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週刊誌を読む:ワンフレーズ大勝再び 総選挙で異例の一斉発売 »

選挙特番で日テレの視聴率大勝利に脱力。民主党の勝ちすぎにも...

 8月30日夜の選挙特番で日本テレビが歴史的高視聴率を記録した。たけしの出演したTBSが平均9.5%、テレビ朝日が12.0%、NHKが24.7%なのに対して、何と日テレは26.4%だった。

 理由は明らかで、8時台まで放送していた「24時間テレビ」で珍獣ハンター「イモト」が放送時間内にゴールできず、「ゴールの模様はこの後の番組で」とやったために、視聴者がそのまま日テレを見続けたというわけだ。日テレはわざとイモトのゴールを引っ張ったのではないかといううがった見方までなされている。当初は、全局が選挙特番をやるなかでギリギリまで24時間テレビをやっている日テレは大丈夫か、と言われたのだが、現実はその逆だったわけだ。

 これは、テレビっていったい何なの?と考えさせる現実だ。選挙特番の速報性や中身の濃さが勝敗を分けるならともかく、実際に視聴者の行動を左右したのは上記のような事情だった。思わず脱力。でも、それがテレビの本質かもしれない。

 で、今回の選挙の結果についてだが、確かに政権交代が実現して、国民の1票が政治を動かしたという意義は認めるが、誰もが感じたであろう不安は、4年前の小泉選挙とよく似た光景だ。民主党が300議席を突破。しかも4年前の小泉チルドレンと今回の小沢チルドレンのよく似ていること。こんなに激しく振り子がふれてしまって大丈夫か?と多くの人が感じたに違いない。政権交代を促進するという小選挙区制の特徴なのだろうが、これが本当に民意をきちんと反映したことになっているのかどうか。

 私個人としては保坂展人さんが落選したのは残念で、あれだけ善戦して得票数をとったのに、落選になってしまうのか、と思った次第。法務委員会などでの彼の活躍を見ていたら、国会に必要な人だと思うのだが、一方でよくわからない人が民主党候補というだけで当選してしまっているような光景を見て、うーんこれでいいのかと。4年前にも、小泉チルドレンというだけで当選してしまったような人が多かったのを見て同じ印象を受けたが、これでいいのか。こういうあり方って政治の劣化や政治不信につながっていくような気がしてならない。

 政権交代自体はいいことで民主党政権がちゃんとやってくれることを期待するしかないのだが、でも手放しで快挙だと言えない、日テレの視聴率トップに対すると同じような脱力感を感じてしまうのはどうして?

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ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

保坂さんの落選は、私も残念です。
しかし、社民党は民主党と選挙協力体制をとっていたのですから、民主党候補者のいる選挙区に保坂さんをぶつけてしまった社民党の失敗だともいえるでしょう。

> TBSが平均9.5%、テレビ朝日が12.0%、NHKが24.7%なのに対して、何と日テレは26.4%

ここにフジテレビが出ていないのはなぜ? 意図的、それともたまたま? (笑

> 日テレの視聴率トップに対すると同じような脱力感を感じてしまうのはどうして?

これは、将来を先取りした勘のいい不安だと思いますね。 中々鋭いです。
私の予測では、 これからは 日本は 政権交代が当たり前の時代に入っていくでしょうね。問題なのは、
そこに日本の特殊事情が加わることによって、いとも簡単に政権交代が起こりすぎることが問題になるかもしれない。
これまでは、政権交代が起こらなかったことが日本ならではの問題でしたが、近い 将来 政権交代が起こりすぎることが日本ならではの問題になるかもしれない。

日本ならでの問題というのは、 無党派層がその時の空気によって わっと一方向に動くことによって 簡単に
政権交代が起きてしまうことです。 これが毎回起こるようだと、政策の一貫性が失われ、しかも ばら撒き的になり、
資源が無駄に使われて、ジェラルド カーチス教授が言うように、 日本は衰退の方向に向かう恐れがある。

まあね、英国は 完全小選挙区制ですが、そう簡単には政権交代は起こりません。 一つの政権は8年とか10年くらい だいたいやっています。ドイツは 完全小選挙区ではないけれども、やはり 一つの政権は8年とか10年は続いていますね。
やはり そのくらい一つの政権が続いて、ちょうど「飽き」が来たときくらいのときに 政権交代が起こる、それくらいが間隔で政権交代があるのいいのですね。 アメリカは大統領制ですが、二期8年というのが多いですね。やはり、一つの政権が 8年とか10年くらい続くのがいい。


