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2011年8月27日

緊急シンポジウム「原発とメディア」第3弾! 9月15日に開催します。ぜひおいでください。

 原発報道の検証を通して、ジャーナリズムのあり方について考え議論します。

【日時】
2011年9月15日(木)
開場18時20分 開会18時45分 閉会21時30分(予定)

【会場】
文京シビック小ホール
http://www.b-academy.jp/b-civichall/access/access.html

【定員】
370名

【入場料】
1000円

第1部
原発報道の検証――いまメディアに何が問われているのか 
18時45分~20時

(出演)
上杉隆(ジャーナリスト)/森達也(作家・監督)/高田昌幸(ジャーナリスト・元北海道新聞報道本部次長)/司会:篠田博之(月刊『創』編集長)

※上杉さんはこの間、既存の記者クラブメディアを徹底批判した急先鋒のジャーナリスト。先頃出版した『報道災害【原発編】』が評判だ。森達也さんはオウム真理教を描いた『A3』で講談社ノンフィクション賞を受賞。創出版から『極私的メディア論』を出版するなどメディア論でも知られる。高田さんは、北海道警裏金追及キャンペーンを道新デスクとして主導しながら、道新に対する道警の巻き返しともいえる訴訟攻撃を受けてきた(『創』2011年1月号の高田さんの署名記事参照)。結局、この6月道新を退社。この高田さんをめぐる経緯そのものがマスメディアの問題を浮き彫りにしているといえる。現役記者の時代から記者クラブ制度批判を続けてきた高田さんに、今のマスメディアのどこがどう問題なのか語っていただく。

休憩(20時~20時10分)
特別アピール(20時10分~20時20分) 来日中の東電OL殺人事件被告ゴビンダさんの家族よりの挨拶

第2部
原発と市民運動 20時20分~21時20分
雨宮処凛(作家)/鎌仲ひとみ(監督)/鈴木邦男(一水会顧問)/司会・篠田博之

※鎌仲ひとみさんは映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映運動を全国で展開している監督。『創』最新号(9・10月合併号)でその映画の上映と原発問題について語っている。
雨宮さんと鈴木さんは、この間、原発反対運動に積極的に関わっており、先頃、創出版からそれぞれ『ドキュメント雨宮☆革命』『新・言論の覚悟』を出版。今注目されている論客だ。

主催:『創』編集部
座席を確保したい方は事前予約をお願いします。http://www.tsukuru.co.jp/sinsai.html

2011年8月18日

フジテレビに日の丸集団の抗議行動。発端はツイッターの一言

 ツイッターで何気なくつぶやいた一言が騒動に発展してしまう事例が続いているが、今回のは驚いた人も多かったろう。発端は、俳優の高岡蒼甫が7月23日につぶやいた一言だった。

「正直、お世話になったことも多々あるけど、8はマジで見ない。韓国のTV局かと思うこともしばしば」。

 韓流ブームへの違和感の吐露なのだが、平日午後に韓流ドラマを放送しているフジテレビを名指しで批判したことが問題になった。いろいろなタレントを抱えている所属事務所のスターダストプロモーションにすれば、フジテレビを名指しで批判するのは幾ら何でもまずい。結局、28日に高岡は事務所を辞めざるをえなくなってしまう。これをツイッターで公表したことで、スポーツ紙など芸能マスコミが一斉に報道し、騒ぎになった。

 高岡は人気女優・宮崎あおいの夫なのだが、今回の騒動は宮崎の仕事にも波紋を投げたようで、週刊誌はこの2人の関係にスポットを当てた報道を行った。「宮崎あおいと高岡蒼甫 格差婚4年『語られざるドラマ』」(週刊文春)「宮崎あおい『それでも"暴走夫"
と別れない理由』」(フライデー)「宮崎あおい 親族が明かす『女優を取るか、夫を取るか』(女性自身)等々。高岡はこれまでも09年にグラビアアイドルと一緒のところを『女性セブン』に「深夜の密会」と報じられるなど、騒ぎを起こしたことがあっただけに、週刊誌はほとんどが、宮崎あおいはなぜ高岡を見捨てないのかという論調。これ、たぶん高岡のプライドをかなり傷つけたのではないだろうか。

