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2008年11月23日

麻生の心ない言葉で医師の「心が折れた」!

 23日付毎日新聞2面「時代の風」欄、精神科医の斎藤環さんの言葉は重い。麻生太郎首相が「医師には社会的常識がかなり欠落している人が多い」という発言に対し日本医師会の唐沢祥人会長が直ちに抗議、麻生は発言を撤回し謝罪したが、医師たちの怒りはとどまるところを知らない。

「とりわけ深刻なのは医療の最前線を懸命に支えてきた医師たちの落胆ぶりである。『総理の発言で心が折れた。もう現場から撤退します』といった声が少なくないのだ」

 麻生の前にもう1つ二階失言がある。11月10日に舛添要一厚労相と会談した際に二階俊博経産相が、救急患者に即応できない病院が増えている問題に関連して「何よりも医者のモラルの問題だと思いますよ。忙しいだの、人が足りないだのというのは言い訳にすぎない」と言い、これも抗議を受けて撤回、謝罪している。

 斎藤さんは、麻生や二階のような発言が続くのは、彼らがマスコミによる偏向した医療バッシングの影響を受けているからだと指摘する。

「『たらい回し』『受け入れ拒否』『診療拒否』といった誤った言葉が、いまだに流通していることに驚かされる(正しくは「受け入れ不能」)。こうした誤用を改めずにいるマスコミは、果たして政治家の失言を嗤えるだろうか」

 労働基準法など無視が当たり前の過酷な労働環境にありながら、第一線で献身的に働くたくさんの無名の医師たちがいる。この人たちの心が折れてしまえば、本当の医療崩壊が始まる。

「2000年にWHOは各国の医療を比較検討し、そこで日本の医療は総合1位と評価された。低いコストで世界一の健康寿命を達成し、国民が自由に医療機関を選ぶことができ、費用の負担も公平である点などが評価されたのである。欧米に比べればはるかに低い報酬と比較にならないほど過酷な労働環境で、患者の命を救うことを第一に考えている医師たちによって、この偉業はなしとげられた。今、その偉業はゆっくりと、過去のものになろうとしている」と。

 この言葉を聞けば、麻生の発言は単なる失言として謝れば済むようなことではないことが分かる。なにしろこの国の政府は4半世紀にわたって、「医師が増えれば医療費が膨張する」という奇妙な論理に固執して、「医学部定員の削減」を閣議決定までして医師の養成を抑制してきたのである。医師が減れば医療費が減る? そんなことがある訳ないじゃないか。今年になって政府は医学部の定員を増やすことを決めたが、それで医師の卵がなんぼか増え始めるのは7年先のことである。

 次の表はWHOがまとめた人口当たりの医師数(2000〜06年)の統計から上位30位辺りまでを順に並べ替えたものである。日本はほとんどの先進国より少なく、トップのキューバの3分の1、ロシアやベルギーの半分である。

《人口1万人当たり医師数》
01 キューバ     59
02 ギリシャ     50
03 ロシア      43
04 ベルギー     42
05 スイス      40
06 オーストリア   37
  イタリア     37
  オランダ     37
09 アゼルバイジャン 36
  チェコ      36
  デンマーク    36
12 ドイツ      34
  フランス     34
  ポルトガル    34
15 フィンランド   33
  スペイン     33
  スウェーデン   33
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25 日本       21
  ニュージーランド 21
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  タジキスタン   20
29 カナダ      19
  ベネズエラ    19
  ルーマニア    19

2008年11月20日

今日は椅子の取材にカメラマンが来た!

