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2007年11月30日

今夜放送「朝まで生テレビ」 大谷昭宏さん、宮崎学さんも出演

今夜放送の『朝まで生テレビ』のテーマは、「激論!“検察の正義”とは何か?!」。
パネリストには《ざ・こもんず》ブロガーの大谷昭宏さんと宮崎学さんも出演し、正義の番人・地検特捜部について徹底討論します!
国策捜査とは何か? マスコミと検察の癒着は本当なのか?
みなさまぜひご覧ください!

(文責:《ざ・こもんず》運営事務局)

◆『朝まで生テレビ』HPより http://www.tv-asahi.co.jp/asanama/

 多くの国民は昨年出版された佐藤優氏の『国家の罠』で“国策捜査”という言葉を知り、今年出版された田中森一氏の『反転・闇社会の守護神と呼ばれて』で検察とは、なかでも地検特捜部とはどういうものであるか、その一端を垣間見ることができました。かつては、検察は社会正義を追及する“正義の味方”としてある種畏敬の念を持ってその存在を認められ、犯罪検挙率の高さ、世界一治安の良い国といわれる刑事司法の中心的存在でありました。しかし最近はこれまでの「検察=正義」とした見方を疑問視し、「検察のおごり」、「検察のモラルハザード」、「検察の制度疲労」、「正義の罠」等々と指摘する声もあります。

 また、戦後日本の成長、発展とともにその存在を発揮してきた「地検特捜部」は、時代の推移の中で、政治家の汚職、脱税事件、金融・経済事件、談合事件など集中的に捜査をし、その事件解明を求められてきましたが、そもそも法務省所管の一行政機関であることから正義の追及には限界があるとされ、またその捜査手法も時として批判の対象にもなりました。

 「リクルート事件」からまもなく20年が過ぎようとしていますが、最近の「ライブドア事件」に至るまで、地検特捜部がマスコミ、世論の支持と期待を受けて扱ってきた事件は枚挙にいとまがありませんが、その成果や問題点を冷静に検証し教訓とすることが肝要かと思われます。

 そこで今回の「朝まで生テレビ」では、司法制度改革が叫ばれ、09年より裁判員制度が実施されようとしている現在、あえて“検察の正義”とその問題点をテーマに各方面の関係者の方々にご参加いただき討論してみたいと思います。

 * * * * * 

●テーマ
激論! “検察の正義”とは何か!?
11月30日(金) 25:20~28:20
(12月1日  午前1:20~4:20)

●司会
田原総一朗

●進行
渡辺宜嗣、長野智子

●パネリスト
大谷昭宏(ジャーナリスト)
小沢遼子(評論家)
郷原信郎(桐蔭横浜大学法科大学院教授、元東京地検検事)
鈴木宗男(新党大地代表、衆議院議員、「やまりん事件」控訴中)
土本武司(白鴎大学法科大学院院長、元最高検検事)
永野義一(神奈川大学法科大学院講師、元最高検検事)
中山信一(鹿児島県会議員、志布志市冤罪事件被害者)
平沢勝栄(自民党、衆議院議員、元警察官僚)
宮崎 学 (作家)
村岡兼造(元衆議院議員、「日歯連1億円ヤミ献金事件」上告中)
鷲見一雄(司法ジャーナル代表取締役)

2007年11月29日

一億総ウツ時代の「生き方、死に方」を考える

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田原総一朗責任編集
『オフレコ! Vol.5』(アスコム、890円)

田原総一朗さんが責任編集長を務める『オフレコ!』の第5号が11月28日に発売されました!

今号のテーマは「宗教」。自己啓発本がやたらと本屋に並ぶ昨今ですが、田原さんが語る「生きる力」とは何なのでしょうか? また、宗教は社会にどのような役割を果たすべきなのでしょうか?

五木寛之さんから創価学会まで、一冊丸ごと宗教特集!

