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2007年12月27日

仕事納め

 クリスマスが終わり、まさに年の瀬のこの次期、毎日国会に来ていましたが、今日は今年最後の参議院議員総会でした。

 福田総理が臨時国会を再々延長したのはいいのですが、せっかく国会を開いているのであれが、時期にかかわらず委員会を開いて議論をしたいと私たちは要求をしてきています。
 ところが、衆参ともに厚生労働委員会の与党は委員会を開くそぶりも見せません。
 
 参議院の自民党筆頭理事は言いました。

「いや、年末だから」

 年末だと委員会を開けない、と。
 でも、国会を越年して再々延長をしたのは福田総理の判断です。

 肝炎の問題、年金の問題など厚労省関連で審議、議論すべき課題は山積しているので、委員会の開催を行ってほしいとの私たちの再度の要求には、こんな答えでした。

「テロ新法の審議のために延長したので(厚労委員会は関係ないのでは)」

 ならば、予定通り国会を閉会し、外交防衛委員会でテロ新法を審議する「閉会中審査」を行えばよかったのではないかと思えてしまいます。

 ちなみに衆議院の厚生労働委員会においても、与党は私たちの審議要求に耳をかさず委員会開催の目処がたちませんでした。参議院から送付された私たちの議員立法である年金保険料流用禁止法案は審議を行うだけで採決に応じてくれてもいません。
 
 国会がなんとなく漂流しているようで全く落ち着きません。
 年金公約を軽んじた結果の内閣支持率急落以降、年金問題に善処する姿勢を見せたり、和解勧告から踏み込まない姿勢を見せておきながら、今度は一転して「一律救済」するとの決意を見せた総理の肝炎対策への対応などを間近で見ていると、総理は一体どこを見て政治を行っているのかがわかりません。

 来年は、政権後退を行い、国民のための政治改革を行いたいとの思いが強まっています。

 ところで、今年のクリスマスは皆様いかがでしたか。

 息子にはサンタクロースからWiiが届きました。
 25日の朝5時からWiiでマリオを楽しむ息子。普段、学校のある朝にもそのやる気を見せてほしいと母は思うところです。
 こうしたIT系のゲームに初めて挑戦する時にいつも関心するのは、全く説明書を読まないことです。ハードを難なくつないで、ソフトをインストールしてすぐ挑戦できるのは、この世代の能力なんでしょうか。(祖母が自分の携帯機能を覚えるのに3日かかったところを、子どもたちは2時間足らずで使いこなしていました)

 夕方、一緒に買い物に行った時、どうも息子の歩き方が変でした。道を真っすぐ歩くのではなく、ジグザグに走って壁に向かってジャンプを繰り返すのです。
 しかも、「やぁ!」、「は!」などとつぶやいています。何をしてるのか聞くと、息子は言いました。

「こうしてたら、いつか、ボクもマリオみたいに走れるかも!」

 その純粋さは、いつまで保たれるのでしょうか。思わずため息が出た瞬間です…。

 07年は家庭用ゲーム機の国内販売額が6000億円を超え、2年連続で過去最高を更新。中でも任天堂のDSは660万台、Wiiは320万台も販売したと報道されています。今年、サンタクロースにWiiを貰った子どもも多かったのではないでしょうか。いつか、こうしたゲーム機のソフトに「政界ゲーム」が出来て、サラリーマンから総理になるまでを体感できるようになって、一段と政治を身近に感じてもらいたいものです。

 今年も今日を入れて5日間。どうぞ、お身体をご自愛いただき、良いお年をお迎えください。

2007年12月18日

新たな年金支給総額は90億!

 社会保険庁のミスによって保険料を納付した記録が消されていたものの、本人が偶然にも領収書などの納付証書を保存していたおかげで記録が訂正され、本来受け取るべき年金が新たに支給されるのは当然のことですが、これまでは5年を超えた記録には「時効」がかけられていて、記録が訂正されても5年以前の未支給年金は受け取れないことになっていました。

 今年の通常国会で私たちはこうした時効対象者の中で、社保庁のミスに起因する事例は時効適用外にすること、あわせて5,000万件の宙に浮いた記録の調査、情報管理の問題解決に向けた内容を盛り込んだ「消えた年金適正化法案」を提出し、自身には何ら瑕疵はないのに泣き寝入りするしかなかった方々には年金をお渡しすべきだと主張してきました。

 社保庁のミスによって記録が消されていたものについて、5年の時効適用対象外とする年金時効特例法が施行された7月3日から11月30日までのほぼ5ヶ月の間に

 新たに年金が支給決定された人数は『12,088人』!
 お渡しされた総額は『90億円』!
 
