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« 週刊誌を読む:インフル騒動、検証続々 政府・マスコミ批判も
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週刊誌を読む:後味悪い草なぎさん復帰 会見で特定メディア排除

 「THE JOURNAL」に参加させてもらって約1カ月になる。自分の書いたことに賛否様々な意見をいただくのは、匿名言論を相手に議論する大きなハンデという問題はあるとしても、言論に携わる者にとっては貴重なトレーニングの場だと思っている。後で書きこまれた意見を見て、自分の書き方の至らなさを反省することもしばしばだが、特に北野誠さんについて書いたものについては、ちょっとコメントしておきたい。

 それと、その議論の途中で、筆者も次のトピを立ち上げたし…と書いてる人がいたが、あれは私が次のをアップしたわけでなく、毎週東京新聞などに書いているコラム「週刊誌を読む」が自動的に転載されていくものだ。今回の草なぎ会見の話もそうで、以前関連したテーマをオリジナル原稿としてアップしている。

 さて、北野問題は「そう複雑ではないと思う」というタイトルのせいもあって、私がたいした問題ではないと言っているかに受け取った方もいたようだが、そうではない。タレントが全番組をいきなり降板させられ、しかも事務所は説明責任を果たさないというのは大変な問題だ。ただ私の原稿は、週刊誌が書いていたことをたぶん真相はこうではないかと解説しただけで、自分で取材したわけでもないので、なるべく主観を排そうとしたものだ。

 それとこの処理をめぐる松竹芸能と朝日放送の過剰な自主規制の問題と、最終的にそれに従うという道を選んだ北野さんについての論評は、実はなかなか難しい。私自身も、そうかこういう意見もあるんだ、と思ったのは、例えば日刊サイゾーに載っていた芸能記者・本多圭さんのコメント。本多さんはバーニングの周防社長の批判記事を書いては何度も訴えられてきた。いわば周防社長と文字通り体を張って闘ってきた人なのだが、今回の問題については北野さんに比較的厳しい論評をしているのだ。

 まあ、基本は、バーニングやジャニーズ事務所が、こんなふうに芸能界のみならずテレビなどのメディア界を支配している、しかも道理の通らぬ現実がまかりとおっていながら、きちんとそれを批判するジャーナリズム機能が働いていないという問題だと思う。

 これは大きな問題なのだが、とりあえず今週月曜の東京新聞「週刊誌を読む」に書いたジャニーズ事務所のメディア支配についての記事を関連としてご覧いただきたい。たぶんこういう批判がそのまま掲載されるのは、一般紙だからこそで、テレビなどではこういう発言をしたとたん、批判をした方が飛ばされるのが現実だ。

*  *  *  *  *  *  *

■週刊誌を読む:後味悪い草なぎさん復帰 会見で特定メディア排除

 5月28日、フジテレビで会見を行い、SMAPの草なぎ剛さんが芸能生活復帰を果たした。歓迎ムードを過剰に煽るテレビと対照的に、週刊誌ではこの復帰会見に批判の嵐が吹き荒れている。

 ジャニーズ事務所が週刊誌や東スポなど、これまで批判的な記事を書いてきたメディアや、前回の謝罪会見でもめたNHKを会見から排除したというのだ。

 『週刊文春』6月11日号は、グラビア記事でこう書いている。

「この日、小誌は草彅が復帰会見を開くという情報をキャッチ。早速ジャニーズ事務所に場所と時間を問い合わせたのだが、返ってきたのは驚愕の答えだった。
『記者会見の話は、こちらでは何も聞いておりません』
そんなはずはないと再度確認すると、しばらく待たされた後に、
『対応できる者が外出していて、わかりません。こちらでは何も把握していませんので』
と繰り返すのみだった」

 そういう対応の末に特定のメディアを排除したまま、記者会見は行われたのだった。

『FLASH』も6月16日号でこの会見を批判。同誌の場合は「受付で会見場への立ち入りを断られた」とし、芸能関係者のこういうコメントを載せている。「事務所のいつものやり方ですよ。批判的な記事を書いたらこうなるよ、と」

