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東電:てめえのケツも拭けない「ならず者企業」

今年もスイスのダボスで開かれた世界経済フォーラム(WEF)の年次総会が1月29日に閉幕した。フォーラムの会員企業経営者や知識人、各国の代表など招待されたものが一堂に会して、資本主義社会をだらだらと延命させるためにあれこれ議論する場として知られている。今年は「高くなる一方の失業率を抑えるためには経済の成長が欠かせない」なんて、あくびが出そうに退屈な認識で一致したそうだ。この連中には危機感が欠如しているようで、これじゃ資本主義の将来も心配になる。

資本家とそれに吸血する政治家どもに対する抗議も毎年行われているが、今年は、あちこちに裸で出没して抗議行動をすることで有名なFEMENというウクライナの女性団体が「貧乏なのは、てめえらのせいだ」とか「危機はダボスで作られる」「ならず者たちがダボスでらんちき騒ぎ」なんて、期待通り、やっぱり裸の上半身に殴り書きにして登場したりして、一層の注目を引いた。

これにくらべるともっとおとなしいけど、資本家どもの集まりに呼応して、この時期に「世界最悪の企業」を選ぶことが行われてきた。地球に害を与え人権を侵害した企業はThe Public Eye Awardsとして表彰されることが2000年から行われている。

この賞の主催はスイスのNGO「ベルン宣言」とスイスのグリーンピース(09年までは地球の友)。毎年、前年の8月ごろから選定が始まり、11月にはそれが6企業にしぼられ、1月に投票が始まり、ダボスで年次総会が始まる頃には最終の投票結果が出るというのが毎年の恒例。

今年ノミネートされた6社は最終投票順(と投票数)に以下の通り。
1 25042票 VALE(ヴァーレ)
ブラジルの総合資源開発企業。鉄鉱石などの生産販売が主力。 アマゾンのど真ん中、ベロモンテ州に巨大な水力発電用のダムを建設したことでノミネートされた。


2 24245票 東電
いわずと知れた核汚染企業。「儲け追求のあまり、安全性無視の結果、放射能を撒き散らし、事故後には情報隠し、隠蔽、改ざんをおこなった」とまことに真っ当な理由でノミネート。

3 19014票 SAMSUNG(三星)
有害物質を労働者に通知せず、無防備に使用し、たくさんの労働者に癌を発病させた韓国の企業。


4 11107票 BARCLAYS(バークレイズ銀行)
投機的な食物先物取引で、世界の貧困層を飢餓に追い込んだ功績が評価された英国の「名門」銀行。 


5 6052 SYNGENTA (シンジェンタ)
世界最大の農薬製造企業。その殺虫剤、殺菌剤、除草剤により大地を汚染し、農民数千人を殺したとされるスイス企業。

6 3308票 FREEPORT(フリーポート)
45年にわたり、西パプアで薄給の現地鉱山労働者数千人を酷使し、その自然環境を汚染し続けているアメリカ企業。

今年はずっと東電がトップを走り、当然ながら東電の理由で、ぶっちぎりで栄冠を獲得すると思われていた。しかし、投票終了の一週間くらい前からそれまで3位だったブラジル企業が猛然と追い上げ、結局、800票差で抜き去られてしまった。「最悪のならず者企業」の汚名を逃れるために、何らかの投票操作が行われたのではないかとの疑惑も出ている。もしそれが本当ならば、本物のならず者だ。

で、「最高のならずもの企業」の地位を免れた東電の紹介を見ると、それっぽいキャッチコピーが出てる。
WHAT WE CREATED WE COULD NOT HANDLE
自分のケツも拭けない情けない企業
。
言い得て妙。

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そのほか、詳細は下記リンクにも掲載していますので、投稿前にご確認ください。

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ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

かなり厳しく、東電の責任の取り方について追求されているが、企業の無責任な現状は、ランク付けを超えた問題と理解しています。

米国は資本主義が行きすぎた新自由主義経済の弊害が甚だしく、公的資金注入によっての金融機関、企業の救済は記憶に新しいことです。金融商品を野放しに等しい状況において、救済するのは、米国民として許しがたいことであったと見ています。

日本は利権権益の温存された社会主義経済の形態をとっており、超大企業の責任は個別の企業に属さず国家的責任になっている例はかなりあります。市場に支配される円高を金の力で逆ネジを巻くようなことは端的な企業救済にほかなりません。個別的責任を取らされるのは声の小さい企業と言えます。

