解散総選挙が秒読みに
福田首相が一番信用しているのは与謝野馨さんで、彼を経済財政諮問会議の担当大臣にした。福田首相は、すべて与謝野さんと相談してやっていくと思う。
その与謝野さんが、8月いっぱいで補正予算の方針を決めると言っている。おそらく、5兆円ぐらい補正予算をいれて景気刺激策を表明するだろう。
そして、国会が始まってから民主党がいろいろと文句を言ってきたら、いよいよ解散の可能性も出てくる。
自民党が「補正予算を出す」と宣言しても、参議院は民主党が強い。民主党は景気刺激策に反発する。すると、福田首相は補正予算について「国民はどう思っているのか?」といった対決の図式を作り、解散総選挙に持ち込む。こういう戦略も考えられる。
いずれにしても、次の臨時国会は波乱含みのおもしろい国会になるだろう。