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    <title>篠田博之の「メディアウォッチ」</title>
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    <updated>2010-02-27T11:05:03Z</updated>
    
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    <title>2・26「小沢vs検察」にみる検察と報道シンポジウム大盛況でした</title>
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    <published>2010-02-27T11:03:13Z</published>
    <updated>2010-02-27T11:05:03Z</updated>

    <summary>　２月26日のシンポジウム、おかげさまで大盛況でした。雨の中を450人の方に来場...</summary>
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        <name>篠田博之</name>
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        <![CDATA[<p>　２月26日のシンポジウム、おかげさまで大盛況でした。雨の中を450人の方に来場いただきました。ありがとうございます。当初、会場設営時に椅子が370しかないと会館側に言われ、大慌てで別の部屋から椅子を運び、机を廊下に出し、とやっているうちに入場待ちの人が大行列。しかも車で移動中のスタッフが渋滞に巻き込まれて予約名簿が会場に届かないとかで混乱し、会場前から道路の方まで大行列になったとのこと。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。結果的に来場者全員に座っていただいたのでほっとしました。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　シンポは中身も濃く、大変盛り上がりました。発言のたびに会場から拍手や合いの手が入り、鈴木宗男議員には次々と会場から質問が飛び丁々発止のやりとりが繰り広げられるなど、ライブ感あふれる展開でした。しかも石川議員の弁護人である安田好弘弁護士が公の場で初めて事件について語ったり、報道をめぐって上杉隆さんと青木理さんが論争するなど、これまでにない濃い中身でした。</p>

<p>　三井環さんが、自分が検察にいた時代にどんなふうにリークをしていたかといった話も具体的でリアルでした。こういう話は、直接当事者の表情を見ながら話を聞くとインパクトが違うもので、近々動画がアップされるのでぜひご覧下さい。中身の濃さと、エンタテイメント性と両方そろったイベントだったと思います。</p>

<p>　生中継も何万人もの人が見たとかで、途中、海外からもネットにコメントが立ち上がったり、傑作なのは文京区長から、その会場は９時半まで必ず撤収してほしいというコメントが届いたりと、このへんもライブならではの展開でした。会場から質問や発言を希望する人がまだ何十人もいたのですが、時間の関係で紹介できませんでした。</p>

<p>　シンポ翌日、会社へ行ってパソコンをのぞくと早速参加者からお礼を励ましのメールが届いていました。</p>

<p>「大変な盛会でひとまずほっといたしました。日本も≪まだまだ捨てたものではないな≫と感じることができました。関係者の皆様のご苦労も、並大抵なことではないと思いますが、このような会をまた、ぜひ開いていただきたいものと思います。応援の輪を広げる素地がまだまだ存在すると思いますと元気が湧いてきます。また、久しぶりにまともな言葉を聞くことができて嬉しかったです。有難うございました。」</p>

<p>　またシンポ終了後の退出の時にも、大勢の参加者から「いい内容だった」という声や、「『創』を応援します」という激励をいただきました。</p>

<p>　政治や行政が信頼を失い、そのうえにそれを監視すべきマスコミが逆に権力側に巻き込まれているという絶望的な日本の状況ですが、その状況にあきらめることなく何とか変えていかなければならない、それは多くの人の努力や協力で実現できるのだというヒントのようなものが、このシンポで示されたと思います。出版不況の中で『創』のような独立系の雑誌は本当に大変なのですが、今回のように多くの方々と議論するのは我々にも励みになります。会場には新聞・テレビなど大手マスコミの関係者もたくさん来ていました。ぜひ大手マスコミへの叱咤の声が現場に浸透していくことを期待したいと思います。</p>

<p>　シンポの内容は、三井さんの獄中手記をあわせて４月初めに出版予定で、動画をＤＶＤにしようかという案も浮上しています。とりあえずアップされる動画をどうぞご覧いただきたいと思います。</p>]]>
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    <title>緊急シンポ「小沢vs検察」に安田好弘弁護士出演！</title>
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    <published>2010-02-15T01:13:14Z</published>
    <updated>2010-02-19T17:28:18Z</updated>

    <summary>　2月26日（金）夜に開催される緊急シンポ「小沢vs検察」にみる検察と報道のあり...</summary>
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        <name>篠田博之</name>
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        <![CDATA[<p>　2月26日（金）夜に開催される緊急シンポ「小沢vs検察」にみる検察と報道のあり方　に、石川議員の弁護人である安田好弘弁護士の出演が決まりました。この問題については、ある意味で当事者の一人でもある安田さんですが、マスコミ取材にはほとんど応じていないだけに、当日どういう発言をするか注目されます。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　それから開始時間を18時半としてきましたが、18時に早めます。当日訪れた人たちの会場からの質問や発言にできるだけ時間をとりたいと思うので、21時まで３時間と長めに時間をとることにしました。たぶん途中休憩もとります。開場は17時45分予定。17時半から会場設営を行い、準備が整い次第、受付を始めます。</p>

<p>　登壇者はほとんど検察批判派で、マスコミの検察報道に批判的ですが、できれば新聞・テレビの社会部記者にも参加してもらい、既存マスコミ側からの意見も聞いて、議論ができればと思います。この問題、大きな議論にはなっていますが、それぞれが自分の意見を言いっぱなしなのが現状で、特に「検察リーク」問題についてはつめた議論をしたいと思います。</p>

<p>　当日ネット中継も行うことになり、もしかすると設営も大変かもしれません。椅子の片付けなど参加者の方々にも手伝ってもらうかもしれませんが、ご協力お願いします。</p>

<p>　既に予約を受け付けており、現在、定員の約半分にあたる百数十名の予約が入っています。開場直後に、予約された方から入場いただく予定です。</p>

<p>　既に決まっている概要を、以下、改めてお知らせしておきます。</p>

<div style="text-align: center;">─────────────────────────</div>

<p><strong>【出演者】</strong><br />
三井環（元大阪高検公安部長）<br />
鈴木宗男（国会議員）<br />
安田好弘（弁護士）<br />
上杉隆（ジャーナリスト）<br />
青木理（ジャーナリスト）<br />
元木昌彦（元『週刊現代』編集長）他。<br />
司会：篠田博之（月刊『創』編集長）</p>

<p><strong>【日時】</strong><br />
2010年2月26日（金）18時～21時［開場17時45分］<br />
※開始時間が当初告知していた18時半より早まったのでご注意下さい。</p>

<p><strong>【会場】</strong><br />
文京区民センター３階A（文京シビックセンターとは別ですのでご注意下さい）<br />
<a href="http://www.cadu-jp.org/notice/bunkyo_city-hall.htm" target="_blank"><small>http://www.cadu-jp.org/notice/bunkyo_city-hall.htm</small></a></p>

<p><strong>【入場料】</strong><br />
500円　※当日会場受付にてお支払い下さい。</p>

<p><strong>【備考】</strong>	<br />
会場定員は約300人ですが、もし座席を確実に確保したい方は、創出版のホームページ<a href="http://www.tsukuru.co.jp/" target="_blank">（<small>http://www.tsukuru.co.jp/</small>）</a>にアクセスして予約をして下さい。</p>]]>
    </content>
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    <title>緊急シンポ！「小沢VS検察」にみる検察と報道のあり方徹底検証</title>
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    <published>2010-02-06T00:20:28Z</published>
    <updated>2010-02-19T17:28:57Z</updated>

