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カウントダウン米大統領選 アーカイブ

2008年11月 7日

合掌

 NYと東京の時差は冬時間になった今は14時間。その時刻に僕は『沖縄タイムス』のための記事を書いていた。Yes We Can。オバマの勝利演説から勇気を奮い起されたこと。言葉のちからを信じること。その同じ時刻に筑紫哲也さんは息を引き取った。新しく生まれた人をウォッチするサイトで、去り逝くひとを送る。とてもとても残念で悔しい。そして心から言いたい。筑紫さん、安らかにお眠りください。僕たちにテレビニュースがこんなにもやりがいのある仕事なんだということを教えてくれたことに、こころの底から、ありがとうございます。筑紫さんの遺志は、こころある人々が必ず引き継ぎます。どのような困難と妨害があろうとも。

2008年11月 6日

7100万人がテレビの大統領選挙特番をみていた

 オバマ政権の輪郭づくりが始まった。ラム・エマニュエル下院議員が首席補佐官に決まったのをはじめ、ABCによれば、デイビッド・アクセルロッドがオバマ大統領の上級顧問になるという。アクセルロッドは、オバマ陣営の戦略ブレイン。国務長官には、スーザン・ライスのほかに、何とジョン・ケリーの名前が囁かれたり、あるいは国防長官にコリン・パウエルとかの名前も出ているそうだ。まあ、これらはブログ上の噂なのであてにはならないけれど。

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2008年11月 5日

オバマからのメール

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勝利演説をするオバマ(オバマ公式HP動画より)

 一夜あけてから(と言っても1時間半の仮眠の後でだけれど)、きのうという日がこの国にとってどれだけ大きな意味をもっていたのかがじわじわと伝わってくる。こちらの新聞をみたら、『ワシントン・ポスト』紙、『USAトゥデー』紙、『ウォール・ストリート・ジャーナル』などにHistory、Historicという文字が見出しに踊っている。 「Obama Makes History」という見出しがすぐに目に入ってきた。昨夜のシカゴでの勝利集会でのスピーチが行われる前に、オバマ選対はバラク・オバマの名前で、支持者に感謝のメールを送ってきていた。HPに登録した人間ならだれにでも送られてくる。僕のアドレスにも送られてきていた。そこでも「我々はまさに歴史をつくったのだ」という文言があった。こういうところが(そのタイミングと中身のスマートさ)、今回のオバマ陣営のインターネット対応型戦術のとてもすぐれたところだと思う。これがマケインからのメールだったら、迷惑メール扱いされかねないものなあ。

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歴史的な一日に立ち会う

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1)タイムズ・スクエアのイルミネーション
2)ロックフェラーセンター
3)ハーレムに繰り出した人々

 アメリカの歴史のうえで、今日11月4日という日は忘れられない日となるのかどうか。今日はさすがに僕も忙しいので、このカウントダウン日誌も時間をみて細切れ的に書き継いでいくしかない。

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2008年11月 4日

Tomorrow is a new day.(明日は明日の風が吹く)

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 とうとうと投票日まで泣いても笑っても、あと今日1日を残すだけとなった。何か動きがとても慌ただしい。各種のメディアの直前予測は、いずれもオバマがかなりの差をつけている。

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2008年11月 3日

激戦州のゆくえと「社会主義」

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 早朝、コロラド州デンバーの空港近くのホテルで目を覚まして、窓からの風景をみると、何にもない荒野が延々と続いている。レンタカーを返してから、アバンギャルドな造りのデンバー空港に向かう途中でみた地元紙の『デンバー・ポスト』紙の見出しは、「Swinging Obama’s Way」(オバマになびいている)となっていた。いわゆる激戦州(Swing States)の勝敗のゆくえ次第で、今回の大統領選挙は大きくブレる。『デンバー・ポスト』紙掲載の激戦州調査では、以下のようになっていて、オバマの地滑り的な圧勝とはならないようにもみえる。この点は圧勝を予想する『ワシントン・ポスト』紙とかなり見通しが異なっている。

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2008年11月 1日

この熱気はただごとではない

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↑いずれもプエブロで筆者撮影
1)集会に押し寄せた人、人、人 2)ミシェル・オバマまで10m
3)バラク・オバマまで10m 4)屋上の警官たち
5)屋上の警官たち

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2008年10月31日

そして、最後は「反ユダヤ=親パレスチナ→ネオ・ナチ」?

