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« 映画「ザ・コーヴ」上映中止問題 専用ブログを立ち上げました。
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7月3日、映画「ザ・コーヴ」厳戒上映!夜は新宿ロフトで討論会も。 »

6月21日「ザ・コーヴ」めぐるシンポジウムを弁護士会館で開催

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 6月21日、午後5時半から7時半まで、弁護士会館で「ザ・コーヴ」めぐるシンポジウムが開かれました。主催は東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会。日弁連会長談話も発表されたし、これは弁護士会が全体でこの問題に取り組んだということを意味します。

 最初に配給会社から、7月3日からの上映を予定している劇場が発表されました。
http://thecove-2010.com/

 2館の上映中止で全滅した東京で、新たにイメージフォーラムが名乗り出て、再び全国公開の体制ができたことがポイントです。続いて、地方から会場に駆けつけた大阪、京都、名古屋、仙台などの上映予定館の支配人が現状説明。こんなふうに映画館が直接マスコミに出て発言するというのは、映画「靖国」の時にはないことでした。

 ただ残念なのは、今攻防戦の焦点になっている横浜ニューテアトルの長谷川支配人が来れなかったこと。実はこの日、同館には新たな右翼団体の街宣車が街宣抗議を行っていました。これまでの「主権回復を目指す会」でなく、既存の街宣右翼です。今回の騒動で初めて既存の右翼団体が街宣に乗り出したわけで、これは新たな局面といえます。

 前半は映画館の話を中心に展開し、その後「ニコニコ動画」の生放送に出演するために退場した鈴木邦男さんに代わって、後半、田原総一朗、崔洋一という論客が登場。ただその前に、上映の情報に関して質問があれば、と会場に質問をふったところ、最初に勢いよく手をあげた最前列の男性。「映画評論家の前田です」と名乗って、演説をぶったのが、「ザ・コーヴ」とシーシェパードの関係。収入が同会に流れているとか、右派団体がこの間主張していることを、客観的事実であるかに話すので、「それは配給会社が違うと言ってるのだから事実を確認してからにしては?」と司会の篠田から注意。でも、後でこの映画評論家の人に話しかけたら、出した名刺が何と「チャンネル桜」。うーん、チャンネル桜だとわかったら、皆がそういう立場からの質問だとわかって聞けたのに、それって名乗ったことになってないのでは? 

 でも、この人を指したのは、前半の司会を務めた日隅弁護士なのですが、日隅さんは映画「靖国」の制作側の弁護人で、チャンネル桜は最も激しくこの映画を攻めたところだから、両者は敵味方。それをそうと知らずに真っ先に指名しちゃったというのが、考えてみれば可笑しい。ああ、あれはチャンネル桜だよ、と気づいていたのは崔さんだけなのでした。

shinoda100622_2.jpg

 後半は、ほとんど田原さんと崔さんのかけあいでしたが、これが面白い! 集まったマスコミ関係者にだけ聞かせるのではもったいないやりとりだったので、22日夜から「ザ・ジャーナル」などのサイトで録画放映することにしました。でも、後で聞いたら、現場でニコニコ動画がネット中継していたとか。生中継は構わないけど、一言、言っておいてほしい。このシンポは、NHK、TBS、テレビ朝日など地上波から海外メディアまで様々なところが取材していたのですが、そのなかでネット系メディアも来るのが今や当たり前の光景となりました。

 なお、このシンポの場で、映画演劇労働組合連合会がその日発表した声明を読み上げ
http://www.ei-en.net/appeal/100621_cove.html)、横浜地元メディアが「『ザ・コーヴ』上映を支持する会・横浜」を発足させたことを発表しました。『創』が呼びかけた緊急アピールの賛同者も、今度「『ザ・コーヴ』上映を支持する会」と名乗ることにしました。上映予定の各地にこの会を立ち上げ、地元の市民や文化人が映画館を支えるという体制を作っていけたら、と思います。「支持する会・横浜」は、今後賛同者を募り、7月3日までに正式に発表したいとのことです。
http://portside-yokohama.jp/