今回は 日本では戦後初めて実質的な政権交代が起こったわけで、これはこれで非常に歴史的なことで、わたしも
感動しているわけですが、 日本人は これを一回経験したことで、 逆に 政権交代があまりにも簡単に
起こりすぎるリスクを抱えることになるかもしれないと観測しています。なにかちょっとしたことで、わっと無党派層が
動くことで政権交代が起きてしまう。

これまでは あまりにも政権交代が起きなかった。 今度は、あまりにも簡単に政権交代が起きてしまう。
これはこれで非常に深刻な問題を将来提起することになるかもしれない。

選挙の結果が出るのは、ある程度時間がかかるのは当たり前の話。
8時きっかりにTVを選挙特番に変えたって結果は分からない。
どの番組を見たところで、たいしたことはない。

問題は、9時や10時にあらかたの結果が分かってしまうこと。
8時に開票が始まるか始まらないかの時点で「当選」が打たれてしまうこと。
個人的には、面白みが薄れるという不謹慎な気分がある。
しかし、本当のところは、出口調査の問題だろう。
以前このジャーナルだったかどこかで書いてあったことだが、「出口調査の状況を候補者に流すことで、その陣営が裏での選挙活動を行う」可能性の問題だろう。
可能性と言うよりも、実際に行われていることだと思う。

どの道、もう終わってしまっている日本のTV局の視聴率の在り方でわざわざ「脱力感」を感じているなど、実にずれまくったお話だということだ。

私も社民党の保坂さんや国民新党の亀井さんが落選したのは大変な損失だと思います。

比例に関しては全国区にすべきじゃないですかね。

少数政党にとって重要な候補が確実に当選できるようにするにはブロックごとの比例では死票を多く出してしまうので全国区にすべきじゃないかと思います。

保坂さんに関してはこれを逆に切欠としてマスコミにどんどん出て様々な世の中の問題に対して問題提起をしてもらいたいものです。

視聴率を算定する際の母数は「テレビを見ている人」でしょ

視聴率 = 日テレを見てた人 ÷ テレビを見ていた人


「テレビを見ている人」が半分になっても視聴率は変わりない。
面白い話です。

確かに、保坂氏や亀井久興氏は落選させるには惜しい人材だ。もし、ご両人が自民党か民主党の議員なら捲土重来を期すればよい。そうしなかったのは選挙民の選択以前にご本人の政治信条や党略があるのだから仕方がない。こういうコメントの腹の内に二大政党制や小選挙区制に反対し、政権交代を起こりにくくする中選挙区制に再び戻そうというのならとても危険な発想だ。

 私もサンダース軍曹さんの意見に一票を投じたい。
 そもそも田中角栄時代以前から論じられてきた小選挙区制も、その功罪に長短があることは小沢さんや平野さんの著作に再三登場する。
 要は変化を望まない風土の中で、マイナス面を承知した上で導入され、その効果が始めて反映されたことを評価すべきであり、視聴率云々は別次元の問題と私は思う。

 小泉劇場と小沢劇場とを同じに論じるのも如何かとも思う。その違いは、世川ブログがレポートしているから、参照して欲しい。
 並のコメンテーターとは異質な切り口である。

豊後の小兵衛

わたしはイモトを待って10時まで見ていました。

ゴールの放映は録画で10:00。

9:15にはゴールしていたそうじゃないですか。

ズルイよ。(笑)

選挙番組の内容がよかったわけじゃないよ。出演者のコメントがよかったわけでもないよ。小沢氏への質問なんか、なんども同じ質問を繰返してあきれました。「バカじゃん」と思いましたよ。

日テレが「視聴率をあげるため」だけに、こんな事をする事をスポンサーはわかってね!

出演者も自分たちの存在意義を、よーく考えて見たほうがいい。

選挙番組がタレントに頼ってどーする?