 ジャニーズ事務所は批判的記事を書いた媒体をリストにし、事務所への取材だけでなく、所属タレントが出演する番組などへの取材も拒否するという徹底したやり方をとっていると言われる。しかも、その「敵性媒体」には、ジャーナリズム系の雑誌の大半が含まれているという。

 私は草なぎ逮捕は警察の勇み足だと思うし、復帰は歓迎だが、しかしこの会見をめぐる騒動にはイヤーな思いがした。そもそも今回の問題は、一般紙も大きく報道した社会的な事件だ。事務所の都合で特定の媒体を会見から排除するなどあっていいはずがない。

 こんなことがまかりとおっているのも、ジャニーズ事務所の機嫌をそこねてはドラマやバラエティが成立しないと、同事務所の意向に平身低頭するテレビなどのメディア側の姿勢があるからだ。

 情けない話である。

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※『週刊誌を読む』は「創」編集長・篠田が毎週、東京新聞に連載(北海道新聞・中国新聞も転載)しているコラムです。

【バックナンバー】 http://www.tsukuru.co.jp/shukanshi_blog/

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以上になりますが、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

今回の芸能界でのゴタゴタで一番思うのは、「やっぱり芸能界って特殊なところで、裏社会に通じているのではないか」「所詮ヤクザの興行で、権力と裏では通じてるから、政権交代を阻むように偏向報道をしているのではないか」といったようなことです。
北野氏や小向氏の話もそうだし、このジャニーズもそうだけど、やってることはヤクザと同じですよ。
ジャーナリズムとして真の意味での検証と、このような状況をどうしたら健全化できるのかということを問うていただきたいと切に願います。

西松事件での検察権力とマスゴミの癒着を彷彿させる。検察の意に沿わない報道をするとそのマスゴミの取材を拒否するというやり方。日本では主体の如何を問わず、権力を持つとこのような「権力行使」が許される「政治風土」なのだろう。またそれを許すマスゴミの体たらく。

気骨のあるジャーナリストを応援するしかないが、一つの方法はジャニーズ事務所所属のバカタレが出演している番組のスポンサーに苦情の山を築くというのも一つの方法かと。

篠田様、初めまして。
政治問題など難しい問題は、他のコーナーで、他の分別ある一般の方が素晴らしいコメントをされているので、この芸能問題は、女性から見たちょっとひねた見方で、コメントさせて頂きたいと思います。
私は随分昔から、弱小事務所・劇団所属の俳優・女優・歌手など、素晴らしい演技力・歌唱力を持っているにも関わらず、ジャニーズ・バーニング・吉本興業など大手事務所所属が力を持っている故に、つぶされていく現状に物凄く不満を持っています。
こういう大手の事務所の「裏の横暴」を篠田様でもいい、梨元様でもいい、このブログで暴いて欲しいと思います。大手事務所が、「芸」そのものを歪めてしまっているのではないか、と思えるのです。
いくら大手事務所所属の俳優・女優・タレントでも、彼らののする「芸」「演技」「歌」そのものへの批判は許されてしかるべきです。梨元さんの所でも書きましたが、こういう事を芸能マスコミはきちんとやっていかないと、この5年、急速に「グローバル化している芸能界」、海外の俳優・女優・歌手との「演技合戦」「歌唱力合戦」に太刀打ちできません。
提灯持ち記事だけでは、グローバル化した芸能界ではやっていけないのです。海外基準が日本に導入されましたからね。
芸能界にも大胆な大改革が必要だと思います。いつもでも昔の基準だけではやっていけないですよ。
最後に、こういう大手の芸能事務所、自民党への大手献金元であるか、誰か調査して欲しいですね。
政治記者でも芸能記者でも社会部記者でも誰でもね。これがわかれば、なぜ、大手所属の俳優・女優・タレントが守られているか、如実にわかりますからね。