今までに救済された例は、金融機関はほとんどすべてであり、JALもしかり、とどめはご指摘の東電と言えます。利権権益を伴った社会主義経済を是正しようとすると、根本的に社会構造を変革しなければならず普通の考え方では不可能に近いと言えます。

ご指摘のように東電の問題であるが、突き詰めていくと、日本の社会構造に大ナタを振るわない限り困難な問題ととらえています。変革のエネルギーを大きくしていくためには、国民一人一人が主体性を持ち、自立することが不可欠です。

東電は何故潰さないのか。早く整理したほうが良い。原発事故を起こせば潰れると他の電力会社にも知らしめるためにも

潰すべきモノを潰さない。
東京電力も、オリンパスも、IHI
も、日航コーディアルお、みんな同じ。

ライブドア(の良し悪しは別にして)のようなアウトサイダーに対するルールと、上記のごとき「優良企業」、まさにインサイダーに対するルールとは完全に別モノとなっている。
しかも、これを監視するべき連中が「ゴミ」ときては、何をかいわんや・・・だ。

その上、国民大衆の目が病んでいるときている。

このような記事も、大手の「ゴミ」どもは、見て見ぬふり。
いかんともしがたい。


ところで、ジャーナルもさびしくなってきたものですね。
一体、どうしてなんでしょね。
「ジャーナル」どうしたらかつての盛況を取りも出せるか?
そんなテーマでやってみてはいかがですか。

ブログの主の所有物である事に、間違いは無いのだが、
ここまで来てしまえば、「ジャーナル」は一種の公共物だと云っても間違いではない。
所有者の意思だけで寂れて行くのは、
さみしい限りだ。

国民主権の真の民主主義は
その国のマスメディアを
判断基準の大きな、ひとつになるのでは?
テレビと新聞のクロスオーナーシップの状況
マスメディア、職員給与、待遇
マスメディアの国家からの大小権益
マスメディア同士の競合の強弱度
マスメディアと他メディアの関係
マスメディアと国家、行政府、軍との距離間
これら以外も多他有るかと思うが
信頼できるマスメディアを持つ国民は幸せなのでは
今の日本は不幸感が充満している
今の日本のマスメディアは国民の代表、政治家、及び立法府の権力抹殺に躍起だが
今の行政とマスメディアによる裏民主主義はもはやネット媒体の普及で
限界にきている


関係ない話になってしまうので、のらないかもしれないが、
土曜日曜と、年金に絡んで人口減少に議論を広げて、
もっともらしい事をマスゴミがやっている。
不快なので、少し書いておく。

50年後の人口が減少すると云う。
確かに、このままのペースで、何もしなければ、
そうなるのだろう。
しかし、考えても見てくれ。
このまま50年間も、一種鎖国状態での移民完全拒否が、
この世界の人口爆発の中、
食料問題もただならぬ方向性を持つ中で、
世界が受け入れ続けてくれるのだろうか?
国内的に言っても、一切の移民拒否が、今後50年間も続くのだろうか?

変数を、一切受け付けない、
考えもしない、
大好きな言葉、「国民的議論」などは、どこにもない。

何とインチキな議論だろう。

税金なんてモノは、こんな簡単な疑問に目を向けないだ話し続けて良いものなのだろうか。
当然、「シロアリ」退治が先だが。(野田衆院議員殿の仰る通りだ)

明治維新が1868年で、維新後の日本のピークを日露戦争の1905年とすると、この間が37年。
その後は、過去の遺産を食いつぶし、敗戦の1945年にいたる。その間が40年。
戦後に復興・発展のピークをバブル直前のプラザ合意あたりとすれば1985年で、その間は40年。
日本が40年周期でどん底とピークを繰り返しているとすれば、次の底は2025年ごろ。あと10年以上。
状況の悪化はまだ続くでしょうし、中途半端にジリ貧が続くより、むしろ、早くどん底になったほうがよいとも思います。
(40年というのは、20歳が60歳になる時間であり、成功の実体験者がいなくなっていく期間でもあるんですよね。)

民主党には失望しました。小沢一郎もふくめて。
小沢だって、この状況をもはやどうにもできないんじゃないでしょうか。
シロアリ退治、やってほしいですが、だれが(チームとして)どうやってやるのか。もはや、まったく具体的イメージがわきません。
小沢一郎は、せめて、どん底になった後、立ち上げるための土台はつくっておいてほしい。