    <summary>　大きな山場を迎えた「小沢VS検察」問題ですが、この戦いはいったい何だったのか、...</summary>
    <author>
        <name>篠田博之</name>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/">
        <![CDATA[<p>　大きな山場を迎えた「小沢VS検察」問題ですが、この戦いはいったい何だったのか、そして報道のあり方をめぐって何が問われたのか。徹底討論を行う緊急シンポジウムを開催します。ふるってご参加下さい。</p>]]>
        <![CDATA[<div style="text-align: center;">────────────────────</div>

<p><strong>【出演者】</strong><br />
三井環（元大阪高検公安部長）、鈴木宗男（国会議員）、上杉隆（ジャーナリスト）、青木理（ジャーナリスト）、元木昌彦（元『週刊現代』編集長）、他</p>

<p><strong>【日時】</strong><br />
2010年2月26日（金）18時～21時［開場17時45分］</p>

<p><strong>【会場】</strong><br />
文京区民センター３階A（文京シビックセンターとは別ですのでご注意下さい）<br />
<a href="http://www.cadu-jp.org/notice/bunkyo_city-hall.htm" target="_blank">http://www.cadu-jp.org/notice/bunkyo_city-hall.htm</a></p>

<p><strong>【入場料】</strong><br />
500円</p>

<p><strong>【備考】</strong><br />
会場定員は約250人ですが、もし座席を確実に確保したい方は、「創」のホームページ<a href="http://www.tsukuru.co.jp/" target="_blank">（http://www.tsukuru.co.jp/）</a>にアクセスして予約をして下さい。</p>

<div style="text-align: center;">────────────────────</div>

<p>　検察が政局を左右するという異常な状況をどう考えるのか、そしてそのなかでマスコミ報道が危うさを露呈したことをどう考えるのか。その２つの大きなテーマを議論します。</p>

<p>　特にマスコミ報道をめぐっては、検察リークについてこれまでなされた議論を超える形で批判が相次いだのが今回の特徴です。これは恐らく新聞・テレビの世論への支配力が相対的に落ちたためで、ネットを含む多様な言論がひとつの状況を作りだした結果といえます。　</p>

<p>　こうした議論については新聞なども無視するわけにはいかず、例えば東京新聞では特報面で何度か特集を組んだり（１月23日他）、１月31日には佐藤敦社会部長による〈「リーク批判」に答えて〉という異例の見解が掲載されました。その中で佐藤部長はこう書いています。〈「検察リーク」の批判は、自民党政権時代の疑獄事件の際にも、同党側から上がっていました。今回の特徴は、かつて「政治とカネ」について厳しい論陣を張ってきた識者、ジャーナリストたちからも同様の批判が聞かれることです〉</p>

<p>　この「検察リーク」批判は『週刊朝日』など幾つかの週刊誌やネットで大きな声になっており、それに新聞が紙面を使って反論するという形で論争になりつつあります。新聞・テレビの報道をめぐってこんなふうに批判を含めた議論ができるというのは、市民のメディアリテラシーを鍛えるという点では非常によい機会で、これを機にもっと大きな議論がなされる必要があります。</p>

<p>　2月26日のシンポジウムには新聞労連や日本ジャーナリスト会議などにも呼び掛けて、ジャーナリズムに関わってきた人たちも巻き込んで議論を行いたいと思っています。ぜひ参加してください。</p>]]>
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    <title>三井環・元大阪高検公安部長が18日、満期出所。さっそく検察批判を。</title>
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    <published>2010-01-19T19:42:28Z</published>
    <updated>2010-01-19T19:46:32Z</updated>

    <summary> 　約１年半にわたって服役していた元大阪高検公安部長の三井環さんが18日朝、静岡...</summary>
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        <name>篠田博之</name>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/">
        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/100120shinoda.JPG"><img alt="100120shinoda.JPG" src="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/assets_c/2010/01/100120shinoda-thumb-800x600-1030.jpg" width="320" height="240" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　約１年半にわたって服役していた元大阪高検公安部長の三井環さんが18日朝、静岡刑務所を満期出所した。ちょうど小沢一郎と検察の対決が激化している真っ最中とあって、幾つかのマスコミが取材に駆け付け、三井さんも最近の検察の動きについて早速コメント。その音声コメントが宮崎学さんらがその夜に開催した集会で紹介されたために、その後も三井さんのもとには週刊誌などの取材依頼が来ているようだ。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　刑務所から実家の神戸に戻った三井さんは、意気軒昂で、最近の検察の姿勢も含めて、検察批判は積極的に行っていきたいと言っている（写真は出所後、自宅に戻るまでの三井さん）。</p>

<p>　三井さんは、2002年４月、検察の裏金問題を現役の検察幹部として内部告発しようとして、テレビ収録予定のその朝に、口封じのために逮捕された。いわば別件逮捕だが、起訴され、最高裁まで争った末に敗訴。2008年に１年８カ月の実刑が確定し、服役した。検察側にとっては三井さんを社会的に葬りたかったのだろうが、三井さんは収監時にも、これからも検察批判の闘いを続けることを宣言し、月刊『創』に「闘いはこれからだ」という獄中連載を続けてきた。</p>

<p>　当初は大阪拘置所に収監されたのだが、持病である糖尿病の治療が十分に受けられず、一時は体調が悪化。「生命の危険すら予感した」局面もあった。『創』の手記で三井さんは「万が一のことがあっても、閉ざされた塀の中で何が起こったかは外部にはわからない」と書き、「恐怖にさいなまれた」と述懐していた。</p>

<p>　その後、静岡刑務所に移り、2009年には仮釈放の動きもあったのだが、結局だめになった。三井さんはこれを検察サイドの横やりが入ったためだとして、獄中から裁判に訴える動きをするなど、検察との闘いを続けてきた。そうして結局、18日に満期出所したものだ。</p>

<p>　体重も減り、アルコールも飲まず健康な生活をしていたため、出所時にも健康状態には全く問題はないとかで、検察との闘いは今後も続くことになる。</p>]]>
    </content>
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    <title>「死刑になりたかった」金川真大被告と面会した</title>
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    <published>2009-12-29T23:42:03Z</published>
    <updated>2009-12-29T23:43:33Z</updated>

    <summary>　12月28日朝一番に水戸拘置支所にて土浦無差別殺傷事件の金川被告と面会した。1...</summary>
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        <name>篠田博之</name>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/">
        <![CDATA[<p>　12月28日朝一番に水戸拘置支所にて土浦無差別殺傷事件の金川被告と面会した。18日に死刑判決が出て弁護人が即日控訴したが、金川被告はその28日に取り下げた。私との面会の後、取り下げると言っていたが、もう私も止める気になれなかった。</p>

