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2007年8月30日

中国発は大丈夫か!?

 中国から輸入されていた冷凍枝豆から除草剤の一種が検出され、厚労省が食品衛生法に基づいて29日に、全輸入業者に検査命令を出しました。
 ネギやホウレン草などに続いて今度は枝豆です。
 中国産野菜、中国産の加工食品から日本では認められていない残留農薬が見つかる、というニュースが連日のように報道されています。

 食べ物の他には玩具。
 当たり前のことですが、口に入れることも多く、自分で安全性を確認することさえできない子どもが使う玩具には厳しく安全性を確認する対策が企業に求められるものです。
 子ども達に人気のある機関車トーマスの玩具に使われている塗料から「鉛」が検出されたとして、アメリカのマテル社が自主回収に乗り出したニュースは記憶に新しいところですが、日本のタカラトミーとバンダイ、セガなどが相次いで中国玩具の安全対策を強化する対策を発表しています。

 報道によれば、あるメーカーが現地法人に設置するX線分析装置では、鉛やカドミウム、水銀などの有害物質が塗料に含まれているかどうかや、その濃度測定まで行なえるというものとありますが、正直驚きました。

『え?』、であります。

 日本でカドミウムといえば、環境汚染によって発生したカドミウムが原因で発生したイタイイタイ病。腎臓機能に障害が生じるなど身体に有害であることが明らかとなっています。
 また、水銀でいえば、かつて世界で毒薬として使われていた有機水銀はいまやその使用が禁止されていますが、日本では工場排水に流された有機水銀中毒で水俣病という大変痛ましい病気を引き起こした原因物質です。
 そうした物質が玩具の塗料に使われているかどうかを調べる装置が導入されるということは、中国ではカドミウムや水銀の毒性への知識や安全性が広く知らされていないということではないでしょうか。
 仮に、知識や問題意識が欠けているとすれば、今、行なうべきことは装置の導入や検査人員の大幅増加ではなく『教育』だと思えます。
 
 しばらく本来業務以外で注目されていた農林水産大臣でしたが、この間、中国には高級米として日本産のお米の輸出が解禁されました。こうした機会を利用して、今後は食品や農薬、化学物質などの「安全性」を日中両国で研究し、啓発活動へ汗をかくのも大切な外交活動だと思えます。

 ところで、これは「教育」でもどうにもならない…ってニュース。

『上海で偽コンビニチェーン店発覚』
 上海工商局が7月に行なった調査で、浦東にあるコンビニ店がまるごと偽物であることが発覚しました。
 店の外観、商品の陳列、扱う商品もすべて本物の「好徳」というコンビニにそっくりで区別がつかなかったとか。ところが、この店舗は1つも営業許可に必要な許可証を持っていなかったことから偽物と発覚したそうです。

 確かに、コンビニチェーンに加入することなくそのブランドにただ乗りすれば、本社に支払うべき使用料等が発生することなく全て利益に回ることになります。

 って、中国恐るべし…。

2007年8月28日

身体検査って…。

 安倍改造内閣が発足しました。

 今朝の日経新聞の見出しに『挙党掲げ重鎮起用』とあるように、新しい内閣の面々には派閥の領袖など、いわゆる「大物」議員が名を連ねています。
 とはいえ、「お友達内閣」から「派閥順送り内閣」へ。
 古い自民党に戻っただけとの批判もあるようです。

 参議院選挙以降、安倍総理が何度も口にしてきたのが『反省』。
 昨日行なわれた総理の会見では
「失われた信頼を再び取り戻すために新しい内閣のメンバーで全力を尽くす」
 と言われていましたが、失われた信頼への反省とは何なのか、新しい内閣が何の反省のもとに発足したのかが全くわかりませんでした。

 改造前に相次いだ資産報告の訂正や、前日に発覚した菅代議士の事務所費問題など、反省以前に「身体検査」が話題となったのが、今回の改造人事の唯一の目玉だったように思えます。
 昨日は、会館の事務所に多くの記者を招き入れ官邸からの電話を待っていた矢野参議院議員。早くから入閣確定と言われていたにもかかわらず、結果は大臣登用見送り。
 今朝の報道で見ると、矢野議員は入閣見送りの理由を与謝野官房長官、安倍総理に直接問うたところ、「身体検査」で問題があったと言われたとの記事がありました。