 さて、騒動がそこで終わっていれば、こうして取り上げることもなかったろうが、これが意外な方向に飛び火した。韓流ブームに反対する人たちがネット上での呼びかけで、8月7日、お台場に集まり、フジテレビに抗議行動を行ったのだった。それもネットに映像がアップされているから見ればわかる通り、最初はデモ申請もしていないし、集まった人たちもそうおおごとにする気はなかったようだが、ネットで中継を行ううちに、たくさんの人たちが集まりだしたらしい。たくさんの日の丸を手にした人たちがフジテレビの周囲を抗議の声をあげて練り歩くということになった。こんなふうにネットで同時中継をしているうちに賛同する人たちが集まってくるというのは昨年の映画「ザ・コーヴ」抗議などでも同じ。今回は明らかに、その前に竹島問題をめぐる日韓対立がニュースで大きく報道されたことが背景にあるといえる。

 もちろんフジテレビが平日午後に韓流ドラマを流しているのは政治的立場とは無縁
の判断からだ。局員が『週刊現代』8月20・27日号でこうコメントしている。「韓国
のドラマは、視聴率も2時間で平均4%台と、あの時間帯としては上々。そしてなに
より、放映権が破格に安いんです」

 この騒動は、「嫌韓」と呼ばれるネット社会のナショナリズムに火をつけてしまったようで、21日にはさらに規模を拡大してフジテレビに抗議デモが行われるという。一昨年にNHKに度重なる抗議を行った時と同じように、「チャンネル桜」など右派メディアが呼びかけを行っている。

 当の高岡はもともと有名になったのが映画「パッチギ!」に出演したことで、当時は2ちゃんねるで「反日分子」呼ばわりされたこともあったという。今回の発言も別に政治的な背景はなかったようで、この騒動には困惑しきり。ブログでこう書いている。「日本の事を呟くと右だとか左だとかそういう話になって、今は普通の会話をしようとしてもそうはいかなくなっていってる」「なんか方向性が明らかに違う気がする」。
http://blog.livedoor.jp/tkok_sosk_8228/

 事態を何とか収めようと、高岡は10日にブログで正式に謝罪を行う。今週発売の『週刊文春』によると、この事態収拾のために芸能界の大物が動いたのだという。ネットではスポンサーの花王などへの抗議も呼びかけられており、フジテレビとしてもこの成り行きは気にしているに違いない。

 ちょっとしたきっかけでナショナリズムに火がつく。今回の騒動が示したのは、日本が今、そういう空気になりつつあるという現実なのだろう。

2011年8月17日

南京事件のタブー化と中国映画「南京!南京!」自主上映

 この何年か、日本では南京虐殺事件が次第にタブー化しつつあります。虐殺の規模などをめぐって様々な論争が起き、しかもその描き方に抗議を受けることが多いため、次第にこの問題に触れること自体を避けるようになりつつあるのです。2004年には『ヤングジャンプ』連載の歴史マンガ「国が燃える」が抗議を受けたのがきっかけで出版中止になりました。映画についても「南京!南京!」「ジョン・ラーベ」など海外で話題になった映画が、日本では公開できないというケースが少なくありません。しかもこの2本の映画は、日本人俳優が出演している作品なのですが(前者は主役が日本人、後者は香川照之ら有名俳優が出演)、それが日本で公開できないでいるのです。

 そういう現状に風穴を開けたいと、中国映画「南京!南京!」をこの8月21日(日曜日)、都内で自主上映しようという試みが進められています。作品に対する評価はすごく高く、国際的な映画賞も受賞している映画であるだけに、中国人監督自身も何とかして日本で上映してほしいと強く希望し、今回の上映が実現することになったものです。実はこの映画の場合、タブーに触れるといった問題のほかに、もうひとつ大きな問題を抱えていました。中国では音楽著作権が厳しく扱われていないため、作品中に出てくる音楽の著作権がクリアされておらず、著作権者との交渉がこじれてしまっているのです。実はこの映画は、昨年春まで、日本の配給会社が正式に名乗りをあげ、試写日程まで決まっていながら、公開が延期されてしまったのでした。

 今回の自主上映については、実行委員会が著作権管理団体ジャスラックとの手続きをクリアしましたが、まだ配給会社との紆余曲折も予想される状況です。

 自主上映については予約も受け付けており、詳細はこちらのサイトへアクセスを。http://jijitu.com/filmfestival2011/

 私(篠田)はもちろん、既にDVDで映画を見ましたが、確かによく出来た作品です。日本兵の残虐なシーンはもちろん出てくるので反発する人もいるとは思いますが、ぜひ公開したうえで議論に供されるべきだと思います。今回の自主上映には監督自身も来日。当日、通訳付きで監督の講演も行われます。そのため、不測の事態を警戒して、当日は会場警備も行われる予定。ちょうど昨年、上映中止騒動になった映画「ザ・コーヴ」を右翼の抗議行動が予想される中で、『創』編集部が主催して初の大規模な自主上映を行ったのが、なかのゼロ小ホールでしたが、偶然にも今回の会場も同じ場所。ここは会場前の道が狭いので右翼の街宣車が入りにくいのですが、昨年の「ザ・コーヴ」の上映にも右の人たちが抗議にやってきました。