<p>　以前、奈良女児殺害事件小林薫死刑囚も同様の状況になったが、彼の場合は迷っていたので、「迷うくらいなら死に急ぐことはない」と、控訴取り下げに私は反対した。しかし、金川被告の場合は、「死刑になりたい」という意志が強固で、何を言っても無駄という感じだ。「きょう取り下げることを親には言ったのか」と訊くと、「言ってない」との答え。もう死ぬことを決めてしまってからは、この世への執着は何もなくなってしまったようだ。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　死刑判決への感想を聞いた。「間違っていると思えた個所はあったか」と訊くと、「全部です」との答え。「じゃあ、どこがどう違うのか指摘してはどうか。君が死んでも記録は残るのだから、異議申し立てはしておいた方がいい」と言ったら、そんなことをする気はないとの返事だった。</p>

<p>　不思議なのは、「自殺したいと思ったが死にきれないので殺人を犯して死刑になろうと考えた」という彼の思い込みについてだが、普通に考えれば無差別殺人を犯す方が自殺よりずっとエネルギーがいるはずだ。何せ昨年３月に荒川沖駅で無差別殺傷を行った時は、ほとんど周囲も本人もパニック状況で、７人めに刺して殺害した被害者のことを金川被告は覚えていないというほどだ。自分で睡眠薬を飲んだ方がずっと楽に死ねるのに、どうして大量殺人による死刑などというとんでもないことを考えたのか。そこがよくわからない。自殺は個人的死だが、死刑は制度による死だから、後者の方がずっとめんどうなのに決まっている。</p>

<p>　金川被告はまだ26歳で短慮というべき点も目立つ。死刑についても逮捕されて簡単に処刑されると思っていたようで、「こんなに大変なものとは思っていなかった」と言う。</p>

<p>　「死刑になりたいので殺人を犯す」という不条理な動機は、この場合、死刑は本当に極刑といえるのかという奇妙な疑問を提起してしまったのだが、裁判所はただ前例にならって死刑判決をくだしただけ。疑問には何も応えてはいないのだ。</p>

<p>　この事件には、金川被告の家庭的社会的環境、コミュニケーション不全ともいうべき環境が彼の人格形成にどんなふうに影響したかなど、考えるべき課題はたくさんあるのだが、本人も、もう死んでしまうのだからどうでもいいと言っている。このままだと１月５日に死刑確定。恐らく執行は早いだろう。こういう決着でいいのかという思いは尽きない。<br />
　<br />
　なお、金川被告とこの間、やりとりした手紙は、１月７日発売の『創』２月号で公開する。<br />
</p>]]>
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    <title>「メディアの地殻変動」について堀江貴文、宮台真司さんらとトークを行います</title>
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    <published>2009-12-27T13:31:50Z</published>
    <updated>2009-12-27T13:35:45Z</updated>

    <summary>　直前になって立ち上げるのも何ですが、明日28日夜、新宿のロフトプラスワンで、ホ...</summary>
    <author>
        <name>篠田博之</name>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/">
        <![CDATA[<p>　直前になって立ち上げるのも何ですが、明日28日夜、新宿のロフトプラスワンで、ホリエモン、宮台真司さんらによる「メディアの地殻変動」についてのトークを行います。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　堀江さんといえば、あのテレビ局買収騒動の頃は、次々と新しいメディア論をぶちあげてマスコミ界に殴りこみをかけましたが、最近、そういう話をあまりしていない感があるので、ここでやってみたいと思いました。今年はグーグル騒動など、10年後のメディア界を誰が制するのかをかけた争いもみられました。これからメディア界はどうなっていくのか、議論してみたいと思います。時間と興味のある方、ぜひおいでください。既に前売りで100近くの席が埋まっていますが、当日席がまだ50くらいあると思います。よろしく！</p>

<div style="text-align: center;">＊　　　＊　　　＊　　　＊　　　＊</div>

<p><strong>■年末恒例！「創」Presents<br />
「メディア界に未来はあるのか？」</strong></p>

<p><strong>【会場】</strong><br />
ロフトプラスワン<br />
<a href="http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/access.html" target="_blank">http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/access.html</a></p>

<p><strong>【日時】</strong><br />
2009年12月28日　Open 18:00 / Start 19:00</p>

<p><strong>【出演】</strong><br />
堀江貴文（元ライブドア社長）<br />
宮台真司（社会学者）<br />
元木昌彦（元『週刊現代』編集長／前オーマイニュース社長）<br />
鈴木邦男（一水会顧問）<br />
他特別ゲスト</p>

<p><strong>【司会】</strong><br />
篠田博之（「創」編集長）</p>]]>
    </content>
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    <title>「死刑になりたい」土浦無差別殺人事件判決公判を傍聴</title>
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    <published>2009-12-20T00:49:24Z</published>
    <updated>2009-12-20T00:52:16Z</updated>

    <summary>　12月18日、水戸地裁で金川真大被告（26）に死刑判決がくだされた。昨年３月、...</summary>
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        <name>篠田博之</name>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/">
        <![CDATA[<p>　12月18日、水戸地裁で金川真大被告（26）に死刑判決がくだされた。昨年３月、死刑になりたいという理由で、ＪＲ荒川沖駅で無差別殺人を行った事件だ。判決公判を傍聴し、毎日新聞の依頼を受けて寄稿した。19日付朝刊に掲載された記事は紙面の都合で少し短くなっている。元の原稿をアップしよう。</p>

<div style="text-align: center;">＊　　　＊　　　＊　　　＊　　　＊</div>]]>
        <![CDATA[<p>　判決公判を傍聴した後、被害者遺族の話を聞いた。家族を理不尽に殺害され、しかも金川真大被告からは一言の謝罪の言葉もない。遺族にとってはやりきれない思いだろう。</p>

<p>　一週間前、金川被告に面会した。私は宮崎勤死刑囚とは十年以上もつきあったし、凶悪事件で犯人とされた人たちと多数接触してきた。流布されたイメージと彼らの素顔にずれを感じることは多いのだが、金川被告の場合はそのギャップの大きさに驚いた。話してみると、ごく普通の青年。事件のことを知らなければ「好青年」との印象さえ持っただろう。</p>

<p>　自我が目覚める高校生の時に、生きることの意味を考え、生きていても無駄だと思うようになった。その年代には珍しいことではない。しかし彼の場合は、無差別殺人で死刑になって死のうと考えた。一般の人間には到底理解できない飛躍した論理だ。　　　</p>

<p>　早く死刑にしてほしい。法廷で被告がそう主張する光景を、私は以前、奈良女児殺害事件の小林薫死刑囚の裁判で目にした。彼とは約一年にわたって接したが、殺意の認定を含め、裁判で語られている事件経過は事実とかなり異なるのだが、自分はもう死にたいと思っているから、争うことはいっさいしないと言っていた。そし望み通り死刑判決が出ると自ら控訴を取り下げ、刑を確定させた。裁判は茶番だ、とも言っていた。</p>

<p>　その彼の話を聞きながら、私は、自ら死ぬことを望んでいる人間に死刑判決をくだすことが本当に彼を処罰することになるのかという疑問に終始とらわれた。今回も、死刑判決がくだされる法廷でほとんど表情を変えない金川被告の横顔を見ながら、これで彼を裁いたことになるのか、と強い疑問を感じた。</p>

