といった事実上原発の存続を肯定する立場と、あるいはその中間的な立場とが対立し得るのであって、その意味で野田は「中長期的には」脱原発依存(つまり「中長期的には」原発存続を容認)の2番目の立場で、しかも「可能な限り」という限定が付いていて(つまり「可能な限り」以上には踏み込まない)、なおかつ朝日新聞などと違っていつまでという年限は明示していない。

 第2に、他方、会見でも所信でも触れていないが、文芸春秋9月号の「わが政権構想」では「新興国を中心に原発導入の流れが加速してい」るので「短兵急に原発輸出を止めるべきではない」と言い切っていたから、なおさら推進に近い存続論ということになる。なぜなら、原発輸出を肯定するということは、今からベトナムやヨルダンなどと交渉を進めて、実際に建設に取りかかって完成するには短くても10年かかり、それで運転開始して最低30年はその運営に責任を持たなければならないのだから、今から最低限40〜50年は原発文化を手放すつもりはないと宣言するに等しいからである。

 野田が国連の会議で言うことがあるとすれば、ヒロシマ、ナガサキ、フクシマを体験した日本は、もうこれ以上核の悲惨を国内はもちろん全世界で繰り返さないために「核なき世界」の実現のために先頭に立つ決意である、ということではないのだろうか。▲

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ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

久々に高野様のご意見に賛成。5万人の明治公園でのデモ、これは東京だけのデモだ。国民の生活が第一もスローガンを捨てた民主党は、政権を取る為に有権者を欺いた事になる。スローガンを作った小沢氏を、政権奪取と同時に、党から追放を図った姿こそ、それを物語っていますね。世界に犯罪を犯した犯罪者が、何の反省も無く、自己正当化する姿こそ、東電に何も言えない、民主党の姿なのだろう。東電も、カネの力で政、官、マスゴミを牛耳っているから何も怖く無いという無反省の姿。彼らは国民を利用する、利権集団でしかない。企業にへばりつき、金の虫に成り下がった民主党、崩壊も時間の問題では?しかし、野田に若干の期待をした、小生がバカだった。政治家とはこんな者なのだろう。単なる職業としか思えない。

高野 様

政官財の強固な利権社会、利権村が簡単に崩壊することはなく、一時的に言葉を繕って、原発から距離を置いているような発言をしているに過ぎない。

従って、その時その時によって発言が異なってくるし、また、場所によっても発言を変えてくる。特に信念で政治をするのではなく、議論を戦わすことに主眼がある自己主張の強い民主党議員は、己を評価してくれれば、いかようにも、ころころ考え方を変えて、何とも感じない不思議な文化を持った集団である。悪く言えば独りよがり、国民のことなど親身になってやり遂げようとする信念などかけらもないと見ています。

「さようなら原発集会」に主催者発表6万人、警視庁発表3万人弱ときわめて多くの人々が集まりました。現在100万人程度の署名者を来年3月までに1,000万人集めるとのこと、非常に頼もしい行動が立ち上がりました。

政官財が如何に結託しようとも、国民の原発に対するアレルギーは今後も高まっていき、政治を動かす力に育っていくことを信じたいし、信じてデモなどには積極的に参加していきたい。

2030年原発ゼロを

高野さん、こんにちは(いま9月20日pm4:30頃です)

僕も明治公園に行きました。
そこにいる人たちは、みんなが脱原発でしょう。この人たちの声を無視することは誰もできないだろうと心強く思いました。
でも、脱原発、脱原発依存、卒原発など、いろんな言葉が独り歩きしている気もします。
だから、僕は宣言したいと思います。

2030年原発ゼロ、です。

その意味をはっきりさせます。
1.原発の新設を認めない(大前提です)
2.原発再稼動は、
①老朽化した30年以上経った原発が再稼動しない(世界の原発寿命は平均16年だという)。
②地震・津波に大きな影響が出そうな原発は再稼動しない(福島原発の教訓を活かさねばならない)。
③、①②以外の原発はストレステストを行なったうえで再稼動を認める(これは最高の妥協・・・ソフトランディング案です)。