篠田さま
特定のメディア排除は、記者クラブ制度の産物で、元凶は権力者に取り込まれた記者にあり、社会部・政治部の記者クラブの弊害が芸能記者の世界にも波及したと感じています。
又、芸能プロダクションが自社のタレントを、虚報・誤報に因るパッシングから護るのは当然のことで、『タレントにプライバシーは無い』と豪語して、取材・報道権を濫用した悪徳記者の蔓延も、現状を生んだ一因だと思っています。
不当な取材拒否であるなら、相手が公的機関であろうが芸能プロダクションであろうが、それを公にして堂々と抗議し、マスコミ他社も、それを支援し、場合によっては、一斉に取材拒否をすべきです。但し、この前提として、記者クラブが取材源からの便宜供与を断ち独立し、そしてオープン化することが必要と思います。
この意見は、大手プロダクションの横暴さ容認するものではなく、横暴にさせた原因はメディア側にもあり、メディアの体質改善・能力アップが先決との主張です。
TV芸能に限れば、プロデューサーの質が低下し、芸を評価する力が無くなり、作為的にアップされた人気のみで、安易にタレントを採用している姿勢が、プロダクションに見抜かれ、横暴を惹起していると感じています。それを知っているにも拘わらず、タレントを持ち上げる芸能レポーターが能無し芸人を生んで居ます。一方、舞台芸能を観れば、有能なプロデューサーが若手演出家を活用し、そしてオーディションにより、すばらしい新人も多数輩出しています。
国内何処を見ても、能力無き権力者が横行している、滅入ります。少なくとも、娯楽ぐらいは、文字通り、気楽に見たく思います。篠田さんのご活躍を期待しています。

篠田さん、こんにちは。
そうですか、本多圭さんは批判されておられますか。
私はマリアンヌさんと違い、タレントが芸能界の仕組みを変えていこうという主張は限界があるのですべきではないと思います。
いろいろ悪評の多いバーニングにせよジャニーズ事務所にせよ、実はタレントを守るという意味ではそれまでの業界のシキタリを変えてきた事は意外と指摘されませんね。
とくにバーニングは弱小事務所を同系列に置き、タレント保護に力を入れてきたし、音事協もそんな一環でもある。
現在の問題はタレント保護のあまり、ジャーナリズムが機能していないことにあります。
賞レースの持ち回り制度や紅白歌手の選定の出来レースとか、番組のブッキングが限られているとか、他にもいろいろ是正し質していかなければならない芸能界の慣例に切り込むジャーナリズムやジャーナリストがほとんどいないことが癒着や接待漬けで飼いならされた芸能記者のヨイショ記事になったりします。
こういうことは事務所の一タレントや俳優では無理でしょう。
業界でそれなりに食えるシステムを構築した大手芸能プロダクションの影響力は大変強く、彼らには手が余ることで批判や告発をするにしても、ジャーナリズムがバックアップし、周りを固めてくれなければどうにもなりませんし。
本多圭さんのようなジャーナリストがもっとたくさん出てくればいいのですが・・・。

マリアンヌさん 2009年06月11日 09:39

こんにちは。
ご投稿引用【私は・・素晴らしい演技力・歌唱力を持っているにも関わらず、・・大手事務所所属が力を持っている故に、つぶされていく現状に物凄く不満を持っています。】

1.私は、弱いものを含めて「不満」を持つ程には芸能界を知りませんが、「社会的な危機」の源泉の一つとして、芸能界とTVメディアの有り様に強い問題意識は持っています。