ここジャーナルを盛り上げるには、承認制をやめて、以前のようなリアルタイム書き込み(不適切なものは後から削除)にしたほがいいのではないでしょうかね。
久しぶりに見ましたが、正直、同じようなコメントばかりで面白くありません。

【面白くありません】
これが正確に何を意味しているのかは解りませんが、このTheJournalだけではなく広く世間の言説が刺激に欠ける、ワクワクしない、論旨が飛躍しないのが理由だと想像します。
その根因は、多分、眼前の巨大な問題を解決する道筋を示さないことにあると思う。更にその深因は、論者の視角が広さ深さ永さに不足があるのだと思う。
知識を蓄え、其れらの知識を臨機応変に自由闊達に組み合わせ、更にその組み合わせの変更を繰り返して、智慧を生み出し、漸く肝心の「問題を解決する策」に行き着けると。昨今の日本には知識人や評論家は腐るほど居るが、知恵者に欠けていると。一言でいえば、小粒しか居ない。

この観点では、高野さんの「直線的な脱原発論」にも大きな意義があると思う。
草々

馬鹿なタレントや司会者、コメンテーターを使って、大げさな上にも大げさにばらまく、「戦後最大の大ウソ」
増税しないと財政破綻して、国債が暴落する…とのこと。

大体が、国債の暴落って、どう云う事を言ってるのか、
解っているんだろうか?
デフォルトするって、どう云う事なのか?てめえらでいってる事が解っているのだろうか。

大体からして、一国の総理大臣殿や、財務大臣殿が、
「このままでは日本はギリシャになってしまう」なんて事、言いまくるってのは、一体どう云う事なんだろうか。

上野のおやまか浅間山か、筑波山の頂上に、オリンポスの神殿見たいモノを作るとでも言うのだろうか。
そりゃ、まずいだろう。
政教分離なんだから。
ジャ、どう云う事だろうか?
ギリシャみたいになると云う事は、いかなることなのか?

もし、日本国が発行する国債が信用ならんものだと云う事を言ってるならば、こいつらは国家に対する犯罪を行っているとしか思えない。
とんでもない品物を国内の投資家に売りつけている事になるだろうし、国債が駄目になる駄目になると、一国のトップがわめきまくることで、
信頼を傷つけている事になる。

いくら、増税したいからといって、
あんまりにもひどい宣伝行動は止めにしておくれよ。
嘘ばかりついていると、本当に必要な時には、なんにも出来なくなってしまうよ。

みんな思いだしてごらんよ。
細川総理が、国民福祉税7%を、腰だめでいいだした時こそが、増税及び税制改革の絶好のチャンスだったんだ。
国債発行残高も200数十兆どころだったろう。
いかようにも、財政改革も、色々と改革も出来るチャンスだったんだが・・・
それらを潰した連中の顔を思い出してみようよ。

そうすれば、今声を高く叫んでるうそつき内閣やその応援団が、どう云ったものか解るだろう。

東京電力には原発を運転する能力がない。まして事故を収束させることなど無理だ。被害を補償する意志もない。すみやかに法的整理を行い、政府が前面にたって事故処理に当たらなければいけないと思う。


>投稿者: アズナブール |2012年2月 7日 01:05  さま

>承認制をやめて、
>以前のようなリアルタイム書き込み(不適切なものは後から削除)
>にしたほがいいのではないでしょうかね。


そうはおっしゃいますが、
以前、The Journalが未だ承認制では無かった頃、
「Journalは書込みが承認制じゃないから、読むに値しない書込みが多くて困る。膨大な書込みがあっても読みたい記事はほんの一握り。Journalの品格を上げる為にも是非`承認制にしてくれ!`」と、
それまで未承認制システムで全ての投稿をそのまま掲載し問題のある記事は後で削除してたシステムを無理矢理承認制に変えさせたのは他ならぬ読者のほうですよね?
今度は`承認制は止めろ`ですか。
※当時かたくなに`承認制にしろ`と投稿してた人はJournal常連の方で、おそらくご自身の記事に中傷されたか強く反論されたかが気に入らなかったのでしょうか。


Journal編集部や高野編集長からしてみれば、
「だから元々私達の考えで未承認制のシステムでやってたのに、それにいちゃもんを付け承認制に変えさせ、
私達の考えが正しかったのに今頃になって気付き
`未承認制`に戻せ…。


小沢支持者(元支持者も含む)はなんか身勝手な人(やつら)だと思われはしませんか??

