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性表現規制めぐる都議会での審議再開。議会外でも激しい攻防が »

上映中止騒動のアカデミー賞映画「ザ・コーヴ」上映とシンポ、参加者募集!

 アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した「ザ・コーヴ」の日本での上映中止騒動については以前書いたが(こちら)、これを「反日映画」と非難して上映中止を求める右派団体と配給側の攻防戦は熾烈さを増しており、6月下旬公開をめぐっては予断を許さぬ状況となっている。

 ただ今回は、2年前の映画「靖国」の時のように、見えない影に怯えて映画館が続々と中止に踏み切るという事態は避けたいという声が、興行界にも起きている。

 一方、映画の作品としての評価については7日発売の月刊『創』6月号で森達也、綿井健陽、想田和弘、是枝裕和という第一線の監督や作家らが座談会や見解表明を行っている。森さんと綿井さんは映画を評価し、想田さんと是枝さんは否定的だ。しかも想田さんと是枝さんの批判は相当に手厳しい。

shinoda100508.jpg
(C) OCEANIC PRESERVATION SOCIETY. ALL RIGHTS RESERVED.

 どんな表現であれ、こんなふうに賛否両論で議論を交わすことが大切で、上映中止というのは、議論をする機会そのものもなくしてしまうことになる。そういう考えから、月刊『創』編集部では、映画を実際に見て、それについて議論する会を催すことにした。

 できればこの映画で非難されている和歌山県太地町関係者の声も、当日参加が困難ならビデオメッセージという形ででも紹介できないかと考えている。

 討論のテーマは、ドキュメンタリー映画としての方法論、イルカ漁ないし日本の捕鯨問題、そして上映中止騒動についてだ。今のところシンポジウムの出演者は以下の面々だ。

────────────────────
・森達也 (作家、監督。オウムを撮った映画「A」で知られる)
・綿井健陽 (イラク戦争報道で知られる映像ジャーナリスト)
・坂野正人 (カメラマン・ディレクター。イルカの問題に詳しい)
・鈴木邦男 (一水会顧問。新右翼の論客)
司会:篠田博之 (『創』編集長)

日時:6月9日(水) 18時20分開場 18時40分開演 21時半終了。映画「ザ・コーヴ」上映(90分)の後、シンポジウムだ。
会場:なかのゼロ・小ホール(定員550名)
参加費:1000円

────────────────────

 確実に座席を確保したい人はローソンにてチケットを購入してほしい。

 購入の際に必要なLコードは 37359 (5月10日〜販売開始)

 ローソンチケットの購入方法はこちら。

 当日精算希望の方は、弊社HPの申込みフォームから予約してほしい。

 但し、こちらは満席になり次第締め切り、以降の方はキャンセル待ちとなるため、100%座席が確保できるわけではない。ローソンケットが多数売れると当日枠も狭くなる。但し、同じ当日精算でも予約をしていない全くの飛び込みの人よりは入場が優先されるし、予約多数でキャンセル待ちになるか、当日入れそうかなど、メールで事前に連絡を送る予定にしている。

 確実に座席を確保したい人はローソンチケットを購入してほしい。

 では、多くの方々の入場をお待ちしています。

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コメント (16)

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ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

「映画を実際に見て, それについて議論する会を催す」  という『創』編集部の方針は, 言うまでもなく, 正しい態度である。 当然の話だが, 言語表現にしろ, 映像表現にしろ, テーマが作品の優劣を決定する要素にはならない。 しかし, 未だにこの事がわからない創作者, 鑑賞者がいる。 テーマ主義の作品は, アジテーションでしかないかどうか, 作品としての鑑賞に堪えられるか否か, が問題となるだろう。 それで討論したらいい。 

なお, 余計な事だが, 小説の場合, 評価としては, [「直木賞」 は盗人に追銭である]  と言ったのは, 大岡昇平氏だが, 通俗作品を娯楽雑誌に発表して, 高額の原稿料を貰い, 更にベストセラーになって, 印税を稼いだ挙げ句に, その上 「直木賞」 の賞金を与える愚を, 皮肉ったのである。 