今日は6日ぶりに鴨川の自宅に終日居られて幸せ。午後に、私が自宅の書斎で使っているハーマン・ミラーの椅子の写真を撮りたいということで、同社から派遣された西垣宗一郎=カメラマンと常橋岳志=デザイナーが来訪した。ハーマン・ミラーの椅子というは、値段で言えば今売っているデスク用の椅子ではたぶん一番高価なもので、10数万円するが、それが決して高くないと思えるほど機能性が高い。

以前は、椅子についてよく考えたことがなかったが、昨年春に鴨川に引っ越すについて、結局私は椅子に座ってパソコンに向かっている時間が長く、残り少ない人生の相当部分を椅子の上で過ごすのだということに思いを致し、思い切ってこの高性能の椅子を購入した。これはまことに大成功で、椅子に座るのが楽しみになるほどである。

常橋さんによると、ハーマン・ミラーが近々ウェブサイトを全面更新して、そこにこの椅子の愛用者30人ほどがそれに座っている写真を並べ立てるのだそうだ。このサイトを一見して頂いて、座って仕事をする時間が長い方は椅子というものについて改めて考えを深めて頂きたい。

ハーマン・ミラーの該当ページ:
http://www.hermanmiller.co.jp/scenes/

これは今日撮って頂いた写真の何枚かを早速送って頂いた中の1枚。

photo04.jpg

2008年11月15日

明日のサンプロでは田母神論文を議論!

明日のサンデー・プロジェクトのテーマは、(1)田母神論文問題(志方俊之=帝京大学教授/元陸自北部方面総監、潮匡人=帝京大学准教授/元航空自衛隊三等空佐、田岡俊次=AERAスタッフライター)、(2)金融サミット/どうなる?世界経済(中川昭一=財務金融大臣fromワシントン、榊原英資=早稲田大学教授、リチャード・クー=野村総研チーフエコノミスト)、(3)格差なき成長は可能だ(財部誠一のフィンランド、デンマークルポ)。

2008年11月 9日

鄭剣豪氏主催の中国視察ツァー募集中!

友人である在日中国人ビジネスマンの鄭剣豪氏が、11月下旬に中国・上海周辺の経済視察ツァーを企画し、募集している。
なお、これとは別に、高野は鄭氏の協力を得て、来年3月下旬に北京を中心に「2015年の中国を探る旅」を企画中(中日新聞=栄中日文化センター主催)。詳細が決まり次第、お知らせします。


「緊急企画」 中国でビジネスチャンスを見つける旅
世界的大不況に負けるな! 中国で活路を見つけよう
中国の酒と紡績基地「紹興市」から金物と電機部品の最大市場「姜堰市」へ
〜三連休を利用し4泊5日(11月21日〜25日)の緊急ツアー〜

主催:剣豪総研株式会社・剣豪ABC(準備中)、株式会社アジア通信社・中国経済新聞社

アメリカ発世界金融危機は世界同時不況に発展、トヨタ自動車はじめ日本企業の業績は大幅減益に陥り、これまで経験したことのない厳しい現状に直面している。

そんな中、隣国中国は成長のスピードが落ちたとはいえ、以前2ケタ近い成長を続け、米国に迫る巨大市場に育っている。

今回の中国市場緊急視察ツアーは、中国の酒産地・紡績基地「紹興市」から金物と電機部品の最大市場「姜堰市」へ、そして世界万博の開催が迫る中国最大の都市「上海」への視察が大きな目的である。メリットは以下の通りである。

(1)浙江省紹興市は中国名酒「紹興酒」の原産地である。紹興市政府は「中国紹興酒産業団地」を建設し、日本酒、日本焼酎の製造、販売会社を誘致している。日本で有名な「紹興酒」の生産工場が見学できる上に、現地の酒販売会社と日本のお酒を中国で販売する相談もできる。もちろん、美味しい「紹興酒」は飲み放題。

(2)紹興市は中国最大な紡績生産基地である。紡績工場の見学、取引相談ができる。

(3)紹興市は中国有名な観光地で、周恩来、魯迅の故郷で中国古代美人「西施」のゆかり地でもある。

(4)江蘇省姜堰市は中国最大の金物、電機部品の市場「華東五金城」がある。ここも見学、取引相談ができる。

(5)姜堰市は中国国家主席・胡錦涛氏の生まれた町、胡主席の生誕の家(未公開)、生活した街、父親が経営したお茶屋などが特別に見学できる。

(6)上海ガニの旬の時期で、特別の蟹料理を用意している。中国美人とカラオケで盛りあがるチャンスもあります。

・本ツアーは剣豪総研株式会社.剣豪ABCと(準備中)株式会社アジア通信社.中国経済新聞社の共同企画です。
・紹興市人民政府、姜堰市人民政府が参加者全員を完全にサポートします。