すると、いまの原発で稼動できそうなものは9機以下になるといいます。
そのMAX9機が老朽化(稼動可能30年)したら、原発はゼロになるのです。
ドイツの2022年脱原発と同じ考え方になるのです。
あと約20年。自然エネルギーがどこまで普及させられるか。
その間は天然ガス、効率を高めた石炭を主力としたエネルギー政策を打ち出すべきです。
建設までが早く、そのサクセスを土台に足が速いといわれる自然エネルギーの比率を毎年見直す必要があるでしょう。それに日本にはメタンハイドレードという300年分の天然ガスもあるのです。
資源のない国から、一躍エネルギー先進国になる可能性も持っているのです。CO2削減も25%は間違いなく達成できるでしょう。
とにかく、2030年原発ゼロを達成しなければと思います。

中曽根康弘が立派な総理大臣であったかどうか、大変に難しい問題だ。
もう少し「歴史」になった段階で、判断をされることになるのだろう。
しかし、中曽根には目標が有った。
首相となったら、あれをやろう、こう言おう、様々な「胸の内」が有った。
田中角栄も同じ、「列島改造」という大計画を持っていた。
この人は、国を思っていたのだろうかという疑問は付きまとうが、
小泉純一郎にも、それなりの「心算」が有った。政策ではないが、怨念の計画が有った。

麻生太郎にさへ、恐慌状態を防ぐと云う大目標が有った。

この野田という男に、一体どんな政策・理念・目標が有ったと云うのだろうか。
そう言った意味では、菅直人とほとんど変わるところがない。

高野さんは、原発の将来についてばかり興味が有るようだが、他の所はどうなのだろう。
高野さんが夢見た政権交代の姿が、この政権のどこに有ると云うのだろう。

私は、金がなくて予算が作れないなら作れなくてもかまわないとさえ思う。
公約に掲げた事を5割でも、2割でも、無理してでもやっていくならそれで良いと思う。
子供手当・高速・農業者直接支給・高校無償・・・オール・オア・ナッシングじゃないと思う。
少しづつでも実行する姿が尊いのであって、邪魔する自民党には国民の怒りが集中するモノと思っていた。

しかし、それを民主党自らが放棄してしまったのでは・・・

民主党立ち上げにかかわった方として、まさにオリジナルな連中の政治姿勢を、いかに思われているのだろうか。

小沢は、終わったんですか。
少なくとも、私にはそうは思えない。
なぜなら、右も左もみんながおんなじような政治家に見える中で、小沢一郎だけが変に違う政治家に見えるから。
自分の口から出た言葉を、大切にしようという、実に素朴な事を言っているのは小沢一郎と、その取り巻き数十人くらいしかいないから。

yutampo さんへ

福島で被災されたとのこと、お見舞い申し上げます。

ただ現実問題として、当分の間、福島で農作物を作るということは考えない方がいいと思いますし、長期的にみて、小さいお子さんがいらっしゃるのであれば、可及的早急に名古屋以西に移住すべきであったというのが現実だと思います。こんなことは言いたくありませんが、事故後の一、二週間の間が一番リスクが高く、その時期にお子さんを福島から避難させていなかったのであれば、自分が親であれば悔やんでも悔やみきれない自責の念に駆られていたことと思います。

放射能の半減期について述べられていますが、世間の報道で半減期を過ぎればあたかも放射能がなくなるとか放射線が出なくなるとかと誤解する人が多いようですが、所詮半分になるだけです。特に今回の場合は元々の値がかなり高く、場所によって(除染前で)年間100mSVを超えるところも多く報告されています。仮に表土を削って除染して90%を除去しても(それすら可能かわかりませんが)、10mSV。そこから本来の基準である1mSv以下になるまでは半減期の3.5倍程度の時間がかかります。それに、今表に出る線量は主にガンマ線と高エネルギーβ線のみです。内部被曝で問題なるalpha各種などは正確に把握できていませんし、残念ですが、かなりの人数の方が既に体内に取り込んでしまっているかもしれません。

そういう不確定な現実下で感情的になっている場合ではないのです。福祉まで農作物を作れば、現在のようなざるのような検査体制と非現実的な汚染検査基準では必ずすり抜けて流通するものが出てきます。作っては行けないのです。

