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高野孟の遊戯自在録004

日誌を綴るのは難しい。ちょっと油断するとすぐ間が空いて何週間も溜まり、あ〜あどうしようかなあと思っているうちにまた何週間も過ぎるという具合で、今日フト気が付いたら2カ月近くも遅れてしまっていて愕然とした。飛ばしてしまって最近情報から書き繋いでもいいいのだが、一応日誌として始めたことなので、簡略化してスピードを上げて追いつくようにしよう。

6月3日(木)

 午後、浅草公会堂で「全国商店街おかみさん交流サミット」で「『地元学』で始まる地域おこし」と題して講演とパネル・ディスカッション。終わってすぐにタクシーで錦糸町に飛んでいって、東祥三衆議院議員の後援会総会で「鳩山辞任と今後の政治課題」について講演。参院選東京選挙区候補の小川敏夫、比例代表の清水信次両氏が挨拶に来ていた。会場に二見伸明さんが座っていたのには驚いた。東・二見両氏はかつての小沢=新進党の同志だから当然か。しゃべり終わってそのまま浅草に舞い戻り、おかみさんたちの懇親パーティに参加。こちらには民主党の蓮舫と自民党比例代表の佐藤ゆかりの両氏が挨拶に来ていた。参院選もすでにたけなわの感がある。

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※浅草おかみさん会:http://www.asakusa-okamisan.com/

6月4日(金)

 朝8時に車で家を出て神奈川県葉山町の「葉山国際村」へ。私が代表を務める「NPO神奈川馬の道ネットワーク」のメンバー10人余で同村の敷地の未使用の原野に乗馬トレッキングのコースを開発するという話が持ち上がっていて、そのための視察。県担当者の説明を受けた後に徒歩で1時間ほど見て回った。夜、横浜でジャーナリストの先輩=北岡和義さんと一杯飲んで、川崎駅前のホテル泊。
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6月5日(土)

 桜ヶ丘カントリークラブで半年ぶり(?)ゴルフ。「国際孔球会」という変な名前(孔球とは中国語でゴルフのこと)の会があって、北川正恭=元知事、成毛真=インスパイア社長らと年に何度かゴルフをしたり福井までカニを食べに行ったりしている。パターのグリップにカビが生えていたのには驚いたが、その割にはスコアは私にしてはまあまあで、ドラコンも1つ獲った。

6月6日(日)