昔々、「世界残酷物語」を見て、牛が殺されるシーンに気分が悪くなった。小学生には、きつかった。

アメリカ映画は、正直、残念だが、ほぼ終わっている。
時間つぶしとしての価値しか感じられない。

この映画は見ていないし、見る気もないけど、何でイルカが追い込まれて刺し殺されて海が真っ赤になるシーンを見せなければいけないのだろう。
映画って、気持ち悪くなるために見るものだったとわ・・・
それを見せる事が、どれほど大切な事なのだろう。

肉牛を処理する場面なんかもっとすごいだろう、鶏を絞めて首を落としぶら下げるなんてのも、見ていると、ちとつらいかも。
マッコウクジラやシロナガスクジラなんてのは、かえって、大きすぎてただ血が赤いだけで、残酷感は薄いかもしれない。

ヘリコプターから、タカタカタカてな感じで、土ぼこりが舞いあがり、人が倒れる。
残酷性は、どうなんだろ。
あまり感じないのか?
よほどひどく感じられるものなのか。

そんなにヒューマニズムやらなんやら言うのなら、
アメリカ・インデアンたちの土地を返してやればいい、
アボリジニたちの土地を返してやればいい。

シーシェパードにしても、この映画にしても、言論の自由っていうのは有るのかもしれないが、それを主張する奴らが、結構インチキに自由を満喫するなら、そんな奴らの自由は認められない。
シーシェパードの白髪の親分、大分デブだけど、やっぱ、牛をいっぱい食っているんでしょうね。
せめて、ベジタリアンになってからやればいいのに。

こんな問題で、表現の自由を語るのは止めた方がいいんちゃうやろか。
映画の出来がドウノコウノは、片腹痛いわさ。
おとといだったか、ディズニーの
「灰色熊の一生」をやっていた。
こんなのが、いいな~。
先週かな?G・ペックの「紳士協定」をやっていた。
アメリカの甘ったるいヒューマニズムが臭いけど、けど今よりははるかに良い。
ユダヤ人差別を、E・火山は書いているけど、この映画、黒人が一人も出てこないんだよね。
ホント、変なヒューマニストたちだ事。

篠田さん、ごめんね。
こんな映画の話、しない方がいいんちゃいますか。

それより、政権内部に
反日思想、親中、親韓でバチバチの議員が多く居て、日本をダメにしよう、日本の金を外国(人)にバラマキ与えようとしていると思っている国民がかなり多い気がする。そういう連中の巣窟的掲示板やサイトも現存している。
俺もそっちだ。
それを何とかしないと、とのことで最近は大新聞でさえ経済対策を
広く知らしめて「頼むから景気や経済対策をしてくれ」と言わんばかりに催促している。
○会も消費税を上げなければ日本はどうなるんだぐらいな事をサリゲに言いネットニュースや評論家類のコメントもサイトで随分と見受けられている。
この現実をどうみるか。
おそらく、もっと言いたいんだな彼らは日本のための日本人国民のための政治をしてくれ、とね。
もちろん経済対策案の良し悪しは別で様々な考え方があるだろう。

しかし、もう誰もこの政権が日本のためを考えているようには、
思えてないのではないだろうか。

編集部様

↑ の 「匿名 | 2010 年5月 8日 17:21 」 のコメントを削除してください。 同時にこのコメントも削除をお願いします。

東条英機を人間的に描いた映画「プライド」に対して、あんたらサヨクジャーナリトやサヨクのマスゴミ(新聞・TV)連中は猛烈にバッシングして上映中止に追い込んだくせに。


サヨク映画や反日映画は必死に擁護しながら、愛国映画・反日への反論映画は徹底弾圧・映画そのものの存在を報道しない→一般人が知る機会さえない・・・ですか。

すばらしい言論の自由だことですね。

ハァ?「プライド」がいつ上映中止になった?ガッチリと公開されていたぞ?バカか?お前?