>最後に、何か内部被曝の危険性と除染とは関係ないかの
ような話ですが、いったい内部被曝ということでどうい
う内容を考えておられるのか。
福島県では未来永劫にわたって(少なくとも放射能の半
減期までは)水田や畑で作物つくるな、水道水も飲むな
とでも言うおつもりですか。

既に体内に取り込んでいると現実を認めるのであれば、正論ですが、その作物が他の地域に流通するリスクを考えるのであれば、作るべきではないです。

yutampo さま

震災後の心血を注いでお子達を守ってらしたこと、いろいろ読んで居ります。 19日も、若い母親の切実な声を伺って参りました。出来る事を一つ一つ積み重ねていくより方法が見つからないのですから、食べ物も除染もしっかりやってもらいましょう。 

男の人は大きな事をやりたがりますが、母親は、赤ちゃんに初めて食べ物を与える時、柔らかく煮てすり鉢で擂り裏ごしして一口ずつ食べさせます。 子供を思う手順が全く違うのです。 男の方は女性の本能から来る感覚を大事に守っていただきたい。そして、戦略を立てて後押しして頂きたいと思います。

WL1の風 さま

デモンストレーション=「示威行動」。 今日のミヤネ屋でやっていました。 「さよなら原発」の集会及びパレードを如何に小さく見せようかと腐心していましたが、解説員の方の嗜めめいた言葉もあって、示威行動の連発と、誰かのコンサートに2万人などいう物言いを、さすがに切り上げて、話題を替えました。

示威行動と言うと、ゴリラのドラミングや、チンパンジーの棒切れを振り回す行為を思い出します。
主催者がパレードと言い換えたのは頷けます。

声なき声を形にしようとしたのだと思います。世論の数字ではなく、血が流れ肉体を持ち、小さくても声を持つ人々に形を与えたのです。

元株やさん
ご指摘の通り、野田さんは後退りしているんじゃないと思います。民主党の各グループの長達は総理を目指しているにも拘らず、恐るべきことに自らの明確な政権構想を持ってないんです。
だからコロコロ発言が変わり発言が後退りしているように映るんでしょう。野田さんは、”ただ今、考え中!”なんでしょう。もう少し見ないと解らないけど、この人の場合周囲の意見も参考にするようですから、短慮な口先番長(前原さん)よりは、まだましだとは思います。

高野さん貴方はどの様な政体を望まれているのでしょうか?
自らの政権構想を公にし、言葉(約束)を大切にし、その実現に向かって一歩ずつ確実に歩み続け政権交代を実現させた人を否定しながら、何等政権構想=目標を持たない人達(菅さん・仙谷さん等)を支持される。

目標を持たない組織が迷走を続けるのは当たり前です。

民主党議員に言いたい!
代表選に出馬する気概があるのなら、先ず自らの政権構想を十分に練り上げ公表し、実現への道筋を考えた上で立候補しろ。総理の座にすわることが目的化して、俄仕立ての政権構想しか持たずに”何とかなるさ”と軽い気持ちで(ご本人は決してそう言う気持ちじゃないんだろうが、本人が、その存在の軽さに気づいていないところが悲劇なんだけど。)政権運営するんだから上手く行く訳が無い。

多くの人達が先の政権交代を無血革命とまで評したが、革命が成就し安定する前に浮かれたオリジナル民主党の諸氏とその関係者は、最大の功労者であり、革命を成就させる為のキーマンを政権中枢(政策決定の場)から外してしまい結果、この革命を骨抜き(国民の生活が一番の取り下げ)にしてしまった。
”ローマは一日にしてならず”ここに、小沢の下で周到に練り上げられてきた政権交代構想(参院選勝利・政治制度改革)が潰えてしまった。

現在片肺飛行中の民主党だが、政権を動かし民主党を再生させるには、知識と周到な準備が不可欠である事には議員諸氏異論が無いだろう…やはり、小沢政権を経ずに民主党は前には進めないだろう。

