Calendar

2006年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

Recent Comments

ウィニーだけが問題なのか?
don 03/18
oozeki 03/18
まあ 03/19
don 03/20
高野孟 03/21
don 03/21
西田 04/03

« 『NEWSWEEK』の2週連続「メディアの未来」特集が面白かった!
メイン
「大地を耕す生き物たち」シンポ&パネル、4月13日に! »

ウィニーだけが問題なのか?

 今朝の『毎日新聞』によると、同社独自の調査で、防衛庁・自衛隊で5割、警察で4割の人が公務に私有のパソコンを使っていたことが判明した。セキュリティが任務である公務員が、他省庁に比べて遙かにセキュリティ意識が低いというのは驚きである。現場の人数が多く、しかも分散した場所で仕事をしているので、予算が間に合わないということもあるのだろうが、それにしても酷い。で、その私用パソコンにウィニーを入れている人がいて、そこから機密や個人情報が流出するというわけだが、これをウィニーだけのせいにするのはおかしい。

 昨日の『朝日新聞』夕刊(あ、私が見ているのは東京版ではありません)トップでは「ウィニーだけではない/山田オルタナティブが新脅威」と題して、“山田”系のウィルスがもっと危ないと警告している。が、もっと根源的には、あのマイクロソフトの技術と資金の力を以てして、どうしてウィルス攻撃を断ち切ることが出来ないかということが問題である。かつて英国の科学ジャーナリストが告発したところでは、ウィンドウズの各バージョンには、MS自身が用いる検査用のキーを差し込む鍵穴の他にNSAキーとか用途不明のキーを差し込む鍵穴があって、「NSAキー」というのは、世界最大の盗聴機関である米国家安全保障局(National Security Agency)が運用する地球規模の電波・通信監視システム「エシュロン」と連動して、ありとあらゆるウィンドウズ利用者のパソコンやサーバーの中身を米スパイ機関だけが覗けるようするためのものだという。そうしたいくつかの鍵穴を使ってハッキングやウィルス汚染が起きるのだとすれば、この事態を招いているのはMSの“帝国”的体質(それ自身がMS帝国として君臨しようとしていることに加えて、アメリカ帝国の世界情報支配に手を貸しているという二重の意味で)だということになる。ウィニーを入れていようといまいと、防衛庁や警察の機密などNSAに筒抜けなのかもしれない。

 このままではウィンドウズ離れがますます加速するだろう。リナックスやMacなら安全という訳ではないが、新種のウィルスが後を断たない最大の理由は、それがMS帝国の傲慢に対するテロという一面を持っているからで、だから例えば私は断固としてMacで、これだけ毎日5時間も10時間も使っていてもウィルス被害に遭ったことはない。▲

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.the-journal.jp/mt/mt-tb.cgi/3594

コメント (7)

巷で報道されているWinny(ウィニー)事件について。
これを書くのは結構微妙な話なのだが…

さて、連日極秘ファイルなどの流出が発覚されています。防衛庁やテレビ局など。
テレビやネットを見ていていつも思うんですよね。なにを今更…って。
対策だって使用するのだってすべて自己責任のもとで使用をしているわけで。対策ソフトがでるのは有り難いことでもありますが、ウィルスなんてものは知識があれば作れるわけで。

ウィニーの使用を規制したとしてもほかにもファイル共有ソフトなんてもんは沢山あるわけで。
復活したWinMX、Share(仮称)、Bitなんとかっていうのもありますしね。
基本、WinMXは音楽、画像。Winnyは普通のファイル。Shareは大型ファイル(DVDなど)に強いといわれます。
なんだかなーっていう感じ。キンタマウィルスに山田ウィルスなどなど。ソフトにウィルスはつきものなのだし。公務員だから使わないとかは有り得ないわけですしね。

最近はウィニー騒ぎの連日ですが、捜査情報のインターネットへの流出問題で県議会警察経済委員会に臨んだ粟野友介・県警本部長は、初めて公式の場で謝罪しました。遅過ぎの感が否めません。

県議から捜査情報が流出した経緯に関する質問が相次ぎましたが、本部長らは「全容をいまだ解明できていない」と厳しい表情を示しました。

県議らは「県民の信頼を回復してほしい」と強く要望しました。県警は同委員会で98~04年度の捜査費に関する内部調査結果も報告されました。タカを括っていた県警の本部長がアタフタして、不埒・不祥事の対応に追われる1日となりました。

それにしても自衛隊といい警察といいいい情報を垂れ流しますねぇ。住所、氏名、年齢、罪名、刑務所などの所番地、そして住所の電話番号まで流されたということです。これはひょっとして作為的ではないでしょうか?
 
