《ざ・こもんず》のブログがだんだん面白くなってきた!
まだ実験運用中の《ざ・こもんず》ではあるが、各ブログがだんだん面白くなってきた。
●田原総一朗の「タハラ・インタラクティブ」でようやく映像が入り始めた。田原さんがサンプロが終わったあとに、番組では言い切れなかったちょっと際どいことをしゃべっていて面白い。元インサイダー社員のKディレクターがジャナ専(ジャーナリズム専門学校)から集めてきた若い衆4人を面接して、《ざ・こもんず》の映像ブログ要員としてアルバイト採用、2人ずつの2チームを編成して、タハラを追っかけ回す態勢で動き出したのだ。私も週に1〜2回、インタビューに応じろと言われているので、そのうち私の映像も出てくることになるだろう。
●リック・タナカの「南十字星通信」は、ほとんど毎日のように書いていて偉い。シドニー郊外と言うのも気が引ける飛んでもない山の中でナチュラル・ライフを営んで、これから大学に入り直して農業の勉強をするとか言っている半ば仙人暮らしでありながら、そこから日本のみならずパレスチナあたりまで見渡しているという自由闊達さが、私がこのサイトに求めている“ブログ・ジャーナリズム”の1つの形を作っていると思う。彼が1月17日付で書いた「ブログ初心者の告白」は、大事なことを言っているので、特に執筆者のみなさんは必ず読んでおくこと。
●葉千栄の「リアル・チャイナ」が急にテンポがよくなって、このところの中国のGDP統計をめぐる分析は面白い。これを読んでいて1つ気が付いたのは、金融・経済関係の世界的に有名な金融機関や研究所の要所要所のアナリストに必ず中国人がいるという時代なのだということ。これって、我々では想像もつかないヴァーチャルな情報ネットワークになっていて、葉さんもそういう一角で仕事をしているのかな?と思った。
●有田芳生の「情報の裏を読む」もなかなかいい。「ハーレム男の古典的手法」は、なるほどと思った。若い女性たち(に限らないが)の“豊かさの中の寂しさ”の深みとでも言うのか、自分の生き方を見つけることの難しさなのか、考え込んでしまった。
●マッド・アマノの「The Parody Times」のアメリカ講演旅行の話も凄いなあ。やっぱり私は、ブッシュが大統領の間はアメリカに行かない方がよさそうだ。
これらをはじめとして、だんだん各ブロガーのみなさん、リズム感が出てきて、私が期待した感じが少しずつ出てきた。反面、なかなか始まらない人、始まったが思うに任せない人もいて、それは(岸井成格だけだが)パソコンもネット環境も持っていないという人もいれば、持っていても自分では難しいことは一切やらないという人もいれば、自分はやらないけれどもやってくれるアシスタントがいるという人もいれば、そのアシスタント忙しくてまだ手が着かないという人もいて、様々なので、時間差が出てくるのは仕方がない。読者のみなさんも、我慢強く見守って頂きつつ、今始まっているブログにどんどん意見を言って叱咤激励する共に、読者が増えるとブロガーも励みになるしサポーター企業も増えるので、このサイトをあちこちで宣伝して読者を増やして頂きたい。読者もこの実験の参加者。よろしくお願いします。▲
コメント (1)
面白くなってきました。
ただ、もっといろんな人のブログが見たいです。高野さん宜しくお願いします。
投稿者: ぴーぽ | 2006年2月 3日 22:25