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2008年7月31日

改革しない内閣になる可能性が高い

官房長官の町村信孝氏と自民党幹事長伊吹文明氏が代わることが内閣改造の注目点だけれども、どうも幹事長は代わらないようだ。福田首相は官房長官もあまり代えたくない。たとえ町村さんを代えたとしても、(町村氏を)政調会長あたりに押し込むのではないか。

町村氏の代わりには幹事長代理の細田博之氏が官房長官に再登板か。公務員制度改革でがんばった行政改革担当相の渡辺喜美氏は、福田首相からみればパフォーマンスが多いということで、外されてしまうかもしれない。

つまり、大きな意味での改造にはならないのではないか。面白そうな人間がみんな代わって面白くない人間が残り、「改革しない内閣」になる可能性が高い。

正直言って、あまり関心ないけどね。

(文責:THE JOURNAL運営事務局)

2008年7月24日

秋に消費税大幅アップか

よく言われていることだが、日本の税収は約50兆で支出は約80兆。毎年約30兆の赤字を抱えている。会社でいえばすでに倒産状態だ。

民間会社なら営業努力で売上を伸ばし、リストラで支出を減らそうとするが、国の収入は税金であるため、売上げを伸ばすには増税をするほかない。

たとえば、税収を80兆まで上げるためには、単純計算で消費税を現行の5%から17%までアップする必要がある。これには国民が大反対するし、自民党も選挙が怖いから簡単に実行できない。

では、民間会社のリストラにあたる“歳出カット”をどのように実行するのか。

日本の国家予算の内訳は、国債の償還と利子の支払いが約20兆円。国から地方に提供している交付税や補助金が約20兆円。福祉・社会保障が約20兆円。残りの約20兆が国の費用で、教育関連の予算や国家公務員・自衛隊員の給料などにあてられている。

では、カットするのならどこを削るのか。借金の償還はカットできない。地方への交付金もカットできないだろう。なので、最近では福祉関連の支出を(伸び率を抑えるという名目で)カットしていて、後期高齢者医療制度が大問題となっている。

削るところは実はそれほど残っていない。となると、ここで福田首相は度胸を決めて、消費税を上3%ほどアップするほかないと思う。

だが、消費税アップの前に、まずは国みずからが血を流さなければならない。議員を減らし、国家公務員の数も減らす。特別会計も精査する。これらをすべて実現し、それでも足りないとなってはじめて「申し訳ございません。消費税を上げさせてください」となるべきだろう。

こういう大手術をする度胸が福田首相にあるかどうか。なければ、自民党は選挙で負ける。

(文責:THE JOURNAL運営事務局)

2008年7月23日

福田首相が大手術をする度胸がなければ、自民党は選挙で負ける

よく言われていることだが、日本の税収は約50兆で支出は約80兆。毎年約30兆の赤字を抱えている。会社でいえばすでに倒産状態だ。


民間会社なら営業努力で売上を伸ばし、リストラで支出を減らそうとするが、国の収入は税金であるため、売上げを伸ばすには増税をするほかない。

たとえば、税収を80兆まで上げるためには、単純計算で消費税を現行の5%から17%までアップする必要がある。これには国民が大反対するし、自民党も選挙が怖いから簡単に実行できない。

では、民間会社のリストラにあたる“歳出カット”をどのように実行するのか。

日本の国家予算の内訳は、国債の償還と利子の支払いが約20兆円。国から地方に提供している交付税や補助金が約20兆円。福祉・社会保障が約20兆円。残りの約20兆が国の費用で、教育関連の予算や国家公務員・自衛隊員の給料などにあてられている。

では、カットするのならどこを削るのか。借金の償還はカットできない。地方への交付金もカットできないだろう。なので、最近では福祉関連の支出を(伸び率を抑えるという名目で)カットしていて、後期高齢者医療制度が大問題となっている。

削るところは実はそれほど残っていない。となると、ここで福田首相は度胸を決めて、消費税を上3%ほどアップするほかないと思う。

だが、消費税アップの前に、まずは国みずからが血を流さなければならない。議員を減らし、国家公務員の数も減らす。特別会計も精査する。これらをすべて実現し、それでも足りないとなってはじめて「申し訳ございません。消費税を上げさせてください」となるべきだろう。

こういう大手術をする度胸が福田首相にあるかどうか。なければ、自民党は選挙で負ける。

(文責:THE JOURNAL運営事務局)

2008年7月22日

党内の半分以上は反小沢派

対抗馬が出る可能性は大いにある。
なぜなら、民主党の大半は小沢氏のやっていることに反対だからだ。

しかし、ここが民主党の弱いところで、党内で政権を獲ったことがあるのは小沢氏しかいない。なので、「政権を獲るまでは小沢氏に代表で」というのが民主党の本音だろう。仮に政権を獲った場合、小沢氏を(代表から)追い出そうとするのだろうが、はたしてそこまでの力が民主党にあるのか。このあたりは疑問だ。

党内でも「小沢のやり方は間違っている!」と考える議員は半分以上いる。だが、そのうちの半分ぐらいは「政権を獲るまでは小沢氏に代表を」と考えている。後の半分が「代表選で対抗馬を立て、小沢氏と議論すべき」と考えている。

反小沢派も2つの立場に別れているのが今の状況だ。

(文責:THE JOURNAL運営事務局)

2008年7月11日

評価するところが一体どこにあるのか

サミットでの福田首相の功績は、「ケンカ別れ」をしなかったことだけだ。

新聞各紙は合意内容にある程度の評価を与えているが、評価するところが一体どこにあるのか。日本は、議長国として会議をまとめて合意を得たわけではなく、ただ、アメリカ、EU、中国・インドなどの新興国の3者が分裂しないよう、ゴマカシをしただけではないか。

