溶けはじめた自民党
┃タマタマ財布を拾った福田さん
数日前、中曽根康弘さんにインタビューする機会があったので、「福田さんはどのような政治家か」と尋ねました。
中曽根さんによると福田さんとは「道を歩いていた。タマタマ財布が落ちていた。その財布を拾った。それが総理大臣だった。まだ財布の使い道がよくわかってないんじゃないか」と。
どうも国民もそう見ている。安倍さんが急に辞任したから急場しのぎで首相になったわけですが、福田さんはそろそろ「この国をどうするのか」について語らないといけないのに、何も見えない。
国民のそういった苛立ちが支持率の低下につながっています。
そもそも、宙に浮いた年金の問題が来年3月までに解決できないことは最初からわかっていました。それは福田さんの責任でもなければ、舛添さんの責任でもない。これは社保庁の責任で、犯罪的行為と言ってもいい。この問題はすでに政治の話ではなく、警察・検察が扱うべき問題です。
C型肝炎の問題でも対応を誤った。血液製剤を打って病気になった人は全員賠償されるべきです。福田さんはそこをハッキリ言った方がいい。
ところが、年金問題もC型肝炎の問題もハッキリ言わない。ハッキリ言うことが良いことか悪いことかが判断つかない。それで支持率も激減しています。
┃内閣改造をして解散総選挙を
本来ならば、1月15日で国会が終わるのだから、福田さんは次の国会までに内閣改造をすべきです。
首相になってから福田さんは「私はこれをやりたい」と1回も言っていないのだから、内閣改造をして所信表明演説を行い、福田さんのメッセージを国民にハッキリ出す。そして、できるだけ早い時期に解散し、国民に信を問う。これこそが公約です。
今のままの内閣では、落ちた財布をタマタマ拾っただけですから、国民は信用しません。
┃溶けはじめた自民党
僕は、自民党が溶解しはじめたのではないかと思います。
この溶けつつある現象の一つが、石原伸晃さんが山﨑派に入ったことです。
多くの人が石原さんが山﨑派に入ったことを不思議がっていますが、ちゃんと考えると理由は一つしかない。
山﨑派には約40人の議員がいます。そうすると、総裁選に立候補する際に必要な20人を楽に集めることできます。石原さんは総裁選に出るつもりなんですね。それ以外に山﨑派に入る理由はありません。
それで今、石原さんが山﨑派に入ったことでアタマにきてる男がいます。
先日、山﨑派の総会で石原さんの入会が発表されたら、経済産業大臣の甘利さんが途中で怒って会場を飛び出しました。
甘利さんは山﨑派を継ぐのは自分だと考えていました。継ぐということは、総裁候補になるつもりだったのでしょう。そしたら石原伸晃が入ってきて、どうも次は石原さんらしいと。それで頭にきたのです。こういう事件がありました。
ここにきて自民党が溶け始めました。この状態をできるだけ溶かさないよう、誰が、どのように党を再建するのか。まだまだわかりません。
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