 身体検査で問題あり、ってどんな問題なのかが気になります。
 っていうか。身体検査って誰がどうやって行なうのかも気になります。
 さらに言えば、身体検査しなければいけない議員がそんなに多いのって問題では。

 他方、今週金曜日には民主党もネクストキャビネット等、新しい人事が行なわれます。
 身体検査が話題となる自民党のような人事ではなく、適材適所で国民に納得いただける人事が行なわれることを願ってます。

2007年8月17日

ニュース、夏枯れって言っても…

 私がニュース番組を担当していた随分前のことですが、8月は「魔の8月」といって恐れられていた月でした。
 
 何故か。
 
 夏休み、お盆休みが重なることで家族で旅行、奥様お出かけ、子どもや男性がテレビを見るなどなどの理由から、普段テレビ番組を見ている視聴者層が大幅に変わる月なのです。
 
 例えば、朝や昼過ぎのワイドショーや夕方ニュースの時間帯は、女性や主婦層をターゲットに番組企画をたてて放送していれば視聴率が取れていたものが、8月は全く取れなくなるのです。他にも、テレビを見ている人数事態が少なかったいわゆる昼メロの時間帯や深夜の番組の視聴率がグン、と上がったりするのです。

 そんな8月を救う企画の一番人気は「動物もの」。
 
 次いで「ホラーなどの恐怖系」、「季節もの」でした。

 今日の新聞ラテ欄を見ると。
 
 日本テレビ「スッキリ!!」の目玉企画は『史上最高猛暑…40.9度の街でインド人もビックリ』で季節ネタ。(いいんだろうか、このタイトルは…)
 
 テレビ朝日「スクランブル」では、『人気怠けカンガルーに異変』で動物ネタ。
 
 同じくテレビ朝日「Jチャンネル」でも『動物の赤ちゃんSP母は飼育員』。
 
 TBSテレビ「イブニング5」も『サルに包囲された町迎撃するイヌ達の闘い」で同じく動物ネタを扱っています。
 
 あの「ニュース23」でも『せめて目で涼もう新機軸の水族館』。

 企画もさることながら、タイトルを考えるテレビ関係者の努力が目に見えるようです。
 
 映像と音声を編集で見せていくテレビ番組と違って、ネットニュースはさすがに動物ものではなく、日々刻々と発生しているニュースをリアルタイムで報道しています。

 小池大臣の人事問題。
 片山虎之介氏が地方分権推進連盟の特別顧問に就任。
 株安などの経済ニュース。
 
 などなど、どれも関心のあるニュースなんですが、「あれ」と思ったもの。

『安倍首相、カメラ目線やめ、対話スタイルへ』
 
 総理官邸で毎日定例の記者会見を受ける安倍首相は、常にカメラ目線で答えていたものが、ここ最近から質問する記者を見て答えるようになった、と。
 
 この「変化」を聞かれて総理は「確かに肩に力が入っていたかもしれない…」との答え。

 チェックをすると、ネットのみならず、新聞各紙もテレビの情報番組もしっかりとこのニュースを報道していました。

 一国の首相が記者会見の目線を変えた!

 って、これはニュースなんでしょうか。

2007年8月 8日

ふざけるなぁ!

 ニュースを見ると、自民党の代議士会で総裁責任論が噴出したようです。
 
 新しい幹事長に麻生外務大臣の名前があがってきています。
 
 自民党内はしばらく責任、総括、人事で大変そうです。

 そうした中、今日から民主党内では様々な部門会議や立法作業に向けた活動が慌ただしく始まりました。

 午前中に「子どもの未来を考える議員総会」に出席、童話を通じて日本、韓国、中国の子ども達をつなぐ活動の報告を聞き、学校図書館の整備に関する文科省の方針をヒアリングし、子ども達の最善の図書環境を整えるための会議となりました。

