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これで勢いに乗る?小沢民主党

 23日の千葉7区衆院補選は、1000票弱の僅差ながら民主党が競り勝った。候補者が誰であるかはほとんどどうでもいいことで、事実上、小泉・安倍vs小沢の直接対決で、自民党が勝てば小泉が残り任期5カ月を余裕を持ってこなしながら安倍に後を譲る流れとなり、民主党が勝てば小沢体制が確立し来年夏の参院選で自公を過半数割れに追い込んで政権奪取を目指す流れになるという、政局の行方を賭けた戦いだった。これで小沢民主党は勢いに乗ったが、まだ課題は山積みだ。その辺りをINSIDERで詳しく分析したので、そちらを参照して頂きたい。

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コメント (3)

二大政党制が政治の理想的な形態だと言われ、民主党はずいぶん
過保護にされている。 庇いすぎると、必要な能力が育たないのは、
子供も政党も同じだ。 
若手議員のみならず・・・

小沢民主党代表
(衆院千葉7区補選での勝利の余韻が残る25日夕、民主党本部で
開かれた定例会見)

「(小泉政権は)改革という言葉に値する結果は5年間かかって何も
出せなかった。極論すれば、無為な時間を経過した」

「小泉政権の本質はこの言葉とホリエモンの結末によく表れている」

「日本社会のモラル欠如が指摘されている。男子生徒は女の子を殺
して平気な顔をしていたという。こんな現象を助長するような5年間の
政治だったと思う」

 悲惨な事件も即 与党批判に利用する。中傷ばかり。
 悪口は自分に返るぞ。

渡部恒三国対委員長
(26日、東京都内で講演)

「アジアに最も大きな影響力を持つ日本の首相として言ってはならな
いことだ。衆院千葉7区補選で負け、頭がどうかしている」

(小泉首相の靖国神社参拝に対する中国、韓国の批判に対し、首相
が「あとで後悔する時が来る」と述べたことについて)

 こんな発言のほうがよっぽど頭がどうかしている

 二人とも、補選で勝っただけで、このはしゃぎようだが 

小沢待望は 国民の総意ぐらいの気持ちでいっぱいです
結局 小泉も何も変えられなかった。 壊したのも小沢が本家。
小泉は口先でアメリカのポチ。

マッドさんはどう思いますか?

千葉7区に関して、過去2回の衆院選挙(H15.11.9民主躍進、H17.9.11自民圧勝)の得票結果を見ると、政党比例得票数の平均値は、自民=82,975票(39.03%)、民主=79,737票(33.83%)、公明=29,351票(12.95%)、共産=16,907票(7.78%)、社民=10,725票(4.31%)である。

したがって、基礎票から判断すれば自民候補が優勢となる。そこに公明票が上積みされ、補選ということで投票率が低くなると、組織票を持つ自民・公明が圧倒的に優勢ということになる。

しかし、今回の千葉7区補欠選挙では、自民候補は敗北し、民主候補が当選した。その勝因・敗因にはいろいろなことが考えられる。

勝敗を決した最大の要因は、自民党の失敗、特に武部幹事長の選挙センスの無さと、小沢民主党代表の選挙民の心を掴んだ選挙戦略にある。

武部幹事長は、1)地元の意向を無視し、頭越しに埼玉県副知事を候補者に据えた、2)「最初はグー、サイトウケン」、有権者をバカにしたパフォーマンス、3)杉村太蔵、井脇ノブ子、川条志嘉議員ら、小泉チルドレンを現地応援に派遣した。武部幹事長が頑張れば頑張るほど、地元のまっとうな有権者は興ざめした。

対する民主党・小沢代表は、代表に就任するや否や、連合との関係を回復すると共に、これまで自民党支持の諸団体に精力的にあいさつ回りを行い、自民党を揺さぶった。7区に入っては、自らが先頭を切って、どぶ板選挙を徹底した。

また、小泉首相は、聴衆が多数集まるとことに学会動因をかけ、応援演説を行ったのに対して、小沢代表は、今まで政治家が応援に入ったことのない地域で周辺住民を対象にビールケースの上に立って演説、そして一人ひとりと握手した。格差拡大社会に不満を持つ有権者に対して、一方は「勝ち組」を誇るような舞台仕立てで、他方は「庶民の味方」を象徴するような絵図をつくる、対照的な構図はテレビが大きく報道した。

自民党は地元の地方議員がそっぽを向いていたが、民主党は地元議員も国会議員も秘書も一致協力して選挙に臨んでいた。

候補者の言動にも差が見られた。自民党公認・斎藤候補は経歴を見る限り、超エリートであるが、持ち味を活かせないどころか、エリート色や落下傘色を薄めることに必死のあまり、演説に内容も説得性もなかった。土下座までしたが、かえって票を失ったと思う。

他方、民主党公認・太田候補は、学歴は高卒、記者からキャバクラ歴を質問されると、あっさり認め、むしろ庶民派イメージ形成に転換した。大したものだ。

要因を挙げれば切がない。要は、偽メール問題で再起不能の民主党、候補者は高卒のキャバクラ嬢、自民党は何もしなくても楽勝とたかをくくり、選挙民をなめ切っていたことが、自民党敗北の最大の原因だ。

今や、小泉劇場は色あせ、小泉チルドレンは社会のヤッカイ者となっている。小沢代表は、そのような有権者の心の動きを敏感に察知し、有権者の心に訴える選挙戦を展開したのだ。

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Profile

高野 孟(たかの・はじめ)

-----<経歴>-----

1944年東京生まれ。
1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。
通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。
同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。
80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任し現在に至る。
94年に故・島桂次=元NHK会長と共に(株)ウェブキャスターを設立、日本初のインターネットによる日英両文のオンライン週刊誌『東京万華鏡』を創刊したほか、PC-VAN・NIFTY-Serve・MSN、富士通ブロードキャストその他電子メディアのコンテンツ創造、講談社・小学館・集英社その他出版社のウェブサイト開設、『インサイダー』のメルマガ化、などを次々に手掛け、インターネット・ジャーナリズムの先駆的開拓者と呼ばれた。
現在、それらの経験を活かして、独立系メディアの総合サイト《THE JOURNAL》に取り組んでいる。
2002年に早稲田大学客員教授に就任、「大隈塾」の授業「21世紀日本の構想」、ゼミ「インテリジェンスの技法」、社会人ゼミ「ネクスト・リーダーズ・プログラム」を担当している。

-----<出演>-----

『サンデープロジェクト』
(TV朝日系、日曜10:00~)

『朝まで生テレビ!』
(TV朝日系、最終金曜25時頃~)

『たけしのTVタックル』
(TV朝日系、月曜日21:00~)

『情報ライブ ミヤネ屋』
(読売TV系、月~金曜21時~)

BookMarks

東京万華鏡:TOKYO KALEIDO SCOOP
http://www.smn.co.jp/

INSIDER:インサイダー
http://www.smn.co.jp/insider/

大阪高野塾
http://www.osaka-takano.com/

-----<著書>-----


『滅びゆくアメリカ帝国』
2006年9月、にんげん出版


『ニュースがすぐにわかる世界地図(2006年版)』
2005年、ポスト・サピオムック


『最新・世界地図の読み方』
1999年、講談社現代新書

『情報世界地図 98』
1997年、国際地学協会

『地球市民革命』
1993年、学研

『21世紀への世界時計』
1991年、集英社

『入門世界地図の読み方』
1982年、日本実業出版社

→ブック・こもんず←



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