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●責任編集長・田原総一朗による巻頭言

一億総ウツ時代の「生き方、死に方」を考える

 生きるためのノウハウやテクニック、ものの考え方について書いた本が、本屋の店頭に氾濫している。新聞や雑誌に載る出版広告を見ても、大きなスペースを占めるのは、たいていその種の本だ。

 現在の日本を見渡すと、白殺する人が3万2155人(2006年、警察庁資料)もいる。自殺者は1997年の2万4000人台から98年に3万2000人台へと一挙に増え、以後ずっと3万人以上なのだ。自殺未遂者は当然、この数倍に達するだろう。

 マスコミ報道からは若者の自殺が増えていると思うかもしれないが、未成年者(19歳以上)の自殺は年400人ほどで、高齢者の自殺が圧倒的に多い。

 世は少子化時代で1年間に生まれる赤ん坊は110万人前後だが、じつは人工中絶が公式統計でも30万件、実数は優にその倍はあろうと考えられている。

 最近では、若い世代を中心にワーキング・プア(働く貧困層)の出現が大きな社会問題になってきた。年収200万円以下の労働者は2006年に1000万人を突破。これは1985年以来21年ぶりで、働く人の3分の1に相当するという。フリーター、ニートに続いて騒がれている言葉は「ネットカフェ難民」だ。

 小学生にもウツ病が増えた。1億総ウツ時代とすらいっていい。

 つまり日本は、「生きること」が、とてもたいへんな時代に入ってきた。日本人の多くは、将来に対する展望や夢を失ってしまったように見える。

 45年の敗戦のとき小学5年生だった私にいわせれば、私たちは戦後、より豊かな生活を目指して大きな物語や描き、その実現を夢にしてきた。しかし、その大きな物語は、かなりの部分が具体化され、夢は果たされた。その物語には、一度エンドマークが出たわけだ。
 
 そして、高度成長期が終わって安定成長が始まるかと思ったら、バブル経済の膨張と崩壊が待っており、同時に高齢化や少子化も進んだ。いま世界を覆う金融不安のなか、私たちは次の物語をつくり出すことができずにいる。だから、展望も夢もない。

生きる力を肉体化し、道を切り開く人々の本音

 だが、本当にこの日本に展望はないのか? というより、展望が外からやってくるとか、夢を誰かから与えられるという考え方自体が、大きな間違いではないか?
 
 私は、新しい夢や展望を見つけるためには、日本人一人ひとりが「生きる力」をしっかりと身につける必要があると思う。

 では私たちは、どうすれば「生きる力」を培い、自らのものにできるのか?

 そこで今回の『オフレコ!』では、生きる力をしっかりと肉体化し、驚くほど強靭に自らの道を切り開いている人々に、徹底的に取材し、本音を聞いた。
 
 彼らは宗教者、あるいは宗教にきわめて強い関心を寄せる人物だ。その意味では、今号は「丸ごと宗教特集」と言ってもいい。

 彼らのさまざまな信念や主張から「生きる力」の手がかりをつかみ、自らの夢に結びつけてくれれば、私にとってこれ以上に嬉しいことはない。

『オフレコ! Vol.5』巻頭言より


■『オフレコ!』Vol.5 目次
・ウツの時代をどう生きるか/五木寛之
・ただ聞いてあげればいいんです/瀬戸内寂聴
・創価学会副会長に聞く! 宗教で悩みは解決しますか?
 /川田洋一(東洋哲学研究所長)×斉藤克司(総合教学部長)
・「死ぬ人」にできること、「生きる人」にできること
 /鎌田實(諏訪中央病院名誉院長)×高橋卓志(神宮寺住職)
・金儲けだけでは人間はバカになる! 儲けた後が肝心なんです/関口房朗
・大人気連載! オフレコ!匿名座談会
・キリスト教と仏教、本当に役立つ読み解き方
 /佐藤優(作家)×上田紀行 (文化人類学者)
・天台宗大僧正に直撃! 日本の宗教、ここが大問題
 /堀澤祖門(天台宗叡山学院院長)
・日本の仏教は、仏教ではない!!
 /アルボムッレ・スマナサーラ(スリランカ上座部仏教長老)
・ワシントン発 ジャパン・ウォッチャー匿名座談会
 アメリカから日本はこう見えている!
・ありのままに見る、馬鹿者である。それが宗教である
 /鎌田東二×町田宗鳳
・若手僧侶たちの本音トーク 何が何でも、ボーズ・ビー・アンビシャス!!

2007年11月26日

大阪市長選と小沢一郎の茶番劇の関係

JFNデジタル703chで好評放送中の『田原総一朗のタブーに挑戦!』では、「政治・経済の動向や裏側」、「注目の人物」、そして「ご自身の事」など、田原総一朗さんが鋭い論評を展開しています。
今週のテーマは「大阪市長選」。18日の大阪市長選で語られていない真実とは・・
番組の内容は下記URLから聴くことができます!