 ここまでは良かった、のです。

 午後は、総務と厚労合同部会で年金問題について社会保険庁、総務省、厚労省の担当者から話を聞く会議に出席。
 
 私たちが指摘した5000万件もの宙に浮いた年金記録。
 
 その指摘、世論の怒りに押されて安倍総理はその場しのぎの対応策を取り、選挙戦では「年金問題」には万全の対応策をとった、と胸を張っていたのですが、実は、総理の指示があったにもかかわらず、社会保険庁は7月26日になってもまだ

『5000万件の記録実態精査に全く取り組んでいなかった!!』

 ことが明らかになりました。

 この実態を見つけた総務省は、厚生労働大臣に「適切に対処」するように勧告を出す、という異例の措置がとられたのです。

 そこで、私たちは国会閉会後、選挙前、選挙後も続けて社会保険庁に資料の開示要請を行なってきました。

 5000万件の迷子になった記録分の保険料総額はいくらなのか。
 年金財政の収支決算書。
 全ての記録を突合するための時間、費用の試算。
 社会保険庁が保有する記録の保存状況。
 などなど。

 問題解決を適切かつ迅速に行なうためには、まずは実態を明らかにすることから対応策を講じるべきと、私たちは大きく12の項目にわたって質問を重ねてきました。
 
 選挙の結果、参議院で第一党になった途端に、それまで課長が対応していた部門会議に審議官が来られるようになるなど、手のひらを返すような対応をとる省庁ですが、中身は全く変わりはありません。
 
 1ヶ月も前から丁寧な情報開示要請を行なってきたにもかかわらず、今日、社会保険庁が文書で説明した答弁は、

『数値について把握が困難な状況です』
『現在、検討中です』
『現在、調査中です』
『数値の集計中です』
『最終的な精査中です』

 言葉は変えた表現の答弁ですが、つまりは「0回答」なのです。

 さすがに、長妻代議士、山井代議士や私などから怒りの質問が飛ぶのですが、
「いや、コンピューターシステムが違うのでなかなか数字が把握できない状況で」
「今、企業からお力を借りるべく、人の派遣を待っています」
「精査中で、まだお出しできないので」

 繰り返される見事な言い訳。

 ある代議士が腹に据えかねて聞きました。
「参議院では第一党、国政調査権を使って同じ資料請求もする。そうなっても同じ回答を繰り返すスタンスか!」
 社会保険庁担当者の返事
「変わりません」

 国会を、国政を、選ばれた議員の声をどこまでも無視した発言なのでしょうか。
 
 あったまにきました。

 『ふざけるなぁ』、です。

 8月末に招集されるであろう国会審議において、こうした実態をしっかりと浮き彫りにして多くの方々に実態を見ていただきたいと思います。

 このあとに開かれた会議ではC型肝炎に感染し、いつ肝硬変や肝癌を発症するかわからない不安、実際に闘病されている方々をお招きし、その悲痛な声を聞きました。
 
 出産時の輸血で使われたフィブリノゲン(血液凝固因子製剤)によってC型肝炎に感染された方は、子どもに気を使わせる自分を責め、高額な医療費を得るために無理をして働く辛さを吐露されました。
 
 低体重で生まれ輸血をされたことで感染した子どもが、いつまで生きられるのか耐えられないと嗚咽される母親。
 
 卵巣の手術で使われた血液製剤で感染し、家庭がうまくいかなくなったことや、感染された方が亡くなった年齢に近づく恐怖と不安を話される女性。

 1980年以降にフィブリノゲン製剤の投与を受けた患者は約29万人。その内1万人がC型肝炎を発症したと言われ、今日、ウィルス性肝炎患者は350万人と推計されます。また、一日に120人もの患者さんが亡くなっているとも聞きました。

 アメリカでは1977年に肝炎感染の危険性など製剤の承認が取り消されたものが、日本では使われ続けました。
 
 人体を軽視し続けてきた企業、国の責任は重すぎます。

 小沢代表は、次回開かれる国会でC型肝炎に感染された方々を救済する内容の法案を提出すると明言しました。
 
 その姿勢を指示します。

 そして、夕方に出席したのが「障害者自立支援フォローアップ会議」でした。
 
 二年前の郵政解散の結果、自民党が大勝した直後に充分な審議を行なわず数の力で採決に持ち込んだ「障害者自立支援法」。
 
 これは、自立、とは名前だけで法律の実態は自立阻害なのです。

 ただでさえ、障害が重ければ働くことが難しく収入手段が限られる障害者なので、これまではその収入に応じて福祉サービスの値段が決まっていたものを、この法改正は障害度合いが軽度でも重度でも福祉サービスを受ければみんな一律一割負担を強いたのです。