<p>　死を覚悟して小学校で無差別殺傷を行った宅間守死刑囚の場合も、早く死刑を執行せよと、確定後も訴え続けた。宅間・小林両死刑囚の場合は、社会から疎外され追いこまれていく何十年かの人生の中で、生きていても仕方ないという絶望に捉われた。しかし、金川被告の場合は、追いつめられるだけの人生も経験しないまま、死にたいという妄想に捉われて凄惨な凶行に走った。</p>

<p>　家族とも社会ともコミュニケーションの回路を絶たれていたことが、彼を妄想から現実に帰らせる契機を奪っていたような気がする。</p>

<p>　何か少しだけきっかけがあれば、金川被告はごく普通の人生を送っていたのではないか。本人と話してみてそんな印象を抱いた。</p>

<p>　到底理解できない動機で、自らが死ぬつもりで無差別殺傷を行う。そんな事件がこのところ目につく。死にたいと思って殺人を行う人間に死刑判決をくだすことが処罰になるのか。そもそも、人を裁くとはどういうことなのか。今回の金川被告の事件は、まさにそういう問題をつきつけたような気がする。</p>]]>
    </content>
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    <title>篠山紀信写真集への警察の乱暴な取り締まりに抗議声明</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/2009/12/post_37.html" />
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    <published>2009-12-16T15:02:43Z</published>
    <updated>2009-12-16T15:06:05Z</updated>

    <summary>　『創』の年末進行でムッチャ忙しいのだが、これだけはやらねばと思って時間をさいた...</summary>
    <author>
        <name>篠田博之</name>
        <uri>http://www.the-journal.jp/mt/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=73&amp;id=62</uri>
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/">
        <![CDATA[<p>　『創』の年末進行でムッチャ忙しいのだが、これだけはやらねばと思って時間をさいたのが、篠山紀信さんの写真集への警察の取り締まりに対する日本ペンクラブの抗議声明だ。私は日本ペンクラブ言論表現委員会の副委員長で、委員長の山田健太さんと協力して声明文案をまとめ、15日に理事会で決議。その日のうちに阿刀田高会長名で発表された声明文は、日本ペンクラブのホームページに公開されている。</p>

<p><a href="http://www.japanpen.or.jp/statement/2008-2009/post_210.html" target="_blank">http://www.japanpen.or.jp/statement/2008-2009/post_210.html</a></p>]]>
        <![CDATA[<p>　篠山さんの自宅や事務所などにいきなり家宅捜索がかけられたのは11月10日だった。まさに「寝耳に水」の乱暴な捜査で、その後、関係者への取り調べはいまだに続いていると伝えられる。問題となった写真集「20XX TOKYO」は１月に刊行されたもので、撮影は昨年夏。もう１年以上も前に行われた撮影について、公然わいせつという容疑がかけられたのだ。出版社には捜査がかかっていないから作品の中身でなく、あくまでも撮影方法を問題にしたものだ。公共の場でヌード撮影を行ったのが問題だというわけだ。</p>

<p>　警察はだいぶ前から内偵を行っていたようで、撮影場所のひとつ青山霊園に夏前に協力要請を行うなどしていた。有名写真家を取り締まることで一罰百戒を狙ったのは明らかだ。いきなり家宅捜索というショック療法をとったのもそのためだろう。</p>

<p>　この取り締まりにはいろいろな問題がある。表現されたものでなく、その撮影方法を問題にしたわけで、写真でなくペンの場合でいうと、取材の仕方を問題にして介入したということだ。これが前例となって拡大運用されると、相当いろいろな形で言論表現活動に介入ができてしまう。<br />
　<br />
　写真や映像表現に関わる人にとっては大変問題の多い取り締まりだ。捜査が継続中なため篠山さん本人は今のところマスコミの取材に応じていないから、大きな報道がなされていないのだが、もっと議論されてよい問題だ。最近はジャーナリズムがこういう問題にあまり敏感でなくなったのが残念というほかない。ちょうど先頃、マンションにチラシを配布したとして逮捕された事件での最高裁判決が出て、有罪が確定してしまったが、こんなふうに表現や意見表明の自由がじわじわと狭められている現実に、もう少しみんなが声をあげてもよいと思う。</p>]]>
    </content>
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    <title>封印された市橋容疑者の両親会見</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/2009/12/post_36.html" />
    <id>tag:www.the-journal.jp,2009:/contents/shinoda//73.6364</id>

    <published>2009-12-05T01:14:27Z</published>
    <updated>2009-12-05T01:23:21Z</updated>

    <summary> ↑ フライデー12月4日号 先週は『創』の校了で忙しくてトピをあげ損ねたため、...</summary>
    <author>
        <name>篠田博之</name>
        <uri>http://www.the-journal.jp/mt/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=73&amp;id=62</uri>
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/">
        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/091205shinoda.jpg"><img alt="091205shinoda.jpg" src="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/assets_c/2009/12/091205shinoda-thumb-477x383-828.jpg" width="334" height="268" class="mt-image-none" style="" /></a></span><br />
<font color="#006600"><small>↑ フライデー12月4日号</small></font></p>

<p>先週は『創』の校了で忙しくてトピをあげ損ねたため、少し遅くなったが書いておこう。</p>

<p>写真は『フライデー』12月４日号だが、市橋達也容疑者の両親が11月10日夜に行った会見の写真がご覧のように顔一面モザイクだ。</p>]]>
        <![CDATA[<p>普段、容疑者の関係者の写真を無断で隠し撮りすることもある同誌が、ここまでやること自体、異様な感じさえ受ける。</p>

<p>実は、この市橋容疑者逮捕の夜の両親の会見映像、当日テレビで一斉に流されたので覚えている人も多いと思うが、同じ映像が今は使えない。</p>

<p>通信社の配信サービスからもこの写真は排除されている。</p>

<p>なぜかといえば、容易に想像できると思うが、この会見の直後から両親のもとにバッシングの嵐が吹き荒れ、母親が「恐ろしくて外にも出られなくなった。正直、これから生きていけるかどうかわからない」（夕刊紙へのコメント）</p>

<p>という状態になってしまったようなのだ。</p>

<p>実際、両親は翌日の11日にも会見を行ったのだが、顔は映さないだけでなく、音声さえ変えるという状況だった。</p>

<p>『フライデー』も前週の11月27日号には両親の会見の写真をモザイクなしで掲載していた。</p>

<p>そして記事で「逮捕後の『親バカ』」「この親にしてこの息子あり」などと罵倒していた。</p>

<p>恐らく10日に会見に応じた時にも、両親は覚悟をもって臨んだはずだ。顔を出して、言うべきことははっきり言う。</p>

<p>そういう意思が感じられた会見だった。それが１日で一変したというのは、世間から加えられた風圧がいかに大きかったかということだ。</p>

<p>その両親の会見についての賛否の声を特集したのは『女性セブン』12月３日号だ。見出しは「あなたはどう思う?　市橋容疑者　医師両親会見への疑問」。</p>

<p>賛否はっきり意見が分かれた中で、賛意を表明したのは香山リカさんだ。</p>

<p>「医師という職業からも、親の立場からも、説明責任を果たさなければという気持ちが強かったのでは。カメラの前で加害者側が話すことは相当の覚悟と決意を必要とします。あえて会見したことは評価すべきです」</p>