3.11以降に知ったことは、
原発がいけない理由よりも、原発が必要である理由の方が圧倒的に少ない・・・というよりそもそも必然性がないということです。

最近では電力云々の理由付けが難しくなるや原発は第二の核兵器であり抑止力として必要であるなどという呆れた某知事や議員まで公然と発言する始末。

何故そこまでして原発推進に固執するのか?
6万人デモで山本太郎氏が演説の中で『・・お金ですよね・・』と述べられていました。
シンプルで単純なフレーズですが核心をついています。

『お金』
原発は『儲かる』
それに関わる者にとっては。。。

“原発は安価で安全”
が崩れると、
“原発が無くなると直ぐに電力不足”
どうやら火力や代替でもまかなえそうだとなれば、
“原発の最先端技術は技術立国ニッポンに必要であり文明社会の証である”
それでダメなら、
“原発は国防の上で必要”


科学者や右寄りな人達の中には心底必要だと信念を持つものも少数はいるでしょうが、大半の関係者は欲のみによって動いているのでしょう。

目の前の欲に負けてしまうのが人間の性ですから。

“理性・良心・良識”と“私利・私欲・打算”の垣根はそれほど高くはないように思います。

一庶民の私がちょっとだけ妄想してみます。

ある人が私の目の前に30億円の現金を積み、その人は私に言います。
『このお金を貴方にお渡し致しましょう。ただしそれには条件が一つだけあります。私達に協力をしてください。いえ難しいことを御願いするわけではありませんから御心配なく。
私達が行うことを容認していただければ結構です。
貴方の今までの良心やイデオロギー等を無理に変えていただく必要はありません。それを決して公では発言しなければ、貴方の良心は胸の奥に仕舞っておいていただける分には問題はありませんから。
私達を支持し続けていただける限りは今後も充分なお金をお渡し致します。』

妄想の中であっても私は良心を貫けるか自身がありません。
先日6万人デモ(デモ参加は初めて)に参加してきたにも関わらず。。。

sirokuma様
ご意見に共感致しております。
実質的には官僚主権の日本であっても形の上では国民主権ですので統治者は選挙対策を行わなければなりません、
それがメディアを利用した大衆洗脳であるわけですが、それはメディアの利益とも一致する必要があります。
官僚側には許認可権と課税権という謂わばムチにあたる強い権限もありますが、センセーショナルに報道することで販売が促進され、経済上の利益にもなるという現実もあるのではないでしょうか。戦前の戦争賛美報道はその典型です。
以前、高名な建築家の林昌二氏の講演があり、質疑応答でこんなやり取りが参加者との間で交わされたことを憶えています。
一人の女性が、建築の雑誌に度々作品が紹介されている建築家に設計を依頼したが、いざ出来上がってみると居住者にとっては不満だらけでした。どうしてでしょうと質問しました。
林氏の答えがふるっていました。雑誌を発行している側は良い建築を紹介しようとしているわけではありません。その建築家の作品を取り上げると雑誌が良く売れるからですと答えたのです。
様々なメディアに登場して政局がらみの発言をしているジャーナリストの発言に首を傾げてしまうのは彼らはそれで生活する利害関係の当事者であり、メディアの意に沿わない発言をすれば生活の糧を失うからではないでしょうか?
「国民の生活が第一」ではなく「己の生活が第一」が今の日本社会の隅々まで貫徹しすぎているのでしょう。

9月22日朝日は、オバマ・アッバス会談の内容を次のように報道している。
「オバマ氏はパレスチナ国家樹立そのものは支持し、理解しているが、国連安保理で国連加盟の決議案が提出された場合、国連への加盟申請はパレスチナ国家樹立につながらず、拒否権を発動すると答えた」。

理解に苦しむオバマ氏の考え方である。世界のリーダーとしての権威、面影が全く見られないのである。大統領選を意識すると、イスラエルの背後にうごめく「金と票」の大きな圧力が覆いかぶさっているのであろう。

個人的には、パレスチナを認めながら、国家を背負うと小国のイスラエルに自他とも認めるアメリカガが太刀打ちできないのである。
「金、人、物」特に「金」を信条とする資本主義社会の恐ろしさである。

