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週刊誌を読む:ミスター、異例の抗議も 長嶋家「骨肉バトル」報道

 自民党の抗争ほど派手ではないが、この間週刊誌を賑わせたのが長嶋家の「骨肉バトル」騒動だ。    
 発端は『フライデー』7月3日号「長嶋茂雄に寄り添う『田園調布の女帝』の正体」だった。亡くなった亜希子夫人の妹が長嶋家に出入りし、ファミリーの資産や権利を管理する会社「オフィスエヌ」の代表のように振舞っていると非難する内容だった。

 この記事に激怒したのがミスター本人で、同誌発売の六月十九日に抗議文を公表した。「私はこれまで、多くの報道記事に対してかなり鷹揚と思われる対応をしてきたつもりです」「只、今回のように悪意に満ちた、全く事実と違う記事に対して、大変に憤りを感じています」。善意で尽くしてくれている義理の妹を「女帝」などと非難したことが許せなかったらしい。

 ところが事態を複雑にしたのは、時を同じくして長嶋茂雄名義の「ご通知」という文書が出回ったことだ。そこには「長嶋茂雄の肖像権管理、商品化権、広告宣伝活動及び出演活動」については今後オフィスエヌに一元化すると書かれていた。

 実は、息子の長嶋一茂氏も「ナガシマ企画」という会社を持っており、「長嶋茂雄ビジネス」をめぐって二つの会社がさや当てを起こす事態になっていた。特に五月に「長嶋茂雄」という名前の登録商標をナガシマ企画が取得したことが父を怒らせたらしい。

 週刊誌はこの一連の騒動を骨肉の争いと派手に報道した。「長嶋茂雄と一茂『骨肉のバトル』」(週刊文春7月2日号)「ミスター涙の肉声 法廷闘争辞さず『一茂を訴える!』」(フラッシュ7月21日号)。

 『フライデー』も7月10日号で「『長嶋茂雄』名義で出回る『一茂外し』の仰天文書」と続報。さらに『週刊文春』7月23日号は一茂氏を騒動の元凶と指弾する記事を載せた。

 そして『フライデー』7月31日号は「長嶋茂雄&一茂『和解の昼食会』」と題し、騒動後初めて父子が対面したことを報じた。果たしてこれを機に騒動は終息するのか。ちなみに昼食会を取り持ったのは、幻冬舎の見城徹社長と、芸能界のドン、バーニングプロの周防郁雄社長だった。

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※『週刊誌を読む』は「創」編集長・篠田が毎週、東京新聞に連載(北海道新聞・中国新聞も転載)しているコラムです。

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マスコミは何故こんな所まで面白おかしく書くのだろう。少なくとも長嶋ファンと言われる人口は小生を含めて相当いるであろう。長嶋氏の引退以来も、その存在感は耐えなかった。かれは野球人である。野球で多くのファンに夢を与えた存在だ。その夢を現実の内輪モメを他外して何が得られるのか。懐かしき夢をもマスコミは与えて来た。そしてその相反する事を勝手に記事にしてイメージを害する。マスコミの果たす役目とは何なのだ。それなら民主、自民の報道も偏向報道なんてしないで、事実をキチッ報道せよと言いたいね。

「長嶋茂雄」を登録商標というのもスゴイ話だが
長嶋さんにしても王さんにしても彼らの人気にいつまで頼るのだろうか。
もうジックリと休んで余生を悠々と過ごしていただきたい。
そうなっていればお二人の病気も無かったかも知れないと思うのだが。

かつては、皇室以上のマスコミタブーだった長嶋家。
時代の流れを感じてしまいます。

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Profile

篠田博之(しのだ・ひろゆき)

-----<経歴>-----

1951年茨城県生まれ。
一橋大卒。
1979年より月刊『創』編集者。
81年より編集長。 82年同誌休刊に伴い、創出版を設立して雑誌発行を続ける。
現在は編集長兼経営者。
日本ペンクラブ言論表現委員会副委員長、東京経済大学大学院講師など兼務。
東京新聞、北海道新聞などにコラム「週刊誌を読む」連載。
メディア批評のほかに、犯罪、死刑問題などについても新聞・テレビでしばしば発言。
著書『生涯編集者』(創出版)、『ドキュメント死刑囚』(ちくま新書)。共著は多数

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