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2008年4月29日

自民党も民主党もウソばっかり

衆院山口2区補欠選挙で民主党の平岡秀夫氏が勝利した。

この結果を受け、新聞は「民意に沿った政治をすべきだ」と言うが、これは間違いだ。

“民意”とは「税金は少なく、福祉は充実」がいい。矛盾している。これが“民意”である。

いまの日本は高度成長期とは違って歳入が伸びない。歳入が伸びないならば、増税しかない。あるいは、増税がイヤなら、福祉を削るしかない。

だから、増税か福祉削減か、どちらにしても国民に対して説明をきちんと行い「さあ、どうしますか」と問わなければならない。ところが、自民党政府は「消費税を上げると言うと選挙に負ける」と思い、何も言わない。マスコミも言わない。

一方、民主党は「特別会計に埋蔵金(財源)がある」と主張するが、これもおかしい。
たしかに特別会計には30~40兆円規模のカネがあると言われている。しかし、特別会計の埋蔵金は無尽蔵に存在するものではなく、使えばなくなってしまうカネである。使い切った後はどうするのか。民主党にはその説明がない。

民主党は特別会計が無尽蔵に存在するかのように言う。それに対して自民党は、特別会計に埋蔵金はないと言う。自民党も民主党もウソばっかり言っている。国民はもっと怒った方がいい。

(文責:《ざ・こもんず》運営事務局)

2008年4月 8日

『靖国』の上映中止は日本の恥だ!

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■『靖国』公式サイト
http://www.yasukuni-movie.com/

■予告篇
http://jp.youtube.com/watch?v=PGIZS5ZsGy8


私が以前から推薦をしていた映画『靖国』の上映中止が大問題になっています。

この出来事は、一言で言うと「日本の恥」です。

この映画を私は二回観ました。それほどイデオロギーも強くないし、偏見もまったくない。正面から撮っている。観ればわかりますが、この映画は客観的に撮られています。非常に面白い。言論・表現の自由を保障している日本で、何でこの映画が上映できないのか。助成金が出てるのが問題ならば、批判されるべきは文化庁であって、映画自体ではありません。

最近、僕は中国から帰ってきたばかりですが、チベットの問題で日本ののマスコミが中国は言論・表現の自由がないということを批判してます。だけど、こんなことがおこる日本で、そんなこと言えるのか。

だから、僕は、日本の新聞の知り合いに文句を言っています。私自身も含め、靖国の上映中止をケシカランと言うよりも、上映運動をしないといけない。たとえば、朝日も読売もホールを持っているでしょう。そこで上映すればいい。


8月15日の靖国は過去なのか、未来なのか

この映画は、8月15日の靖国を10年かけて撮ったものです。10年間、8月15日を毎年撮影しています。

僕は、靖国には何度も行ってますが、8月15日は行ったことがない。それで驚いた。こんなに面白いのかと。いろんなものが展開されるわけです。

まるで今は昭和15年か16年かなと思うような人がいっぱいいて、「大日本帝国万歳」と言っている。あるいは、どうみても右側の人たちがスクラムを組んで「中国をやっつけろ」と言ったりしている。あるいは、乱暴な左翼が乱闘をしている。

靖国を特集した番組はありますが、これぼどしつこく靖国を撮った映画はない。

それで、私は監督の李纓(リ・イン)さんにたずねました。彼は中国人で、もちろん戦争のことはよく知っています。靖国にA級戦犯が祀られていることも知っています。
彼いわく「日本にとって「靖国」は過去のものなのか、あるいは未来につながるのか、ここを知りたかった」ということです。

それに対し、私は「これは過去のものだ」と言いました。たとえば満州事変、日中戦争、太平洋戦争。ああいう戦争は二度としてはいけない。靖国に祀られている人たちのほとんどは、行きたくない戦場に赤紙でかり出されて戦死した。やはり、犠牲者達です。さらに言えば、彼らの犠牲の上で、いまの日本は培われている。だから、その過去の犠牲者を、霊を慰める、そのための靖国は過去であって、未来ではない。現在でもない。これを現在や未来にしたらとんでもない。自民党の中にはそうしたいと思っているのはたくさんいると思うけど、あくまで靖国は過去であると。

そう私が言ったら、彼は「私にはこれが過去だと思えない。現在でもあり、未来でもあるんじゃないか」と。

僕は8月15日の靖国を過去だと言い切りますが、日本の中でも過去だと言い切れない人は随分いると思う。

ぜひご覧になってたしかめてください。非常におもしろい映画です。


(協力:JFN 構成:《ざ・こもんず》運営事務局)

