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ポスト小泉は安倍ではマズイ?という小泉の戸惑い
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ポスト小泉は安倍ではマズイ?という小泉の戸惑い

ozawa060409.jpg
小沢一郎ウェブサイトより拝借。

 今夜は(と言ってももう0時を回ったが)久しぶりにインターネット放送「国会TV」の「言いたい放題/金曜ナイト」に出演、同TV主宰者の田中良紹さんと小沢=民主党とそのインパクトについて1時間のトークをした。 2人がほぼ意見一致した要点を記す。なお、田中良紹さんのブログ「国会TV縮刷版」が間もなく本サイトに登場するのでよろしく。

▼田中
 「小沢代表」は小泉にとってかなり大きな誤算だった。昨年総選挙の圧勝で小泉は「これで民主党は潰せる」と思ったのではないか。あの後、小泉が突然「今の選挙制度はおかしい。2010年までに選挙制度を再検討する」という趣旨のことを言い出したのは、結局、中選挙区制に戻して、民主党は解体・吸収して、自民党の内部で政権交代すればいいという意味だったろう。公明党はもちろん、その方が生き残れるから賛成。民主党の前原前代表に対して「大連立」を呼びかけたり、盟友=山崎拓にアンチ靖国参拝の議員連盟を作らせて、親中国=国際協調派と反中国=一国主義派という対立軸を作り、前者に鳩山由紀夫を引き込んだりしたのも、つまりは、民主党を吸収してメガ自民党を作り、昔(55年体制時代のように)その内部で政権交代すればそれでいいという考えだったのではないか。ということは、小沢や羽田孜が自民党を飛び出して小選挙区制を実現した93年以降の「政治改革」の流れに終止符を打つということだ。ところが、自民党にとって与しやすい前原が引っ込んで、小選挙区制=政権交代論の権化である小沢が出てくることになって、予定が狂ってしまった。

▼高野
 小泉は93年の政治改革論議の時から小選挙区制反対だった。昨年総選挙の結果で、小泉は自信を持って民主党を「潰せる」と思ったかもしれないが、もう一面では、「潰さないと危ない」と思ったのではないか。小選挙区制は、昨年総選挙で初めて、2大政党のどちらかにランドスライドをもたらすことがありうることを証明した。94年に細川政権下で小選挙区制が法制化されたけれども、その後何回かの総選挙では効果を発揮しなかった。というのは、自民党は過半数を制する力がないけれども、野党の方がバラバラで、7つか8つか10もあって、政権交代を迫るどころではなく、そこで自民党は野党を取っ替え引っ替え引っ張り込んで連立することで権力に留まることが出来た。3年前の小沢=旧自由党の民主党合流によってようやく2大政党制らしい形が出来上がって、それで初めての総選挙が昨年の総選挙だった。ここで初めて小選挙区制が作動して、今回は小泉マジックのおかげで自民党に大勝をもたらしたけれども、勝った自民党はベテランほど余り喜んでなくて、むしろ「怖い」と。次は同じようなランドスライドが民主党の方に起きて、自民党が野党に叩き落とされることが大いにありうると思った。それで、選挙制度再検討論が出てきたのだ。しかし、小沢が出てきてしまっては、選挙制度を中選挙区制に戻そうなんて話に応じるわけがない。

▼田中
 もう1つは、これで「ポスト小泉は安倍」という流れは変わる可能性が出てきた。党首討論の場面を思い浮かべても、民主党が前原なら自民党が安倍という“若さの対決”になるが、小沢が相手では安倍はいかにも軽いということになる。かと言って福田も、後ろに中曽根とナベツネがくっついているというのではどうしようもない。となると、小泉の続投もあり得る。

▼高野
 小泉は小沢と同じ昭和17年生まれで、今の自民党に小沢と張り合える奴は他にいないかもしれない。安倍では、小泉が前原を子供扱いしたのとは逆のことになってしまう。小泉は7月に3度目のピョンヤン訪問のサプライズ演出を狙っているらしいから、それが当たれば任期1年延長もありかもしれない。▲

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コメント (11)

長銀や郵政はゴールドマンのM&A部門の一つのチームの案によって動いていたことはよく知られていることですが、民主党は古い戦略ではメディアや国民をハンドリングできません。もうすでにアメリカ型の政治運営が私達の国でも始まっているわけですよね。いかにメディアを取り込むか、むしろアメリカよりも政治メディアが成熟していない私達の国では、よりこの問題が大きく影響してくるように思います。ですので、小沢民主党からすると、自民党の次の総裁が誰かということも重要ですが、それ以上に自らのメディアとの関わり方が重要だと思っています。(メディアに対して小泉・武部とは明らかに異なるペースに戦略的に持ち込め!自民党的メディアには反応してはいけない!毅然とした小沢らしさ「チョイ悪オヤジ風」を堅持せよ!したたかに王道政治の価値を刷り込め!)
早速、自民党からちょこちょこと印象に残るような小沢・民主党批判のフレーズが飛び出しています。おもしろおかしく話せばメディアは喜んで飛びつき、それが「長いものには尻尾を振って巻かれてしまう」タイプの立派なコメンテーターであるテリー伊藤氏や宮崎哲弥氏等の解説が付いて各所から発信されます。私としては残念ですが、私達国民の大部分の政治意識はこの方々の活躍するメディアによって作られているのが現状だと思います。