「すいません。以前のお願いは間違いでした…」って付け加えないと筋が通らないのじゃないでしょうか?


小倉さん
「眼前の巨大な問題」という言葉で何を指していらっしゃるのでしょう。東電および原子力発電の問題?この国の検察もしくは官僚の問題?消費税およびこの国の財政の問題?
どれ一つとっても大問題で解決策を見つけるのは容易ではない。それは確かです。
ただ、一番大きな問題というのは、<人類がこの地球上で生き延びる>という問題のような気がしてなりません。そういう視点で自国の政治、国際政治、を行う人は、今どの程度いらっしゃるのでしょうか?まあ、政治だけで解決策が見つかるような問題でもありませんが、やはり政治というのは(問題の解決に)それなりに重要だと思います。(気楽に経済成長を期待している方々がほとんどですね。)そこまで深刻になることはないのですかね。

ここが承認制になったのは、リアルタイムだとサーバの負荷が重いので主催者が変えたと思います。鳩山退陣のちょっと後くらいで、たしかに常連さんで質を上げるために承認制に賛成した人も多かったですが、反対した人も多く、書き込みしなくなった人も多いと思います。

もともとこのサイトの面白さは、幅広い話題とまずまずの質の記事と、自由でリアルタイムの議論だったので、リアルタイムの議論がなくなると、面白さは大幅に減ってしまいましたね。

せっかく成功していたのに、戦術を間違ってコアな要素を捨ててしまって廃れてしまう。日本の企業・社会でよくある話ではあります。
ここは復活してくれるとうれしいんですけどね。

 世界一の民間電力会社があっという間に凋落してしまった。国の根幹をなすという理由で国営企業並の保護を受けながら、それをよいことに民間企業並の利益を貪った。おのれの社会的使命を忘れ、安全性を軽視した結果取り返しのつかない事故をおこしてしまった。
 原発事故が起こると一企業が賠償できる範囲は遙かに超え国家の力でも負担できない。被害者は捨て置かれる。日本全国に放射能汚染は徐々に広まり、国民すべてが泣き寝入りするしかない。
 もともと原発は国が電力会社に押しつけた面が強い。夢のエネルギーの妄想に目が眩んだ政治家が国策として導入した。だから2000億円以上は免責という条件もつけている。それ以上の災害があった場合、国民は切り捨て御免なのだ。もとより原子力は一企業が扱うべきものではない。
 善良な管理者の義務を忘れ、事故を起こした東電は全ての資産を提供し被害を賠償しなければいけないが、能力の及ばない部分は速やかに国が責任を負わねばならない。
 

中性子さん | 2012年2月12日 10:34
ご無沙汰でした。ご反応、有り難うございます。
成程!私の前稿だけでは「眼前の巨大な問題」は「私の秘密」でしたねw。多謝。以下長駄文の段、ご容赦ください。

私には他を圧倒する「眼前の巨大な問題」は、明らかにデフレ経済を含めた「へたれ経済」です。その「へたれ経済」の方向転換TurnAroundに手を拱いて、政治家も経営者達も経済学者達も(結果としてこのTheJournalも)脇道を右往左往しているだけだから、国民には「面白くない」し「ワクワクしない」し「将来に灯りが燈らない」のだと。
ご指摘の原子力発電問題も検察問題も官僚問題も財政問題も少子高齢化も巨大には違いないが(蛇足を付せば、小沢さんの裁判も再起も)、私は「国家の脇道」の問題だと捉えています。「政治は選択だ」という名言がありますが、「全ての判断は優先順位の選択だ」と思います。全てを同時に進めることは出来ないし、連関的に解決される問題もある。

「へたれ経済」からのTurnAroundが産業構造の21世紀化(※注)の兆しさえ出れば、「面白くなる」し「ワクワクする」し「将来に灯りが燈る」のだと。そうなれば、ご指摘の諸問題の解決に向かう時間稼ぎが出来る。財政問題は時間が掛るが、問題を解決する直接的な力になる(「増税よりも増税収(高橋陽一さん)」=「税率引き上げではなく、税収の引き上げ!」が正しい)。「へたれ経済」が極まり財政が破綻して仕舞っては、全ての問題が放置されて仕舞う。