 他にも多くの問題があり、障害を持つ方々とご家族に不安をもたらした欠陥法案をすぐさま見直すための会議には、多くの団体の方々が参加をしてくださり、現場のご苦労、生の声を教えてくれました。

 自己責任

 こういう美名で小泉前首相、安倍首相の政権下で「福祉」が切り捨てられてきました。
 
 どんなにがんばってもがんばりきれない方々を生み出しました。
  
 政治は、そういう方々を生み出すのではなく、手を差し伸べるものだと思います。
 
 今、私がやるべきことが見えてきた一日でした。

2007年8月 7日

本会議

 今日、参議院議員選挙後初めての本会議が開かれました。
 
 242人の定数のなかで、選挙前には83人だった民主党•新緑風会は総勢113人になりました。
 
 参議院内で第一党となったことから、新しい議長には我々の会派から江田五月さんが選ばれ、実に半世紀以上にわたって自民党出身議員が就任していた議長人事にも大きな変化が現れました。

 民主党会派では、当選回数順、年齢順に前列から順番に席が決まる事になっていて、これまでの三年間、私は一番前列に座っていましたが、今回はなんと一番前から4列目に席が移動しました。席替えだけでも随分と気分が変わるものです。
 
 さらに、これまで大多数を占めていた自民党と公明党に変わって私たちの会派が多数になったことも、本会議場の議席配分を大きく変えていて、改めて「選挙」結果の重みを実感したところです。

 この臨時国会はわずか4日間で閉じられますが、8月末には内閣改造に続いて臨時国会が開かれる見通しなので、まずは年金保険料の流用を禁止する法案、そして、国家公務員が税金を使って天下りをすることを禁じる法案、政治と金が問題にならないような透明度を設けた会計処理の法案を提出し、参議院で闘っていき、衆議院での審議で与党の姿勢が問われる国会にしていきたいと思います。

 ところで、今回初当選された方々の中で嬉しいこと。
 
 香川県の植松さん、山形県の舟山さん、岡山県の姫井さんなど、同世代でいて、子育てをされている女性議員が増えたこと、です。
 
 今日は、議員総会の合間に「育児と国政活動の両立」をどうやって実現するかで話題に花が咲きました。

 すでに子育てが終わっている議員や、育児に積極的に参加できていない男性議員からしてみると、何を話しているのか、と思われるかもしれませんが、子どもの学校、教育、成績、友達関係、育児の不安…。「私1人じゃなかったんだ」と思える、共有できる意識はとっても大事だと思えています。
 
 こんな小さなことは、大きな声では言えませんが、信頼できる同世代の仲間が増えたことは私にとって本当に力強い、のであります。

2007年8月 3日

ちょっと待て、って感じです

「民主党は政権につくだけの良識を持っているかが問われる」

 タイを訪れている森喜朗元首相の発言。
 
 私たちには与党としての国会対応が出来ない、とのご批判です。

 昨日届いた安倍総理のメールマガジンから引用します。

『国民のみなさんの怒りや不信が、今回の結果につながったことを厳粛に受け止め、こうした厳しい声に真摯にこたえていかねばならないと痛感しています。』
『私自身の進退も含め、いろいろとご批判があります。しかし、改革への流れをここで止めるわけにはいきません。』
『改革の中身について、これまで十分に説明できず、政策論争を深めることができなかった点は、率直に認めなければなりませんが、私が進めつつある改革の方向性が、今回の結果によって否定されたとは思えないのです。今、政治の空白をつくることは許されません。ましてや、政治が混迷したために改革が遅れた、あの90年代の低迷期に後戻りさせるわけにはいかない。今後とも新たな国づくりを進めていくことが、私の使命であり、責任であると考えています。』

