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表現規制の青少年条例改定に出版業界団体が反対声明!
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都条例改定に反対声明続々! 日本ペンクラブ、図書館協会など。 »

表現規制の青少年条例改定に出版業界団体が反対声明!

 本日、出版倫理協議会が『「東京都青少年条例改正案」に対する緊急反対声明』を出した。出版倫理協議会とは、日本雑誌協会、日本書籍出版協会、日本出版取次協会、日本書店商業組合連合会で構成される出版業界を全て網羅する団体だ。つまりオール出版界が反対を表明したことになる(声明文はこの文の末尾にアップ)。

 明日から都議会総務委員会で条例改定の審議が行われ、あさってには採決に至る。改定案の賛否は今のところ総務委員の中では7対8と拮抗しており、成立せずに継続審議になる可能性も出てきた。15日の漫画家の会見と集会が潮目を変えたのは明らかだ。ただ、賛否が拮抗しているからどっちに転ぶかわからないというのが実態だ。

 先週末から新聞・テレビが報道を始めたが、新聞によって扱いが極端に異なる。16日朝刊で1面と2面を使って大々的に報道したのは朝日新聞。東京新聞も社会面で大きく報道、さらに同紙は本日17日朝刊の特報面でも大きく取り上げている。毎日新聞は16日の報道はさほど大きくなかったが、会見には都庁クラブ以外の記者も来ていたから、恐らく明日明後日の紙面で扱うのだと思う。読売・産経がやはり扱いが小さい。というわけで、これは恐らく新聞社のこの問題に対するスタンスの違いを反映しているといえよう。意外だったのは、15日の会見を日本テレビの「ニュースゼロ」やテレビ東京などが結構大きく扱ったことだ。これらの映像はYouTubeにアップされている。

 この問題についてはネット社会で一気に関心が高まり、まとめサイトなどもできているが、一連の流れを網羅したサイトがないので、『創』編集部で明日にも作成して立ち上げようかと考えている(但し忙しいのでできるかどうか未定)。とりあえず今日は、出版倫理協議会の声明をアップしておきたい。

 また、15日に発表された京都精華大学などのマンガ学科を持っている大学の意見書なども昨日からそれぞれのホームページにアップされている。マンガの規制問題で大学がこういう動きをするというのも20年前の規制騒動と大きな違いだ。この20年間でマンガはコンテンツ産業として認知されたことの現われだろう。

●京都精華大学マンガ学部教授会の意見書
http://info.kyoto-seika.ac.jp/info/docs/press_100315_01.pdf

─── 以下は出版倫理協議会の声明 ───

「東京都青少年条例改正案」に対する緊急反対表明

平成22年3月17日 出版倫理協議会議長 鈴木富夫

 出版物が青少年に及ぼす影響力は大きく、その社会的責任が重大であることは言うまでもない。出版に携わる者として、青少年の健全な成長を願い、そのための努力が必要であることは、十分認識している。

 しかし、その責任は出版関係者が自主的に負うべきものであり、法的・行政的措置は表現の自由の立場からも慎重に討議され、最小限に留められるべきと考える。

 このような観点から昭和38年に設立された出版倫理協議会では、青少年に見せたくないコミックやグラフ誌に対しては、出版ゾーニングマークをつけたり小口シール止めを施し、書店、コンビニでの区分陳列や対面販売を徹底するなど自主規制に努めてきた。

 しかし、今回示されている条例改正案は、業界のこのような自主規制の努力をないがしろにするものと言わざるをえない。

 当協議会が特に問題と考える点を以下に列記する。

1.18歳未満と判断される架空の人物の性を描いたコミック等を規制しようとしていること。(コミックにおける登場人物は設定年齢よりも幼くみえたり、年齢不詳の場合も多く、当局の恣意的な判断によって、著作者や発行者への検閲や弾圧につながる怖れがある)

2.現行の児童ポルノ法において、「児童ポルノとは何か」の定義が曖昧とされているにも拘わらず、それを踏襲しようとしていること。(国会において定義の見直し論議を行っている)

3.児童ポルノの「単純所持」について規制しようとしているのは、権力の乱用につながりかねない。(国も論議中で未だ規定していない)

 以上の理由から、当協議会は論議不十分で周知されていないこの条例改正案に対し、反対の立場を表明するものである。

構成団体(社)日本雑誌協会(社)日本書籍出版協会

(社)日本出版取次協会 日本書店商業組合連合会

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ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

<篠田様>
都議会民主党会派は修正を条件に賛成に回るようです。西松以来、何を見てきたのか!と問いたいです。西松・水谷では検察から事務的なミスを恣意的に大きくされて、党代表・幹事長である小沢さんがダメージを受けました。
今回の東京都の条例は、警察が恣意的に例えば思想的に気に食わない人間を性的表現のマンガを一冊を所有しているだけで、逮捕できる代物で、大変な悪法です。
民主党は都議会でも、ダメダメです。腹わたが煮え繰り返ります。