2.特に、「誘惑」に抵抗力の弱い若年層に対して、軽薄で見掛けだけで実質の無いプログラム(注)、健全な成長を助けるどころか毒する如き内容のプログラムの連続は、「物事を考えるという人生に重要な技能」や「適切に感じる優れた感性」を育むべき機会を蔑(ないがしろ)にしている現実を懸念しています。
現実は懸念では済まなくて、これらの環境下で育った者が、既に大人になっている。一部は問題を解決して・・、一部はこれらを引き摺っている・・現実。
「今の若者は・・」で始まる台詞の多くは、表層的で問題の所在も知らずに発せられ、本人は台詞を吐くことで満足をしているのでしょうが、問題の解決には何の役にも立たない。大人の遣るべきことは、この台詞ではない、全く別の「問題を解決すること」にあるのに・・。
    (注)殆どのドラマ番組、馬鹿騒ぎするだけのお笑い番組、番組ホストが出演者の他愛もない無邪気な話を感心!!しながら引き出すトーク番組、歌には例外は多いが「唯ただ絶叫するだけの短絡的な歌」など

3.誤解を受けると困りますので、敢えて申し上げれば、私は「芸能」の存在を軽く見ている訳でも、勿論否定する訳でもない。人間は、気晴らしもうっぷん晴らしも、ばか笑いも、生きて行くには必須で不可欠です、と断言する人間です。私の問題意識の矛先は、個々の芸能番組の「程度の低さ=諸々の意味で」と、「絶対的な情報量の多さ」に向かっています。その先には、そのようなプログラムを企画し制作する者達、そのプログラムを流すメディアなどなど。

4.話は一転しますが、「カネ」というものは恐ろしいものです。見識や教養といったものを持たない者達が、カネを持つと、更に権力を持つと、止まる処を知らずに堕落してゆく。真に、成金量産の構図です。

5.勿論、断言はできませんが、若年層の乏しいおカネを吸い上げて、その挙句の「堕落した姿」の一つを、今回篠田さんがレポートされたのだろうと思いました。TVメディアについては、企業の広告戦術がこの傾向を助長しているという脈絡を、TheJournal-NewsSpiralの6/5【・・「押し紙」を週刊新潮が暴く!】にCrazyDog | 2009年06月05日 15:12後半で書いたとおりです。

6.取り敢えずの事態打開策(問題解決策になるまでの熟成が足りないの意)は、我々視聴者、消費者が賢くなって、イカガワシイ者達にカネが渡らないようにすることでしょうか? 
子どもたちへの対策は・・・?  うううううん、解りません。先送りにします(笑)。
Hajime Yamada

「篠田さんの感覚をもっと正面から受け止めるべきだと思います」
本論から外れることは承知のうえです。
篠田さんは前置きで、『匿名言論を相手に議論する大きなハンデ』と述べられております。
THE JOURNAL宣言にも、このサイトの入り口にも“投稿は原則として本名で行ってください”とあるにもかかわらず、相変わらず匿名・ハンドルネームで投稿する人の感覚が理解できません。
篠田さんの感性が指摘した“匿名言論”なる言葉に、もっと真摯に向き合うべきではないでしょうか。
私の感覚では、“匿名言論”は“無責任言論”と同一です。
匿名・ハンドルネームで投稿されているどなたか、違いを論理的に解説していただけると大変ありがたく思います。
一時期のTHE JOURNALは荒れて、まるで2chのようでした。
私自身、気持ちが引き、読むのを止めようかと思いましたし、良識ある読者は寄り付かなくなるのではないかとも思いました。
この素晴らしいTHE JOURNALというサイトを、民主的な意見を交換する場として維持していくことはとても大切なことだと思います。
言うまでもなく、“言論の自由”と“発言の責任”は表裏一体です。
他のページの匿名論を見ていると、あたかも官憲などから弾圧を受けるかのような理由付けをされていますが、私には後付の理屈にしか聞こえません。本当に自分の意見に自信があるなら、THE JOURNALに正面から議論を挑めばよい。ルールが納得できないなら、黙っておけばよい。
篠田さんのおっしゃる“匿名言論を相手に議論する大きなハンデ”という言葉の持つ意味と篠田さんの感性・感覚を正面から受け止めるべきです。
ご自分がブロガーなら、どう感じるのかという感覚が大切でしょう。
少なくとも、(このページのことではありませんが・・)ブロガーを罵倒するような発言は如何なものかと思います。
意見の違いは意見の違いとして、冷静さは失いたくないものだと常々思っております。

(結構長文、失礼!)
 
