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麻生内閣は1月が限界!?(前編) »

麻生内閣は1月が限界!?(後編)

大連立は限りなく遠のいた
高野:するとどうなるんでしょう。解散ですか、辞任ですか?

田原:解散でしょう。

高野:総辞職で他の誰かに首相の座を渡すということは?

田原:もう人材がいない。

高野:引き受ける人もいないでしょうね。

田原:まあ、某新聞のボスが大連立なんて考えてるらしいけど。

高野:ナベツネ。

田原:与謝野さんと小沢さんの話し合いで政権をつくる。小沢さんは大連立大歓迎。なぜなら、一応は総理大臣を与謝野さんにして、小沢さんは全体を完全に仕切る。あの人は総理大臣になるのは嫌いだけど、仕切るのは好きだからね。

高野:そう。裏方が好き。

田原:こういうウワサもあるけど、もう手遅れかな。

高野:そうですね。民主党としては、ここで奇策を入れる必要がない。「このまま真っ直ぐ進んでいけば必ず土俵を割るんだから」という気分になってる。

田原:そう。民主党は大連立については大反対なので、現実的にはありえないでしょうね。

民主党内は「小沢が成仏するまで待つ」
高野:そうなると総選挙ですか。

田原:総選挙ですね。で、総選挙もほとんど結果はわかってて、民主党政権です。民主党はおそらく社民党や国民新党と連立政権を組む。

高野:そうなると小沢さんが総理大臣になる。

田原:ちょっと前までは小沢さんは首相をしないだろうという意見が民主党にも強かったんですが、現在は小沢首相で行くとなっている。これは岡田克也さん、彼は小沢さんに対抗する一番手なんですが、彼は代表選で手を上げなかった。何で手を上げなかったのか。実は岡田克也さんに代表戦に出馬するよう口説いた人が何人かいて、その人から聞いたんだけど、「小沢さんが成仏する前に代表になったら足を引っ張られる。だから、小沢さんの成仏を待って(代表を)やる」と。

高野:なるほど。それは正しい判断だ(笑)

田原:小沢さんを敵にまわしたら怖い。じゃあ、小沢さんはどれくらいで成仏するか。それが民主党の一番のテーマですね。

高野:だけど、岡田さんだけじゃなくて、鳩山由紀夫さん、菅直人さん、前原誠司さん。みんな1回は代表をやってる。しかも、みんな不本意ながら任期途中で辞めている。次は俺かなと全員が思ってるんじゃないでしょうか。

田原:だけど、その人たちは小沢さんほどしつこくないし、あきらめも早い。小沢さんは絶対にあきらめない。小沢さんにとって、目標は二つしかない。あの人は日本国の運営なんか興味ないから。一つは、政権をとって権力を握る。その次は自民党を壊す。この二つです。

高野:そうですね。

田原:おそらく、政権をとったらただちに自民党を壊しにかかるでしょうね。で、もしかすると早々と壊す可能性もある。これは予想だけど、あえて言ってしまうと、加藤紘一さんを副総理・外務大臣。

高野:それは面白い。

田原:これで(自民党は)壊れますね。

高野:壊れますね。それが最近のYKKKにつながる。

田原:そう。YKKKには二面性があって、YKKKの中の一つのKは菅直人さんなんだけど、加藤さん、山崎さん、亀井さんの3人が菅さんを取り込み、「自民・民主の分裂合体」を狙っている。だけど、菅さんは二枚腰で、それがもしダメだったら、加藤紘一さんを(民主党政権に)引っ張り込もうとしている。引っ張り込んだという手柄を小沢さんに見せ、菅さんは副代表あたりに落ち着く。

高野:なるほど。じゃあ、政治は1月から大波乱ですね(笑)

田原:大波乱。面白いですよ。あと、民主党には小沢さんのイジメ要員が何人かいて、ここのあたりが小沢さんはなかなかウマくて、小沢さんが大嫌いな人間、または小沢さんのことを大嫌いな人間をイジメ要員として登場させる。そのイジメ要員の1番バッターが菅直人さん。2番バッターが枝野幸男さん。仙谷由人さんもいる。だけど、「嫌い」というのは、お互いに力を認め合っているから嫌いなの。これまでの小沢さんは、嫌いな人間を干してた。だけど、今度はそういう人間を使いこなして、自民党を潰す。

高野:そうですね。攻める質問が上手なのが、菅さん、仙谷さん、枝野さん。そういう人たちが総登場すれば、年明けの通常国会は始まったとたんに大波乱ですね。09年はまさしく政権交代の可能性がある1年になりそうですね。

(協力:JFN 構成:THE JOURNAL運営事務局)

>>前編を読む!