■田原総一朗のタブーに挑戦
http://www.jfn.co.jp/tahara/

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新聞が語らない大阪市長選の裏側
Q:11月18日の大阪市長選では、民主など野党が推薦する毎日放送アナウンサーの平松邦夫さんが、自民・公明が圧す現職市長の関淳一さんに5万票もの大差をつけて圧勝しました。大阪市では、今まで助役などの市の関係者が市長になっていましたが、民間の市長ははじめてです。今回の市長選が注目された理由はなぜなのでしょうか?

田原:それは今回の市長選が、次の総選挙のひとつの目安になるからです。

その前に、自民・公明推薦の現職の関淳一さんは、市長として悪くない人です。
大阪ではカラ出張やヤミ給与など、いろいろなスキャンダルがありました。新聞では大阪市民はそのようなスキャンダルが嫌になって、市の関係者でない平松さんを選んだと書いていますが、これは間違いです。

というのも、大阪市はこれまで職員に大変厚い待遇をしていました。職員というのはいわば労働組合。つまり、大阪市のスキャンダルは労組絡みの事件なんです。

実は、平松さんを応援したのは連合を中心とする労働組合です。
現職の関さんは職員を引き締め、人数を減らそうと考えていました。これに対して労組は反発、自分達に甘い平松さんを応援したのです。ところが、大阪市民はどこをどう間違えたのか、平松さんを応援してしまった。

たしかに、自民党の首長にはいい加減な人間が多い。だから、そのいい加減な首長に対して民主党の新鮮な候補者が出てきて勝つことも多い。しかし、今回の選挙は違います。問題は「労組」と「市」の癒着にあったはずなのに、平松さんという労組丸抱えの人間が当選してしまった。それなのになぜか新聞はそういった解説をまったくしていません。

大連立茶番劇が民主党にプラスに影響?
それにしてもなぜ何の実績もない平松さんが、実績のある関さんに勝ったのか。
10月下旬から福田首相と小沢代表が大連立について会談をしました。公表されたのは2回。実際には3回ともいわれています。

2回も会談をしたということは、連立について2人はほぼ100%合意しています。
そこで、小沢さんは民主党の委員会に大連立を打診をしました。もちろん、打診すればOKされると思っていたのでしょうが、フタを開けてみると全員反対。小沢さんは頭にきて、「こんな素人集団と一緒にやっていけるか!」と辞任を表明しました。すると、今度は民主党全員が「辞めないでくれ」と頼んで小沢さんは留任した。これは道化芝居であり茶番劇です。

だから僕はこの茶番劇で民主党の支持が落ち、参議院選で惨敗した自民党の支持が少し復活する思いました。ところがそうではなかった。

各社の世論調査では、テレビ朝日の福田内閣の支持率が6.9%落ち、民主党は支持率2.6%しか落ちていない。もっとひどいのは読売新聞。自民が6.9%減、民主党は4.5%増えている。産経にいたっては、自民党が14.2%低下。それに対して、民主党が1.6%しか落ちていない。

小沢さんの道化芝居の茶番劇で民主党の支持が落ちたのかと思ったら、落ちたのは自民党だったのです。この事実が大阪市長選での民主党勝利と重なるわけです。

大物フィクサーたちの失敗
ではなぜ自民党の支持率がこれほどまで落ちたのか。
これは、大連立の仕掛け人として渡邊恒雄さんや森喜朗さんなどの名前出てきて、国民はそれに反発したのだと思う。

要するに、2回の党首会談は国民からしてみれば「密室談合」です。しかも、それが渡邊恒雄さんや森喜朗さんなどのお年寄り、どっちかというと胡散臭いと思われている人に操られるような会談だった。一方の小沢さんは、委員会で大連立が否決され、怒ったり謝ったりと人間味があった。これらを見た国民は、「自民党の体質はちっとも変わっていない」と感じたのでしょう。

国民は7月の参院選で自民党を惨敗させました。そのときの怒り、憤り、呆れ、それらは今もまったく変わっていないのです。

自民党の議員たちは今ここで選挙をやれば勝てると思っていますが、いま、総選挙になっても自民党が勝つことはないでしょう。

(構成:《ざ・こもんず》運営事務局)