 Mitsuru Mr. Nara さんへ
 THE JOURNA編集部 御中

 「匿名言論」も「ハンドルネームによる言論」も言論で有ることには変わりはなく
ともに「言論の自由」は保障されるべきだし、多様な「民主的な意見」を議論の俎上に
載せるためにも許容されるべきと思います。

 現に篠田氏の関係している日本ペンクラブに加盟する「プロの言論者」の中にも
「ペンネーム」で言論活動している人もいるわけで、それが直ちに“無責任言論”
に結びつくわけでも無いと思う。

 「匿名言論」が問題なのは紙媒体等で自分の論考が批判された場合の「反論権」が
担保されないケースが問題なのであって、ココではコメント欄が有るのでそれには
当たらないのではないか。

 篠田氏がそれを知ってか知らずか「匿名言論を相手に議論する大きなハンデ」と
書いたのは何か別に意図することがあるのだろう。

 議論をする上でコメント論考と論者の特定は必要だと思いますが、それも
「ハンドルネーム」で可能だし、「匿名」であっても発言時刻との組み合わせで
特定できますし、それで充分で有る。

 もちろん、「誹謗・中傷」、「自作自演」等は論外で排除されるべきでしょう
それらには別の対策が施されるべきであり、現にココの編集部はそれ(削除など)
を実施しているし、読者やコメント諸氏は「スルー」で対抗すればよい。

 ネットにおける「安易な個人特定」に繋がる「本名使用の危険」については
人それぞれの考え方があるし、プロの言論者でない個人の生活に係わる問題だし、
それぞれ個人の判断は尊重されべきだ。

 「プロの言論者」であれば関係する媒体の保護や同業者の支援、著名であること
の抑止力等で「身の安全」は一般の市井人と較べれば充分すぎるくらい担保される
だろう。それでも「批判をした方が飛ばされるのが現実だ」等という言論人は
同情するがただそれだけだ。

>あたかも官憲などから弾圧を受けるかのような、、

 日常でその様なことが無かった人は幸せですね、現実に苦しむ人もいるし、
弾圧するのは官憲だけでない、某宗教団体の矢野潤也氏のケースもあるし、
考え方が違うというだけで身の回りの所謂「イイ人たち」からの弾圧もある。

 「プロの言論者」でもヘタレてやらない「宗教団体批判」や問題となっている
業界等の貴重な「内部告発的論考」等は排除されてしまうだろう。

 健全な議論を構築する上で、必要なことは文章表現の巧拙や論者の社会的ステータス
等ではなく、アクまでマトモな論考であるかどうかの「質」の問題であり、「本名」
位で担保される訳でもないと考えます。

 現に「匿名」や「ハンドルネーム」で投稿されたコメントの中にもトピックのプロ
の論者の論考を遙かに凌ぐ、新たな視点や、未知の知見を提供してくれる優れたモノ
が数多くあります。

 読者やコメント投稿にも一定程度の「質」を求めたい高野氏とTHE JOURNAL編集部が
「本名」に拘るのは有る程度理科出来ますが、「本名」というハードルを科すことで
前段でも書いたように、多様な「民主的な意見」を議論の俎上に載せることが出来なく
なるのはかえってマイナスなのではと考えます。

 おもえば「園伊藤」氏、「一般人」氏、「桃子」氏等、場を盛り上げてくれたし、
自分たちの論考の欠陥を示唆してくれた功績も大きいと思う。

 THE JOURNA編集部が「警告文」を第一コメントに載せるようになってから
「コメント常連」諸氏の論考も少なめになったし、何よりも「キレ」が無くなっ
た様に思えるのは私だけだろうか?