<篠田さん>
私は観たくもないが…自分が制御できず暴れるかも知れないので…。
表現の自由はあるのだから上映すればいい。
結果、嫌米感情が高まりつつある現在、嫌米⇒反米感情まで高まり、かえっていいかも知れない。

実は私、この問題を違った角度から捉えている。
こういう捕鯨問題とかイルカ問題、日本のマスコミ(TV・新聞など)に上がるようになったのは、この20年くらいだと思う。それは、昭和天皇が崩御されてからの平成になってからだと思う。
昭和天皇は、世界的な海洋学者であられた。そういう昭和天皇を、世界は尊敬を持ってみていた。
だから、昭和時代が捕鯨問題は余り問題にならなかった。
しかし、平成になって、今上陛下が即位されてから、そういう世界からの尊敬は無くなったような気がする。
モナコのアルベール大公も海洋学者だ。近年、世界の海洋生物に関する発言、世界的な影響力は無視できない。最近のマグロに関する発言も目を引いた。
そういうアルベール大公発言、世界の王室の支持を受けているといっても差し支えないと思う。
折りしも、今の日本の皇室の現状はどうだろうか?
東宮ご一家への天皇・皇后両陛下の厳しい処置、これは世界の王室、特に欧州王室からは奇異の目で見られていると思う。精神的な自由が全くなく、皇太子様を含めて「囚人のような状態」だと思う。イギリスの王室雑誌でも東宮ご一家への同情的な記事を載せていた。
アルベール大公発言、現在の日本の皇室への無言の抵抗だと思う。
今上陛下も海洋生物学者だけど、そういう今上陛下に対する敬意はないぞ、という意思だと思う。
本当に、捕鯨ばかりでなく、イルカ・マグロに関するアルベール大公の発言、雅子様の「適応障害」が公になってからと時を一致するかのように、奔流のように噴出しているから・・・・・・・。

<何をシンポジュームするのかわからない>
篠田さん、「靖国」にせよ「ザ・コーヴ」にせよ、自主規制をかけているのは、興行側の問題で、視聴者の問題ではないと思う。たとえば、小沢氏の検察審議会への審査請求のように、明らかに政治的意図を持った右翼団体が上映を阻止すると言うこと自体は、言論の事自由にかかわる由々しき問題だと思う。しかし、そこに、映画の作品評価をシンポジュームとして持ってくるのはいかがなものかと思う。大体私はアカデミー賞を取ったから、みんな見るべきだ、とか上映しなければならない的な、日本の映画興行のあり方ははっきり言って大嫌いだ。それに、こんな映画自体見る気がしない。だってそうでしょう、だれが作られた映画をいちいち批評にために身銭を切って見に行きますか?映画の予告や、映像のさわり、自分の信頼する情報を信じて、「面白いかもしれない」という予想のもとに映画を見に行くのでしょう。
なんか論点がおかしいですよ。おそらく興行しても良い効果は得られないでしょう。利益は得られても、アメリカに対する偏見の意識が芽生えるか。利益が全くでないかの二つに一つです。右翼団体に対するレジスタンスならいつでもお手伝いします。しかし、作者同様、正論だから見ろ、議論しろという意識にはついて行けません。何故なら我々にも見る欲求と自由は保障されているからです。

>>この映画で非難されている和歌山県太地町関係者の声
そうおっしゃる以上、あなたご自身は非難されていないと思っていらっしゃるのですね。その脳天気さがお笑いです。太地を特異点として扱うこの映画のレトリックにまんまと引っかかっていらっしゃる。日本人にとっての太地は、海外の人にとっては単純に日本です。
日本人がしゃべる英語だけでも字幕を読まずに鑑賞されることを推奨します。全ての日本人が小ばかにされていることが分かります。

