下北沢がのっぺらぼうになる!
下北沢で30年以上、ジャズ・バー「Lady Jane」を開いている大木雄高さんよりアピールが届いた。小田急線の地下化に伴って、あのごちゃごちゃした懐かしい町並みをブッ壊して26メートル幅の道路を作ろうというバカげた計画に反対の声が湧き起こっていて、4月9日(日)14:00から代沢小学校体育館で下北沢シンポジウムvol.2「シモキタらしさを守り育てる」が開催される。下北沢の住民や商業者らによって準備されている市民案の発表と、都市計画の専門家ら15名による緊急アピールがある。
下北沢は、私も2歳から22歳までを過ごし、北口前に今も残る戦後闇市の雰囲気を遺した市場、井の頭線ガード脇にあったジャズ喫茶、東映のチャンバラ映画をやっていた北沢エトワール、南口駅前の焼鳥屋等々は私のカルチャーそのものだった。私も元住民として、人をないがしろにし車だけを優先したこの反21世紀的な計画に断固反対する。
大木さんは書いている。
今と昔が混在していて、皮膚感覚で歩ける街、目線にあった路地の街として愛され続けてきた下北沢を変えようとする計画が現在進行中です。
それは小田急線の地下化に伴い、何と、昭和21年にたてた道路計画を今さら地下から引っぱり出してきて、街の中心に、26メーター道路を通そうという、行政の都市再開発という乱暴な計画のことです。
この阿呆らしい、<街づくり>という名の<街壊し>計画に明確な反対の意思を表したいと思っています。
2005年4月20日(水)発売の雑誌『SWITCH』(Vol.23 No.5)誌上で、この問題を特集で取り上げています。又、テレビではTBS「ニュース23」他で報道されました。右枠URLを参照されますと、外郭はおわかりになることでしょう。
現在、下北沢にある商店主による「54号線の見直しを求める下北沢商業者協議会」が結成されました。これは都や区に無視されてきた商業者(テナント)が自ら声をあげ、下北沢の再開発に対して再考を求めるものです。
その他様々な動きがありますが、以下のリンクを参照していただければと思います。
下北沢フォーラム http://shimokitazawa-forum.net/
セーブ・ザ下北沢 http://www.stsk.net/
『SWITCH』05年5月号特集「下北沢は終わらない」 http://www.switch-pub.co.jp/switch/2005/05/index.html
なお大木さんのLady Janeのホームページはここ。ジャズ好きには堪らない情報満載です。http://www21.ocn.ne.jp/~bigtory/index.html ▲
コメント (2)
僕は下町が好きです。
生まれ育った 台東区谷中ですが
江戸の香りが残る街です。
昔 谷中真島町と言う地名でしたが 国の方針で 昭和42年に町名変更になってしまい その真島町の地名も消えてしまいました。何故 真島町かというと そのあたりが 旧真島藩邸跡だったからです。
全国に そのような町名が消えていったと思います。
折角の町並みも 勝手な都市計画で無残に取り壊されていくのは非常に残念です。
文化を残す発想は役人には無いのでしょうか?
東京に 一つも旧藩邸が残ってないなんて悲しいです。
その史跡を廻って思いを偲ばせるしかないなんて悲しいですし
子供たちに文化も伝えられません。
このコラムの下北沢の方々も同じ思いと思います。
ただ嘆くだけでなくどうすれば良いかみんなで考え こもんずからの大きな提言を出来れば、なんて
考えるのは僕だけでしょうか?
フランス革命も 一人の主婦の思いから大きな国民運動となりついに革命を起こすに至りました。
この下北沢の運動に賛同します。
お力になれればとも思います。
投稿者: don | 2006年4月 1日 11:06
真の町おこしは 自分の街の文化を守ることから始まるのでは。
投稿者: たからべ | 2006年4月 4日 08:18