「新自由主義」は「金融商品」に代表されるように、お金の威力を先鋭化させており、貧富の差を広げるだけで、人間の平等性を競争原理に特化させたものでしかなく、オバマ氏のジレンマは想像を絶します。

同じような問題は、日本では官僚体制の公務員改革であり、いくら一人の優秀な政治家が出ても、並大抵のことでは達成できない。できる可能性のある人が出ても、小沢氏のようにマスコミを含めた世論が押しつぶしてしまうのです。

日本のことだけでなく、世界のことを眺めながら、日本のことを見ていくと大変理解しやすく、世界と日本の両方をみなければならないと感じています。

高野氏ももうすこし現実を見据えてはどうだろうか。ご自分の理想は結構だが、それを主張するには、具体性が無くてはならない。脱原発についても、原発を廃して、どうするのかの代替案については、前回の論説で、火力発電、特に日本のクリーン技術を利用し、環境を汚染しない火力を推進すればよい、自然再生エネルギーも進めればよいと言うお話であった。

が、これは散々否定されいる代替案であり、現実に各電力会社は燃料代の負担増のために赤字転落し、いずれは電力料金に上乗せされるのは避けられない。

現在の日本は史上かつて無い円高基調であり、本来なら輸入資源は安くなるはずが、それでも化石燃料は高騰し、さらに日本の輸入増でせっかく震災から立ち直った生産力で黒字に転換しかけていたそれを一気に赤字にしてしまった。

円高の今でさえそうなのであり、今後も一大消費国である日本の化石燃料使用が増えるとなれば、投機対象になる化石燃料はそれだけで価格は上がり続けるだろう。それによる世界での政情の不安定化や資源獲得の争い激化など、決して影響は少なくない。

なにより、つい一年前まで、CO2削減が至上命題であったのがまるで嘘のように化石燃料でまかなえばよいとはどの口で言えるのだろうか。

 「共同通信が伝えた演説案がもしこの通りだとすると、これは自分の言葉に対する裏切りであるだけでなく、同日東京の明治公園で開かれた原発廃炉6万人集会に象徴される国民感情に対するあからさまな挑戦である。」
 
 これなども呆れる。そもそも明治公園に集まった6万人が日本人の全てではない。また呼びかけ人の大江健三郎氏は、かつて文革の真っ最中、多くの文化人と共に中国に招待され下にも置かぬ大歓待を受けて帰国、文革を大礼賛した人物である。その後、文革の実態が知られるにつれ、当時礼賛していた文化人達も次々に批判に転じ、或いは他界したが、大江氏は未だに当時の礼賛を取り消していない。それなら、それで信念として未だにあれは正しかったすばらしかったと言い続けているのかと言えば、つまりは沈黙しているだけなのだ。それほどの卑怯者、恥知らずが注目を集めるために脱原発の呼びかけをし、ダボハゼが6万集まっただけではないか。
 
 彼らが脱原発の後で何が起きるか、日本経済が凋落するのをどうするのか、考えての行動なのか。彼らの何が日本人の総意を示しているのか。
 
 大江氏は、経済発展や生産性の効率化を人命よりも優先しているから脱原発は駄目だという。今、日本が経済停滞し産業が弱体化したらそれで死ぬ人間がどれだけ発生するか彼に思考には一切及ばないらしい。
 
 蝋燭生活が出来る人は遠慮無くすればよい。だが、社会が弱体化することで生きてゆけない弱者が大勢居る。彼らを切り捨てることが人命優先なのか。
 
 口が裂けても太陽光発電を使って電気を買わないなどと言うべきではない。補助金と電力販売で、結局それだけの設備をする余地のない他の人たちに負担を押しつけているだけだからだ。
 
 経済や生産性が人命に優先しているのではない。経済や生産性が沈滞すれば、人命が失われるのだ。現実に途上国の飢餓、内戦のほとんどはそれが原因ではないか。
 
 そして高野氏はこうも言う。

 「野田が国連の会議で言うことがあるとすれば、ヒロシマ、ナガサキ、フクシマを体験した日本は、もうこれ以上核の悲惨を国内はもちろん全世界で繰り返さないために「核なき世界」の実現のために先頭に立つ決意である、ということではないのだろうか。」
 