 になることが明らかになりました。

 これだけの総額が社保庁のミスによりながら「時効」の壁で不払いされていたことにも激しい怒りを覚えますが、新たに支給決定された方々の中で最高年齢者はなんと『101才』でした。
 この方にはいくらお支払いされたのかが不明ですが、もしこの方が支給時から満額を受け取れていたら、60代でやりたかった事や消費したかったことがあったのではないでしょうか。

 あわせて支給対象者の平均年齢は『75才』ということもわかりましたが、17日に発表された男性の平均寿命は78.79才ということを考えると、社保庁は本当に取り返しのつかないことを繰り返し行ってきていると言わざるを得ません。

 今朝の厚生労働省の説明では、この間に支給決定された12088人の大半は時効撤廃法が成立する以前に再裁定されていた方々で、第三者委員会で社保庁のミスと認定されるような方々には、これから支給決定がされるということです。つまり、社保庁のミスにもかかわらず時効の壁に泣いていた方々へ交付される本来の年金総額はもっと増えることになります。
 
「(公約なんて)言いましたっけ?」
と、発言していた福田総理は昨日になって態度、言葉を一転させ陳謝はしたものの、陳謝したのは党のビラに誤解を招く表現があったことについてお詫びしたにすぎず、政府公約には言及していません。

 公約は選挙用のスローガン。
 支持率が下がったらお詫びのフリをする。

 とても許容できる政府与党の姿ではありません。

2007年12月13日

 昨日、清水寺で発表された今年を表す漢字は『偽』、でした。

 相次いだ食品偽装、防衛省の水増し請求等の問題、消えた年金記録。公約を守ると言い続けながら突然辞任をした総理。また、我が党にも大連立騒動がありました。

 今年1年、残念ながら政治への不信感を高めてしまう出来事が相次ぎました。
 今ほど、信頼を回復するために政治がすべきことは「誠実さ」であり、「言葉の重み」ではないでしょうか。

 昨日、記者団に今年を表す漢字を問われた福田総理は言いました。

『信』

 総理の思う漢字は、公募で選ばれた今年を表す漢字『偽』とはまったく逆さまです。

 こうした感覚だからこそ、5,000万件の消えた年金記録の4割が照合困難との事実が判明し、舛添大臣や町村官房長官らが「公約」を軽視した発言をしている事に対して「公約違反という大げさなものなのかどうか」と言ってしまうのかもしれません。

 今日届いた福田総理のメルマガで総理が書いていました。
「政治は、国民のためのものです。どのような課題に対しても、日々の生活
を送っている皆さんの目線に立って考え、政策を進めていく。この原点を忘
れてはならない、と常に考えています。」

 年金記録問題への考え方、公約への対応を見ていると、この言葉が軽く聞こえてしまうのは私だけではないと思います。
 同時に、では、民主党はどうやって信頼を回復する政治を行うのかということが問われてくると思います。

 昨日、長妻代議士と年金問題への対応について話しました。
「全ての紙台帳と5,000万件の記録を付き合わせる」
「国家の危機として全ての省庁から人を出して作業をする」
「情報公開をきちんとしていく」
 主張してきたことを実現させるために追求をしていこう、との結論でした。
 
 ぶれない姿勢が大切だと思っています。

2007年12月12日

公約は「気持ち」と総理は言う

「最後のお一人まで、最後の一円までやる」
 8月に厚生労働大臣に就任した時に舛添大臣は言い切りました。

「最後の一円までやるのは、ある意味選挙のスローガン。意気込みだ」
 11月。名前のない記録等524万件の名寄せが難しくなった時の会見での発言です。

「ないものはない」
「期限はエンドレス」
「誰が大臣でも同じ」
 昨日、誰のものかわからずに宙に浮いた5,000万件もの年金記録のうち、その4割にあたる1,975万件の記録が「本人の特定が困難」であることが明らかになったことを受けた大臣の発言です。

