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困惑する日本
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困惑する日本

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http://www.bookshop.co.jp/shop/magazines/1102/10387.html

「The Economist」というイギリスの雑誌が2月に「JAPAiN」という特集を組んだことが話題になっています。
読んで字のとおり「JAPAN」に「PAIN」をかけて「困惑する日本」というイメージの特集なんですが、記事では、日本の混乱は政治に原因があると批判されています。

そもそも小泉さんが総理大臣に就任したころ、株価は1万1000円台でした。小泉政権のいつから株価が上がったのかといえば、郵政の民営化をやったときです。選挙して勝った。このときから株価が1万4000円、5000円と上がっていって、最終的には1万7000円台になった。一方、いつから下がり始めかというと、安倍さんが参院選で惨敗したときです。この時から株価の下落が止まらなくなった。

なぜ下がったのかというと、The Economistにも書いてあるけど、世界から民主党はバラ撒きの抵抗勢力だと思われている。つまり、日本の政治は与党も野党も小泉さんの構造改革路線を否定して、まったく逆にバラ撒き政策をやると海外で捉えられているのです。

中央銀行総裁不在のモタモタでますます日本は見放される

今回の日銀総裁の問題も、政治が困惑していることのあらわれです。
自民党は日銀総裁に武藤敏郎さんを選ぼうとした。言うまでもなく、民主党は初めから武藤さんは駄目だと言っていた。武藤さんは元財務官僚で、事務次官までやった人間。これは財政と金融の癒着になるから、民主党は最初から拒否すると言っていた。しかし、福田さんはそれでも武藤さんで突っ切ろうとした。その次は田波耕治さん。これまた元大蔵省の財務官僚で、しかも元事務次官。もちろん民主党はNOと言う。

そもそも民主党の鳩山幹事長は、サンデープロジェクトに出演した際「財務官なら否定しない」と言っていた。ところが実際に出てきたのは元事務次官で、総裁は結局空席になってしまった。

なぜこのような人選をしたのか。情けないことに、自民党は鳩山さんに先に人選を提示されて、それに従うのは屈辱だからだから他の候補の人事を提案しなかった。

なんかもう子供のケンカで、しかも兄弟同士で「お前の母ちゃんでべそ」と言いあってるようなものです。

総裁代行ではG7に出席できない可能性も

それで、白川副総裁が総裁代行になりました。ところが、代行という地位でおさまったことで、政界がなんとなくホッとしてる。これはまったく間違っていて、冗談じゃないと言いたい。
4月にはG7があります。G7には7つの国の大蔵大臣と財務大臣、それから各国の中央銀行の総裁も出席します。ところが、この大事な会議に「総裁代行」という身分では会議に出席できない可能性があるんです。

このまま行くと、G7に日本の中央銀行総裁が出席できない。世界中が経済をなんとか立て直そうと必死なときに、日本だけ中央銀行の総裁がいない。
こうなると外国から見れば、日本の政治は何もやってない、何をモタモタしてるんだとなります。もちろん、どんどん外国人の株主は逃げていくでしょう。

その次は7月に洞爺湖サミットがあります。
いまだにノンキに「洞爺湖サミットは環境サミットだ」と言っている人がいる。まったく違う。次のサミットのテーマは環境ではありません。テーマは当然ながら今の世界経済の緊急事態です。
ところが、日本中が洞爺湖サミットを経済緊急事態の会議だと思っていない。いまだにみんな「環境だ」と言っている。

自民党はすでに福田首相を守る気がない?

予算関連法案の行方によっては参議院で問責決議案、内閣不信任案が出る可能性もある。
そのとき、自民党は福田さんを守るのか守らないのか。自民党の議員の誰に聞いても「どうなるでしょうね」と言う。

いま、政治が無茶苦茶です。株価が下がっているのは日本の経済が駄目なのではないんです。政治が死んでしまっているんです。


(協力:JFN 構成:《ざ・こもんず》運営事務局)

■田原総一朗の『タブーに挑戦』 http://www.jfn.co.jp/tahara/
JFNデジタル703chで好評放送中の『田原総一朗のタブーに挑戦!』では、「政治・経済の動向や裏側」、「注目の人物」、そして「ご自身の事」など、田原総一朗さんが鋭い論評を展開しています。
また、番組では、田原さんに聞いてみたいことや人生相談など、なんでも受け付けています。下記フォームからどしどし質問をお寄せください。
http://www2.jfn.co.jp/jfnwwwmail/mailform/mailform.cgi?ch=iradio_tahara

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コメント (4)

JAPAN PAINT IT BLACK といったところですな    春なのに。

サンデープロジェクト見てますが、最近討論の進行役として、この方はいかがなものなのかと思うことが度々あります。
1、人の話をさえぎり、自分の意見を出しすぎ。
2、しゃべり過ぎ、政治家同士の討論を期待しているのに、邪魔してる。
3、登場する政治家に対する、見えすいたお世辞。
番組を見ていて不快感を持ちます。他の人にかわっていただけないものでしょうか?