 『創』編集部は鷹揚なので、上映中止を求めるビラは自由にまいてもらい、むしろ一緒に議論しようと呼びかけたところ、何と終了後の打ち上げに彼らがやってきて、酒を飲みながら激論を交わすことになったのでした(普通ならありえない展開ですが)。今回の映画「南京!南京!」も、一応右翼団体の抗議に備えて弁護士らが会場警備にあたったりするようですが、さてどうなることか。もちろん鈴木邦男さんらも当日は駆け付けるし、私も行ってみる予定です。時間の都合で会場からの発言時間はないようですが、映画上映と監督の講演にどんな反応が出るものか興味はあります。討論の時間がないのは残念ですが、南京事件の映画がタブー化しつつある日本の状況を考える契機にはなると思います。
まだ空席もあるようなので、関心ある人はぜひ足を運んではどうでしょうか。なかのゼロ小ホールはロビーにスペースがあるので、当日実行委員会の許可を得て、鈴木邦男さんの新刊『新・言論の覚悟』を販売する予定です。この本は、日本の言論・表現が次々と自主規制でタブーになっていく現状を批判したものですから。

2011年8月13日

緊急シンポジウム「原発とメディア」第3弾!

 3月以降の原発報道は、政府・東電の発表を「大本営発表」よろしくタレ流した大手マスコミへの市民の不信感をかつてない規模で噴出させた。記者クラブ制度にもたれかかり、権力監視という本来の機能を喪失させたマスメディアに今後どう対応すべきなのか。

■日時
2011年9月15日(木)
開場18時20分 開会18時45分 閉会21時30分(予定)

■会場
文京シビック小ホール
http://www.b-academy.jp/b-civichall/access/access.html

■定員
370名

■入場料
1000円

【第1部】
原発報道の検証──いまメディアに何が問われているのか 
18時45分~20時10分

(出演)
上杉隆(ジャーナリスト)
森達也(作家・監督)
高田昌幸(ジャーナリスト・元北海道新聞報道本部次長)
司会:篠田博之(月刊『創』編集長)

※上杉さんはこの間、既存の記者クラブメディアを徹底批判した急先鋒のジャーナリスト。先頃出版した『報道災害【原発編】』が評判だ。森達也さんはオウム真理教を描いた『A3』で講談社ノンフィクション賞を受賞。創出版から『極私的メディア論』を出版するなどメディア論でも知られる。高田さんは、北海道警裏金追及キャンペーンを道新デスクとして主導しながら、道新に対する道警の巻き返しともいえる訴訟攻撃を受けてきた(『創』2011年1月号の高田さんの署名記事参照)。結局、この6月道新を退社。この高田さんをめぐる経緯そのものがマスメディアの問題を浮き彫りにしているといえる。現役記者の時代から記者クラブ制度批判を続けてきた高田さんに、今のマスメディアのどこがどう問題なのか語っていただく。

【第2部】
原発と市民運動 20時20分~21時20分

(出演)
雨宮処凛(作家)
鎌仲ひとみ(監督)
鈴木邦男(一水会顧問)
司会:篠田博之

※鎌仲ひとみさんは映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映運動を全国で展開している監督。『創』最新号(9・10月合併号)でその映画の上映と原発問題について語っている。
雨宮さんと鈴木さんは、この間、原発反対運動に積極的に関わっており、先頃、創出版からそれぞれ『ドキュメント雨宮☆革命』『新・言論の覚悟』を出版。今注目されている論客だ。

以上、今回もベストメンバーでお届けする『創』主催のシンポジウム。座席を確保したい方は事前予約をお願いします。http://www.tsukuru.co.jp/sinsai.html

2011年8月 6日

月刊『創』公開講座を開催します! 8月11日~全8回受講者募集!