他のチャネルを見たかったのに。

<日テレの視聴率が高くて良かった>
非常に逆説的ですみません。BS11において、小泉郵政選挙の投票傾向の分析をしていますが、民主党の得票総数は変わりなかった。
無党派の中でも政治的な関心が低く、普段は選挙に行かない人が小泉自民党に投票、その分が投票率の増加分だった。という内容の番組を見ました。
つまり、民主党に投票したのが、その様な無党派だったのか?否か?
を分析しないと結論はでない。小泉選挙と民主党政権交代選挙が同種のものか?否か?は、篠田さんの記事だけでは断定できないのです。
私としては、その様な熱に浮かれた、またはトレンドに引っ張られた有権者は、24時間テレビに噛り付いていたのなら、かえってうれしい。
何が脱力感なのか、良く判らない。必ず、どんな時でもバラエティが政治より大事な国民はいる訳ですから・・・。むしろ、小泉のスター性で政治が娯楽化していた前回よりも、今回の方がよほど健全なのではないか?

私はこの現象をマスコミが商売のし方を考える材料にしてもらいたいと思います。
選挙に関心が高い視聴者は複数の局に分散し、それ以外の方が日テレに集中したのではないか。
他局が全て横並びで選挙特番をやるとき、独自の番組編成を行った勇気を称えたい。

保坂さんの落選は本当に残念です。blogなどで活動を拝見すると国民の生活に繋がる活動をされていることが伝わります。本来はこのような人をメディアが取り上げることで政治に対する国民の目も肥えていくように思うのですが。
今朝7時頃日テレを見ていましたが、小沢さんが幹事長就任要請受諾について過去の映像を取り上げて「民主党分裂」の可能性を感じさせるネガキャンをやってました。
国民の支持を受けて民主党が第一党になったにも関わらずまだこんなスタンスでニュース流すんだ…国民の感性から乖離しているのでは?と感じると共に腹立たしくてテレビを消しました。
テレビのあり方として、民主党と共に日本の抱える問題の情報開示や問題提起、改善活動に対する経過や結果を伝えてくれたら信頼に足るものになると思うのですが。
現状のままではテレビの電源をプチッと消したくなるばかりです。

みなさんがおっしゃる通り視聴率は実数で1%100万人とはならなくなったろうし、視聴したときの個人への影響力も減っているからいつまでもテレビ神話を鵜呑みにしてはいけないと思う。

あと重複立候補はすくなくとも禁止にすべきだ。

ほんと保坂さんは残念です。執行部の失策です。

>こんなに激しく振り子がふれてしまって大丈夫か?と多くの人が感じたに違いない。
>これが本当に民意をきちんと反映したことになっているのかどうか。


この方の政治状況認識は、明らかに、今回の投票によって「意識的に」「圧倒的に」、日本で初めての実質的な「政権交代」を実現させた数多の一般有権者の認識よりも、かなり低次元です。

前回であろうと、今回であろうと、選挙結果は常に厳然たる「民意の反映」ではないのですか?

あなたの物言いは、今回の民意は(不都合だから)信じたくない、と言っているようにしか聞こえません。


>こういうあり方って政治の劣化や政治不信につながっていくような気がしてならない。


投票率が前回を上回って、小選挙区制開始以来最高になったこと自体が、「政治不信払拭」の一成果と評価されないのですか

上から目線のおためごかしの心配など、要りません。
コイズミいんちき改革で、それこそ「痛み」をきっちり分配していただいて覚醒した国民は、テレビや新聞などの低劣な「報道もどき」「愚民造り」プロパガンダなど相手にしていません。
その結果が今回の「民意」です。


>「影響力を巨大化させつつあるメディア」
ってのも、なんか古色蒼然としたアナクロなタイトルですね。
どのメディア話ですか?


少なくともテレビと新聞については、今後政治的影響力は更に矮小化して行くのではないでしょうか。

今回の政権交代の過程で、
インターネットで語られている議論の質と比較すると、テレビ・新聞の与太報道が覆いがたいぐらい低劣なことが明らかになってしまいました。

今回、政権交代という「民意」を示した有権者は、透徹した判断力で今後も正しい選択を行って行くと信じます。

そして、未だに自民党の提灯持ちをしている脳死メディアと、そこで食ってるずぶずぶコメンテーターは、自民党とともに淘汰され、死滅していくのでしょう。

大いに結構なことです。

イモトかぁ~・・・なるほどですね。失礼ながら、選挙報道に興味の無い家庭、子供がチャンネル権を握る家庭なら日テレ系を選びますよね。我が家も去年だったら・・ちなみに朝日を見ながら,他局を3つも録画してた我が家のような場合 視聴率調査の家だったらカウントされないのかな?