 朝5時起きで、『日本農業新聞』のコラムを執筆。終わって朝食、そのあと草刈り作業を少々。13時から鴨川市文化体育館で、地元出身の石田三示衆議院議員が主催する「民主党・生物多様性フォーラム」を聞きに行く。基調講演は宇根豊さん(百姓、農と自然の研究所元代表)。宇根さんとは前にいつどこで会ったか忘れるほどの久しぶりだったが、「生物多様性という概念は結構だが、日本の百姓からすれば、これも外来語。昔の日本の百姓は、日に三度も田んぼを見回るほど周りの自然を愛していて、約600種類もの生き物の名前を識別していた」という名調子を聞いて心地よかった。なーにが生物多様性だ、今頃欧米人が言い出して、それを有り難がっている日本人はどーしたんだ、ということだ。このことは、いずれザ・ジャーナルでも論じたいと思う。日本農業新聞のコラムは年に2回ほど順番が巡ってくる回り持ちで、今回が第1回。「国民皆農時代へ/まず自分の自給率を」と題したその全文は以下の通り。
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 安房・鴨川の山中での田舎暮らしも丸三年が過ぎた。そもそもは、十五、六年前に故・藤本敏夫に誘われて、彼がこの地で営んでいた農事組合法人「鴨川自然王国」を訪れたのが発端である。房総の緑深い山並みに包まれて大小の棚田が点在するその景観を見て、東京から車でわずか一時間半の距離にこんな日本農村の原風景のような里山があったのかとまず驚き、しかし中に分け入ってみれば、田畑は荒れ森林は病み、平均年齢七十歳を超える集落にはそれをどうする力も残っていないことを知ってもう一度驚いて、放っておけない気持になり、それから月一度のペースで泊まりがけで通っては田植え・稲刈り、大豆・味噌づくり、森林整備などに精を出すようになった。
 作業を終えて一風呂浴びてから焚き火を囲んで飲む酒は格別に旨く、そういう時に藤本が口癖のように繰り返したのは、「二十一世紀は再び農の世紀になる。いや、しなければならない。農業とは言わない。農業はプロの農家が逃げ出すほど大変だ。もちろん若い人たちの中に農業に挑戦する人が増えることを期待するけれども、まず大事なことは、国民誰もが、何らかの程度と方法で土に触れ、農に携わって、自分の食う物の一部でもいいから自分で作ることを通じて、生命の連鎖を体感すべきだ」ということだった。彼がよく引き合いに出したのは、石原完爾将軍が戦後、山形県庄内の共同農場に立てこもりながら発した「都市解体・国民皆農」のメッセージで、「高き経済力と豊かな文化的生活は国民皆農によってのみ獲得することができる」という石原思想を今こそ蘇らせるべきだと熱を込めて語った。
 私はそれに大いに共鳴してますます熱心に鴨川の農場に通い詰め、そして還暦を期して自分もこの近くに引っ越して国民皆農を率先実践することを約束した。残念ながら藤本は癌で亡くなり、王国は加藤登紀子と次女夫妻に引き継がれたが、私は彼との約束を守って、その近くに千八百坪の荒れ果てた山林を買い求め、一年かけて開墾し、二年かけて家を建て、三年前に家内共々移り住んだのだった。
 私の食料自給率はかなり高い。米と味噌は自然王国の共同作業で作っているし、野菜も王国産の野菜と自宅のささやかな畑でかなりの程度賄っている。それだけでなく、ほとんど原野状態の庭ではタラの芽もフキもツクシもウドもクレソンもハチクの筍も山椒も採り放題で、仮に流通が途絶えても食い物に困ることはない。国の食料自給率をパーセントで云々することはほとんど意味がなく、肝心なことは一人一人が自分の自給率を上げることに責任を持つことではないのだろうか。
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6月7日(月)

 早稲田授業。夜は、早稲田のジャーナリズム大学院ゼミの学生と飲み会。品川のホテル泊。

6月8日(火)

 品川発6時台の新幹線に乗って京都へ。車中で毎週火曜日レギュラーの東海ラジオに携帯電話で出演。午前、京都造形芸術大の授業。今回は「日本の風土」論。飛んで出て大阪で「ミヤネ屋」出演。17時に早稲田の高野ゼミOGで大手食品会社の大阪支店営業で頑張っている奴が「2年目で仕事は成果も上げてどんどん任されるようになって面白いのだが、反面、こんなことしていていいのかと悩みも膨らんで」と言うので、日航ホテル裏のワインバーで人生相談。深夜帰宅。

6月9日(水)

 吉元政矩=元沖縄県副知事が上京中なので、午前中に時間を頂いてロング・インタビュー。面白かった。これほど強靱な戦略的思考の持ち主は滅多にいない。夜は浅草の蕎麦屋「十和田」で昭和19年生まれの会「一休会」の例会。「振袖さん」(本来の浅草芸者とは別のサラリーウーマン芸者集団で、これも十和田のおかみの企画による街おこしプロジェクト)3人を上げて大宴会。2次会はすぐ側のジャズカフェ「HUB浅草」で、一休会メンバー(私の高校同級&ブラスバンド仲間)の外山喜雄のデキシージャズを鑑賞。浅草ビューホテル泊。
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6月10日(木)

 長野新幹線経由で妙高市へ。私はもう何年も妙高市の(無給)顧問兼「妙高里山みらい塾」塾長を仰せつかっていて、年1回の塾の総会&イベントに参加する。今年は「赤倉観光ホテル」を舞台に、まずは周辺トレッキングで汗をかいてからホテル内で高野講演、塾総会、懇親会があり、翌日は笹ヶ峰高原でトレッキングという過密日程。泊まったのは同ホテルの新築なった別館の露天風呂付ルームで、極上でした。
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6月11日(金)

 笹ヶ峰高原で練達の案内人に導かれてトレッキングを楽しんだ後、帰京。

6月12日(土)

 18時から渋谷のイタリア料理「リストランテG」で、ショパンを弾かせたら日本一の横山幸雄のディナーショーに家内や友人の皆さん計8人で参加。ワインを飲まない訳にいかないので品川のホテル泊。
※リストランテG:http://www.ristoranteg.com/