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※対談の模様は音声配信も行っています!
■PEOPLE〜高野孟のラジオ万華鏡〜
http://www2.jfn.co.jp/people/scope/index.html

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Profile

田原総一朗(たはら・そういちろう)

-----<経歴>-----

1934年、滋賀県彦根市生まれ。
早稲田大学文学部卒。
岩波映画製作所、テレビ東京を経て、77年フリーに。
テレビ東京時代の連続番組「ドキュメンタリー青春」で、取材対象者に肉薄する独特のインタビュー手法で注目を浴びる。
現在は政治・経済・メディア・IT等、時代の最先端の問題をとらえ、活字と放送の両メディアにわたり精力的な評論活動を続けている。
テレビジャーナリズムの新しい地平を拓いたとして、98年ギャラクシー35周年記念賞(城戸又一賞)を受賞した。
2002年より母校・早稲田大学で「大隈塾」を開講。塾頭として未来のリーダーを育てるべく、学生や社会人の指導にあたっている。

-----<出演>-----

『朝まで生テレビ!』
(TV朝日、毎月最終金曜25時?)

『サンデープロジェクト』
(TV朝日、毎週日曜10時?)

BookMarks

田原総一朗 公式サイト
http://www.taharasoichiro.com/

田原総一朗のタブーに挑戦!(JFNラジオ番組)
http://www.jfn.co.jp/tahara/

株式会社アスコム
http://www.ascom-inc.jp/

朝まで生テレビ!
http://www.tv-asahi.co.jp/asanama/

サンデープロジェクト
http://www.tv-asahi.co.jp/sunpro/

早稲田大学 大隈塾
http://www.waseda.jp/open/attention/ookuma/ookuma_curriculum_2005.html

早稲田大学 大隈塾ネクスト・リーダー・プログラム
http://www.waseda.jp/extension/okumajuku/index.html

-----<著書>-----


『市場浄化』
2006年10月、講談社


『テレビと権力』
2006年4月、講談社


『オフレコ!Vol.2』
2006年3月、アスコム


『国家と外交』
2005年11月、講談社、田中均共著


『日本の外交と経済』
2005年9月、ダイヤモンド社


『日本の戦後(上)』
2003年9月、講談社


『日本の戦後(下)』
2005年7月、講談社


『田原総一朗自選集 1?5巻』
2005年7?10月、アスコム

『オフレコ!Vol.1』
2005年7月、アスコム、季刊

『日本の戦争』
2004年12月、小学館文庫

『日本の政治?田中角栄・角栄以後』
2002年10月、講談社

『日本の生き方』
2004年11月、PHP研究所

『日本政治の表と裏がわかる本』
2003年5月、幻冬舎文庫

『連合赤軍とオウム?わが心のアルカイダ』
2004年9月、集英社

『「小泉の日本」を読む』
2005年2月、朝日新聞社

『面白い奴ほど仕事人間』
2000月12月、青春出版社

『日本のからくり21』
朝日新聞社

『愛国心』
2003年6月、講談社、共著

『わたしたちの愛』
2003年1月、講談社

『日本よ! 日本人よ!』
2002年11月、小学館

『田原総一朗の早大講義録(1)』
2003年9月、アスコム

『田原総一朗の早大講義録(2)』
2004年3月、アスコム

『田原総一朗の早大「大隈塾」講義録 2005(上)』
2005年5月、ダイヤモンド社

『田原総一朗の早大「大隈塾」講義録 2005(下)』
2005年5月、ダイヤモンド社

『頭のない鯨?平成政治劇の真実』
2000年2月、朝日新聞社

『田原総一朗の闘うテレビ論』
1997年3月、文芸春秋

『メディア・ウォーズ』
1993年3月、講談社

『平成・日本の官僚』
1990年3月、文藝春秋

『警察官僚の時代』
1986年5月、講談社

『マイコン・ウォーズ』
1984年12月、文芸春秋

『原子力戦争』
1981年11月、講談社

-----<連載>-----

週刊朝日「田原総一朗のギロン堂」

SAPIO「大日本帝国下の民主主義」

プレジデント「権力の正体」

-----<映画>-----

『あらかじめ失われた恋人たちよ』
1971年、監督

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