小選挙区制に警戒心を持ったアメリカ自民党が、民主党を潰すこの絶好の機会をやすやすと手放すとは思えません。事実上のアメリカ自民一党独裁を許さないように小沢民主党には深刻な危機感を持ってもらいたいですね。本当に。
また、小泉氏一団も総理の座を本当に手放すでしょうか?仮に9月で手放したとしても、必ずや再登板を狙っていて、9月以降も権力を維持できる状況を今から準備していることは間違いないですよね。ある種の人間にとって権力は麻薬です。

政治の裏の世界は いろいろありすぎて 僕たちには怖いくらいです。 ここで色んなコメントが読めて理解を深めているところです。僕たちの学校でもみんなで読んで政治に興味を深めています。

小沢氏と管氏の「演説」を生で聴けなかったのでとても残念に思っている。
なんでも小沢氏の「自己改革宣言」に感動して投票行動を決めたという若手の人もいたようなので、ますます見られなかったことが悔やまれる(笑)

政治家に限らず、演説、談話とかコメントは生に限る。
ニュースなどで編集してあるのは前後を切られて報道されたばっかりに全く別の意図になって伝わることもある。生を聴いていた時に「あれっ、おかしいな」と感じたことも少なくない。

でも哀しいかな、時間がない。

さてとうとう小沢氏が登場することになった。最も自民党的だった人が野党第一党の党首になり、最も異端だった人が自民党の中枢にいるのだから、歴史の皮肉といおうか…妙な感慨を覚える(笑)

今度の民主党代表選挙で、極左のグループが小沢氏支持にくっついているのが笑えたが、選挙にとって少しでも有利なものにすがっていたい…というのがよくわかった。

それはさておき、これによって自民党のポスト小泉にも微妙な影響を及ぼす…世代が若手からベテランのほうに揺り戻る可能性…なども指摘されているが、それはどうだろうかな。

小沢氏がどんなふうに「変身」して、どんなふうに手腕をふるってくれるのか期待して見守りたいとは思う。
ただし、国民としては「政局」が見たいわけではない。「政策論争」が見たいのだ。
重箱のすみのつつきあい、足の引っ張りあいが見たいわけではない。
日本の国をよりよくしてくれるのはどちらかを知りたいのだ。
民主党の掲げる政策が自民党よりも優れたものだと判断すれば、いつでも選挙で入れるつもりだ。
小選挙区なんだし、簡単にオセロみたいにひっくり返るだろう。

小沢さんの時代が「棚ぼた」のように、来ましたね。この際、本気で政権交代目指していただきたい。
「ここで終わらないで下さいね。」

政治にコミットメントは存在するのか?私が無知なのか、政治に関しては全くどの方向に向かって行ってるのか理解できません。。。

タックン
「僕たちの学校でもみんなで読んで」って、高校ですか? どんなふうに「みんなで読んで」いるのか、教えてください。

元民主党ですが今の民主党の姿に期待できませんね。小沢さんの公務員に対する責任感を持たせる方向転換も良いですが、やる気のない公務員をどのように区別するか小泉のなんちゃって改革が竹中平蔵の頑張りをみているとなんだか期待しちゃいます

9月退陣後は「減税党」で新党結成を

強いて言えば環境市民派無所属池田治夫
は自民党竹中派 2006/04/08

小泉首相は増税路線とどこまで闘うのか
今日の日経「歳出削減 見えぬ着地点」の記事から
増税路線は民主党から自民、財務省まで一貫している。増税に本気
で批判的なのは、公務員削減をやる気の歳出削減を進める側にしか
いない。新聞記事からは増税しないで黒字化するためには歳出削減
は6兆円か20兆円かの論争になっている。池田はその背景に公務
員削減を巡ってのスタンスがあると見ている。これを見ても池田が
自民党竹中派であることを自覚する。本来の自民党は勿論、民主党
も含めて日経マガジン3月号いわく竹中パルチザン軍団が多勢を相
手に闘っている姿しか見えてこない。小泉首相は9月退陣でこの日
本の形を反竹中の自民から共産までの多勢にまかせようとしている
のだろうか。

