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今日の「毎日新聞」に大隈塾&ゼミのことが…

 今日の「毎日新聞」朝刊第2面「縦並び社会」連載コラムで、田原総一朗が塾頭、私が“代貸”で早稲田大学でやっている「大隈塾」の話が出ている。

「……早稲田大に02年春、トップリーダーを養成する講座が生まれた。『大隈塾』。単位を与えるれっきとした授業だ。毎週替わるゲスト講師と学生が丁々発止、渡り合う。過去の講師は丹羽氏[宇一郎=伊藤忠会長]のほか小沢一郎=前民主党副代表、宮沢喜一=元首相、ユニクロを創業した柳井正氏……。定員の倍以上の500人強が毎年押しかけるため、志望理由を200字で書かせて選ぶ。落ちた理由を事務局に聞きに来る学生が絶えない。職員は『男子学生から涙ながらに抗議され、困り果てた』と言う。だが、講座は実は最初のステップにすぎない。受講生から論文と面接でさらに絞られた20人がゼミ形式の『大隈塾演習』に参加する。……大学へ転身した財界人は少なくない。早稲田大は、元山種証券社長が副総長として改革に取り組んだ。大隈塾はその中から生まれた。……」

山種証券の元社長が財務担当副総長となって精力的に財務の立て直しに取り組んでいるのは事実だが、それと大隈塾は何の関係もない。奥島孝康=前総長が「慶應に負けるな!」の掛け声の下、自ら強力なイニシアティブを発揮して改革を進める中で、奥島さんと田原さんが「早稲田らしい、次の世の中を担っていけるような人材を育てよう」ということで一致して始まったのが大隈塾である。ちなみに、この記事では触れられていないが、もう1つ、社会人向けの月1回3時間のゼミ「ネクスト・リーダーズ・プログラム」もあって、これも田原・高野・岸井が担当している。

 この春で授業は5期目、ゼミは4期目を迎える大隈塾は、このようにマスコミにも採り上げられたり、講義録が単行本シリーズで発売されたりしていることもあって、すっかり早稲田の看板授業になった。東大や慶應も受かったが、大隈塾に入りたくて早稲田に来た、という学生も毎年何人もいて、そういう奴が論文の出来が悪くて落ちると泣いたりするというのは本当だ。応募は昨春は600人以上で、それを3人の教授と客員教授である私の4人で分担して読んで判定する。どういう奴が落ちるかというと、いかにもお利口さんなことを書いている優等生タイプ。特に、大隈塾の募集パンフに書いてある趣旨をそのまま忠実に繰り返しているようなのは、少なくとも私は確実に落とす。自分の言葉で自分の問題意識をぶつけてくるようなのを採る。ここは大事なポイントですからね、もしこれを読んだ受験生は心しておくように。早稲田を受けて大隈塾を目指そうという子弟や親類の子がいる方は教えてやってください。

 ゼミは今年度は25人。大体、2倍程度の応募があるので、これは私が1人で読んで、ある程度絞って、私と助手の村田信之で面接して決める。ゼミでは、ほとんど毎週、私が担当して、毛沢東『矛盾論』はじめ今の学生では放っておいたら読まないようなものを読ませて、「戦略的に思考するとはどういうことか」を訓練する。その一環として、岸井成格=客員教授に年に3〜4回来て貰って「新聞の読み方」と「政治分析の方法」を講じて貰っている。後期の論文は昨年度も今年度も「私の人生戦略」である。世の中をどうするか、そのために自分はどう生きるか、客観と主観を表裏一体のものとしてダイナミックな戦略を(たとえ幼くても)描けるような構想力豊かな人間を育てたいと思ってやっている。ちなみに、ゼミでも時折講師を呼ぶが、来週の講師は毎年この時期恒例の早稲田ラグビー部の清宮克幸監督だ。

 その清宮は同じく今日の毎日で「『小泉後』論」のインタビューを受けている。「政治記者のインタビューを受けるのは初めてです(笑い)」と言いながら、彼なりの指導者論を語っている。大阪の高校で頭に剃りを入れて与太っていた奴が、大監督、そしてNPO法人ワセダクラブと奥・井ノ上イラク子ども基金という2つの組織の創業者・経営者になるんだから、ラグビーの力は凄いですよね。

大隈塾 http://www.waseda.jp/open/attention/ookuma.html
社会人ゼミ「ネクスト・リーダーズ・プログラム」 http://www.waseda.jp/extension/okumajyuku/
早稲田大学ラグビー蹴球部 http://www.wasedarugby.com/
ワセダクラブ http://www.wasedaclub.com/
奥・井ノ上イラク子ども基金 http://www.oku-inoue-fund.com/

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コメント (1)

清宮監督にも

コラム書いていただければ

読みたいです。

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Profile

高野 孟(たかの・はじめ)

-----<経歴>-----

1944年東京生まれ。
1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。
通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。
同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。
80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任し現在に至る。
94年に故・島桂次=元NHK会長と共に(株)ウェブキャスターを設立、日本初のインターネットによる日英両文のオンライン週刊誌『東京万華鏡』を創刊したほか、PC-VAN・NIFTY-Serve・MSN、富士通ブロードキャストその他電子メディアのコンテンツ創造、講談社・小学館・集英社その他出版社のウェブサイト開設、『インサイダー』のメルマガ化、などを次々に手掛け、インターネット・ジャーナリズムの先駆的開拓者と呼ばれた。
現在、それらの経験を活かして、独立系メディアの総合サイト《THE JOURNAL》に取り組んでいる。
2002年に早稲田大学客員教授に就任、「大隈塾」の授業「21世紀日本の構想」、ゼミ「インテリジェンスの技法」、社会人ゼミ「ネクスト・リーダーズ・プログラム」を担当している。

-----<出演>-----

『サンデープロジェクト』
(TV朝日系、日曜10:00~)

『朝まで生テレビ!』
(TV朝日系、最終金曜25時頃~)

『たけしのTVタックル』
(TV朝日系、月曜日21:00~)

『情報ライブ ミヤネ屋』
(読売TV系、月~金曜21時~)

BookMarks

東京万華鏡:TOKYO KALEIDO SCOOP
http://www.smn.co.jp/

INSIDER:インサイダー
http://www.smn.co.jp/insider/

大阪高野塾
http://www.osaka-takano.com/

-----<著書>-----


『滅びゆくアメリカ帝国』
2006年9月、にんげん出版


『ニュースがすぐにわかる世界地図(2006年版)』
2005年、ポスト・サピオムック


『最新・世界地図の読み方』
1999年、講談社現代新書

『情報世界地図 98』
1997年、国際地学協会

『地球市民革命』
1993年、学研

『21世紀への世界時計』
1991年、集英社

『入門世界地図の読み方』
1982年、日本実業出版社

→ブック・こもんず←



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