6月13日(日)

 早朝品川を出て帰宅、8時半から地域の「地滑り防止組合」の草刈り共同作業に。午前中で終わって昼から総会を兼ねた宴会。

6月14日(月)

 早稲田で授業。午前中の高野ゼミは「民主党政権と『百年目の大転換』」。午後の大隈塾授業は、全国おかみさん連合会の会長で浅草「十和田」経営者の冨永照子さんが講師。「あんたたち、勉強ばっかしてても駄目よ!」と発破をかけて貰う。ジャーナリズム大学院のゼミを終えて京都へ。

6月15日(火)

 午前は京都造形芸術大のゼミで、梅原猛を素材に蝦夷と沖縄の話。午後は大阪で「ミヤネ屋」出演、夜は「大阪高野塾」。

6月16日(水)

 ライフストアの清水信次会長が何と83歳で民主党比例代表に立候補するというので、ライフストア本社兼選挙事務所に激励に行って、そのあと銀座の北京ダックの銘店「全聚徳」で会食。清水さんとは「朝まで生テレビ」初期によくご一緒し、また蓮舫のお父さんと親友だったので蓮舫の結婚式でも私が仲人、彼が主賓の一人ということで同席したり、何だかんだと数十年のお付き合い。小沢一郎に口説かれての出馬だが、それにしてもこのお歳で大手術する病も抱えながら「日本を変えたい!」と立ち上げる気力に感動する。全聚徳は北京に本店を持つ150年近い歴史を持つ老舗で、日本では「大地を守る会」(藤田芳和会長)の出資で新宿と銀座に店がある。リーゾナブルな料金で「北京本店よりおいしい」と言われる最上の北京ダックが食べられるのでお勧めです。

6月17日(木)

 午後、京都で講演。夜は久しぶりに嵯峨・釈迦堂前の割烹「おきな」へ。瀬戸内寂聴や麻生圭子ら京都在住の著名人も"隠れ家"的に愛用している名店。旬にこだわった料理と酒好きの親父との会話が楽しい。京都にはいろいろ謎があるが、地下鉄のホームに置いてあるこの人形もかなり謎。暴力団追放の看板も凄い。
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6月18日(金)

 京都から東京経由で長野へ行って講演。

6月19日(土)

 終日自宅。ベランダ脇の排水溝のクレソンの間をサワガニが元気に歩き回る。絶滅危惧種のトウキョウサンショウウオも卵から孵って、もうしばらくするとどこか山の中に消えていく。
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6月20日(日)

 午後から地元・旧大山小学校講堂で加藤登紀子さんの発案で「嶺岡牧の歴史を振り返る」集会が開かれた。私の自宅や登紀子さんの鴨川自然王国の南に広がる嶺岡山地は江戸時代からの軍馬放牧場だったところで、年に一度馬を追い込んで競りにかける「馬追い場」などの遺構が多く残っている。それを文化遺産として見直して村おこしに繋げていこうという趣旨で、60人ほどが集まって鴨川市郷土資料館の研究員によるスライド映写と解説、地元アマチュア写真家による昔の風景の紹介などを熱心に聞いた。私は求められて、「いずれ自宅で馬を飼って、馬に乗って居酒屋に行く」という個人的な計画について話した。

6月21日(月)

 早稲田の授業の後、19時に六本木裏通りの小さな天麩羅屋の狭い座敷で鳩山由紀夫前総理と会食。総理である間は電話をすることすらなかったが、辞めたので約1年ぶりにお会いした。「東アジア共同体研究所でも作って、ロシア外交を含めてアジア外交を自由な立場で進めたらどうか」と提案した。品川のホテル泊。

6月22日(火)

 京都へ。夕方は大阪・法善寺横丁の割烹「美加佐」で、クリーニング業界の反逆児=(株)ハッピーの橋本英夫社長と会食。この店に常備されている老舗「さつま白波」製の芋焼酎「明治の正中」がいいです。氷を入れた大ぶりの陶器の片口に一旦注いで冷やしながら氷と馴染ませておいて、それを氷を入れたロックグラスに小分けしながら飲むという、ここの女将独特の二段階方式がなおさら味と香りを引き立てる。
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6月23日(水)