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 投票日まで秒読み段階になった。こちらのメディアでも「地滑り的」(landslide)勝利という文字が頻繁にみられるようになった。けれどもまだ本当のところ、どうなるかはわからない。追い詰められれば、人間、ホンネが出てくるものだ。マケイン/ペイリン陣営の中傷攻撃も、これまでオバマに対して「社会主義者」「親テロリスト」のレッテル貼りを続けてきたが、ここに来て「反ユダヤ=親パレスチナ→ネオ・ナチ」という、かなり危険なレッテル貼りがみられるようになった。きっかけは、『ロサンゼルス・タイムズ』が「隠している」とされている2003年のある夕食会のビデオテープをめぐってのことだ。右派メディアやブロガーが『ロサンンゼルス・タイムズ』がそのテープを公表しないとして騒ぎだしたのだ。問題の夕食会は、コロンビア大学・中東研究所所長の歴史家、ラシッド・ハリディ教授を讃える夕食会で、その席でハリディ教授がイスラエルの政策を批判するスピーチをしたというのだ。マケイン/ペイリン陣営は、ハリディを「PLOの代弁者」であり「反イスラエル主義者」だと断罪し、挙句の果てには彼を「ネオ・ナチ」と譬えたりしている。右派メディアによれば、その夕食会にはオバマも出席していて、彼を讃えるスピーチをしたという。さらには、その夕食会には元ウェザー・アンダーグラウンドのビル・エイヤーも出席していた、などと内容がどんどんエスカレートしてきた。

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3360万人が昨夜のオバマ選挙Informercial をみていた

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1)ケネディ・ニクソンのテレビ討論を新型テレビで! という広告
2)不人気のマケイン等身大写真
3)人気のオバマ写真
(筆者撮影)

 なんだかんだ言っても、オバマの勢いは止まっていないようだ。昨夜のオバマの30分選挙CM番組は、ニールセンの調査では3360万人もの視聴者がみていた計算になるという。もっとも7局ものチャンネルが放送していたのだから、視聴者数が多いのは当然だといえば当然だ。しかし、ワールド・シリーズ最終戦の視聴者数を70%以上も上回っていたというのは、かなりのことがらではないだろうか。ニールセンの推計では、視聴者の71%は白人、17%が黒人、15%がヒスパニックだったという。3大ネットワークのなかでは、ABCが放送を見送って、通常の番組『Pushing Daisies』を放送したが、これも先週より21%も視聴者数が増えたという。オバマ陣営がこの時間帯を巨額の資金で買い取ったという事実がどこかに消し飛んだしまった感がある。

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2008年10月30日

社会主義者の次は秘密共産党員?

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↑29日のテレビ欄に「オバマの政治メッセージ」とある

 投票日まであと6日。激戦州のひとつ、ノースキャロライナ州での遊説で聞かれたオバマの演説からは、余裕のような空気さえ漂っているように感じられた。マケイン/ペイリン陣営から浴びせられているオバマへの「社会主義者」攻撃に対して、彼はこんなことを言ってのけた。「今週末には、彼(=マケイン)は私のことを秘密共産党員だとか言って非難しだすんじゃないか。幼稚園でオモチャを共有してたとか、ピーナッツ・バターやジャム・サンドイッチを分け合っていたとか文句をつけてね」。聴衆の笑いを誘っていたけれど、こういうマケイン側の中傷のやり口は、明らかに今では時代遅れじゃないのか。あらゆる事前の調査がオバマ優勢を伝えるなかで、増長は禁物と警告を発している人も少数だけれどもいる。