<p>しかし「会見への疑問」という見出しからもわかる通り、この記事でも大半のコメントは反対意見だ。例えば、神戸連続殺傷事件の被害者家族のひとりはこうコメントしている。「謝ってはおられるんですが、なにか息子を突き放していて、本当に"申し訳ない"という思いが届いてこない」</p>

<p>教育評論家の尾木直樹さんもこうだ。</p>

<p>「視聴者は加害者の親に"つらいだろうな"という姿を期待しています。今回の会見は、見ているほうがつらくなる感じはなかった。これだけ世間を騒がせて国際問題にまでなっているのに、そこにある種の"軽さ"を感じました」「市橋容疑者の両親は理路整然としていたけれど、感情が見えなかった。いっていることは正しいのだろうけれど、官僚的、事務的な印象で心を打たなかった。多くの人はそこに違和感を感じたのでしょう。子育てや教育では、泣き崩れてしまうような、親のまっすぐな姿勢も必要なんです」</p>

<p>11日の両親の会見が顔を映さずに行われたこともネットでは新たな議論になっているようだ。</p>

<p>会見内容に賛否があること自体は悪いことではない。しかし、当事者が「恐ろしくて外にも出られなくなった」とまでおびえる事態には考え込まざるを得ない。</p>

<p>思い出すのはイラク人質事件の時の人質家族へのバッシングだ。</p>

<p>市橋容疑者の両親のコメントが「事務的な印象」を受けたのは、たぶん彼らが基本的に息子と自分たちは別の人格だというスタンスで語っていたからだろう。</p>

<p>でも日本社会はいまだにそれを許さないということなのだろう。容疑者憎しのあまり、親に対しても罵倒する。親が涙ながらに土下座して謝らないと許さない。</p>

<p>そういう空気が日本社会では支配的だということなのだろうか。</p>]]>
    </content>
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    <title>映画「天皇伝説」渡辺文樹監督再び逮捕。公安の狙いは一体何か</title>
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    <published>2009-11-18T02:23:50Z</published>
    <updated>2009-11-18T02:32:19Z</updated>

    <summary> 　天皇即位20年式典やオバマ大統領訪日などが続いた先週は、東京でも街角に警官が...</summary>
    <author>
        <name>篠田博之</name>
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    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/">
        <![CDATA[<p> 　天皇即位20年式典やオバマ大統領訪日などが続いた先週は、東京でも街角に警官が立つなど特別警戒体制が敷かれた。昔なら「過剰警備では？」などとマスコミに書かれたこうした光景も、今は皆が慣れてしまったのか、ほとんど論議の対象にもならない。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　でも水面下では公安警察は、やはりいろいろな動きをしていたらしい。</p>

<p>　10月27日、映画「天皇伝説」で知られる渡辺文樹監督が突然逮捕された、との知らせが夫人から届いた。渡辺監督と「天皇伝説」をめぐっては昨年、各地で右翼との激突が繰り返され、監督自身、公安にマークされて半年間に二度も逮捕された。その騒動の最中、『創』主催で渡辺監督と鈴木邦男さんとの公開討論会を行ったところ、そこに右翼が押し掛け、あわや流血という事態になったことも、『創』本誌やブログでお伝えしてきた。<br />
<a href="http://www.tsukuru.co.jp/tsukuru_blog/2008/11/1030-1.html" target="_blank">http://www.tsukuru.co.jp/tsukuru_blog/2008/11/1030-1.html</a></p>

<p>　その渡辺監督は、夫人の出産があってしばらく福島の地元へ引きこもっていたのだが、久々に届いた知らせが、何と本人の逮捕だった。</p>

<p>　容疑は、昨年、映画「天皇伝説」のポスターを金沢市内で許可なく電柱などに貼ったというもので「いしかわ景観条例」違反というものだった。しかし、その電柱にポスターを貼ったというのはもう１年も前の話だ。これまでも渡辺監督逮捕の容疑はほとんど微罪による別件で、本当の狙いは本人の身柄拘束や家宅捜索による情報取得にあった。</p>

<p>　で、今回言われているのが、前述した天皇式典とオバマ来日をめぐる治安対策だ。公安がマークしていた人物たちを、この際、拘束するなどしてガサ入れを行い、行動を把握しようとしたのではないか、というのだ。実際、渡辺監督の場合も、住所録などを押収しようとしたらしいが、何度も逮捕されている監督からすればそんなものを周囲に置いておくはずもなく、警察はポスターなどを押収していったという。</p>

<p>　昨年５月の逮捕の時は勾留延長で３カ月近く拘束されたのだが、今回は幸い29日に任意の捜査に切り替えられ勾留を解かれた。</p>

<p>　知らない人もいるかと思うので書いておくが、渡辺監督は別に党派と関わりのあるような思想的な人ではなく、アナーキーな表現者だ。こういう無頼派タイプの表現者というのは昔は大勢いたというか、表現者なら反権威反権力は当たり前、という時代もあったのだが、最近の風潮は全く違う。天皇即位20年式典も、ミュージシャンがサングラスをはずし、かしこまって奉祝の歌を披露するという、「何だかなあ」という光景がテレビで映された。</p>

<p>　ここに掲載する写真は、渡辺監督が逮捕された10月27日、家宅捜索を行っている警察官を、夫人が隠し撮りしたものだ。こういう事件もいまや大手マスコミでは報道もされない。いやそれどころかむしろ、勾留された石川県では、地元紙が警察の意にそった報道を行っていたと、監督は憤慨している。</p>

<p>　逮捕などにめげることなく、釈放された監督は今、次の新作上映の準備にかかっているという。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/091118shinoda2.jpg"><img alt="091118shinoda2.jpg" src="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/assets_c/2009/11/091118shinoda2-thumb-800x553-712.jpg" width="320" height="221" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>]]>
    </content>
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    <title>「婚カツ」詐欺事件をめぐる新聞と週刊誌の報道</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/2009/11/post_34.html" />
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    <published>2009-11-11T16:46:10Z</published>
    <updated>2009-11-11T16:53:55Z</updated>

    <summary> 　「新聞・TVが報じない～」というのは週刊誌のキャッチフレーズだ。速報性ではか...</summary>
    <author>
        <name>篠田博之</name>
        <uri>http://www.the-journal.jp/mt/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=73&amp;id=62</uri>
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/">
        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/shinoda091111.jpg"><img alt="shinoda091111.jpg" src="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/assets_c/2009/11/shinoda091111-thumb-1000x451-644.jpg" width="300" height=136" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　「新聞・TVが報じない～」というのは週刊誌のキャッチフレーズだ。速報性ではかなわないから内容で差別化を図らないといけない。その意味では、今話題の「婚カツ詐欺」事件は、新聞・テレビと週刊誌の違いを際立たせた事例だ。</p>

<p>　新聞・テレビは容疑者女性を匿名で報道しているが、週刊誌は実名・顔写真を大々的に掲げている。もともとこの事件は読売新聞の10月27日付朝刊一面記事で火がついた。9月25日に結婚詐欺容疑で逮捕されていた34歳女性に、新たに殺人の疑いが浮上したという報道だった。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　殺人容疑が浮上したことで事件は大きくクローズアップされることになったのだが、逮捕されたのは詐欺容疑だからという判断で、新聞は匿名報道となった。それに対して週刊誌は実名はもちろん、女性の写真をグラビアで大々的に取り上げた。</p>