 いい加減に原爆と原発の区別くらい付けられないのか。核兵器の廃絶は良いとしてもそれと原子力の平和利用は全くの別物だ。高野氏の言い分は、人殺しの道具に使われる包丁を野放しにして良いのか、金属バットは取り締まるべきだと言うのと変わらない。
 
 野田氏の変節は様々な部分で見られるし、所詮野合集団の民主政権では何も出来ない。その中で野田氏がもし本音で脱原発から推進に舵を切ったのならそれだけは評価する。ただし、それをやり遂げられればの話だが。

 原発は廃炉に伴う諸作業だって、5年や10年ではなく、20年〜50年以上のスパンで行われるものです。

 従って、「原子力村」の方々も、脱原発は世の流れだと諦めたとしても、この先はその手の作業やプロセスの中でも、まだまだ儲け続けることができるではありませんか。

 まさか、実質処理不能な放射能源である廃棄物質を今後も永遠に出し続けて原発を新設し続けられなかったことは明らかではないですか。

 あれだけのことがあったのだから、いいかげん「年貢の納め時」だと覚悟すべきだと思います。

何度も失礼します。
円高も、脱原発反対論も、何故か根拠にしているものが何なのか?得たいが知れないところが胡散臭いのです。

今年の節電成功に気を良くした電力やマスコミが何故か冬もと言い出している。 この節電が本当なのかと疑ってしまいます。

我が家では6月後半から8月半ば頃まで、12時から午後4時まではエアコンを止めて、我慢一筋頑張りました。 しかし、7・8月分の電気使用量は前年度より数%増。 馬鹿馬鹿しくてきっぱり止めて、普通に29度Cで付けっぱなしにしました。すると、なんと9月分は35%減だそうです。 偶然手元にあった前年度の9月は600wh超、一昨年と今年度は350wh前後、幾らなんでもこの差は何故? 指示数も0990とか深夜電力の方も8000とか訳が解りません。

皆さまは大丈夫ですか。

閑話休題
9/24時事1458【http://p.tl/li2o NASA:日本時間1245~1345の間に大気圏に突入し、落下したとみて確認作業を進めていると‥】
人工衛星屑の大気圏突入予定から2時間13分~1時間13分も経った時点で、この空疎でピンボケな情報が報道されている!?
NASAが情報を秘匿しているのか、本当に解らないのかさえ判然としない。
日本人は、全ての当事責任者から適切な危機情報が発信されない悲惨な状態を、過去何カ月間に亘っても福島核発電事故で味わっている。
日本人は東電病と日本病を含めた症状に起因する先の核発電事故で、また今回は人類が世界最高の技術集団である筈のNASAの宇宙事件で、最先端の科学技術の粋を集めた巨大なシステムを制御不能のまま放置した。
人類は、科学技術の利便性や効能だけに着目してその開発に邁進したが、一旦緩急ある場合の備えに眼を伏せ疎かにし人類の生命財産を成り行きに任せた。

此れら事象は、人類の「進歩に対する極端な前のめり」を露見させたと思う。
草々

高野様

大震災による津波被害、原発被害は大々的に報道され、国民も大きな関心を持っており、当然のことながら、ちょっとした発言が命取りになるので、政治家の取り組みも真剣である。喜ばしいことです。

一方忘れがちであるが、NHKが非正規労働者の実態を淡々と報道していたが、大変重要な報道であり、いまさらながら労働市場の厳しさを実感しています。

NHKの報道にると、非正規労働者の74%が200万円以下であり100万円以下は41%100~200万円は33%とのことである。

少し中身を知りたいと思って、労働力調査をみると、22年10~12月において、雇用者数5157万人非正規労働者1798万人で33万人増加しているとのことである。

このように低所得者層を増やしておいて、被災地の復興のため所得税を増税するなどという発想はどこから出てくるのであろうか。言葉は悪いかもしれないが、被災地、被災者は国、国民の支援があるが、社会の底辺で一生懸命働いている人々には、誰も見向きもせず低所得に甘んじなければならない矛盾をどのように解釈したらよいのであろうか。