 虎ノ門のスタジオでJFNのラジオ番組収録。週イチ番組を4回分一遍に録るので割り振りが難しい。夕方、旧知の米経済ジャーナリスト=リチャード・カッツが来日しているのでANAホテルのロビーで1時間半ほど意見交換。「選挙前に消費税増税を言い出すなんて菅は頭がおかしい」と。

6月24日(木)

 終日鴨川。朝涼しいうちにゴミを燃やしたり材木の整理をしたり屋外作業。朝食後、原稿数本執筆。夕方早めに飲み始めてサッサと眠り、3時に目覚ましをかけてW杯日本・デンマーク戦を観る。

6月25日(金)

 そのまま起きて、終日資料整理や授業素材づくり。

6月26日(土)

 月1回の中日新聞・栄文化センターの「新・世界地図の読み方」講義。終了後、毎週火曜日朝に電話出演している東海ラジオ「モルゲンジャーナル」のパーソナリティが4月から源石和照さんに交代したので、アシスタントの佐藤友香さんやスタッフの皆さんと飲み会。場所は私がお気に入りの伏見の「大甚」。池波正太郎が愛した店の一つとして雑誌に紹介されていたので10年ほど前から時々行っている。夕方4時開店というのが粋で、それを待ちかねた中高年層がドーッと入ってきてたちまち満員状態になる。飲み物は生ビールと瓶ビール、菊正宗と賀茂鶴の冷やか燗だけで焼酎は置いていない。つまみは小皿に盛って並べてあるのを自分でお盆を持って取りに行く。皿の形で値段が決まっていて、片づけないでテーブルに積んでおくと、最後に親父が大きな算盤で計算してお勘定となる。回転寿司と同じ方式だが、この店は開店寿司などという無粋なものが出現する遙か昔からこれでやっているので、こちらがオリジナル。たまに一人で行って冷や酒を頼むと、親父が「今日はお一人ですか」とか言って、普通の安物のお猪口を引っ込めて取って置きの切り子の盃を出してくれるのが嬉しい。

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6月27日(日)

 名古屋を朝出て帰宅。

6月28日(月)

 早稲田授業。6時半から高田馬場で高野ゼミの飲み会。最終新幹線で京都へ。

6月29日(火)

 京都授業のあと帰京、虎ノ門「酔心」で作家の大下英治からインタビューされる。旧民主党結成の経緯や鳩山・菅・仙谷らの人となり、それに蓮舫について。大下も昭和19年生まれの「一休会」メンバー。

6月30日(水)

 終日鴨川。

7月1日(木)

 終日鴨川。サイバー大学のネット授業の採点簿作製、送付。

7月2日(金)

 朝9時から連合の元総評系労組が中心になった「平和フォーラム」の勉強会で普天間問題について講演。「菅さんも仙谷さんも仲間で、普天間移設反対運動がやりにくくて...」と言うから、「そんなことはない。全国動員かけて座り込み阻止闘争を盛り上げて、菅が強行しようとすれば流血の事態が避けられないという状況を作るべきだ」と煽っておいた。午後、京都造形大学が明治神宮外苑の一角に建設した「東京キャンパス」のお披露目式典に参加。4時から新橋のスタジオで二木啓孝、山口一臣とザ・ジャーナル=楽天ニュースの参院選終盤の情勢分析番組を収録。

7月3日(土)

 11時から都内で講演。孫が鴨川に来るので飛んで帰る。

7月4日(日)

 娘と孫、娘の友達夫妻と赤ん坊も参加して釜沼棚田の草刈りイベント。急斜面で草刈り機を振り回して左足首を少々傷めた。農家のばあちゃんたち手作りの昼食を頂いて解散。夜7時に希望者が再集合して、棚田の裏の山間に蛍を見に行く。じいさまが懐中電灯をピッカンピッカン点滅させると、それに釣られて森から100匹もの蛍が我々の頭上に集まってくる。子供たちはもちろん大喜びだが、親たちも「こんなに凄いの見たことない!」と歓声をあげる。
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7月5日(月)

 早稲田デー。京都泊。

7月6日(火)

