さあ今日からホリエモン裁判が始まる!
今日のホリエモン初公判を前に、昨日のサンプロでは弁護人の高井康行弁護士がVTRで登場、堀江の近況と裁判の見通しについて語り、それをめぐって金融・経済事件に詳しい永沢徹(弁護士)、ライブドア事件の取材では第一人者と言っていい大鹿靖明(AERA記者)、検察の裏を知る魚住昭(ジャーナリスト、元共同通信記者)が討論した。結論を一言で言えば、とんでもない見込み違い捜査を犯した検察にとって苦しい裁判になるだろうということである。
サンプロを終えて帰宅すると、私を含め44人の短文を集めた『ライブドアに物申す!!―44人の意見』が届いていた(トランスワールドジャパン、1300円)。これは、一連のライブドア事件を受けて今年1月末にライブドアのブログ上で始まった連鎖企画をベースに1冊の単行本に編んだもので、大鹿靖明、大谷昭宏、田原総一朗、宮崎学なども含まれている。ちなみに私の一文は本ブログ及びINSIDERでさんざん述べてきたことの要約で、犯罪容疑となる部分と株式市場のルールのグレーゾーンの部分とを区別すべきこと、またそれらとホリエモンが社会現象もしくは若者たちの企業への夢の象徴だったこととを区別すべきこと、を論じている。
この中でも大鹿は述べている。「東京地検特捜部の大鶴基成は……“ジジイたちの傭兵”として得点を挙げようと考えたものの、想定していたような海外のマネーロンダリングや脱税といった大事件が実はそもそも存在していなかったことが露見するにつれ、特捜部の捜査というものがいかにインチキなのかを知らしめる結果になった」と。その通りで、特捜部もここまで落ちたかという大恥かきの裁判となるだろう。と言って、まさか無罪には出来ないから、裁判所も結託して何が何でも有罪に持っていくのだろうが、そこで今日の初公判を含めこの裁判を「晴れの舞台」と捉えている堀江が何を言うかが注目されるところである。▲