<p>　新聞と週刊誌の基準の違いを象徴的に示したのは『週刊文春』11月12日号の広告だ。その号が発売された11月５日に新聞に掲載された同誌の広告を見て驚いた人も多かったのではないだろうか。特集の見出しが「○○○○34歳の『正体』」とあり、この○○４文字が白抜きになっていたのだ。</p>

<p>　これまでも週刊誌の見出しで新聞の基準からそのまま掲載できない場合は、見出しの一部が黒や白に塗りつぶされてきたのだが、今回はトップ記事で大きな見出しだったためにやたら異様で目立った。それを予測して見出しにわざと実名を入れたのではないか、とうがった見方をしてしまうほどだ。</p>

<p>　新聞における出版広告は、原稿を作るのは出版社だが、掲載にあたっては新聞の基準が適用される。その結果、異様な広告が掲載されることになるのだ。</p>

<p>　週刊誌のなかでも興味深いのは新聞系週刊誌の対応が分かれたことだ。現在のところ『サンデー毎日』と『アエラ』は匿名だが『週刊朝日』は実名。ところが『サンデー毎日』11月22日号では同誌元編集長の牧太郎氏がコラムで「実名にすべきではないのか？」と問題提起し、こう書いている。</p>

<p>　「日本人が今、最も関心を寄せている女性であり、その顔写真は誰でも見たい。そんなに読者のニーズがハッキリしているのに......テレビ、新聞は及び腰だ」。</p>

<p>　匿名報道を「及び腰」と評する牧さんの見方への賛否はおくとして、この一文は匿名報道を続ける『サンデー毎日』をも批判したもので、元編集長と現編集長の対立が誌面に反映されたものといえる。</p>

<p>　この事件に関心が集まっているのは、まず背景にあるのが「婚カツ」という流行のテーマであるためだろう。詐欺を働いたのは女性側で、男の側が次々と騙されたというのも新しい。そして何といっても世俗的な関心を呼んだのは、この女性が、スリムな美人顔ではなかったことだ。</p>

<p>　『週刊文春』11月12日のコラムで作家の林真理子さんが「最近この事件ぐらい私の心に突き刺さったものはない」と書いている。あの女性にどうして男たちが次々と騙されたのか「驚きを通り越して怒りがわく」という。</p>

<p>　前述したように週刊誌が大々的に女性の顔をグラビアに掲げているのは、この世俗的関心を受けたものだ。『週刊新潮』11月12日号の見出しは何と「誰も『美人結婚詐欺師』と書けなかった『毒婦』のグロテスク人生」だった。容疑者女性の容姿がこんなふうに話題のネタにされることも恐らく今後、議論の対象となるだろう。</p>

<p>　『サンデー毎日』11月22日号によると、婚カツに励む独身男性は、地味な女性であろうと家庭的で料理が得意という「癒し」系に弱いのだそうだ。記事の中に紹介されている作家の佐木隆三さんのコメントの中見出しが「不美人でも、34歳が尽くしてくれたら私も...」というこれまた身も蓋もないあけすけなものだった。</p>

<p>　『アエラ』11月16日号の「婚活」特集によると、「婚カツ」ブームを受けてネットの結婚紹介サイトは活況を呈しているとTVドラマのタイトルにもなった「婚カツ」ブームは、いわばメディアが作り上げたものだ。そのブームに今回の事件は冷水を浴びせたわけだが、ブームの火付け役ともいうべき『アエラ』は事件を受けてさらに大きな「婚活」特集を組んでいる。</p>

<p>　この事件、いろいろな意味を含めて、メディアのありようをも照射していると思う。</p>]]>
    </content>
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    <title>のりピー騒動終幕で残された日本の薬物対策のお粗末  </title>
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    <id>tag:www.the-journal.jp,2009:/contents/shinoda//73.6230</id>

    <published>2009-11-08T10:00:20Z</published>
    <updated>2009-11-08T10:15:08Z</updated>

    <summary>　以下は朝日新聞の「私の視点」にと思って書いた原稿だが、同じ趣旨の投稿が先にあっ...</summary>
    <author>
        <name>篠田博之</name>
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    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/">
        <![CDATA[<p>　以下は朝日新聞の「私の視点」にと思って書いた原稿だが、同じ趣旨の投稿が先にあったので、という理由で掲載されなかった。なんだかなあ、と思ったが、朝日と並んで影響力の高い「THE JOURNAL」（ほめすぎ？）に公表することにした。今回の薬物騒動がこのまま終焉していくのは、本当にマスメディアの社会に問題を提起する力が落ちていることを示すもので、残念としか言いようがない。</p>

<div style="text-align: center;">＊　　　＊　　　＊　　　＊</div>]]>
        <![CDATA[<p>　８月から続いたのりピー騒動もようやく終幕を迎えようとしている。週刊誌は久々に部数を回復し、情報番組も高視聴率を上げて、陰では「のりピー特需」と呼ばれながら、その恩恵に浴したメディアが酒井法子被告を道徳的に断罪するという奇妙な騒動だった。騒動にうんざりという声も増えているからのりピー劇場の終幕自体はよいのだが、残念なのは、これが芸能スキャンダルに終始し、薬物汚染への社会的取り組みを促すような議論に発展しなかったことだ。メディアの責任はむしろその点でこそ問われるべきだと思う。</p>

<p>　私はもう10年ほど前から、女優・三田佳子さんの二男の薬物問題に関わり、この数年間は田代まさしさんに関わってきた。田代さんの裁判では証人として出廷もした。その過程で、薬物依存の問題について日本社会の対応がいかに遅れているか痛感した。<br />
アメリカにはドラッグコートというシステムがあり、薬物依存者に対しては処罰だけでなく治療と連動させるという考え方が一般的であることを知ったのは、三田さんの二男の裁判の過程だった。アメリカでは80年代に薬物汚染に厳罰化で臨んだのだが、功を奏さず、治療の要素を取り入れる方向へと転換したと言われる。</p>

<p>　日本でも深刻化する薬物汚染に厳罰化を唱える声が高まっているが、それは刑務所の過剰収容に拍車をかけるだけだろう。薬物犯は再犯率が高いことで知られるが、実際、私の知っている経験者たちは口を揃えて、今の刑務所は薬物犯の矯正には役立っていないと言う。薬物依存は言わば病気なのだから、処罰だけでなく、アルコール依存がそうであるように治療が必要なのだ。薬物犯は初犯の場合、ほとんど執行猶予がつくのだが、本当ならその猶予期間に専門家の治療を受けるとかケアがなされればよいのだが、実際はそうならずに本人の自覚に任されたまま、多くの場合は再犯に至ってしまう。どうしてそれができないかというと、司法と医療や福祉との本格的な連動といったシステムが薬物対策には必要なのだが、日本ではほとんどそれができていないからだ。</p>

<p>　薬物依存が社会的病気だと考えれば、司法だけでそれを根絶するのが困難なことがわかるはずだ。民主党の国家戦略室周辺で薬物汚染対策をテーマに据えるべきという意見があるやに聞いているが、まさにこれは社会システムの変更を伴うような総合的な取り組みをしないと解決に至らない問題だと思う。</p>