 高野氏が以前書いておられた様に「ネットでは同じ意見の人が集まりやすく、
それはそれで問題」なのであれば多様性を担保するためにも「原則本名」は直ちに
止めるべきだ。
 
 それでも尚「匿名言論」が問題とするならば、投稿手続きに「メールアドレス」
(+「本名」も)を必須項目とし、「本名」効果の代替とすればよいと考える。

 「メールアドレス」はフリーアドレスを除外し、非公開、THE JOURNA編集部で
厳重に管理する。問題が有れば編集部で指導文を送るなり、出入り禁止にすればよい。
(IT的なロジックで自動化可能では?詳しくないけど)

>ルールが納得できないなら、黙っておけばよい。

 そのとおりに、THE JOURNA編集部も「匿名」や「ハンドルネーム」投稿は全て削除
すれば良いのだが、相変わらず「匿名言論」や「ハンドルネーム言論」も「原則OK」
しているようだ、THE JOURNA編集部の見解を聞きたいモノである。

 「プロの言論人」と違って、コメント投稿者は、そもそも「ノーギャラ」なんだし、
純粋に「発信したい」と考えて面倒なコメント投稿するわけで、「本名」以外NGで
あれば、私は単に「ROM」するだけだ。

篠田さま
こんばんは。私は元来、芸能の事はあまり興味が有りませんが、ただ、”ジャニーズ事務所が草彅氏の復帰会見で、特定のメディアを排除して”、という一文が気になり投稿致しました。あまり気に留めていませんでしたが、大手の芸能事務所はタレントを守るために規制をかけているという論理も初めて知りました。しかし、さして芸能に興味のない私でも、最近のタレントさんや俳優さんは....???と思ったり致します。特に、ジャニーズ、吉本興行など、ファンには申し訳有りませが、....????
メディアを怖がりメディアも手加減したら、本物の芸は磨かれないのではありませんか。私はマリアンヌさんのご意見は、一理あると思います。芸能界を変えるというよりも、もっとタレントさん達が自分自身の芸がどの程度か見極めて精進していただきたいです。私は現在TVドラマは見ません。はっきり言ってつまらないからです。演技がへたくそだからです。それは、全てに守られ、称賛だけを受け、安閑と仕事をしてきた代償と彼らは知るべきです。芸能界は衰退しますよ。観客は馬鹿ではないのです。黄色い声を上げている幼児だけ相手にして大成するとしたら大間違いです。そういう意味からも芸能事務所は守るだけが、是なのか、また、メディアもお義理とおつきあいだけで出演を決めてよいのか、よく考えた方が良いと思います。いくらその世界で幅を利かせていても、特定のメディアを排除するような肝の小さい事務所ではタレントの技術向上は見込めません。それに、彼らとて若いのに、ある意味、錬磨する可能性を奪われているのではありませんか?ちなみに私はジャニーズのタレントさんには魅力を感じません。なぜなら、きれいすぎて野性味がない、お人形のような方しかいないからです。個人個人趣味は違いますから、失礼とは思いますが、芸能界が自慰的行為を続ければやがて自らの首を絞める事は覚悟しておいた方がいいと思います。

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Profile

篠田博之(しのだ・ひろゆき)

-----<経歴>-----

1951年茨城県生まれ。
一橋大卒。
1979年より月刊『創』編集者。
81年より編集長。 82年同誌休刊に伴い、創出版を設立して雑誌発行を続ける。
現在は編集長兼経営者。
日本ペンクラブ言論表現委員会副委員長、東京経済大学大学院講師など兼務。
東京新聞、北海道新聞などにコラム「週刊誌を読む」連載。
メディア批評のほかに、犯罪、死刑問題などについても新聞・テレビでしばしば発言。
著書『生涯編集者』(創出版)、『ドキュメント死刑囚』(ちくま新書)。共著は多数

BookMarks

創出版
http://www.tsukuru.co.jp/

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-----<著書>-----


『生涯編集者──月刊「創」奮戦記』
2012年6月、創出版



『ドキュメント死刑囚』
2008年8月、筑摩書房

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