サンプロに田原氏が出演しなくなったら、視聴率が取れずに番組が終了するのは目に見えていると思います。
確かに時として、自身の主張を強くされることもありますが、本業が司会者ではなくジャーナリストである以上、仕方ないのでは?
私には逆に出演している政治家の方が、余程他者の意見を聞かずに自己主張を繰り返しているように見えるのですが、それには不快感を持たないのでしょうか?
そもそも、政治家同士の討論に期待するのなら、他局を見ていれば良いのではないですか?日曜の午前中はそんな番組ばかりだし。
また、政治家に対するお世辞は半分以上は皮肉でしょう。額面通り受け止めて不快感を持てる貴方は相当純粋な方なのでしょうが・・・
因みに、貴方の期待に添う司会者をご教授いただけると幸いです。
私は番組開始当初からサンプロと朝生を見続けているので、もしかしたら貴方の指摘の正当性に気づいていないだけかもしれないので(笑)

私と反対のご意見を頂いて、考え直してみましたが、やっぱりPourさんのように受け取ることは出来ないです。。。
日曜日の朝は、報道2001と日曜討論も見ているのですが、それらの番組の討論進行のほうが、遥かに好感もてます。司会進行は公平性が一番にくると思いますので、、、司会進行に本人の意見を強く反映させるところがいいというのであれば、田原氏は適任なんじゃないでしょうか?
それと、神奈川県の知事さんも番組で指摘しておりましたが、政局になることをあおるような討論の進め方も???です。
結局、サンデープロジェクト見なきゃいいだけの話なんでが、、、田原氏の進め方はやっぱり納得できないです。

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Profile

田原総一朗(たはら・そういちろう)

-----<経歴>-----

1934年、滋賀県彦根市生まれ。
早稲田大学文学部卒。
岩波映画製作所、テレビ東京を経て、77年フリーに。
テレビ東京時代の連続番組「ドキュメンタリー青春」で、取材対象者に肉薄する独特のインタビュー手法で注目を浴びる。
現在は政治・経済・メディア・IT等、時代の最先端の問題をとらえ、活字と放送の両メディアにわたり精力的な評論活動を続けている。
テレビジャーナリズムの新しい地平を拓いたとして、98年ギャラクシー35周年記念賞(城戸又一賞)を受賞した。
2002年より母校・早稲田大学で「大隈塾」を開講。塾頭として未来のリーダーを育てるべく、学生や社会人の指導にあたっている。

-----<出演>-----

『朝まで生テレビ!』
(TV朝日、毎月最終金曜25時?)

『サンデープロジェクト』
(TV朝日、毎週日曜10時?)

BookMarks

田原総一朗 公式サイト
http://www.taharasoichiro.com/

田原総一朗のタブーに挑戦!(JFNラジオ番組)
http://www.jfn.co.jp/tahara/

株式会社アスコム
http://www.ascom-inc.jp/

朝まで生テレビ!
http://www.tv-asahi.co.jp/asanama/

サンデープロジェクト
http://www.tv-asahi.co.jp/sunpro/

早稲田大学 大隈塾
http://www.waseda.jp/open/attention/ookuma/ookuma_curriculum_2005.html

早稲田大学 大隈塾ネクスト・リーダー・プログラム
http://www.waseda.jp/extension/okumajuku/index.html

-----<著書>-----


『市場浄化』
2006年10月、講談社


『テレビと権力』
2006年4月、講談社


『オフレコ!Vol.2』
2006年3月、アスコム


『国家と外交』
2005年11月、講談社、田中均共著


『日本の外交と経済』
2005年9月、ダイヤモンド社


『日本の戦後(上)』
2003年9月、講談社


『日本の戦後(下)』
2005年7月、講談社


『田原総一朗自選集 1?5巻』
2005年7?10月、アスコム

『オフレコ!Vol.1』
2005年7月、アスコム、季刊

『日本の戦争』
2004年12月、小学館文庫

『日本の政治?田中角栄・角栄以後』
2002年10月、講談社

『日本の生き方』
2004年11月、PHP研究所

『日本政治の表と裏がわかる本』
2003年5月、幻冬舎文庫

『連合赤軍とオウム?わが心のアルカイダ』
2004年9月、集英社

『「小泉の日本」を読む』
2005年2月、朝日新聞社

『面白い奴ほど仕事人間』
2000月12月、青春出版社

『日本のからくり21』
朝日新聞社

『愛国心』
2003年6月、講談社、共著

『わたしたちの愛』
2003年1月、講談社

『日本よ! 日本人よ!』
2002年11月、小学館

『田原総一朗の早大講義録(1)』
2003年9月、アスコム

『田原総一朗の早大講義録(2)』
2004年3月、アスコム

『田原総一朗の早大「大隈塾」講義録 2005(上)』
2005年5月、ダイヤモンド社

『田原総一朗の早大「大隈塾」講義録 2005(下)』
2005年5月、ダイヤモンド社

『頭のない鯨?平成政治劇の真実』
2000年2月、朝日新聞社

『田原総一朗の闘うテレビ論』
1997年3月、文芸春秋

『メディア・ウォーズ』
1993年3月、講談社

『平成・日本の官僚』
1990年3月、文藝春秋

『警察官僚の時代』
1986年5月、講談社

『マイコン・ウォーズ』
1984年12月、文芸春秋

『原子力戦争』
1981年11月、講談社

-----<連載>-----

週刊朝日「田原総一朗のギロン堂」

SAPIO「大日本帝国下の民主主義」

プレジデント「権力の正体」

-----<映画>-----

『あらかじめ失われた恋人たちよ』
1971年、監督

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