篠田博之様

>>「東京都青少年条例改正案」に対する緊急反対表明

この僅かな時間でここまでの動き、敬服いたします。

現在にいたるまで民主党側からのリアクション、
不気味なまでに静かです。

いまわたしも、自分に出来る最善をつくしてこの
条例改悪阻止のために動いております。

その決戦が明日から2日のあいだにつく、今は諦
めずに最後まで働きかけるつもりです。

賛成に回るなんてどこにも情報ありませんが?
工作をどこまでする気だ

規制側の常套手段ですが、漫画やアニメ等の絵の規制に反対しているのはオタク!といったイメージで表現規制を正当化する手法を使っています。

これに対抗するには、今回の条例であきらかおかしな点を、規制派議員に対して問いつめるべきです。

・なぜ絵だけが規制対象なのか?
・なぜ小説が規制対象ではないのか? 絵を規制するなら、小説も規制対象にするべき。
・(男性小説家が)援助交際する女子高生を肯定的に描いて大ヒットした携帯向け小説がある。これは有害ではないのか? なぜ漫画だと有害で小説は有害でないのか?

・石原慎太郎都知事は「太陽の季節」という未成年者のポルノ描写のある小説を書いているが、小説を適用範囲外にしているのは、これは明らかに都知事への政治的配慮ではないのか?
・漫画を適用して表現弾圧するのであれば、石原都知事の「太陽の季節」も廃刊焚書にするべき。弟の祐次郎による映画も有害であるので同じく廃絶にするべき。

こういった事を積極的に提案する方が、よくわからず規制に賛成している議員達へ、この条例のおかしな事を気づいてもらえると思います。

それから、規制派は漫画やアニメ等だけではなく、最終的には写真やTV・映画の規制も図っている事を知らしめるべきでしょう。

社民党の前議員である保坂展人さんとのやりとりで、アグネスチャンは18歳未満のアイドルらの水着も禁止しようとしている事を名言しています。(詳しいことは保坂さんのHPにのっています)

どうしてもポルノやエロというと、なぜか少女限定に考えられてしまうのですが、当たり前ですが少年もターゲットです。

ジャニーズの未成年の少年たちが、TVで上半身裸になる事がポルノだ!卑猥だ!犯罪だ!と、恣意的に判断されれば、それも有罪にしようともくろんでいます。

小さな男の子がお風呂入っているほほえましいシーンでも、首から下はモザイク処理やそもそも画面に入らないような映像にしたいようですあの連中は・・・・

篠田様

この問題の渦中にある東京都青少年・治安対策本部で部長を務めている倉田潤なる警察庁キャリアが、鹿児島県警時代に、志布志事件の調査で自白強要を否定するなどの隠ぺい工作に手を貸していたという情報が出ています。

http://d.hatena.ne.jp/killtheassholes/20100314#p2

篠田様

東京都青少年問題協議会の事録です。

http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/09_singi/28b7giji.pdf

http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/09_singi/28b8giji.pdf

差別的な問題発言のオンパレードです。
このような人々が自分たちの好きなように創作物を検閲できる権力を強奪しようとしてたかと思うと寒気がします。

社団法人日本図書館協会も都の規制に対し、公式に反対の意向を示しました。

http://www.jla.or.jp/kenkai/20100317.html

ゾーニングは今までも自治体で取り組んできて結果、成人向け創作作品が子供の目に触れるようなお店もそうそうなくなり、表現の自由も護りながら地域での共存が図られてきた。
この規制は、今までのそういった地域での取り組みや流れを、都が無視して大雑把な改変で、一切を無に返す大改悪条例案です。

一都民として断固反対いたします。

この児童ポルノの問題と云う奴を、ここまで真剣そうに討議することに馬鹿らしさと日本人の「ひと眼ばかりを気にする」性格が表れていて嫌になる。
発想が貧困だ。

このような問題には、都議会ならと議会、国会なら国会で、「非難決議」でもやっておけばいい事。

こんなことより、今この時にでも世界各地で繰り返される「殺戮」の問題であるとか、野放しにされている「銃」の問題を議論するべき。
銃を野放しにし、殺戮を「民主的価値の創出」などと詭弁を弄する連中の隠れ蓑が、「捕鯨反対」であるとか、「児童ポルノ反対」であることなど解りきっている事である。
そんな連中に、まじめにお付き合いする必要など、どこにあるのだろう。
「世界的な趨勢」・・・冗談じゃない。
子供の裸を売り物にすることが良い事だなどとはだれも思わない。
しかし、目くじら立てるならば、他にもっといろいろあるだろう。
国際的な場においても、そんな事を、もっと大胆に言ってもよいのじゃないかと思う。