視察日期:11月21日(金)〜25日(火)
費  用:15万円(航空券、宿泊代、食事代、中国国内交通費)
宿泊ホテル:四つ星、シングル部屋            

本募集の締切日は11月14日(金)までです。
奮ってご参加ください。
お問い合わせ:剣豪、090−6738−5177
g-kengoo@kengoois.com
 

日 程 表

第一日 11月21日(金)
午前中、成田空港、関西空港から上海浦東空港へ。
午後、上海到着後、バスで紹興市へ。世界一番長い「海の橋」(35キロメートル)を通過。
夕方、紹興市長との懇談会。紹興人民政府主催の歓迎晩餐会に出席。
                         宿泊:紹興市
第二日 22日(土)
午前、紹興酒産業団地、紹興酒製造メーカーを視察。
午後、紹興市紡績工場、エレベータ製造メーカーを視察。
夜、魯迅の小説に書かれた酒屋「咸亨酒店」で紹興酒・飲み放題。
宿泊:紹興市

第三日 23日(日)
終日観光。周恩来故居、魯迅の故居、書道家王義之のゆかり地「蘭亭」、東湖など。
宿泊:紹興市

第四日 24日(月)
午前、バスで姜堰市へ(約3時間)
午後、中国最大の金物、電機部品の市場「華東五金城」を視察、胡錦涛氏の生誕の家などを見学。親戚と会える。
夕方、姜堰市長との懇談。姜堰市政府の歓迎晩餐会に出席。上海ガニ・食べ放題。
宿泊:姜堰市

第五日 25日(火)
午前、上海へ。
午後、上海浦東空港から帰国。
(上海で延泊ができる)

Profile

高野 孟(たかの・はじめ)

-----<経歴>-----

1944年東京生まれ。
1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。
通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。
同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。
80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任し現在に至る。
94年に故・島桂次=元NHK会長と共に(株)ウェブキャスターを設立、日本初のインターネットによる日英両文のオンライン週刊誌『東京万華鏡』を創刊したほか、PC-VAN・NIFTY-Serve・MSN、富士通ブロードキャストその他電子メディアのコンテンツ創造、講談社・小学館・集英社その他出版社のウェブサイト開設、『インサイダー』のメルマガ化、などを次々に手掛け、インターネット・ジャーナリズムの先駆的開拓者と呼ばれた。
現在、それらの経験を活かして、独立系メディアの総合サイト《THE JOURNAL》に取り組んでいる。
2002年に早稲田大学客員教授に就任、「大隈塾」の授業「21世紀日本の構想」、ゼミ「インテリジェンスの技法」、社会人ゼミ「ネクスト・リーダーズ・プログラム」を担当している。

-----<出演>-----

『サンデープロジェクト』
(TV朝日系、日曜10:00~)

『朝まで生テレビ!』
(TV朝日系、最終金曜25時頃~)

『たけしのTVタックル』
(TV朝日系、月曜日21:00~)

『情報ライブ ミヤネ屋』
(読売TV系、月~金曜21時~)

BookMarks

東京万華鏡:TOKYO KALEIDO SCOOP
http://www.smn.co.jp/

INSIDER:インサイダー
http://www.smn.co.jp/insider/

大阪高野塾
http://www.osaka-takano.com/

-----<著書>-----


『滅びゆくアメリカ帝国』
2006年9月、にんげん出版


『ニュースがすぐにわかる世界地図(2006年版)』
2005年、ポスト・サピオムック


『最新・世界地図の読み方』
1999年、講談社現代新書

『情報世界地図 98』
1997年、国際地学協会

『地球市民革命』
1993年、学研

『21世紀への世界時計』
1991年、集英社

『入門世界地図の読み方』
1982年、日本実業出版社

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