 以前より8月半ばから9月初めにかけてマスコミ講座を開催してきたのですが、今年は一般の方々にも参加を募ります。

 靖国神社や旧オウム教団などの現場を訪れ、インタビューを行い、参加者同士で議論し、レポートを書くという授業と、『文藝春秋』編集長などを招いてジャーナリズムのあり方について語り合うという特別講義とで合計8回の講座です。日中勤務のある方も参加できるよう現場取材は夕方に行い、受講者全員が集まるのは夜になります。

 以下の日程と内容を予定していますので、ぜひご参加下さい。

■講座日程/内容 
8月11日(木) 18~20時半(四谷教室)今後の説明&事前学習 文章の書き方など講習。授業後、懇親会

15日(月) テーマ「8月15日の靖国神社」。各自都合のよい時間に靖国神社現場訪問(社会人は夕方)

※8月15日は靖国神社にとって年に一度の特別な日です。戦争体験者など戦争について思いをはせる人たちが全国から集まってきます。その人たちに取材し、戦争について考えます。18時半頃から四谷の教室に受講者全員が集まり、それぞれの取材内容を報告・議論。その取材体験をレポート(作文)にまとめます。

23日(火) テーマ「秋葉原」。秋葉原はオタクの街で知られ、無差別殺傷事件の現場でもあります。夕方17時頃より秋葉原現地を各自訪問し街頭インタビューなど取材。  

 19時から21時まで四谷の教室で各自がどういう問題意識でどんな取材をしたか報告し議論。レポート(作文)にまとめます。

  25日(木) テーマ「オウム事件とは何だったのか」16時に京王線千歳烏山駅集合。旧オウム教団「光の輪」を訪問し、信者に質疑応答(オウム事件については事前準備)

※社会から非難されながらなぜ信仰を続けるのか、サリン事件をどう総括しているのかなど現役信者と18時まで議論。19時から場所を移して受講者同士で議論しレポート執筆。21時終了。

  30日(火)《特別講義》共同通信・原田浩司記者「戦場取材と福島原発」講演と質疑、議論。18時~20時半。終了後、講師と飲み会。

※原田さんは、ペルー大使公邸人質事件で世界的なスクープを放つなど、新聞協会賞を二度も受賞している写真記者です。

9月 1日(木)《特別講義》日本テレビ報道・清水潔記者「事件と報道」講演と質疑。18時~20時半。終了後、講師と飲み会。

※清水さんは足利事件の菅家さん冤罪をスクープ、今も真犯人を追跡している事件記者。『フォーカス』時代には桶川事件の真犯人をつきとめたスクープで知られています。

9月 6日(火)《特別講義》『文藝春秋』木俣正剛編集長「雑誌ジャーナリズムの現場」。18時~20時半。

※元『週刊文春』編集長でもある木俣さんに現場の体験を伺うとともに、受講者全員があらかじめ『文藝春秋』を読んでおき、この雑誌について論評しあいます。

9月 8日(木) 最終回。18~20時半。マスコミの現状や就職に関するアドバイスなど。授業後打ち上げ。

教室は通常は四ッ谷駅近くの会議室とお茶の水のデジタルハリウッド(映像を使う場合はお茶の水)。授業時間は18時ないし18時半から20時半ないし21時。但し、フィールドワーク(現場取材)はその時間外に行います。

受講料25,000円(資料代なども含む)打ち上げなどの飲み代は実費負担(約2000円)。受講者には『創』3カ月分進呈

受講希望者はメールにて予約申し込みをして下さい。shinoda@tsukuru.co.jp 受講料は第1回の授業の時に持参下さい。

Profile

篠田博之(しのだ・ひろゆき)

-----<経歴>-----

1951年茨城県生まれ。
一橋大卒。
1979年より月刊『創』編集者。
81年より編集長。 82年同誌休刊に伴い、創出版を設立して雑誌発行を続ける。
現在は編集長兼経営者。
日本ペンクラブ言論表現委員会副委員長、東京経済大学大学院講師など兼務。
東京新聞、北海道新聞などにコラム「週刊誌を読む」連載。
メディア批評のほかに、犯罪、死刑問題などについても新聞・テレビでしばしば発言。
著書『生涯編集者』(創出版)、『ドキュメント死刑囚』(ちくま新書)。共著は多数

BookMarks

創出版
http://www.tsukuru.co.jp/

最新号
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詳細はコチラ

-----<著書>-----


『生涯編集者──月刊「創」奮戦記』
2012年6月、創出版



『ドキュメント死刑囚』
2008年8月、筑摩書房

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