 (※注)メディアで踊っている「景気」という捉え方は、今の日本病の処方箋としては近視眼であり完全に間違っていると。また、山と積まれた多種多様な「研究所技術」を磨き上げて「市場技術」に仕立て上げれば、眠っていたカネが目を覚まして新しいカネを生み出してくれる。

高貴な規範である【身分高き者が負う責務(新渡戸稲造さん“武士道”)】(欧米流にはノブレス・オブリージュ)は今や黴が生えて忘れ去られていますが、政治権力者や特に大企業の経営者などの身分高き者達が責務として負う「21世紀的な叡智と挑戦心」の欠如が重大です。其れがBoldな挑戦に尻込みをさせ果断さや時代感覚を奪っている。未熟や歪みが目立ち弱さが事態を悪化させている。彼らに改心を望むのは今更「無いものねだり」に違いなく、「政官財学の全方位での世代交代」も必要になる。此れでさえも必要条件だと思いますが、断じて十分条件ではない。然し、「悲観は情緒(気分)、楽観は意思(アラン“幸福論”)」だと。
その時間が日本に残されているのか?と懐疑的になる前に、早く!速く!動くことだと思います。脇道にも間違った道にも入らずに、一目散に正しい道を突き進むしかないと。

【そこまで深刻になることはないのですかね】
私は、今の日本の状況を中性子さんより深刻に捉えていると思います、多分。危機的だと。カウントアウトは1-2-3年?いずれにせよこのままでは、財政破綻はYes or NoではなくWhen and Howの問題だと。それ故に、脇道に入ったり、間違った道に入り込んで時間とエネルギーを無駄に捨てて仕舞う事態は避けなければならないと。

重ねて、長駄文の段、ご容赦ください。
草々

中性子さんへの追伸(私の前稿が狭く偏っていたので‥)

【<人類がこの地球上で生き延びる>という問題】を嗅ぎ分けられる事象があるのでしょうか。
別板で陽出国 さん| 2012年2月 7日 11:55が【何か途轍もない、人類の危機の迫り来る思いを禁じえません】と指摘されて、人類のレベルの危機を気にしているのです。
ご教示戴けると有り難い。

まあ、安全保障上の危機の種は世界中に常に存在しているのですが‥、イラン、イスラエル、北朝鮮、中国‥?
EUは経済問題ですし‥、
宇宙戦争は未だ相当に先の話だし‥、
アメリカの傲慢はObama大統領が抑え込んでくれている、
大地震の4年以内確率70%は先ずは日本の問題だし‥。

私の「かも知れない運転」のアンテナが、懸念してきた通り益々鈍感?時代遅れ?になっているのかも知れない。
私個人としては、非常に深刻な状況です(笑)。
草々

小倉さん
レス遅くなり申し訳ありません。(このサイトのupdateの頻度が最近鈍いので、あまりよく見に来なくなりました。他人のせいにして申し訳ありませんが。)
そうですね。「面白くない」根本の原因は、多分ですが、「変化」が感じられない、それもいわゆる「成長」に指向した変化が感じられない、というところにあるのでしょう。そんな気がします。
ただ、問題は、その「成長」です。それも「経済成長」です。私が、<人類がこの地球上で生き延びられるか>という心配をするのは、人間の経済活動というものが、この先どこまで(今の調子で)続けられるか、ということに疑問を持っているからです。
ご存知の用に人間の経済活動というものは「成長」にこそ意義があります。銀行は(高額の)利子をとって貸し付けますし、企業はその利子以上の成長をして借りたお金を返そうとするのでしょう。その根本的なメカニズムは、<指数関数的>成長です。数学的にいえば、この指数関数的増加はいずれ爆発します。そういう危険性を経済活動は孕んでいる、と思います。18世紀、19世紀、20世紀と見てくれば、この経済活動の指数関数的増加は明らかです。21世紀以降、何らかの形で経済活動に制限をつけざるを得ない状態に陥るのではないか、というのが、私の勝手な想像です。もしそういう状況になったとしたら、其処での人間はどうなるでしょう?(ある意味ではSFの世界です。ただ地球の資源に限りがある以上、私の論理は荒唐無稽というばかりではないような気がします。)
ということで、私が心配しているのは、まさに人間の経済活動そのものです。

閑話休題 
私の最大関心事=経済に関する感動的記事のご紹介です。
DOL神大教授三品和広さん【日本エレクトロニクス総崩れの真因 大同団結や徹底抗戦は愚の骨頂http://goo.gl/SF0Kd】
極めて的確に核心を突いてワクワクする。素晴らしいと。