◇「県民の信頼回復を」--県議ら要望
委員会では、粟野本部長の報告と謝罪の後、県議から捜査情報流出問題について質問がありました。「未解決の殺人事件の捜査情報が流出したという話がある」との質問に対して、県警側は「どういう情報が流出したかただ今調査中の一点張りだとか・・・。

関係者の名誉やプライバシー保護の観点からも回答は控えたい」などと、ここで詭弁を吐いて全容解明に至らない現状を説明しました。明比昭治委員長が「最も秘密を保持し信頼されるべき警察が期待に応えられていないとかんかんでした。

TBSの人気番組「さんまのスーパーからくりテレビ」の出演者の個人情報が流出しているのが分かった。これ迄にも、官公庁などでウイルスに感染したウィニーによる情報流出は起きていた。ウィニーとはファイル交換用ソフトらしい。この問題について専門家のひとりは、素人に分かりやすく次のように言っている。即ち、「極秘文書自体を自分のノートに書き込んだり、それを落としたりして人に見られている。だから考え方がそもそも基本的に間違っている」と。ウィニー問題の本質は要約すれば、こういうことらしい。

 世間では、ウイルスだのセキュリティだのといろいろ騒いでいるが、僕はこの分野については何も知らない。徐々に知識を増やしてパソコン上級者を目指すぞー。

高野様  本日は誕生日ですか?
あるサイトで発見しましたが

もしそうであれば お誕生日おめでとうございます。

そう、3月19日が誕生日。めでたくもあり、めでたくもない62歳。この誕生日は実は偽で、その問題についてご関心ある方は、高野個人HPの「高野孟とは誰か?」をご覧下さい。

http://www.smn.co.jp/takano/→who.html

2回も誕生日が出来てよいではないですか。

次は 忘れずに大きく誕生日祝いをネット上で行います

遅いレスですが、気になったので書かせていただきます。
まず、ウイルスに関して言えばMacでもLinuxでも存在します。言ってしまえばタダのプログラムであることは変わりがありません。これは、アンチウイルスベンダーにいましたので、言い切れます。では、なぜ拡大しないのか、という部分で言えば、これは一重に、セキュリティが絶対的に甘いクライアントパソコンのほとんどがWindows利用者であり、ハッカーグループも社会的な影響を考慮すれば、当然Windowsをターゲットにしているからだと思われます。結局、Winnyを含む、セキュリティ脅威論というのは、ネットワークやハードウェアおよびソフトウェアの利便性に対してのトレードオフという事に行き着くのではないでしょうか。ちなみにNSAキーについてはかなり前から、プログラムの世界では言われていたことです。これはセキュリティなどという次元の問題ではありませんが、API(アプリケーションインターフェース)などの、OSコアの部分に仕掛けられているのでは、という事を推測しますと、通常のソフトウェア技術ではまったくわからないうちに情報が流出してしまう可能性はあります。ただ、これもLinuxやMacだと安心、という事ではなく、Linuxはサーバーなどで利用されており、まずサーバーまで、行き着けない、また、NSAキーを入れても開発者の誰かが気づく、などが考えられますが、これがクライアントで利用されるようになれば話は別です。また、Macに関しては、構造的にはLinux(最新バーション)ベースのOSとはいえ、ブラックボックスであることには変わりないので、クライアントで利用している場合は、NSAキーは知らないうちに作動しているかも知れません。それにしてもNSAキー自体が存在するのか、という部分も調べてみたいと思いますが、Windowsはファイルが1万個ぐらいはあり、その検査方法から編出さなければならないので・・・。しかるべき、機関が、これをやるべきだと考えています。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

※[投稿]ボタンをクリックしてから投稿が完了するまで数十秒かかる場合がございますので、2度押しせずに画面が切り替わるまでお待ちください。

Profile

高野 孟(たかの・はじめ)

-----<経歴>-----

1944年東京生まれ。
1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。
通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。
同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。
80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任し現在に至る。
94年に故・島桂次=元NHK会長と共に(株)ウェブキャスターを設立、日本初のインターネットによる日英両文のオンライン週刊誌『東京万華鏡』を創刊したほか、PC-VAN・NIFTY-Serve・MSN、富士通ブロードキャストその他電子メディアのコンテンツ創造、講談社・小学館・集英社その他出版社のウェブサイト開設、『インサイダー』のメルマガ化、などを次々に手掛け、インターネット・ジャーナリズムの先駆的開拓者と呼ばれた。
現在、それらの経験を活かして、独立系メディアの総合サイト《THE JOURNAL》に取り組んでいる。
2002年に早稲田大学客員教授に就任、「大隈塾」の授業「21世紀日本の構想」、ゼミ「インテリジェンスの技法」、社会人ゼミ「ネクスト・リーダーズ・プログラム」を担当している。

-----<出演>-----

『サンデープロジェクト』
(TV朝日系、日曜10:00~)

『朝まで生テレビ!』
(TV朝日系、最終金曜25時頃~)

『たけしのTVタックル』
(TV朝日系、月曜日21:00~)

『情報ライブ ミヤネ屋』
(読売TV系、月~金曜21時~)

BookMarks

東京万華鏡:TOKYO KALEIDO SCOOP
http://www.smn.co.jp/

INSIDER:インサイダー
http://www.smn.co.jp/insider/

大阪高野塾
http://www.osaka-takano.com/

-----<著書>-----


『滅びゆくアメリカ帝国』
2006年9月、にんげん出版


『ニュースがすぐにわかる世界地図(2006年版)』
2005年、ポスト・サピオムック


『最新・世界地図の読み方』
1999年、講談社現代新書

『情報世界地図 98』
1997年、国際地学協会

『地球市民革命』
1993年、学研

『21世紀への世界時計』
1991年、集英社

『入門世界地図の読み方』
1982年、日本実業出版社

→ブック・こもんず←



当サイトに掲載されている写真・文章・画像の無断使用及び転載を禁じます。
Copyright (C) 2008 THE JOURNAL All Rights Reserved.