6、9上映とシンポの発言者の顔ぶれを見て、これは鈴木邦夫の独壇場だな、と思う。
 悪いが他の人では太刀打ちできない。
 尤も鈴木氏は大人だから自説をまくしたてることはしないが、このサイトで読んだ限りでの森氏程度の議論だったら、経験、度胸、学識で鈴木氏が数段上。
 これだったら、この問題に関する鈴木邦夫講演会をやってもらって、それに対する他の発言者が意見を述べ討論した方が良いのではないか。
 役者が違う。相応の人を手当てしないと、参加者もがっかりする。鈴木邦夫氏のよさも生かされない。多分この顔ぶれだったら、彼は大人として発言を控えると思う。

日本という島国は、日本人という血一色で物事を考えようとする感がある。海外からの日本への批判を聞く勇気を持たなくては、グローバル化されて世界で生きて行くことは難しい。近年、日本の技術は世界一と安穏している内に、どんどん他国に追い越されてしまった。外からの批判を聞き分析して新たな道を議論する事は大変良い事だと思う。国民の意識停止から再起動させる為にも多くの映画館で興行して欲しい。堕落したマスゴミに一矢報いる為にも。日本の映画がアカデミー賞貰えば大騒ぎする日本国民は、貰えなかった場合にその原因も考えない。外国の作品がアカデミー賞もらっても話題として大きい。しかし、それが日本の批判として受け付けない姿勢はまさに孤島化したままの日本だ。

観たくない人は観なければいい。
ただし、自分が観たくないからといって、観たい人の権利を奪うことは、他人の権利の侵害である。

この当たり前の理屈が通りにくいのが、わが国だ。この国民性が、付和雷同ということだろう。

>>葉月昌さん、

あなたの言葉、そのままお返しいたしましょう。

鯨やイルカを食べたくない人は食べなければいい。
ただし、自分が鯨やイルカを食べたくないからといって、
食べたい人の権利を奪うことは、他人の権利の侵害である。

さらに、この「ザ・コーヴ」という映画、
イルカ漁に従事する和歌山県・太地町の人々を
「ジャパニーズ・マフィア」と呼び、
事実無根であることを捏造し、視覚的効果によって、
映画鑑賞者に、彼らに対する偏見と強い憎悪の念を煽っている。
これほどの「重大な人権侵害」があろうか!?

国内で「ザ・コーヴ」を上映(試写を含めて)することは、
すなわち、太地町の人々に対する「重大な人権侵害」であり、
きわめて許しがたいことである。

ゆえに、創出版および篠田博之氏は、
ただただ「話題づくり」のためのシンポジウム開催は、
即刻、中止すべきである!
創出版主催の当シンポは、明らかに、
ザ・コーヴのメディアへのニュースソース創出と
提供を狙ったものに過ぎない。

TAMAGAWABOATさま

あなたが いうことが 本当かどうかをしるためにも,是非とも見ないといけないと思いました。その機会をつくってくれる『創』出版と篠田さんは すばらしい人たちだなあと思います。

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Profile

篠田博之(しのだ・ひろゆき)

-----<経歴>-----

1951年茨城県生まれ。
一橋大卒。
1979年より月刊『創』編集者。
81年より編集長。 82年同誌休刊に伴い、創出版を設立して雑誌発行を続ける。
現在は編集長兼経営者。
日本ペンクラブ言論表現委員会副委員長、東京経済大学大学院講師など兼務。
東京新聞、北海道新聞などにコラム「週刊誌を読む」連載。
メディア批評のほかに、犯罪、死刑問題などについても新聞・テレビでしばしば発言。
著書『生涯編集者』(創出版)、『ドキュメント死刑囚』(ちくま新書)。共著は多数

BookMarks

創出版
http://www.tsukuru.co.jp/

最新号
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-----<著書>-----


『生涯編集者──月刊「創」奮戦記』
2012年6月、創出版



『ドキュメント死刑囚』
2008年8月、筑摩書房

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