先般来の鉄鋼の巨大合併や半導体事業の複数社統合など、日本の大同団結は、「負け犬同士の統合は、より大きな負け犬を作るだけだ」という私見にも繋がる。

【技術の粋を尽くしてモノを作るメーカーが、モノを右から左へ動かすだけのリーテイラーに利益率で負けてしまうのは異常‥アップル(その前のデル)がしたように量販店依存から脱却するのも急務である】
此の指摘にも全く同感、というより感動的だと。
「技術の粋を尽くして農作物を作る」昔ながらの日本農業が、自前の販路戦略を持たずに、投資資金と利益の回収という最も重要な事業過程を農協などに丸投げして、活力を喪っている構図にも通じている。

「製品次元」という捉え方は面白い。
然し、惜しむらくは、その対立概念に「商品次元」を持ってくれば好かった。「商品次元」を詳らかに論じれば、日本が研究所や技術者のレベルで「製品」技術の開発投資にカネを注ぎ込むことだけに熱心で、カネを回収し利益を上げるべき「商品」への戦略投資を怠って来た図式を浮き彫りに出来る。
(蛇足を付せば、製品はメーカーが「製ったもの」、商品はユーザーが「欲しがるもの」を指す。商品は売れるが、製品は売れない。)
草々

中性子さん 2012年2月16日 11:26
(このTheJournalが「江戸時代の飛脚便」であることは確定的ですので、お互い様に時差の話は止めましょう。)

【18世紀、19世紀、20世紀と見てくれば、この経済活動の指数関数的増加は明らかです】 ⇒成る程!
文化系の人間(=私)が理科系の人(=中性子さん)に意味のあることが言えるとすれば、真にこの【経済活動の指数関数的増加】の解釈しかないと思います。
以下の趣旨は、何日だったか、陽出国さん宛に書いた(朧気なw)記憶がありますが‥、
真に【指数関数的増加はいずれ爆発する】と考えるのが、1.00+1.00=2.00を成り立たせる理科的数学的素養の深い人達の几帳面な特質(限界?失礼!)だと思います
一方で、几帳面さに欠ける文化系は、1+1=3(または4)という算数を成立させる好い加減!な人種だと。
1+1=3(4)が成立する根拠が、我々が今真に玄関先に立っている「第2次?産業革命に続く1世紀以上振りのICT(デジタル)革命」です。
例えば、私見では‥、
現在のICTは、本来の革命の到達点に比べれば多寡々々その玄関先に立っている(奥の院は遥か彼方で誰も観えていない)に過ぎない。デジタル(無機質)な技術は、既に数字列を6-9桁増やしたが、今後も幾何級数的に桁数を増やし続けるのが必然ですので、【いずれ爆発する】という判断になると。
同時に、賢明な理人には、その片目の片隅で文人の「現実の経済と生活は有機的であって俄かには桁数が増え続けることは有り得ない」と観えている、また貨幣経済的に発行通貨の総量(マネタリーベース)が俄かには桁数が増え続けることは有り得ない」と観えている。然すれば自ずから、その無機的世界の爆発と有機的世界の「鈍さ」とのギャップが経済と生活を【いずれ破裂させる】と観えるのではないでしょうか。

勿論断定は致し兼ねますが、以上の経済要因であれば、人類が賢明であるならば(!)、【無機的世界の爆発と有機的世界の鈍さとのギャップ】は、永い過去の歴史に照らして、一時的な摩擦と痛みを伴いつつも、「人類存亡の危機」の懸念はないと思っています。

以上の脈絡では、話は、「賢明さに欠ける日本人」が直接的に関わる「へたれ経済とその延長線上にある日本経済財政の破綻」に戻ると思った次第です。
草々

アズナブールさん 2012年2月 7日 01:05
【面白くありません】‥脇道にも意味はあると確信つつも、矢張り本筋に戻らなければ本当ではないw。

日頃は欧米シンクタンク研究員を招聘して世界視野で国家安全保障を刺激的に論じている日本国際問題研究所(JIIA)が、今日は珍しく日本の経済問題に関するシンポジウム(座長:伊藤隆敏 東大教授)を日本の学者達を弁士にして主催してくれたので、参加してきました。

