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高野孟・遊戯自在録016

3月1日(火)

 朝の東海ラジオは中東情勢。10時東京発で大阪に行きミヤネ屋出演。沢尻エリカ様とかいう女優の別れる別れないという話がメインでコメントの余地がなかった。夕方、最近知り合った在阪の某テレビ局のエリート社員H君が、一千ン百万円の年収を捨ててでも農業を通じての村興しのためのNPOを組織する事業に身を投じたいという話なので、心斎橋の「本多」というワインバーで一杯飲みながら相談に乗った。聞けば、彼自身がMBAを持つ経営コンサルタントの有資格者で、しかも30歳代半ばの同年代で一流銀行や証券に務める金融プロ、弁護士、会計士、司法書士などを含む10数人の仲間が「21世紀は農だ!」という思いを共有して、その誰もが人も羨むような地位と収入を捨てて自ら土に触れる暮らしを始めようと決意し合っているという。凄い話で、大いに支援することにした。別れてから、近くの気に入りの居酒屋「若松」に久々に寄って飲み足して、大阪泊。

3月2日(水)

 朝5時に起きて午前中は読書、資料整理、原稿書き。午後から茨木市でみずほ総研の講演に出て夜帰宅。

3月3日(木)

 雛祭り。我が家は老妻と2人きりで今更お雛様でもないのだが、毎年、娘たちや孫の幸せを祈って2月中旬からきちんと飾る。メインは、長女が生まれた時に妻の親たちから贈られた昔風の端正な本格派の一対だが、他に千葉県長生郡に在住の人形作家=千葉惣次さんの手に成る江戸時代の泥人形の手法を継承した素朴な雛がいくつもあって、それらを家中に並べてほのぼ
hina2.jpghina3.jpg
のとした気分を楽しむ。午後、家内を乗せて車で上京、家内は孫の家で雛祭りのお食事会へ。孫への土産は、今朝我が家で山ほど獲れた蕗の薹と椎茸である。私は浅草に行って、96年旧民主党結成時の裏方たちとの同窓会。皆さん、この政権状況では「あの時の苦労も報われない」と歎くことしきりで、「さあ、どうするか」という話になった。浅草泊。

3月4日(金)

 午前中、ホテルで資料作り。午後から、早稲田のジャーナリズム大学院の授業のためのオリエンテーション・ビデオ撮影。それから朝日新聞の都庁担当、小学館の編集部、徳間書店の軍事雑誌のライターからそれぞれ1時間ずつ3連続インタビューを受けてクタクタ。7時から昭和19年生まれの会「一休会」の宴会で、今日は加藤登紀子さんを含め20数名が参集する盛会で大いに談論風発した。登紀子さんは昭和18年生まれだが、この会は私と藤本敏夫が呼びかけて始まったので、彼女を最初から特別会員とし、藤本が亡くなった後も出来るだけ都合をつけて来て貰うようにしている。

 民主党からは、岡崎トミ子参議院議員(前男女共同参画担当大臣)、峰崎直樹内閣官房参与(前参議院議員)の2人が見えた。峰崎さんは先の参院選で引退して財務副大臣も下りたが、民主党きっての財政・税制通として内閣の参与としてその方面の政策立案の中心を担っている。2人とも現状に「参ったなあ」と言いながらも元気で何よりだが、この会には自民党のほうが多くて、中川秀直、丹羽雄哉、細田博之、町村信孝など錚々たる面々がいるのだが、政権交代してからというもの、誰一人として顔を出さない。「こんなことじゃあ自民党の再生も難しいよな」と大下英治、小椋佳、長野厖士らが並ぶテーブルでひとしきり話題となった。

3月5日(土)

 今日と明日は静岡体文協の3カ月連続特別講座の第2回で、まずは浜松へ行って「中東民主革命と中国、北朝鮮の怯え」という話を2時間。主宰者の佐野つとむさんが胸の血管の詰まりを手術して昨日まで2週間入院していたと聞いてびっくり。飯よりも酒よりも好きな煙草を禁じられて辛そうだったので、最近煙草を少しだけ復活している私も静岡の焼き鳥屋でご一緒している間は控えめにした。