■田原総一朗の『タブーに挑戦』 http://www.jfn.co.jp/tahara/
JFNデジタル703chで好評放送中の『田原総一朗のタブーに挑戦!』では、「政治・経済の動向や裏側」、「注目の人物」、そして「ご自身の事」など、田原総一朗さんが鋭い論評を展開しています。
また、番組では、田原さんに聞いてみたいことや人生相談など、なんでも受け付けています。下記フォームからどしどし質問をお寄せください。
http://www2.jfn.co.jp/jfnwwwmail/mailform/mailform.cgi?ch=iradio_tahara

Profile

田原総一朗(たはら・そういちろう)

-----<経歴>-----

1934年、滋賀県彦根市生まれ。
早稲田大学文学部卒。
岩波映画製作所、テレビ東京を経て、77年フリーに。
テレビ東京時代の連続番組「ドキュメンタリー青春」で、取材対象者に肉薄する独特のインタビュー手法で注目を浴びる。
現在は政治・経済・メディア・IT等、時代の最先端の問題をとらえ、活字と放送の両メディアにわたり精力的な評論活動を続けている。
テレビジャーナリズムの新しい地平を拓いたとして、98年ギャラクシー35周年記念賞(城戸又一賞)を受賞した。
2002年より母校・早稲田大学で「大隈塾」を開講。塾頭として未来のリーダーを育てるべく、学生や社会人の指導にあたっている。

-----<出演>-----

『朝まで生テレビ!』
(TV朝日、毎月最終金曜25時?)

『サンデープロジェクト』
(TV朝日、毎週日曜10時?)

BookMarks

田原総一朗 公式サイト
http://www.taharasoichiro.com/

田原総一朗のタブーに挑戦!(JFNラジオ番組)
http://www.jfn.co.jp/tahara/

株式会社アスコム
http://www.ascom-inc.jp/

朝まで生テレビ!
http://www.tv-asahi.co.jp/asanama/

サンデープロジェクト
http://www.tv-asahi.co.jp/sunpro/

早稲田大学 大隈塾
http://www.waseda.jp/open/attention/ookuma/ookuma_curriculum_2005.html

早稲田大学 大隈塾ネクスト・リーダー・プログラム
http://www.waseda.jp/extension/okumajuku/index.html

-----<著書>-----


『市場浄化』
2006年10月、講談社


『テレビと権力』
2006年4月、講談社


『オフレコ!Vol.2』
2006年3月、アスコム


『国家と外交』
2005年11月、講談社、田中均共著


『日本の外交と経済』
2005年9月、ダイヤモンド社


『日本の戦後(上)』
2003年9月、講談社


『日本の戦後(下)』
2005年7月、講談社


『田原総一朗自選集 1?5巻』
2005年7?10月、アスコム

『オフレコ!Vol.1』
2005年7月、アスコム、季刊

『日本の戦争』
2004年12月、小学館文庫

『日本の政治?田中角栄・角栄以後』
2002年10月、講談社

『日本の生き方』
2004年11月、PHP研究所

『日本政治の表と裏がわかる本』
2003年5月、幻冬舎文庫

『連合赤軍とオウム?わが心のアルカイダ』
2004年9月、集英社

『「小泉の日本」を読む』
2005年2月、朝日新聞社

『面白い奴ほど仕事人間』
2000月12月、青春出版社

『日本のからくり21』
朝日新聞社

『愛国心』
2003年6月、講談社、共著

『わたしたちの愛』
2003年1月、講談社

『日本よ! 日本人よ!』
2002年11月、小学館

『田原総一朗の早大講義録(1)』
2003年9月、アスコム

『田原総一朗の早大講義録(2)』
2004年3月、アスコム

『田原総一朗の早大「大隈塾」講義録 2005(上)』
2005年5月、ダイヤモンド社

『田原総一朗の早大「大隈塾」講義録 2005(下)』
2005年5月、ダイヤモンド社

『頭のない鯨?平成政治劇の真実』
2000年2月、朝日新聞社

『田原総一朗の闘うテレビ論』
1997年3月、文芸春秋

『メディア・ウォーズ』
1993年3月、講談社

『平成・日本の官僚』
1990年3月、文藝春秋

『警察官僚の時代』
1986年5月、講談社

『マイコン・ウォーズ』
1984年12月、文芸春秋

『原子力戦争』
1981年11月、講談社

-----<連載>-----

週刊朝日「田原総一朗のギロン堂」

SAPIO「大日本帝国下の民主主義」

プレジデント「権力の正体」

-----<映画>-----

『あらかじめ失われた恋人たちよ』
1971年、監督

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