清宮監督、5年間楽しませてくれてありがとう!
ラグビー日本選手権準決勝、早稲田大学vs東芝府中は早稲田の完敗だった。先週のvsトヨタは勝てると思っていたが、今週は勝てないまでもギリギリまで迫るような闘いを期待していたのに、ゼロ敗ではどうしようもない。寝転がってテレビで観ていようかとも思ったが、早稲田ラグビー再興のために5年間尽くした清宮克幸監督の最後の采配になるであろうこの試合に敬意を表さない訳にはいかず、サンプロ出演の後、昼食もそこそこに秩父宮のスタンドに駆けつけて見守った。帰ってから清宮にはのようなメールを送った。
5年間、お疲れさんでした。今日は大敗で、私はもうちょっとドラマティックな負け方——先行されて、それでもしがみついて付いていって、最後あわや逆転かというところまで迫りながらやっぱり突き放される——を予想していたのですが、前半の決定的なところでの2つのノックオンで流れに乗れなかったのが残念でした。前半は内容的には互角だったですものね。
まあとにかくご苦労さん。あなたのお陰でこの5年間、ラグビーを観るのが楽しかった。次は、サントリーもさることながら、W杯のジャパンを面白くしてください。落ち着いたら一杯飲みましょう。たかの
清宮は天才的リーダーである。だらしなかった早稲田のラグビーを預かって、その年から5年間大学選手権常勝というのは凄いし、それだけでなく、部の運営にアディダスや三共など企業パートナーを導入して経営を改善し、また大学総長を説得して大学の施設や人材を活用して子供からお年寄りまでが様々なスポーツを楽しむことの出来る地域スポーツクラブ「NPOワセダクラブ」を創設してどんどん発展させているし、さらにイラクで戦死したラグビー部の先輩=奥克彦大使を記念する「奥・井ノ上イラク子ども基金」を作って啓蒙的な講演会やイラクの子どもに本を贈る活動を進めてもいる。この世界には単なるラグビー・バカが多い中で、それとは明らかに異質の、スポーツを文化の一形態と捉えて社会との関わりの中で色々なことを発案し実現していく力を持つ企画者であり組織者であり経営者である。彼がラグビー界の“川淵三郎”になるのでなければ、日本ラグビーの再生はない。
早稲田大学ラグビー部 http://www.wasedarugby.com/
NPOワセダクラブ http://www.wasedaclub.com/
奥・井ノ上イラク子ども基金 http://www.oku-inoue-fund.com/
コメント (1)
ラグビー素敵ですね。
力と力のぶつかり合い
でも 高野さんの 早稲田負けてしまってかわいそう しかも
一方的に。
まるで 今の民主党みたいですね。
監督交代党首交代。
政局の先行きを占うような出来事ですね。
投稿者: 森村美幸 | 2006年2月20日 08:57