■番組では、田原さんに聞いてみたいことや人生相談など、なんでも受け付けています。下記フォームからどしどし質問をお寄せください。
http://www2.jfn.co.jp/jfnwwwmail/mailform/mailform.cgi?ch=iradio_tahara

Profile

田原総一朗(たはら・そういちろう)

-----<経歴>-----

1934年、滋賀県彦根市生まれ。
早稲田大学文学部卒。
岩波映画製作所、テレビ東京を経て、77年フリーに。
テレビ東京時代の連続番組「ドキュメンタリー青春」で、取材対象者に肉薄する独特のインタビュー手法で注目を浴びる。
現在は政治・経済・メディア・IT等、時代の最先端の問題をとらえ、活字と放送の両メディアにわたり精力的な評論活動を続けている。
テレビジャーナリズムの新しい地平を拓いたとして、98年ギャラクシー35周年記念賞(城戸又一賞)を受賞した。
2002年より母校・早稲田大学で「大隈塾」を開講。塾頭として未来のリーダーを育てるべく、学生や社会人の指導にあたっている。

-----<出演>-----

『朝まで生テレビ!』
(TV朝日、毎月最終金曜25時?)

『サンデープロジェクト』
(TV朝日、毎週日曜10時?)

BookMarks

田原総一朗 公式サイト
http://www.taharasoichiro.com/

田原総一朗のタブーに挑戦!(JFNラジオ番組)
http://www.jfn.co.jp/tahara/

株式会社アスコム
http://www.ascom-inc.jp/

朝まで生テレビ!
http://www.tv-asahi.co.jp/asanama/

サンデープロジェクト
http://www.tv-asahi.co.jp/sunpro/

早稲田大学 大隈塾
http://www.waseda.jp/open/attention/ookuma/ookuma_curriculum_2005.html

早稲田大学 大隈塾ネクスト・リーダー・プログラム
http://www.waseda.jp/extension/okumajuku/index.html

-----<著書>-----


『市場浄化』
2006年10月、講談社


『テレビと権力』
2006年4月、講談社


『オフレコ!Vol.2』
2006年3月、アスコム


『国家と外交』
2005年11月、講談社、田中均共著


『日本の外交と経済』
2005年9月、ダイヤモンド社


『日本の戦後(上)』
2003年9月、講談社


『日本の戦後(下)』
2005年7月、講談社


『田原総一朗自選集 1?5巻』
2005年7?10月、アスコム

『オフレコ!Vol.1』
2005年7月、アスコム、季刊

『日本の戦争』
2004年12月、小学館文庫

『日本の政治?田中角栄・角栄以後』
2002年10月、講談社

『日本の生き方』
2004年11月、PHP研究所

『日本政治の表と裏がわかる本』
2003年5月、幻冬舎文庫

『連合赤軍とオウム?わが心のアルカイダ』
2004年9月、集英社

『「小泉の日本」を読む』
2005年2月、朝日新聞社

『面白い奴ほど仕事人間』
2000月12月、青春出版社

『日本のからくり21』
朝日新聞社

『愛国心』
2003年6月、講談社、共著

『わたしたちの愛』
2003年1月、講談社

『日本よ! 日本人よ!』
2002年11月、小学館

『田原総一朗の早大講義録(1)』
2003年9月、アスコム

『田原総一朗の早大講義録(2)』
2004年3月、アスコム

『田原総一朗の早大「大隈塾」講義録 2005(上)』
2005年5月、ダイヤモンド社

『田原総一朗の早大「大隈塾」講義録 2005(下)』
2005年5月、ダイヤモンド社

『頭のない鯨?平成政治劇の真実』
2000年2月、朝日新聞社

『田原総一朗の闘うテレビ論』
1997年3月、文芸春秋

『メディア・ウォーズ』
1993年3月、講談社

『平成・日本の官僚』
1990年3月、文藝春秋

『警察官僚の時代』
1986年5月、講談社

『マイコン・ウォーズ』
1984年12月、文芸春秋

『原子力戦争』
1981年11月、講談社

-----<連載>-----

週刊朝日「田原総一朗のギロン堂」

SAPIO「大日本帝国下の民主主義」

プレジデント「権力の正体」

-----<映画>-----

『あらかじめ失われた恋人たちよ』
1971年、監督

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