捕鯨や、ポルノ問題の場で、戦争や銃規制の問題を言っても、テーマから外れる、問題のすり替えと非難されるかもしれないが、好いじゃないか。
実際には、そっちのほうが重大な問題なんだから。

なんにしても、銃を野放しにし、世界中で人を殺しまくっている連中に、「わいせつ問題」や、「クジラの生き死にの問題」で、つっ込まれたくはないね。

この児ポ法の話って日米構造協議問題に似た構図を感じますね。創作物が規制されて日本のオタク業界が衰退したら、一番得をするのは欧米圏のマンガ・アニメ・ゲーム業界ですからね。
ちなみに創作物の単純所持でも実際に性犯罪を犯したのと同じ容疑で処罰され、メーガン法(カナダでメーガン法というのか分かりませんが、似たような趣旨の法律)適用対象となるカナダでは、最近は日本勢に押されて影が薄いですが、昔からアニメ製作が盛んでした。ちなみにカナダのアニメ製作者は徹底したアンチオタクです。カナダのアニメーター養成学校では「日本製のアニメがいかに暴力とセックスに満ちていて有害極まりないか」というレクチャーが入学して最初の授業で行なわれるそうです。そう言えば推進派の広告塔の女性タレントは現在はカナダ国籍の保持者とか。なんか一本の筋につながる話ですね。

「継続審議~しかし素晴らしい」

みなさんおめでとうございます。政治は動きます声をあげれば。(出先、短文陳謝)

元々反捕鯨運動とはベトナム戦争でベトナム人を殺戮して世界中から非難されていたアメリカが、自国への非難をかわすためのスケープゴートとして日本バッシングを始めたもの。

それに米国産の牛肉を更にたくさん日本に売りつけて儲ける為にもクジラ肉が邪魔だった。

カナダは知りませんが、NHK教育でやっていた日本のポップカルチャーについての番組で、フランス人達によるフランスにおける日本文化の浸透ぶりが紹介されました。

一般のTV番組で日本のポップカルチャー紹介される時、漫画・アニメだけ取り上げて若者達だけが日本文化好きなイメージありますが、ビートたけしがフランスで最高権威の勲章もらったように、フランスでは老若男女問わず熱狂的に日本文化大好きになっています。

フランスでも昔は日本のアニメや漫画が低俗な扱いでしたが、日本のグレンダイザーというロボットアニメが数十年前にとんでもない超絶大ヒットして、それを見て育った世代が社会の中核になるようになって日本の漫画アニメが当たり前の扱いになったようです。

10年ちょっと前のポケモンの世界的大ヒットで小さい子供達にも日本アニメ・ゲームが浸透して、その後にジブリのもののけ姫等でフランスの高尚な文壇や評論家達もそれまで(一部マニア以外は)自国より劣る日本文化等と見下していたのが一気に変わって日本こそ漫画アニメのナンバーワン先進国だ!となったようです。

日本を動かしている連中は未だにフランスこそ日本より上だと思っているようですが、その憧れのフランスでは若者から老人・政治家から偉い評論家の先生まで、日本の漫画やアニメを高尚な文化と認識されています。

日本では漫画アニメといえば未だに低俗な扱いですが、しかしハリウッド映画となると途端にバットマンでもトランスフォーマーでも高尚な文化扱いになりますよね。今のフランスは正にそういった扱いのようです。

暴力シーンや性表現も含めて、映画や小説と同じような扱いです。彼らにとって日本の漫画やアニメは映画や小説と比べて低俗な文化ではないからです。

当然子供向けの漫画やアニメには当たり前の規制がなされていますしそれで何の問題もありません。大人向けの漫画・アニメは大人をターゲットに販売・放映しますので、日本版をそのまま閲覧できます。

フランス人が今の日本で進められている架空のキャラクターの人権保護等という思想表現規制を知ればきっと驚き反対する事でしょう。なぜ大人だけが買えるメディアなのに、映画や小説はエログロ表現を野放しにしておいて、漫画やアニメだけが規制されるのか?と。都知事は未成年のエロ小説書いているではないかとも。

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篠田博之(しのだ・ひろゆき)

-----<経歴>-----

1951年茨城県生まれ。
一橋大卒。
1979年より月刊『創』編集者。
81年より編集長。 82年同誌休刊に伴い、創出版を設立して雑誌発行を続ける。
現在は編集長兼経営者。
日本ペンクラブ言論表現委員会副委員長、東京経済大学大学院講師など兼務。
東京新聞、北海道新聞などにコラム「週刊誌を読む」連載。
メディア批評のほかに、犯罪、死刑問題などについても新聞・テレビでしばしば発言。
著書『生涯編集者』(創出版)、『ドキュメント死刑囚』(ちくま新書)。共著は多数

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創出版
http://www.tsukuru.co.jp/

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-----<著書>-----


『生涯編集者──月刊「創」奮戦記』
2012年6月、創出版



『ドキュメント死刑囚』
2008年8月、筑摩書房

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