 京都造形大の授業は「七福神」や祇園祭の「山鉾」に見る日本の多国籍=多文化性というお話。写真は、授業にも用いた、拙宅に飾ってある七福神。千葉県長生郡の江戸風芝原人形作家=千葉惣次さんの作品。
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7月7日(水)

 18時から新宿で東京高野塾。

7月8日(木)

 長野で政策金融公庫支店の優良経営者グループに講演。

7月9日(金)

 終日鴨川。

7月10日(土)

 鴨川。放ったらかしだった梅の木3本の枝切り。どんどん切ってやらないと実が付かないと言われたので、『ウメの本』を買って四季それぞれの手入れ法を勉強して取り組んだ。

7月11日(日)

 午前中、近所のKさんの手助けを得て草刈り。午後に出てザ・ジャーナル=楽天の「参院選ナマ特番」へ。ホテル泊。

7月12日(月)

 早稲田デー。ゼミでは「日本史」にはアイヌ史とヤマト史とオキナワ史があるのだという話。日本史の常識の嘘をめくり返す感性を持ってほしい。京都泊。図は、沖縄ではポピュラーな新城俊昭著の高校副読本『琉球・沖縄史』の巻頭に出てくる「日本史の3本柱」。
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7月13日(火)

 京都授業は今日が前期最終。「××に見る日本文化の多様性」というレポートを課す。

7月14日(水)

 鴨川。日曜日に切った梅の枝やずっと以前に切って山積みにしてあった雑木の枝を電動ノコで40センチに切り揃えて薪にして、薪小屋に積む。半日がかりで大汗かいて、これでストーブを焚けば5日分くらいか。

7月15日(木)

 終日原稿書き。

7月16日(金)

 午前中、原稿書きの続き。午後から家内と、車で20分ほどのところにある農家レストラン「じろえむ」へ。地元の養鶏農家が築300年の茅葺き家屋を使って開いている。ばあちゃんがかまどで焚くご飯、有機野菜や野草、地飼い鶏の卵を贅沢に使った卵焼きを堪能した。
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7月17日(土)

 鴨川自然王国で今年第2回目の「里山帰農塾」の開講式と講義。「日本農耕文明の特徴」という話をした。

7月18日(日)

 終日鴨川。自宅から見る夕焼けが美しい。
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7月19日(月)

 祭日で早稲田は休講なので、自宅で日本民放連盟賞の近畿地区「報道番組部門」審査のため各局が応募した6作品を見て評価を書く。どれも1時間やそれ以上の力作なので、見るだけで1日がかりだ。JR福知山線脱線事故から5年を扱ったものが2作品、男性が親や妻を在宅介護しなければならない例が増えていて今の制度では補助を受けられない過酷な実態を描いたもの、高次脳機能障害者の苦悩、殺人・傷害事件で裁判で勝っても賠償金が払われない被害者が半分以上もある問題、など重いテーマばかり。海外取材ものは中国・四川省の少数民族の最貧村の教育熱を追った1作のみだった。審査は28日に大阪で行われる。吉岡忍、大宅映子さんらも一緒。彼らがどういう評価を下すか楽しみだ。

7月20日(火)

 京都の大学は休みに入ったので真っ直ぐ大阪に行って「ミヤネ屋」に。読売テレビの上の方が「高野は民主党寄りの発言をする危険があるので、選挙前は出すな」と言ったとかで、今月は後半に出演日が偏って、久々の出演。東京に戻って、麻布十番の焼き鳥屋でザ・ジャーナルのスタッフや楽天ニュースの責任者と選挙特番のお疲れさん会。東京泊まり。

7月21日(水)

 徳島法人会で夕方から講演。懇親会で隣に座った会長さんが仙谷官房長官の同級生で、全国的に有名な菓子舗「小男鹿本舗富士屋」の社長だった。

7月22日(木)

 帰京して夜は外国特派員協会でPR界の名物男だった椎野育太さんを偲ぶ会。新聞記者や雑誌編集者、企業の広報担当者など昔懐かしの顔ぶれが150人ほど集まった。

7月23日(金)

 鴨川。暑くて外で仕事が出来ない。珍しくクーラーをかけた。

7月24日(土)