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2008年10月28日

プライムタイムに30分の選挙CMを買ったオバマ

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バラク・オバマHPより

 Too much is as bad as too little. 過ぎたるは及ばざるがごとし。大統領選挙の最終局面で、あらゆる調査で優勢に立っているオバマ陣営は、あした(29日)のテレビのプライムタイム(午後8時)から何と30分間の選挙キャンペーンCMを流すという。商業放送なんだから、テレビ局が売ると決めれば、それで何の問題もないとされるのが、ここアメリカという国だ。日本の「常識」にがんじがらめになっている僕は、こういう事態を目の当たりにすると、冒頭に記したような心配を抱いてしまうのだ。やり過ぎるとかえってマイナスだよって。CBSとNBCはこのオバマ陣営の提案にすぐに乗っかったが、ABCはずっと態度を保留していた。それがFOXやMSNBCといった他局の動向を横目に見ながら、27日になって、オバマ陣営に「やっぱり放送しようかな」と再交渉の意思を示したという。でも、遅すぎるよ。ワシントンポストは皮肉をこめてこの出来事を報じている(ABC Jumpes Too Late On Obama’s ‘Buy’)。夜のプライムタイムに30分も自分たちの選挙CMを流す時間を買うなんて、さすがにチカラが正義なり、というこの国のありようをよく示している、と僕は思ってしまう。ちなみに、購入額は1局あたり、およそ100万ドル(9800万円)だという。ネットなどを通じて、国民がオバマ陣営に寄付した資金がこういうふうにテレビ局に還流する。それで何が悪いの?と問われれば、うまく説明ができない。当日は大リーグのワールドシリーズの試合があるが、試合の開始時間を15分遅らせることで、試合を中継するFOXも「買い」に踏み切ったようだ。オバマ陣営がテレビCMに費やした額は、とんでもない金額に達しているという。マケイン陣営を大きく引き離している。問題は、このCMをアメリカ国民がどのように見るのか、受け止めるのかということである。

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2008年10月27日

度し難い女性がいる。もちろん度し難い男も

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↑オバマ支持ステッカーをよく見ます(筆者撮影)

 いよいよ最終局面に入った。今朝のNYタイムズの予測では、現時点での予想獲得選挙人の数は、オバマ286人:マケイン163人:五分五分の州89人という数字を掲載している。CNNは、オバマ277:マケイン174:五分五分の州87人という数字。いずれの数字もオバマは、当選に必要な選挙人270人をすでに超えている。これがどのようにこの8日間で変わるのか。遊説先での演説にも相当な熱が感じられる。

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2008年10月26日

新聞社が社説でどの候補者を支持するかを表明すること

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↑バンパーに貼られたオバマ支持ステッカー(筆者撮影)

 日本の新聞社の「常識」が海外で全く通用しないことは普通にあることだ。というのは、日本の主要メディアが(新聞・テレビ・雑誌も含めて)かなり特異な環境に置かれていることもあるし、それとは逆に、海外のメディア環境にかなり奇妙なところがあることも事実だからだ。アメリカの大統領選挙で新聞各社が社説で支持候補を堂々と書き立てることに、日本の新聞読者はちょっと奇異な感じを抱くかもしれない。それって、報道機関としての「客観・公正・中立」の原則と相容れないんじゃないの? どっちかの立場に立っちゃったら、読者からみると、記事の中立性や正確さが信用できなくなっちゃうんじゃないの? 僕自身もかつてはそんなふうに思っていた時期もあった。今は違う。それは、記事の「公正・中立」という基準と社説が求められている機能が異なると思うからだ。さらにもっと原理的なことを言えば、「公正・中立」という基準はアプリオリに(所与のものとして)存在しているのではないということだ。「客観」基準については、「主観―客観」図式を根源的に疑っているからである。ここではこのことに立ち入らない。いつか別のところで記す。