iPad.JPG
 早めにホテルに戻り、iPadに必要なアプリを組み込んで、重い思いをしてパソコンを持ち歩かなくてもこれだけで一通りの仕事ができるようカスタマイズする作業を継続。しかしどうしても画面内の仮想キーボードは、メールの返事程度はともかく、長い原稿を書くには適さないので、今朝新幹線に乗る前にビックカメラ(注)に寄って買い求めてきた携帯用のワイヤレス・キーボードも接続した。キーボードを持ち歩くのは面倒ではあるが、それを合わせてもMacBookよりは体積的に小さく、重量もちょうど半分の1キロと軽い。キーボードは、写真左のMacBookのそれと全く同仕様なので原稿書きのスピードが鈍ることはない。真ん中にあるのがイー・モバイルのWiFiモデムで、最初の設定さえしてしまえば、iPadでもMacBookでも(あるいは両方一緒でも)起動しさえすれば自動的にネットに繋がるので、起動の度に接続の操作を繰り返す必要がない。右横の黒いペンはヘッドがソフトなタッチペンで、iPadの画面に指でタッチすると脂や汚れが付くので、出来るだけこれでやる。持ち歩く時はiPad上部のイヤホンジャックに差し込んでおくと見失うことがない。

 ちなみにこのiPadは、イー・モバイルの2年間通信契約付きで何と6000円台という超低価格のをネット通販で買った。機械は事実上タダで、月々何千円かの通信料で回収するという商法だ。そう言えば、昨日泊まった浅草のホテルは、Schickの最新型のひげそりプレゼントという宿泊プランで(知らずに楽天トラベルで値段だけ見て適当にクリックして予約したのだが)、これも、Schickは替刃が高価なので、本体をタダで配って替刃で儲ける仕組みである。

注:これビッグでなくビックなんですね。ふと気になって同社の投資家向けページのQ&Aを見たら「Bicはバリ島のスラングで、大きい(Big)という意味と、さらに単に大きいだけでなく中身のある大きさを意味する」のだと。フ〜ン。

3月6日(日)

 午前中ホテルで仕事。14時から静岡労政会館で体文協の特別講座を終えて佐野さんや参加者有志数名でまたまた静岡駅構内の魚料理店「大作」で懇談し、18時半過ぎの新幹線で帰宅。

3月7日(月)

 先週は5日も外泊だったので、久しぶりに自宅でくつろぐ。冷たい雨がちょっと降り止んだ隙に、蕗の薹を一山ほども採取して晩酌に備える。採りきれない蕗の薹は10センチくらいまで伸びて花を咲かせて花畑状態になっているけれども、後から後から出てくるのでしばらくは楽しめる。

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Profile

高野 孟(たかの・はじめ)

-----<経歴>-----

1944年東京生まれ。
1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。
通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。
同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。
80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任し現在に至る。
94年に故・島桂次=元NHK会長と共に(株)ウェブキャスターを設立、日本初のインターネットによる日英両文のオンライン週刊誌『東京万華鏡』を創刊したほか、PC-VAN・NIFTY-Serve・MSN、富士通ブロードキャストその他電子メディアのコンテンツ創造、講談社・小学館・集英社その他出版社のウェブサイト開設、『インサイダー』のメルマガ化、などを次々に手掛け、インターネット・ジャーナリズムの先駆的開拓者と呼ばれた。
現在、それらの経験を活かして、独立系メディアの総合サイト《THE JOURNAL》に取り組んでいる。
2002年に早稲田大学客員教授に就任、「大隈塾」の授業「21世紀日本の構想」、ゼミ「インテリジェンスの技法」、社会人ゼミ「ネクスト・リーダーズ・プログラム」を担当している。

-----<出演>-----

『サンデープロジェクト』
(TV朝日系、日曜10:00~)

『朝まで生テレビ!』
(TV朝日系、最終金曜25時頃~)

『たけしのTVタックル』
(TV朝日系、月曜日21:00~)

『情報ライブ ミヤネ屋』
(読売TV系、月~金曜21時~)

BookMarks

東京万華鏡:TOKYO KALEIDO SCOOP
http://www.smn.co.jp/

INSIDER:インサイダー
http://www.smn.co.jp/insider/

大阪高野塾
http://www.osaka-takano.com/

-----<著書>-----


『滅びゆくアメリカ帝国』
2006年9月、にんげん出版


『ニュースがすぐにわかる世界地図(2006年版)』
2005年、ポスト・サピオムック


『最新・世界地図の読み方』
1999年、講談社現代新書

『情報世界地図 98』
1997年、国際地学協会

『地球市民革命』
1993年、学研

『21世紀への世界時計』
1991年、集英社

『入門世界地図の読み方』
1982年、日本実業出版社

→ブック・こもんず←



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