 午後、名古屋の栄中日文化センターで講義。栄の丸善で本を見て歩き4階でコーヒーを飲み、それからホテルに荷物を置いて4時過ぎから「大甚」で一杯、という名古屋で時間がある時の定番コース。時間が余るので、伏見の「村上寿司」へ。土曜日なので先客はどこぞのドクターが一人だけ。ここにはポツンポツンと年に1回程度だろうが10年以上も来ていて、その間に親父さんが引退して息子に代替わりした。女将が電話したらしく、帰るころになって親父さんが「いやあ、お懐かしゅうございます」とわざわざ店に挨拶に来てくれて恐縮した。

7月25日(日)

 ホテルで朝4時起きして原稿書き。午後に今池のホテルで講演。名古屋は死ぬほど暑い。

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ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 高野さんの「遊戯自在録」は毎回楽しみに見ています。
 それにしても、この御仁は
「うまいものを食べ」
「豊かな文化に接し」
「自然をこよなく愛し」
「学問を探究する」
天才なのでしょう。そして何より
「人間の尊厳に頭を垂れる」ことを片時も忘れない「呑んべえ」なのがまたいい。羨ましい限りだ。

浅草はいいところですね。

>約600種類もの生き物の名前を識別していた

すごいですね!昔から、生物多様性の世界の最先端をつっぱしっていたのですね。世界は日本を見習いなさいという感じです。

石原完爾の名を聞くと、国柱会、宮澤賢治が連想されます。

鳩山さんには【ロシア外交を含めてアジア外交を自由な立場で進め】ていってほしいですね。

「平和フォーラム」さんには、私も集会やデモで会員ではないですが、一参加としてお世話になっています。
高野さんの過激(?)な煽り(笑)で、普天間移設反対運動に奮起してくれることを個人的に期待しています。

「七福神」と聞くと、多神教的側面が想起されます。外来の神さまが入っていますね。祇園祭というと、牛頭天王。インドがその起源なようですね。スサノオと同一視され、神仏習合の日本の非常のよい面が現れているように私は常々思っています。それが明治において、国家神道によってめちゃくちゃにされてしまいました。一神教の負の面のとてつもない暴走です。

>「日本史」にはアイヌ史とヤマト史とオキナワ史があるのだという話。

私もその三大柱を勉強してみようと思います。

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Profile

高野 孟(たかの・はじめ)

-----<経歴>-----

1944年東京生まれ。
1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。
通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。
同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。
80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任し現在に至る。
94年に故・島桂次=元NHK会長と共に(株)ウェブキャスターを設立、日本初のインターネットによる日英両文のオンライン週刊誌『東京万華鏡』を創刊したほか、PC-VAN・NIFTY-Serve・MSN、富士通ブロードキャストその他電子メディアのコンテンツ創造、講談社・小学館・集英社その他出版社のウェブサイト開設、『インサイダー』のメルマガ化、などを次々に手掛け、インターネット・ジャーナリズムの先駆的開拓者と呼ばれた。
現在、それらの経験を活かして、独立系メディアの総合サイト《THE JOURNAL》に取り組んでいる。
2002年に早稲田大学客員教授に就任、「大隈塾」の授業「21世紀日本の構想」、ゼミ「インテリジェンスの技法」、社会人ゼミ「ネクスト・リーダーズ・プログラム」を担当している。

-----<出演>-----

『サンデープロジェクト』
(TV朝日系、日曜10:00~)

『朝まで生テレビ!』
(TV朝日系、最終金曜25時頃~)

『たけしのTVタックル』
(TV朝日系、月曜日21:00~)

『情報ライブ ミヤネ屋』
(読売TV系、月~金曜21時~)

BookMarks

東京万華鏡:TOKYO KALEIDO SCOOP
http://www.smn.co.jp/

INSIDER:インサイダー
http://www.smn.co.jp/insider/

大阪高野塾
http://www.osaka-takano.com/

-----<著書>-----


『滅びゆくアメリカ帝国』
2006年9月、にんげん出版


『ニュースがすぐにわかる世界地図(2006年版)』
2005年、ポスト・サピオムック


『最新・世界地図の読み方』
1999年、講談社現代新書

『情報世界地図 98』
1997年、国際地学協会

『地球市民革命』
1993年、学研

『21世紀への世界時計』
1991年、集英社

『入門世界地図の読み方』
1982年、日本実業出版社

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