 今回の選挙結果は政権担当能力を問うものではなく、敗北の結果は、人心一新をし、改革を進めることが「私の責任」と総理は言われています。

 どこまでも、自分に甘い人だとため息が出ます。

 この方が総裁を務める自民党が政権を担う良識とは何でしょうか。

2007年8月 2日

与党になると

 新人議員を迎えての特別国会が来週開かれる見通しです。
 
 安倍総理は、この特別国会会期を数日間に設定すると報道されていますが、私たちは選挙で約束をさせていただいたように、年金問題を解決させるための民主党案を提出する予定です。

 今朝、民主党の厚生労働部門会議が開かれました。
 
 社会保険庁と総務省の担当者から、政府が進める年金問題対応策をヒヤリングしたのですが、まずは驚いたこと。
 
 これまで、私たち議員の質問への説明や、党の部門会議で政府の方針を説明する担当者と言えば課長、課長補佐だったものが、今日来られたのは大臣官房の審議官がずらり。

 審議官と言えば事務方の責任者です。
 
 与党になるということは、官僚の対応もあからさまなのでした。

 そこで、改めて責任者に政府の対応、救済策の進み具合を聞きました。
 
 例えば、総理と政府が約束したのは数十年前の領収書や家計簿などの物証がなくても、証言や同僚の話などから「事実」らしいと認定されれば不払い分をお支払いするというもの。

 昨年8月から今年3月までの間に「消えた年金記録」のために年金満額をもらえていない、と社会保険庁に訴えたにもかかわらず、領収書などの物証がないため窓口で門前払いをされていた方々が20,635人。その方々にこれまでの社保庁の対応には問題があったこと、そして今回改めて全ての方々の記録を調査し救済することになったことをお知らせをするべきだと私たちは主張、要請をしてきました。
 
 選挙前は私たちの提案に全く対応をしなかった社保庁が、今回は、肩書きのある担当者がこの提案に耳を傾けたものの、答えにはびっくりです。

「窓口での説明にご納得いただき、お帰りいただいた方々ですので…」

 門前払いした方々を、途方にくれていた方々の気持ちを知ろうとするどころか、自分たちに都合のいい解釈をするのです。
 
 さらに、社会保険庁に全く記録がないものの、申し立てた本人が領収書などを持っていたために記録が修正され、本来もらえる年金を受け取れた方々は昨年夏から12月までで55件ありました。そこで、今年になって以降、こうしたケースがどれくらい発生したかを伺うと

「精査しています」

 一点張り、なのです。
 
 もちろん、その言葉を額面通りに受け取れるわけはありません。
 
 この数字が公表されれば、記録が消えた原因が社保庁のどこにあったのか。また、消えた記録の総額はいくらなのか、といった問題が再燃され、さらなる逆境に立たされるのを避けるための方便です。

 担当者が変わろうと、答弁が全く変わらない。
 
 社会保険庁のその姿勢にただ呆れるばかりの会議でしたが、隣に座っていた長妻さんが私に言いました。

「彼らはバッジをかけていないから、こんな対応をする。参議院では与党になったから、国政調査権、会計検査院の調査、ありとあらゆる手段を駆使して対応をしていこう」

 3年前も、そして今年も。長妻さんは社会保険庁の問題を中心になって調べてきました。厚生労働省、社会保険庁が資料を提出せざるを得なくなるまでです。
 
 それだけに、今朝の官僚の対応に憤慨をされていましたが、全く同じ思いです。

 選挙で選ばれる政治家は国民の意思に敏感になります。二年前の郵政解散の時の私たち。先の参議院選挙で惨敗をした自民党も今反省を強いられていると思います。

 ところが、国民生活に大きな影響を与える政策に携わる官僚の感性、意識は変わっていないことに愕然とします。

 だからこそ二大政党制。
 
 政権がいつでも変わることを可能にすれば、官僚も緊張感を持って仕事をすると思います。
 
 当面、参議院で全力投球。そして来るべく総選挙で政権交代を実現したいと強く思います。

2007年8月 1日

参議院選挙

 7月30日の新聞各紙の見出しは揃って同じでした。

「自民党、歴史的大敗」
 
 逆に読めば、民主党は歴史的大勝だったのです。

 今日、統一会派を組む一人が民主党入りしたため、現段階で参議院の民主党所属議員は110人となりました。ここに、会派の仲間、他の野党の仲間をあわせれば過半数を制することになり、衆参の与党勢力が逆転するということになりました。