余談ですが、政治番組オタクの私は毎朝、朝ズバがメインで7時から20分間だけ朝日を見るんです。自民擁護キャスターの、みのサンの発言に毎朝 眉間に皺を寄せ楽しんでいます。(笑)
今朝、毎度のごとく民主党を愚痴愚痴攻撃するみのさんに、毎日新聞解説員の与良サン、ズバッと言ってくれてすっきりでした。
『なぜ、国民は民主党政権を選んだんですか?不安だの、傀儡政治だのズ~っと文句を言い続ける為に選んだんですか?違うでしょ?生活が良くなくのを期待して希望を託して投票したんでしょ!』(かなり私情が入り言葉が違うかも。でもそれらしい話でした)

保坂さんの落選は、僕も大変残念に思ってますが、落選の原因はご本人にもあったようです。
http://latache1992.blog56.fc2.com/blog-entry-155.html

政権交代したのだから、せめて祝い、励ましの言葉がかけられないのか?自民党は,第2党すなわち野党である。みのもんた氏はよほどいい思いをしているのかな?
 
我が家も政権交代しました。私も少しですが、財源が入ります。
どうどうと。献金ができます。

保坂さんの落選は残念ですが、もともと前回の選挙で比例区の自民党の候補者不足による自民党の票で当選した人です。選挙区の選定とか、民主党の応援を活用するとかなにか方法はなかったのでしょうか。任期中の活躍を考えると高校の後輩だけに本当に残念です。
また振り子の戻りを心配する人がいますが、自民党の野党不慣れや公明党の離反を考えればそう簡単に自民党が戻るとは思いません。民主党は10年近く野党としての苦難の経験を積んでいました。

TVの視聴率と政権交代の一大事業を取り混ぜて論ずること自体が無意味 第一てテレビの視聴率をウンヌンすること自体が時代遅れ テレビ局の視聴率競争を云々する前に 国民の選択を云々する前に(小泉劇場選挙の異常さを伝えるならともかく) なぜマスゴミが自公政権を応援したにも関わらず惨敗したのか そのこと自体を自己分析することから始められたらいかがですか 自公政権のお抱えだったTV局の視聴率をウンヌンしている前に!!!

em5467-2こと恵美様

いつも感心して勉強させて頂いております。
これからも高所、良識ある投稿宜しくお願いします。

田中真紀子氏曰く
小泉チルドレンの様に国会で立ったり、座ったり、
座ったり、立ったりだけの
なんの考えも持たない多くの新人と

小沢氏擁立の新人議員とは、資質はもちろんの事、
総てに於いて、「泥と雲」「鼈と月」程の違いです。

民主党新人議員の2~3年後の活躍が大変楽しみです。
現在活躍中の若手、中堅議員諸氏、
うかうかしていると追い抜かれますよ!
祝 日本史初めての民主主義誕生。
さあ 日本の夜明けです。
私も病体に鞭打ってもう少し頑張ります。
来夏の1票のために。

<ソークラテースの弁明 アレーティア様>
レス有難うございます。
私もソークラテースの弁明 アレーティア様の投稿には注目している一人です。
来年の参議院選挙まで、お互いにまだまだ頑張らないといけませんね。
ご病気との事ですが、これから日本は、もっと良くなるのに、見ない手はない!共に長生きしましょう。

em5467-2こと恵美様
注目度高いですね。
無理せず頑張って下さい
心より応援して居ります。

当スタッフの方達へ
私的な書簡で誠に申し訳有りません。

今日は終わり。

日テレが、大丈夫か?と言われたのは、視聴率じゃなくて、局が24時間テレビで手いっぱいだからじゃなかったっけ?私の読んだ記事ではそうでしたけど。
日テレよりも、どなたかが書いていたけど、TBSが画面の上のほうに視聴者からの意見を載せたほうが気になりました。まるでネットの反民主サイト。ニコニコなどでは自民が圧倒的に人気だったそうですね。ネットのあるサイトがそういう状態になるのはいいけど、TBSのはまずいだろと思いました。故意か無知ゆえかわからないけど、組織的に書き込めば簡単に多数をとれる状態にするのは。しかもネットと違ってテレビを見ている人の中には、そういうのに免疫がない人もいる。どうやって意見を募集し選んだのか知らないけど、匿名だったら、やり放題。
THE JURNALはお願いレベルだけど名前を要求していますよね。匿名でもいい意見を書く人もいるけど、中には匿名で誹謗中傷も。そういうのは、どんどん削除してもらいたい。