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2008年10月25日

笑いのめすチカラ・その2

 マサチューセッツ州にあるノーマン・ロックウェル美術館(ストックブリッジ)で開催されているスティーブ・ブロドナーの政治風刺漫画展をみた。あまりにも強烈な政治風刺漫画の毒気にかなり当てられてしまった。これこそがきのうも書いた「笑いのめすチカラ」のひとつなのだろうけれど、デフォルメの度合いがちょっとばかりきつ過ぎるようにも感じた。だから、あんまり笑えないのだ。同美術館で展示されている作品はこのウェブでみることができる。http://www.nrm.org/page283

 また、彼のホームページをチェックするとその作品のごく一部に触れることができる。相当な毒でしょ。http://www.stevebrodner.com/

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2008年10月24日

笑いのめすチカラ

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 数少ない、尊敬できる先輩のひとり、斉藤道雄さんの著書のタイトルは『悩む力』(みすず書房)だった。アメリカのTVメディアで今起きていることのひとつは、このタイトルをもじって言えば『笑いのめすチカラ』だ。ストレートなニュースがちっとも想像力を喚起しない、真実を伝える気迫を失っている。それに比べて、時事ネタで笑いをとるトークショー、風刺ニュース、パロディ・ニュースが思いっきり力を発揮している。『サタデー・ナイト・ライブ』(SNL)の政治パロディの人気沸騰ぶりは、現実の政治のウソ臭さにウンザリしている国民に大受けだし、政治家を鋭い皮肉で風刺するジョン・スチュアートやビル・マーのショーは本物のニュースよりも真実を伝えているとさえ思われている。今年のエミー賞でも、ジョン・スチュアートの『The Daily Show With JonStewart』が作品賞(バラエティ部門)を受賞した。昨夜、放送されたSNLの木曜版では、冒頭に超不人気のブッシュ大統領(のそっくりさん)が登場し、嫌がるマケイン(そっくりさん)やペイリン(おなじみティナ・フェイ!)に無理やり支持表明をするというパロディを流していて、こんなのが日本でもできれば本当に面白いのになあ、と思ってしまった。そういうビデオクリップが、ウェブ上の特定サイトにすぐにアップされて、かなりの人がそれをみている。もう何でもありの世界に近い。近い将来、ネット空間の重要な機能のひとつに、映像資料のアーカイブスが加わることはどうも止められない勢いなのではないのではないだろうか。
http://www.huffingtonpost.com/2008/10/23/will-ferrell-back-as-bush_n_137399.html

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2008年10月22日

ペイリンの選挙用服装は15万ドル(=1500万円あまり)

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サラ・ペイリンの七変化(New York Daily News)

 アメリカの大統領選は総力戦である。政策内容を競うだけではなく、時にはイメージ戦略の優劣が勝敗に決定的な影響を及ぼすことがある。依然としてオバマ優勢という状況に変わりはないと思うが、今日になって、ペイリンの選挙キャンペーン用服装の費用が15万ドル(=1500万円あまり)にも達していることをメディアが報じ始めた。勤労者の味方だという主張をしていたのに、こんな高額な服装はちがうんじゃないの、と毒づくような調子が多い。『NYタイムズ』も一面から詳報している。ペイリンがこのほぼ1カ月余りのあいだに費やした服装の費用は、ニーマンマーカスに7万5千ドルあまり、サックス・フィフス・アヴェニューに4万9千ドルあまりだったという。気候風土の違う50州を遊説するのにさまざまな服装が選挙用装飾品(campaign accessories)として必要だというが、「Joe the Plumber(配管工のジョー)はManolo Brahniks(著名な高級靴デザイナー)の靴なんか履かないよ」と皮肉たっぷりのコメントを掲載していた。金融危機で苦しんでいる有権者の神経を逆なでするようなストーリーである。大衆紙の『New York Daily』でさえ、ペイリンの七変化ファッションを大きな写真で紹介しながら、共和党大会の際にペイリンが身につけていたジャケットはヴァレンティノ製で2500ドル(25万円あまり)だったと報じていた。まあ、派手さが売り物のペイリンのことだから、地味な安い服よりはアピールしたのだろう。有権者もそのことを十分に意識していて、派手さを楽しんでさえいるような向きも感じられる。大体、共和党の支持者のなかにも、セレブが高価な服装を身につけてアピールして何が悪い?という人々がいることは確かである。問題は、こういう情報がメディアの俎上に登場してくるタイミングや扱われ方である。ちょっと前には、ペイリンの国内出張の航空機使用の公費に、彼女の子供たちの分まで含まれていたとの情報が出ていた。明らかに彼女の「資質」に対して拒否反応が起き始めているのだ。