それは議長総括の文書に現れている。
「50年までに世界全体の排出量の少なくとも50%の削減を達成する目標というビジョンを、国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)のすべての締約国と共有し、目標をUNFCCの下での交渉で諸国と共に検討し、採択を求める」
2050年までにCO2を50%削減するという目標は、昨年のハイリゲンダムサミットですでに決まっていたはず。「共有」「検討」など、今回は新たに何を合意したのか。わけがわからない。

ハイリゲンダムサミットでの合意を進化させるのであれば、たとえば「20年までにCO2を20%削減」といった、50年に至るまでの中間目標を今回のサミットで示す必要があった。しかし、それは合意に至らなかった。

また、CO2削減よりも重要な議題であった原油・食糧価格高騰の問題でも、強いメッセージを出せなかった。投機資金をどう抑制するかに注目が集まっていたが、アメリカは価格高騰の原因をBRICsの需要増加のためだと主張し、結果は「深刻な懸念を共有」という、これまたゴマカシの結論になった。すべてが先延ばしになっている。

今回のサミットで明らかになったのは、もはや「サミットに存在意義はない」ということだろう。世界が抱えている問題で直接影響を受けるのは、G8の国々よりも正式メンバーではないアフリカなどの貧しい国々。G8では何も解決できないのだ。

福田首相の点数は「テストに欠席せず、名前を書いた」だけ。採点のしようもないサミットだった。

(文責:THE JOURNAL運営事務局)

Profile

田原総一朗(たはら・そういちろう)

-----<経歴>-----

1934年、滋賀県彦根市生まれ。
早稲田大学文学部卒。
岩波映画製作所、テレビ東京を経て、77年フリーに。
テレビ東京時代の連続番組「ドキュメンタリー青春」で、取材対象者に肉薄する独特のインタビュー手法で注目を浴びる。
現在は政治・経済・メディア・IT等、時代の最先端の問題をとらえ、活字と放送の両メディアにわたり精力的な評論活動を続けている。
テレビジャーナリズムの新しい地平を拓いたとして、98年ギャラクシー35周年記念賞(城戸又一賞)を受賞した。
2002年より母校・早稲田大学で「大隈塾」を開講。塾頭として未来のリーダーを育てるべく、学生や社会人の指導にあたっている。

-----<出演>-----

『朝まで生テレビ!』
(TV朝日、毎月最終金曜25時?)

『サンデープロジェクト』
(TV朝日、毎週日曜10時?)

BookMarks

田原総一朗 公式サイト
http://www.taharasoichiro.com/

田原総一朗のタブーに挑戦!(JFNラジオ番組)
http://www.jfn.co.jp/tahara/

株式会社アスコム
http://www.ascom-inc.jp/

朝まで生テレビ!
http://www.tv-asahi.co.jp/asanama/

サンデープロジェクト
http://www.tv-asahi.co.jp/sunpro/

早稲田大学 大隈塾
http://www.waseda.jp/open/attention/ookuma/ookuma_curriculum_2005.html

早稲田大学 大隈塾ネクスト・リーダー・プログラム
http://www.waseda.jp/extension/okumajuku/index.html

-----<著書>-----


『市場浄化』
2006年10月、講談社


『テレビと権力』
2006年4月、講談社


『オフレコ!Vol.2』
2006年3月、アスコム


『国家と外交』
2005年11月、講談社、田中均共著


『日本の外交と経済』
2005年9月、ダイヤモンド社


『日本の戦後(上)』
2003年9月、講談社


『日本の戦後(下)』
2005年7月、講談社


『田原総一朗自選集 1?5巻』
2005年7?10月、アスコム

『オフレコ!Vol.1』
2005年7月、アスコム、季刊

『日本の戦争』
2004年12月、小学館文庫

『日本の政治?田中角栄・角栄以後』
2002年10月、講談社

『日本の生き方』
2004年11月、PHP研究所

『日本政治の表と裏がわかる本』
2003年5月、幻冬舎文庫

『連合赤軍とオウム?わが心のアルカイダ』
2004年9月、集英社

『「小泉の日本」を読む』
2005年2月、朝日新聞社

『面白い奴ほど仕事人間』
2000月12月、青春出版社

『日本のからくり21』
朝日新聞社

『愛国心』
2003年6月、講談社、共著

『わたしたちの愛』
2003年1月、講談社

『日本よ! 日本人よ!』
2002年11月、小学館

『田原総一朗の早大講義録(1)』
2003年9月、アスコム

『田原総一朗の早大講義録(2)』
2004年3月、アスコム

『田原総一朗の早大「大隈塾」講義録 2005(上)』
2005年5月、ダイヤモンド社

『田原総一朗の早大「大隈塾」講義録 2005(下)』
2005年5月、ダイヤモンド社

『頭のない鯨?平成政治劇の真実』
2000年2月、朝日新聞社

『田原総一朗の闘うテレビ論』
1997年3月、文芸春秋

『メディア・ウォーズ』
1993年3月、講談社

『平成・日本の官僚』
1990年3月、文藝春秋

『警察官僚の時代』
1986年5月、講談社

『マイコン・ウォーズ』
1984年12月、文芸春秋

『原子力戦争』
1981年11月、講談社

-----<連載>-----

週刊朝日「田原総一朗のギロン堂」

SAPIO「大日本帝国下の民主主義」

プレジデント「権力の正体」

-----<映画>-----

『あらかじめ失われた恋人たちよ』
1971年、監督

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