政治家はポピュリズムに陥り、国民の関心あるところに目を向けて一生懸命支援するが、言葉なくコツコツと社会のため、生活のため苦しんでいる人々に目を向けない政治はどこかくるっているとしか言えません。

特に、官僚からはみ出して政治家になったような民主党議員は弱い人に対する目が欠けているように思えてならない。多くの低所得者に目を向けず、どんどん増やし続ける政治はまともではありません。

閑話休題

情報とはそれが理解され利用されて初めて意味がある。

情報を受け取ってもそれを理解できない対象に、下手に情報を垂れ流すのは、勝手な憶測を呼び社会の混乱を来す。

情報は、上手に管理されなければならない。そのてん、民主党政権は、情報を整理せず、自ら情報を理解もせずに垂れ流し風評被害を広げた。

情報は管理されてこそ、意味がある。

菅は及第?とんでもない。

投稿者: たかおじさん | 2011年9月25日 19:24


①引用 『 情報を受け取ってもそれを理解できない対象 』

⇒それは誰ですか。
その様な蔑視が許される根拠法を示して下さい。
貴殿にとっては 『 理解できない対象 = お花畑の人々 』ですね。
独善?身勝手??いや 『 独裁 』 ではありませんか。

-------------------

②引用 『 情報は、上手に管理されなければならない。 』 

⇒マスコミレベルの情報を 『 管理 』 する権限が誰に、何の根拠法で与えられているのですか。
教えて下さい。

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情報統制を勝手に振り回せば犯罪が成立します。

投稿者: たかおじさん | 2011年9月25日 19:24


①引用 『 情報を受け取ってもそれを理解できない対象 』

⇒それは誰ですか。
その様な蔑視が許される根拠法を示して下さい。
貴殿にとっては 『 理解できない対象 = お花畑の人々 』ですね。
独善?身勝手??いや 『 独裁 』 ではありませんか。

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②引用 『 情報は、上手に管理されなければならない。 』 

⇒マスコミレベルの情報を 『 管理 』 する権限が誰に、何の根拠法で与えられているのですか。
教えて下さい。

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情報統制を勝手に振り回せば犯罪が成立します。

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Profile

高野 孟(たかの・はじめ)

-----<経歴>-----

1944年東京生まれ。
1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。
通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。
同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。
80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任し現在に至る。
94年に故・島桂次=元NHK会長と共に(株)ウェブキャスターを設立、日本初のインターネットによる日英両文のオンライン週刊誌『東京万華鏡』を創刊したほか、PC-VAN・NIFTY-Serve・MSN、富士通ブロードキャストその他電子メディアのコンテンツ創造、講談社・小学館・集英社その他出版社のウェブサイト開設、『インサイダー』のメルマガ化、などを次々に手掛け、インターネット・ジャーナリズムの先駆的開拓者と呼ばれた。
現在、それらの経験を活かして、独立系メディアの総合サイト《THE JOURNAL》に取り組んでいる。
2002年に早稲田大学客員教授に就任、「大隈塾」の授業「21世紀日本の構想」、ゼミ「インテリジェンスの技法」、社会人ゼミ「ネクスト・リーダーズ・プログラム」を担当している。

-----<出演>-----

『サンデープロジェクト』
(TV朝日系、日曜10:00~)

『朝まで生テレビ!』
(TV朝日系、最終金曜25時頃~)

『たけしのTVタックル』
(TV朝日系、月曜日21:00~)

『情報ライブ ミヤネ屋』
(読売TV系、月~金曜21時~)

BookMarks

東京万華鏡:TOKYO KALEIDO SCOOP
http://www.smn.co.jp/

INSIDER:インサイダー
http://www.smn.co.jp/insider/

大阪高野塾
http://www.osaka-takano.com/

-----<著書>-----


『滅びゆくアメリカ帝国』
2006年9月、にんげん出版


『ニュースがすぐにわかる世界地図(2006年版)』
2005年、ポスト・サピオムック


『最新・世界地図の読み方』
1999年、講談社現代新書

『情報世界地図 98』
1997年、国際地学協会

『地球市民革命』
1993年、学研

『21世紀への世界時計』
1991年、集英社

『入門世界地図の読み方』
1982年、日本実業出版社

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