結果、全く【面白くありません】でした。彼らの視座も論旨も、陽出国さんの適切な「見切り」の通り、【成り行きをなぞる】だけで、聞き飽きた主張を「研究成果」として長時間聞かされることに、耐えられなかった。
【面白くない】、「刺激に欠ける」、「ワクワクしない」、「論旨が飛躍しない」のは、TheJournalだけのことではないということでしょう。
【面白くない】、「刺激に欠ける」、「ワクワクしない」、「論旨が飛躍しない」のが「日本人の本質だ」と言って仕舞えば其れまでですが、その延長線上には間違いなく日本の「昭和16年夏の敗戦」ならぬ「平成24年晩冬の破滅」が潜んでいるに違いない。
草々

小倉さん
議論が本質に迫ってきたような気がしています。
1+1=2は決して視野狭窄のせいではありません。逃れがたい必然です。一方1+1=3は決していい加減なものではなく、これから人類が<その存続を賭けて>見つけていかなければならない新たな「論理」です。哲学者の想像するように、人間の論理に何か原理的なものがあるかどうか、というのは私には判りませんが、少なくとも「理系」の思考での1+1=2しかないのでしたら、そこから導かれる結論としての人類の未来は決して明るいものではないでしょう。
ついでに言えば、1+1=3の世界観は決してデジタル革命で得られるものではありません。(断定的な物言いで申し訳ありませんが、私はその世界で生活の糧を得ていますので、その世界が、これからの人類の救世主になるとは全く思えません。)

中性子さん | 2012年2月19日 19:52
相当に気を使った積りですので誤解ではなく言葉の綾だと思っていますが、私は「1+1=2は視野狭窄」などとは毛頭思っていません。須らく人は360度を同時に見渡し洞察することは出来ない、スーパーマンではないという意味です。

ご遠慮勝ちな【1+1=3の世界観は決してデジタル革命で得られるものではありません】は、私も確信しています。
無機的要素で成り立つデジタル革命が、1+1=3を成立させることは出来ないと。デジタル革命は1+2+1+2+1+‥を重ねて「京」まで積み上げた(だけ)と。
1+1=3を成立させるのは、有機的な存在である人間とその人間が構成している有機的世界の空間だと。卑近過ぎる事例ですが、単に賢いCleverだけではない賢明なWise人間が、例えば20世紀の3/4までは存在しなかったWin-Win-Win‥という有機的な人間の繋がりを飛躍的に膨らませることが1+1=3を成立させるというイメージを持っています。
仮に、このイメージが私の中で現実性と具体性を持ったなら、老骨の駄馬を圧して「一丁遣るか!」と云う気になるかも知れませんが、まあ無理でしょうね(笑)。

また、ご懸念の<人類がこの地球上で生き延びられるか>という点は、100年以上の永い視野で観れば現実性を帯びた議論になるとは思います。一方で、私の主義は嘗てビジネスを遣っていた時代から一貫して「納める税金の心配は、儲かることが現実になる過程で遣れば済む」です(笑)。
草々

小倉さん
ご丁寧な返答ありがとうございます。(という私のコメントが掲載されるのはいつになりますかね。)
続きは何かの機会があれば別のスレッドでやりましょう。
最後に一つだけ。
小倉さんは<人類の賢さ>に期待されていますが、私は其処には期待しません。かといって性悪説、というわけでもありません。人間一人ひとりの本質は(英語を使って申し訳ありませんが)self-consistentでない、ということだと思っています。この本質から<成長>、<経済成長>、<文化>、などが説明できると思います。勿論<負の面>も。この言葉は欧米で普通に使われている言葉かどうか知りませんが、少なくとも物理屋にとってはごく普通の学術用語です。英語に堪能な小倉さんに説明するのは失礼かとも思いますが、敢えて日本語に置き換えれば<自分の中で自分に矛盾しない>とでもなるのでしょうか。
「でない」ということで、<人間は、自分の中で自分に矛盾している>という風に考えています。この「矛盾」というやつは、古来論理好きの数学者の世界で重宝されたもので、「背理法」なる論法で数学の理論、およびそれに立脚するいろいろな分野(経済学もその一つですね)の理論を発展させてきています。
ただ、元々矛盾を持っている(と私は思っている)人間が矛盾を排除する論理を組み上げる、というのは何か不自然のような気がずっとしていて、そこだけは釈然としていません。(弁証法なども勉強したのですが、なんとなくピンと来ません。)
矛盾の無い論理、と言うものに憧れがあるのかも知れませんね。
まあ、小倉さんの仰るように100年以上先の心配をする必要も無いですか。。。