 シンポの中で田原さんから「上映妨害をしている人たちも呼んでぜひ討論会をすべきだ。それをやるなら僕も出席する」という発言が何度もありました。7月3日の公開日の夜に、新宿ロフトプラスワンで上映とトークを予定しており、そこをそういう場にするという案も浮上していますが、これはなかなか簡単なことでないので、検討のうえ改めて告知します(上映とトーク自体行うことは既に決定)
http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/schedule/lpo.cgi?year=2010&month=7

 終了後、飲み屋で崔監督や石坂啓さんらと痛飲。崔監督は「僕はこういう集会はほとんど出ないことにしているんだけど、映画の上映中止だけは許せないから出てきた」と言ってました。

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街宣右翼にまで、とびひしたんですか。呆れてしまいます。

「チャンネル桜」の人が演説ですか?
困りますね(笑)。
そういえば、チャンネル桜の水島さんが靖国神社でカナダ人の男性を強引に押し留め、リュックを強く引っ張ったシーンを一年ほど前、ユーチューブで見ましたけど、水島さん、お忘れではないでしょうね。これは事実ですよ。動画がありますからね。

それはさておき、

鈴木邦男さんが出演された「ニコニコ動画」の昨日の生放送、見ましたよ。
もちろん、それはコーヴについて議論するもの。
「主権回復を目指す会」の西村さんをお呼びしたそうですが、都合がつかなかったようで、来られませんでした。残念。ひろゆきさんとゆるーいトーク。とても和やかで、おもしろかった。

ちなみに、自分は動画のコメントで、鈴木邦男さんをしっかり応援しておきました(笑)。

さて、
【シンポの中で田原さんから「上映妨害をしている人たちも呼んでぜひ討論会をすべきだ。それをやるなら僕も出席する」という発言が何度もありました。】と。

おお!それはいいですね!
昔の朝生を思い出しますね。
昔は過激でしたね。タブーに挑戦で、かなり気合が入っていた。
右翼さんがテレビ登場したことはよかったのではないですか。自分もそれを見て、とても新鮮な感じがした。鈴木さんをそのときはじめて見た。そういえば、野村さんも出ていたのでは。たぶん。


いいじゃないですか。討論会。公開でやるのがいちばんすっきりするし。そのほうが危険も少ない。

西村さんとお仲間のせとさんという方は、在特会の批判的な右翼と公開討論を呼びかけたいと自身のブログで書いているので、ちょうど、よいのでは?と思います。

こんなこといって、
両者の対立を自分はけしかけるつもりはまったくないけれども、討論することは建設的な方法であると思いますが、どうなんでしょうかね。

自分は右翼ではまったくないし、単なる市民ですから、横から変なことは言ってる感じになってはよくないので、両者でお決め下さいという感じです。


新宿ロフトプラスワン、都合がつけば、見に行きます。

ちなみに、
先の右派団体は、明日6月23日、
グーグル本社と渋谷のシアター・イメージフォーラムで街宣かけるようです。ブログに書いてありました。


迷惑この上ないことですね。

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篠田博之(しのだ・ひろゆき)

-----<経歴>-----

1951年茨城県生まれ。
一橋大卒。
1979年より月刊『創』編集者。
81年より編集長。 82年同誌休刊に伴い、創出版を設立して雑誌発行を続ける。
現在は編集長兼経営者。
日本ペンクラブ言論表現委員会副委員長、東京経済大学大学院講師など兼務。
東京新聞、北海道新聞などにコラム「週刊誌を読む」連載。
メディア批評のほかに、犯罪、死刑問題などについても新聞・テレビでしばしば発言。
著書『生涯編集者』(創出版)、『ドキュメント死刑囚』(ちくま新書)。共著は多数

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