「選挙なので『年度末まで全て』と縮めて言ってしまった」
 町村官房長官は言いました。

「最後の1人まで調べ上げる気持ちで取り組みたい」
 総理が言いました。

 つまり、自民党にとっての公約は選挙時だけのリップサービス。
 それを信じるなんて信じがたい、ってことでしょうか。

 1,975万件のうち、社保庁の入力ミス等で原票や払出簿までたどっても、本人の特定が難しい件数が『945万件』であることも明らかになりました。

 さらに、元の持ち主が特定できそうな1,100万件の記録は、これから『ねんきん特別便』を送付して本人に確認してもらと言いますが、このお知らせには送付した方のものと思われる「宙に浮いていた記録情報そのもの」は送られないのです。

 つまり、お知らせが伝えることは。
 ⇒あなた様には宙に浮いた記録がありそうです。
 ⇒だから、がんばって自分で思い出してください。
 ⇒どこにどれだけ務めていた記録が抜けているか教えてください。

 結局は本人の記憶が頼りだという案内なのです。
 記憶があれば、多くの方々が社会保険事務所等に問い合わせているはずです。
 問題は、本人が昔のことで細かな事を思い出せないけれども、社保庁のミスで勝手に貰える年金が減額されている方々への対応としては、この案内では不十分だということです。
 ここに工夫を凝らし、宙に浮いていてご本人のものと思われる記録そのものを提示して、記憶があるかどうか細やかな確認作業を進めない限り、1,100万件の突合できそうな記録はいつまでも迷子のままという事態になりかねません。

 私たちは一環して主張してきました。
 政党を超えて国家の危機として取り組むべきだ、と。

 5,000万件の宙に浮いた記録全てを、まず、社会保険庁、全国の社会保険事務所、都道府県、市町村で保存されている全ての紙台帳と見比べて、間違いを手作業で正す。
 こうして、5,000万件のデータを正しいものに直してから、コンピューター内で名寄せを行えば、ほぼ一回の名寄せ作業で迷子のデータの持ち主が判明する確率が高いのです。

 ところが、舛添大臣は5,000万件のデータを正すことなく、そのままの状態でコンピューター内で名寄せを行うのが先だと主張し、実行してきました。12億円もの税金をかけて名寄せのためのソフトも発注してきました。
 結果、名前、性別、生年月日が欠けているデータは名寄せさえできないことが判明し、職員が手作業で紙台帳からの補正を行っています。
 さらに、1,975万件も今後手作業による紙台帳との突き合わせが必要だと明らかになりました。
 補正を行ったデータが、補正を行う前に開発したコンピューターソフトで名寄せを行えるかどうかは疑問です。行えないとなると、また新たにソフトを開発することになります。

 私たちの主張を聞き入れてもらえなかったこと。
 公約は選挙用のものだったこと。
 
 昨日、明らかになった政府与党の姿勢ですが、これを一般的には
『開き直り』
 というのではないでしょうか。

Profile

蓮舫(れんほう)

-----<経歴>-----

1967年11月28日、東京都生まれ。
青山学院法学部卒。
台湾人の貿易商の父、謝哲信と日本人の母との間に生まれる。
85年に台湾籍から帰化するまで謝蓮舫という名前で、今でも謝姓に愛着と誇りを感じている。
88年、第14代クラリオンガールに選ばれ芸能界デビュー。主に司会やレポーターの分野で活躍し、92年「スーパーワイド」(TBS)などで歯に衣着せぬキャスターぶりで注目を集めた。
そして93年には「ステーションEYE」(テレビ朝日)で報道キャスターに転身。
95年から97年まで北京大学に留学。
帰国後、男女の双子を出産。育児と同時にテレビ、ラジオへの出演と講演、執筆活動を再開する。
2004年7月11日の参議院選挙で当選し、現在、民主党の参議院議員。

<参議院>
・厚生労働委員会委員
・予算委員会委員

<民主党>
・ネクスト年金担当副大臣
・政策調査会副会長

-----<出演>-----

『ステーションEYE』
ANB、報道キャスター
(1993?1995)
『アクセス』
TBS-R、ナビゲーター
(2003.1?2004.3)
『みのもんたのサタデーすばッと!』
TBS、ゲストコメンテーター
(2003.10?2004.3)
『サンデープロジェクト』
ANB、台湾総統選挙取材・リポート
(2000.3・2004.3)

BookMarks

オフィシャル・ウェブサイト
http://www.renho.jp/
携帯サイト
http://www.renho.jp/i/
注目!!プロップマガジン
SUNTORY SUNGOLIATH

-----<推薦>-----


『ひまわり弁護士』
村田信之著、講談社文庫


『日本の生き方』
田原総一朗著、PHP

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