公務員半減は減税への近道です 9月退陣後は「減税党」で新党結成を

東興通信(西東京市のタウン誌)
からの電話 闘う池田治夫 【2006/04/08 08:46:41】

西東京市への柳泉園での動きに対する譴責する決議に賛成し
ているがと昨日質問があった。3市で共同してやるべきだという考
えかという質問。池田は3市でやるべきではない。自区内処理すべ
きだ。との考えを伝えた。ではなぜ決議案に賛成したのか。この問
題をきっかけに一部事務組合のありかたを見直すべきだと言う考え
だと伝えた。西東京市が柳泉園からすべてのゴミ処理で離脱し、東
久留米市も離脱。一部事務組合をわざわざ作ってゴミの量を増やし
ている。資源化を徹底させることで焼却を激減させることは可能。
生ゴミによる水分が焼却炉の燃焼に重油、プラスチックを加えなけ
ればならない負担になっている。生ゴミの土壌改良材への転換を徹
底させれば焼却炉の負担は激減する。柳泉園の官営が資源化の障害
になっている。一部事務組合の民営化が環境改善への最短距離。そ
のためには公正各市の離脱から柳泉園事業の民間売却へのきっかけ
にしたいのが池田の真意だと取材に答えた。
当然、他の賛成者との思いは違うだろうとも話した。

高野様

 高校生です。
学校の政治ネタ好きの仲間と色んなコラムニストのコラムを読んだり、新聞やサンプロ等の話題を中心に議論しています。(たまに)
学校の全員が読んでいるのではなく、数人の仲間と主に高野さんのコラム中心に読んでは あれこれ明日の政治を語っています(笑)
語れるほどの生徒は殆ど居ないのですが ちょっぴり偉くなった気分になります。
これからも宜しくお願いします。
コメント有難うございました。
(女子も数人居ますが恥ずかしがって書き込みしないです(泣)

北朝鮮の拉致問題での以前からの疑問、なぜ北朝鮮は市井の市民をターゲットにしたのだろうか?核技術者とかだったら納得できるのだけれど。国家権力の意思としてのあり方がどうしても良く理解できない~。

小泉対小沢の戦いが始まった。

現時点では小泉支持が圧倒的だろうが、問題はポスト小泉である。

小泉さんの心配は2つだろう。
一つは、後継者の求心力とリーダーシップだ。
もう一つは、郵政反対派と組んだ政界再編成である。

生まれは小泉さんが4ヶ月早いが、政治家としては小沢さんが3年先輩だ。
おもしろいのは、慶應義塾大学卒業年次が一緒だ。
二人とも浪人か留年を経験している。

おもしろいのは次の言葉だ。内輪の会合であったようだが、
「出席者が大相撲に例え、小沢氏登板を「朝青龍に(昭和50年代に圧倒的強さを誇った)北の湖が来たようなものだ」と水を向けると、「小沢氏はまだ横綱になっていない」とも言い放った。」

タックン
やっぱり高校生だ。若い人たちがこのサイトを見てくれているというのはうれしいよね。
女子にも投稿するように言ってよ。女子高校生が投稿なんぞしてくれたら、オジさんブロガーはますます張り切ると思うよ。

石井さんの言うように、小泉と小沢の対決場面を見たいですね。この2人は昭和17年生まれの慶應同期。金正日も昭和17年生まれ。この年は“独裁者”タイプが生まれやすかったのかな?

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Profile

高野 孟(たかの・はじめ)

-----<経歴>-----

1944年東京生まれ。
1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。
通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。
同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。
80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任し現在に至る。
94年に故・島桂次=元NHK会長と共に(株)ウェブキャスターを設立、日本初のインターネットによる日英両文のオンライン週刊誌『東京万華鏡』を創刊したほか、PC-VAN・NIFTY-Serve・MSN、富士通ブロードキャストその他電子メディアのコンテンツ創造、講談社・小学館・集英社その他出版社のウェブサイト開設、『インサイダー』のメルマガ化、などを次々に手掛け、インターネット・ジャーナリズムの先駆的開拓者と呼ばれた。
現在、それらの経験を活かして、独立系メディアの総合サイト《THE JOURNAL》に取り組んでいる。
2002年に早稲田大学客員教授に就任、「大隈塾」の授業「21世紀日本の構想」、ゼミ「インテリジェンスの技法」、社会人ゼミ「ネクスト・リーダーズ・プログラム」を担当している。

-----<出演>-----

『サンデープロジェクト』
(TV朝日系、日曜10:00~)

『朝まで生テレビ!』
(TV朝日系、最終金曜25時頃~)

『たけしのTVタックル』
(TV朝日系、月曜日21:00~)

『情報ライブ ミヤネ屋』
(読売TV系、月~金曜21時~)

BookMarks

東京万華鏡:TOKYO KALEIDO SCOOP
http://www.smn.co.jp/

INSIDER:インサイダー
http://www.smn.co.jp/insider/

大阪高野塾
http://www.osaka-takano.com/

-----<著書>-----


『滅びゆくアメリカ帝国』
2006年9月、にんげん出版


『ニュースがすぐにわかる世界地図(2006年版)』
2005年、ポスト・サピオムック


『最新・世界地図の読み方』
1999年、講談社現代新書

『情報世界地図 98』
1997年、国際地学協会

『地球市民革命』
1993年、学研

『21世紀への世界時計』
1991年、集英社

『入門世界地図の読み方』
1982年、日本実業出版社

→ブック・こもんず←



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