中性子さん | 2012年2月26日 08:32
【続きは‥別のスレッドでやりましょう】
私もそろそろという感じでしたので、了解です。

私も【最後に一つ】。
ご指摘の通り、私は<人類の賢明さ>に期待しています。
(「期待することは信じることとは別だ」を含意して。)
問題を置き換えれば、歴史の中で、「21世紀の今」をどう評価するか?の問題でしょうか?
人類は歴史的に賢明Wisdomと愚かさ(=時に賢さClevernessと同義)とを行ったり来たりしながら、「21世紀の今」を造った。例えば、核兵器製造とNPTと‥。
断じて、どれか一方の直線ではない、単なる曲線でもない、夫々に矛盾を含んだ多種多様な線が複雑に入り乱れて其れらの相克を経て、歴史が「21世紀の今」を造ったと。
草々

メルトダウンした原発を見捨てて逃げ出した東電の作業員達。自分たちが逃げれば日本はおろか世界は終わりだと考えつかなかったのだろうか。水で冷やし続けなければ原爆10万発分の死の灰が噴出し、狭い日本どこに逃げてもだめだとは思わなかったのだろうか。
 自衛隊や東京消防庁の活躍で、小康を得たが世の中にこんな英雄的な人達は少ない。みんな私のような弱い人間が多いだろう。自分の命をかけて世の中を救える人ばかりじゃない。そんな弱い人間が、逃げたくなるようなものを創ったのが悪い。原発はなくさなきゃだめだ。

小倉摯門2012年2月26日 18:01捕捉
<人類がこの地球上で生き延びられるか>という点は、100年以上の永い視野が必要だと楽観的?ですが、

論点を<地球が生き延びられるか?>に変えると、
地球が無機質なデジタル革命が加速させる【この経済活動の指数関数的増加】(膨張)に耐えられなくなる時期の方が早いかも知れません。
草々

 白熱電球とラジオから始まった人間の電化生活。今や新幹線、携帯電話にIT技術。電気の力は人間を魔法使いに変える。電気を創り出す電力会社は魔法の力の源だ。少々放射能を出すぐらい文句をいうな。
 そうやって福島は、今無人の町に交通信号機が規則正しく点滅している所となった。人間の幸福を実現させる為に、人間を殺す原子力を東電が使った為だ。

 世界中を震撼させた原発事故を起こし、今後100年を越える果てしのない危険な収束作業を強いる東電が、誰一人と法的責任を問われず、当然のように税金による支援を求め、それに政府が易々と応じている。また独占企業ゆえに料金値上げで、自身を痛めることなくその地位の存続を計る。
 無人の野を行くが如き東電の横暴が許されるなら
この世に法はなく、他の電力会社も当然それを見習うだろう。放射能という人間の手に負えない公害を世に送り出し、早ければ次に大地震が来たときに遅くとも放射能が貯まり過ぎたときにこの世は終わる。
 まず東電を潰してしまわないと、再建の道筋は見えてこない。

Profile

リック・タナカ(Rick Tanaka)

-----<経歴>-----

信州松本出身。
1980年、シドニーに漂着。
大学中退後、ラジオやテレビ、ウエッブ、雑誌、ニューズレターなどで執筆、制作、コンテンツ制作、翻訳/通訳、音楽マネージメントなどで活動。
1997年、それまで15年暮らしたシドニーから標高千メートルの高原の町カトゥーンバに引っ越し、執筆・メディア活動と並行しながら、消費を抑え生産する楽農生活に突入する。
2007年、大陸の東南に浮かぶ島にある人口300人の村に移住、オイル・ピークと環境ゲテモノ化時代に備える暮らし、近隣社会の構築を模索中。

BookMarks

-----<訳書>-----


『未来のシナリオ』
2010年12月、農文協

-----<著書>-----


『人工社会』
2006年3月、幻冬舎


『楽農パラダイス』
2003年、東京書籍


『おもしろ大陸オーストラリア』
2000年、光文社知恵の森文庫

-----<共著>-----


『Okinawa Dreams Ok』
1997年、Die Gestalten Verlag


『Higher than Heaven:Japan, war and everything』
1995年、Private Guy International

-----<訳書>-----


『沖縄ポップカルチャー』
2000年7月、東京書籍

『首相暗殺』
ロバート・カッツ著、集英社

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