篠田様
ブログと関係なくてごめんなさい。
...と、お断りして。

ハンドルネーム”em5467-2こと恵美って人は・・・”さん
もういい加減、大人げない事は辞めたらどうです?田中さんの版は見たでしょう?恵美さんが気に入らないのなら、彼女のコメントにガチンコぶつかったらどうですか。マリファナの版でも、個人批判だけで、理論的な批判は無かったではないですか。それともまともにコメントする能力が無いから、気に食わない人の個人批判をしているんですかね。多くの人は、馬鹿にして、あんたをスルーしているのが解らないんですか。恥ずかしい。愚痴愚痴、ねちねち、気持ち悪い。あなたが、男なら最低の奴ですよ。人間性を疑います。あれだけ書かれて、まだ同じ事をするあんたのような人間にを「バカにつける薬が無い」と使います。

(編集部の方へ、過激なら削除して頂いて結構です。)

以下は主に一般論として述べるものです。
私が「不安」に思うことは、メディアやいわゆる識者が、「不安」という感情それ自体を報道或は論説の対象にしようとする傾向です。

具体的には「政権担当能力があるのか」、「新人候補(当選者)は政治を知っているのか」、「経済政策はバラマキに過ぎず、効果は薄いのじゃないか」、「外交/安保は大丈夫か」、「小沢氏の存在は権力の二重構造を生むのではないか」、「連立政権は妥協とねじれを孕むものでないか」、「民主は勝ち過ぎで、本当の民意の反映と言えないのじゃないか」などなど(挙げればきりがない)。

しかし、これらは畢竟「未知」或は不確定なるものへの不安や疑問であり、それは「感情的」なものに過ぎないはず。私が不安に思うのは、この感情的(従って主観的)なものが報道や論説の対象として(直接間接に)取り上げられ、巷間を席巻していくことにあります。「不安」が「不安」を呼ぶ負の連鎖となり、新政権が事をなす以前に民意が離れていくような状況を危惧するものです。

今回の選挙結果が民意を反映していないのじゃないか、という不安の念より一歩を進め、実際どの程度民意を反映したものかに対する、徹底的な取材と検証と、その上に立つ賢明な判断を識者には期待したいと思います。

我々が真に「不安」になり、警戒しなければならないものは、健全な批判的精神なき論説、大義なき歪んだ、感情的態度で臨む報道、是にあると思います。

>視聴率を算定する際の母数は「テレビを見ている人」でしょ

>視聴率 = 日テレを見てた人 ÷ テレビを見ていた人


>「テレビを見ている人」が半分になっても視聴率は変わりない。
>面白い話です。

いや、それは違います。分母は世帯数なので、テレビを見る人が減ると視聴率は下がります。全局の視聴率を足してみたら分かります。

「テレビを見ている人」が分母の場合、占有率といいます。

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Profile

篠田博之(しのだ・ひろゆき)

-----<経歴>-----

1951年茨城県生まれ。
一橋大卒。
1979年より月刊『創』編集者。
81年より編集長。 82年同誌休刊に伴い、創出版を設立して雑誌発行を続ける。
現在は編集長兼経営者。
日本ペンクラブ言論表現委員会副委員長、東京経済大学大学院講師など兼務。
東京新聞、北海道新聞などにコラム「週刊誌を読む」連載。
メディア批評のほかに、犯罪、死刑問題などについても新聞・テレビでしばしば発言。
著書『生涯編集者』(創出版)、『ドキュメント死刑囚』(ちくま新書)。共著は多数

BookMarks

創出版
http://www.tsukuru.co.jp/

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-----<著書>-----


『生涯編集者──月刊「創」奮戦記』
2012年6月、創出版



『ドキュメント死刑囚』
2008年8月、筑摩書房

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