 これからの国会では、予算案、条約などは衆議院での決定が優先されますが、予算関連法案、NHK予算案、各審議会の同意人事などが参議院で否決されれば法案は通らない事になります。
 
 それゆえに、安倍総理はこれからは民主党案にも耳を傾ける、と発言をされたのだと思われますが、自民党と民主党では法案そのものが違うと同時に、予算の組み方が違います。
 
 私たちは一般会計、特別会計をあわせて無駄遣いを徹底的に見直し、人への投資にあてていきたいとの政策を提言しています。例えば、約30000人もの天下り官僚が働く4500もの天下り団体に半年間で6兆円もの税金が随意契約で渡されているのはおかしいのです。
 
 随意契約を見直し、使われる予算を圧縮すれば農業政策、育児支援に使うことの出来る財減になるのです。国が委託する事業も、天下り団体ではなく民間に委託できれば市場の活性化につながる側面もあるのです。

 与党が民主党案を取り入れ、単に法案を修正すれば私たちが与党案に賛成できるというわけではないのです。

 ところで、今日、赤城農水大臣が更迭されました。
 
 わずか一ヶ月前、事務所費問題が発覚された時、安倍総理は「法にのっとって適切に処理している」から問題ないとの認識を示されていましたが、その姿勢から一転し辞表を受理。

 また、自民党が事務所経費の公開は「1円以上」とする規制法改正案を提出するとの報道もされています。

 どうして選挙前に実行しないのでしょうか。
 
 選挙で負けたら政策を見直すというのであれば、選挙で問わなかった、数の力で通してきた政策も総点検すべきだと思います。
 
 定率減税の撤廃も、障害者自立支援法も、年金機構法も、介護保険法改正も。
 
 選挙を行なわずに成立させてしまった欠陥法案をどうやって正していけるのか。

 特別国会は来週開かれる予定です。
 
 先の総選挙で与党に勝たせすぎた反動、安倍内閣と自民党にお灸をそえるなど、今回の選挙結果は、民主党への純粋な期待の現れでないことも承知していますが、今後の国会論戦の行方次第では、次期総選挙で二大政党制が初めて誕生することになるのです。
 
 やる気が出ます。

Profile

蓮舫(れんほう)

-----<経歴>-----

1967年11月28日、東京都生まれ。
青山学院法学部卒。
台湾人の貿易商の父、謝哲信と日本人の母との間に生まれる。
85年に台湾籍から帰化するまで謝蓮舫という名前で、今でも謝姓に愛着と誇りを感じている。
88年、第14代クラリオンガールに選ばれ芸能界デビュー。主に司会やレポーターの分野で活躍し、92年「スーパーワイド」(TBS)などで歯に衣着せぬキャスターぶりで注目を集めた。
そして93年には「ステーションEYE」(テレビ朝日)で報道キャスターに転身。
95年から97年まで北京大学に留学。
帰国後、男女の双子を出産。育児と同時にテレビ、ラジオへの出演と講演、執筆活動を再開する。
2004年7月11日の参議院選挙で当選し、現在、民主党の参議院議員。

<参議院>
・厚生労働委員会委員
・予算委員会委員

<民主党>
・ネクスト年金担当副大臣
・政策調査会副会長

-----<出演>-----

『ステーションEYE』
ANB、報道キャスター
(1993?1995)
『アクセス』
TBS-R、ナビゲーター
(2003.1?2004.3)
『みのもんたのサタデーすばッと!』
TBS、ゲストコメンテーター
(2003.10?2004.3)
『サンデープロジェクト』
ANB、台湾総統選挙取材・リポート
(2000.3・2004.3)

BookMarks

オフィシャル・ウェブサイト
http://www.renho.jp/
携帯サイト
http://www.renho.jp/i/
注目!!プロップマガジン
SUNTORY SUNGOLIATH

-----<推薦>-----


『ひまわり弁護士』
村田信之著、講談社文庫


『日本の生き方』
田原総一朗著、PHP

→ブック・こもんず←



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