<p>　今年の春の新型インフルエンザ騒動の時、既に日本で感染が広がっているのに、それを知らないまま「水際作戦」なるものを呼号して日本政府は失笑を買ったが、薬物汚染についての今の「ダメ。絶対」キャンペーンは全く同じ。汚染が拡大していることへの認識が政府や行政に弱いことを示している。認識が薄い点ではマスコミも同じだろう。</p>

<p>　８月以来、あれだけ多くの人が関心を寄せたのりピー騒動は、本当はそういう議論を展開させるきっかけになり得る好機だったのではないだろうか。それができなかったのは、政治とマスコミの力不足を示すものだ。</p>

<p>　三田佳子さんの二男も、田代まさしさんも、刑期を終えて社会に戻ったが、本当に大変なのはその後だ。裁判で刑罰が決まるとマスコミは一件落着かのように報道するが、薬物依存との闘いはそこからが始まりだ。</p>

<p>　日本社会に急速に薬物が蔓延しつつあるこの時期、真剣な取り組みが必要であることは論をまたない。そのためにも、のりピー騒動をこのままで終わらせてはならないと思うのだが。</p>]]>
    </content>
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    <title>光市母子事件「実名本」出版差し止め問題の争点</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/2009/11/post_32.html" />
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    <published>2009-11-04T06:28:29Z</published>
    <updated>2009-11-04T06:39:50Z</updated>

    <summary>　10月７日の発売２日前に光市母子事件被告の弁護人らが出版差し止めの仮処分を広島...</summary>
    <author>
        <name>篠田博之</name>
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    </author>
    
        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/">
        <![CDATA[<p>　10月７日の発売２日前に光市母子事件被告の弁護人らが出版差し止めの仮処分を広島地裁に申し立て、新聞・テレビが大きく報道したこの騒動。この間の経緯を整理し、何が争点なのかまとめておこう。</p>

<p>　ちなみにこの本、『○○君を殺して何になる』（○○は実名）という書名なのだが、少年法によっていまだに匿名報道がなされている被告の実名をタイトルに入れた異例のケースだ。つまり新聞・テレビがこの事件を報じる際に、肝心の書名が表記できないというわけだ。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　ただ、『週刊新潮』などは被告がこんなふうに少年法によって保護されている状況に異を唱え、これまでも被告を実名で報じてきた。少年法は違反しても罰則がないため、事実上それは黙認されてきたのだが、今回は書名に実名が使われていることもあり、改めて大きな議論になった。</p>

<p>　最初に書いておきたいが、今回この本を上梓した著者の増田美智子さんは、上述の『週刊新潮』のようなスタンスでなく、これまで流布されていた被告のイメージが実像と異なるため、実像を世間に知らしめたいという意図で、実名と顔写真掲載に踏み切ったという主張だ。書名からもわかるように、被告の死刑判決に反対する立場から実名報道を行ったものだ。</p>

<p>　増田さんは本の中で光市事件に興味を持ったきっかけが『創』の綿井健陽さんのルポだったことを書いているし、本を出版したインシデンツ代表の寺澤有さんは親しい知人。一方の安田好弘弁護士らの弁護団とも『創』は関わりを持っているから、対立している双方が知り合いだ。</p>

<p>　出版差し止めの仮処分はまもなく何らかの結論が出るだろうが、既に本は発売され、騒動によって予想外に売れて増刷を重ねているから、仮処分の意味はあまりなく、被告側は既に本訴に踏み切っている。</p>

<p>　最大の争点はもちろん少年法と実名報道の問題だ。でも現実は少しややこしい。</p>

<p>　実は騒ぎが起こる直前の４日に著者と弁護士が話しあいを行っているのだが、この時点での争点は手続き問題。実名を出すことに「了解を得ていた」という著者側とそれを否定する弁護士側、事前に原稿を見せる約束だったという弁護側と「そんな約束はしていない」という著者側、という対立だ。この応酬の背後には、ノンフィクションにおける書き手の取材対象との距離のとり方、という結構難しいテーマをはらんでいるのだが、この話しあいが結局つかなかったわけだ。</p>

<p>　そして３番目の争点が、この本の中で書かれている光市弁護団批判をめぐってだ。弁護団の「原則取材拒否」という方針や、差し戻し審での弁護方針に対しての批判なのだが、著者側と弁護団の関係は既に出版前からこじれていたわけだ。</p>

<p>　奇妙なことに、出版差し止めが大きく報道されたせいで、本は予想を超えて売れている。本の内容というよりも、実名報道をめぐる騒動で売れるというのは、著者にとっても喜んでいいのか微妙だろう。本の内容に関していえば、確かに被告が知人に宛てたあの問題の手紙についての、これまで知られていなかった話もあるし、私もこの本で初めて知った事実もあり、その点は興味深く読めた。ただ佐野眞一さんや藤井誠二さんらが批判的なコメントを出しているのは、恐らくノンフィクションとしての作品性に関わる部分なのだろう。</p>

<p>　書店の対応も割れている。発売直後に弁護側が大手書店に、この本が少年法違反だという文書を発したこともあり、紀伊国屋などは当初販売しないという方針をとった。ネット書店も書名と書影を掲載したところとしないところにはっきりと別れている。</p>

<p>　私個人としては書名に実名を掲げた点など同意しかねる点はあるし、被取材者との関係の作り方もやや異論ありなのだが、上述したように興味深い内容も多かった。これから法廷で論戦も始まるから、この際、徹底的に論議を尽くすべきだと思う。ちなみに７日発売の『創』12月号ではこの問題についての特集を組んでおり、著者の増田さんや寺澤さんを始め、何人かの論者の見解を掲載している。また安田弁護士の対マスコミのスタンスについては、今出ている<a href="http://www.tsukuru.co.jp/gekkan/index.html" target="_blank" >『創』11月号</a>に、死刑問題をめぐる青木理さんとの対談が掲載されており、その中で自ら語っている。</p>]]>
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    <title>週刊誌を読む：人気キャスター降板とテレビ局の内部事情</title>
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    <published>2009-10-08T23:02:28Z</published>
    <updated>2009-10-09T19:09:04Z</updated>

    <summary>「不況による制作費カットなのか。彼女自身の決断なのか。人気キャスターの突然の『進...</summary>
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        <name>篠田博之</name>
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        <category term="週刊誌を読む" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/">
        <![CDATA[<p>「不況による制作費カットなのか。彼女自身の決断なのか。人気キャスターの突然の『進退』は波紋を広げた」</p>