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文化・芸術・芸能は圧倒的にオバマ支持

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 オハイオ州グリーンの遊説集会にペイリンとともに姿を現したマケイン候補の演説をCNNライブで聞いていると、この人物の戦争観が如実に伝わってくる。アメリカに栄光をもたらす唯一無二の方法こそがどうやら「戦争」ということらしい。なかでも、ハ゛イテ゛ンの言葉を引き合いに出して、アメリカの大統領が外交で「試練(テスト)を受ける」なんて、ハ゛イテ゛ンは言っているが、冗談じゃない、偉大な国の大統領が何でテストされなきゃならなんだ、と、ほとんど苛立ちを隠していない。スピーチの最後でマケインは「Fight! Never Give up」を繰り返していた。この「強さ」という価値への揺るぎない信仰こそがマケイン=共和党の神髄なのだ。イラク戦争を勝利と言い切る。民主党支持のS君に感想を聞いたら「勝手に滅びろ!だね」と冷たい。

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2008年10月21日

「アカ」とか「邪教」というレッテル貼り

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 どうみても、オバマの優勢が動かないとなると、投票日まで、この後はlandslide victory(地滑り的勝利)か、それともdramatic upset victory(劇的な逆転勝利)のどちらかということになる。インディアナやフロリダで開かれたオバマの支持者集会には記録的な数の人々が押し寄せていた。劣勢に立たされた候補者マケインの側は、焦ってなりふり構わずの戦術をとる傾向がますます顕著になる。だから、ネガティブ・キャンペーン(中傷攻撃)に走る。

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2008年10月20日

オバマが優勢なのだけれど

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 「こもんず」からの読者の皆様。お久しぶりです。「業務外日誌」はいったん閉じましたが、まだまだいろいろ言いたいことが山積しているのです。そう簡単には黙りませんので(笑)。

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Profile

金平茂紀(かねひら・しげのり)

-----<経歴>-----

1953年北海道旭川市生まれ。1977年に在京の民間放送局に入社、以降、一貫して報道局で、報道記者、ディレクター、プロデューサーをつとめる。「ニュースコープ」副編集長歴任後、1991年から1994年まで在モスクワ特派員。ソ連の崩壊を取材。帰国後、同局で筑紫哲也氏がアンカーマンをつとめるニュース番組のデスクを8年間つとめる。2002年5月より在ワシントン特派員となり2005年6月帰国。報道局長を歴任後、2008年7月よりニューヨークへ。

BookMarks

-----<著書>-----

ブログが本になりました!
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『報道局長業務外日誌』
2009年6月、青林工藝舎


『米原万里を語る』
2009年5月、かもがわ出版、共著


『テレビニュースは終わらない』
2007年7月、集英社

人気のWeb日誌、出版!
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『ホワイトハウスから徒歩5分』
2007年6月、リトル・モア


慶應義塾大学出版会、部分執筆


『ジャーナリズムの条件4』
2005年5月、岩波書店、部分執筆


『従軍のポリティクス』
2004年7月、青弓社、部分執筆


『二十三時的』
2002年11月、スイッチパブリッシング

『電視的』
1997年12月、太田出版

『ロシアより愛をこめて』
1995年3月、筑摩書房

『世紀末モスクワを行く』
1994年12月、パルコ出版

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