<p>　『アエラ』10月５日号「滝クリ『降板』の真相」の書き出しだ。<br />
　フジテレビ「ニュースJAPAN」のキャスター滝川クリステルさんの「降板」が話題になっている。発表が降板直前だったことも憶測を呼んだ。<br />
　『週刊新潮』10月８日号には、本人が報道局長に六月頃辞意を伝えたと書かれている。<br />
　七年間、この番組中心の夜型生活を続けてきて、自分なりの転進を考えたらしい。<br />
　ただ一方で、局側にもこれを「渡りに舟」と受け止める空気があったという。『週刊現代』10月10日号は、降板は主に局側の事情によるものだとして「滝川クリステルをクビに！」という見出しをつけている。<br />
　それによると、もともとフジテレビの子会社である共同テレビの局アナだった彼女は、昨年十月に芸能プロダクションに移籍。それまで年収約一千万だったのが、契約料三千万円強へとギャラが跳ね上がったのだという。<br />
　今テレビ界では、業績悪化のために制作費の切りつめが進み、出演料の高いフリーアナやタレントを局アナに切り替える動きが進んでいるらしい。</p>]]>
        <![CDATA[<p>「昨年はフジの20億円に対し、日テレは１００億円のコストカットを行っている。この10月には、日曜の夜の報道番組『真相報道バンキシャ！』の女性キャスターが女優の菊川怜（31歳）から、局アナの鈴江奈々（29歳）に交代。もちろんコストカットの一環だ」（週刊現代）</p>

<p>　『週刊女性』10月13日号によると、その波は報道・情報番組だけでなく、例えばテレビ朝日は「平日深夜０時台のバラエティー番組を原則終了し、ランキング形式の通販番組をスタートさせます。この番組にはタレントを一切出さず女子アナのみ。さらに通販も自局で運営するので、これなら低コストで高い収益を挙げることができます」という。　<br />
　将来的にそれでいいのかと思わざるをえないが、背に腹は代えられぬということなのだろう。タレントを局アナに替えることは別に問題はないが、テレ朝のように「放送外収入」を増やすために通販番組を拡大するというやり方は、どう考えてもおかしい。実際、テレビショッピングは儲かるらしいのだが、メディアが番組ソフトや報道情報で勝負をするという本来のあり方を放棄したよう見えて首を傾げざるをえない。</p>

<p>　でも活字メディアの苦境はもっと深刻だ。マスコミが自分たちはいったい何のためにこの仕事をしているのかという原点をもう一度思い返してほしい。そういう時期に来ているような気がする。果たしてメディア界はこれからどうなってしまうのだろうか。</p>

<div style="text-align: center;">＊　　＊　《編集部より》　＊　　＊</div>

<p>『週刊誌を読む』は、「創」編集長・篠田さんが東京新聞に連載（北海道新聞・中国新聞も転載）しているコラムで、その週に注目を集めた週刊誌の記事を取り上げ、論評するものです。</p>

<p>【バックナンバー】 <a href="http://www.tsukuru.co.jp/shukanshi_blog/" target="_blank">http://www.tsukuru.co.jp/shukanshi_blog/</a></p>]]>
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    <title>旧オウム教団訪問。麻原元教祖の娘の事件を思い出した。</title>
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    <published>2009-09-15T15:23:57Z</published>
    <updated>2009-09-15T15:24:53Z</updated>

    <summary> 　今年もマスコミ志望の学生を連れて千歳烏山の旧オウム教団、現「ひかりの輪」（正...</summary>
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        <name>篠田博之</name>
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        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/">
        <![CDATA[<p> 　今年もマスコミ志望の学生を連れて千歳烏山の旧オウム教団、現「ひかりの輪」（正確に言えば旧オウムを離脱した集団）を訪れた。いまだにマスコミで非国民扱いされている側に直接会って話を聞き、いつもテレビ画面を通して見ている現実を反対側から見るとどう見えるか考えるという、メディアリテラシーの実践だ（『創』はこのメディアリテラシーを毎号誌面でやっている雑誌なのだが）。<br />
　本部前に常駐している公安とも詳しく話をしたりと、なかなか刺激的な取材だったが、学生たちとその事前学習をする過程で、『創』に掲載した麻原元教祖の娘たちのインタビュー記事を読み直し、懐かしく感じた。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　私が麻原元教祖の三女に初めて長時間インタビューを行ったのは、彼女が13歳の時だった。麻原の後継者と目されていた彼女はどこに行くにも公安の尾行がつく状態だったが、第一印象はあどけない普通の女の子だった。その後彼女には何度もインタビューしたが、感心したのは小学校にも通ったことのない彼女が、独学で通信高校まで出、大学にも合格したことだった。大変な努力だったと思う。<br />
　ところがその合格の年は、不運にも父親の１審の死刑判決の出た時期で、大報道が行われ、入学願書に父親の名前を伏せていた彼女の書類に不審感を抱いた和光大学が彼女の身元をつきとめた。そして合格を取り消してしまったのだった。その年、彼女は他の大学にも受かっていたが、和光大学の例が報道されたせいで、そちらの大学でも身元が発覚。合格を取り消された。<br />
　三女は裁判所に仮処分を申請し、裁判所の命令で何とか合格した大学のひとつに入学したが、一番ショックを受けた和光大学をその後訴えた。和光大学は全人教育を唱え、学長は差別反対の著書もある人だったから、彼女はこの大学なら自分を受け入れてくれるだろうと期待した。それが入学拒否と聞かされ、大きなショックを受けたのだった。<br />
　<br />
　裁判も私は傍聴したが、大学側の主張は、彼女を受け入れれば警備態勢も必要になるし、他の父母や理事会の反発も必至で、混乱は避けられないというものだった。確かに大学側の負担が増えた可能性はあろう。でも、それでも受け入れるというのが教育者のとるべき態度だと思う。親が犯罪を犯したからと娘の入学を取り消すというのでは、出自による差別と同じことだ。<br />
　当時、大学側の措置に抗議して私は朝日新聞の「私の視点」に投稿し、和光大で教師や学生が開いた学内集会にも足を運んだ。和光大は、大塚英志さんや森達也さんらが講師を務めるユニークな大学で、彼らはもちろん大学の措置に反対、何度も抗議集会が開かれた。その経緯は当時、『創』に何度かレポートしたが、驚いたのは、大手マスコミがこうした集会にも裁判にもほとんど取材に来なかったことだ。<br />
　めんどうなことは排除するという大学の姿勢と、発表もの以外足で歩いて取材を行うことをあまりしなくなったマスコミと、この現実にはいつもながら暗澹とせざるをえない。私は全共闘運動の末裔で、大学には右翼も左翼も宗教団体もいたし、左翼も諸党派がいつも激論を交わしていた。大学の授業よりも、そういう空気の中からずっと多くのことを学んだと思う。もしオウムの娘が大学に入って混乱が起きるというなら、それを素材に大議論を起こそうというくらいの構えをどうして持てないのか。大学って本来はそういう場のはずだと思う。<br />
　ビラも立て看も禁止して無菌状態のような環境を作るのは、管理する側は楽でいいかもしれないが、大事なものが失われてしまう。この10年ほど、大学がやたら建物ばかり立派になっていく様子を見て、根本的な疑問を感じるのである。</p>

<p>PS　私は例年、マスコミ志望の学生と数多く接するのだが、先頃、そういう人たちと意見交換する場としてmixiに「マスコミ就職フォーラム」というコミュニティを立ち上げた。ここにアップした文章も、そこへのトピとして書いたもの。もし関心ある人は、そのコミュニティにアクセスして登録してほしい。マスコミをめざす人たちに知ってほしいメディア界内部の格差拡大とかの問題を今後、議論していこうと思っている。</p>]]>
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