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« オバマ大統領当選から1年後の現実を直視する(5)── そのようにして沖縄にまた押し付けられるのか
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オバマ大統領当選から1年後の現実を直視する(7)── オバマは第二のベトナム戦争の轍を踏むのか? »

オバマ大統領当選から1年後の現実を直視する(6)── 天皇へのお辞儀論議からみえる日米関係

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↑ オバマお辞儀を報じたLAタイムズのブログ記事

 オバマ大統領のアジア歴訪が終わった。この時点で書いておきたい材料は山ほどある。中国訪問でのオバマ大統領の人権問題への言及。上海でのインターネット規制批判発言。官製タウンホール・ミーティング(上海)の内情。質問を受け付けない北京での記者会見。気候変動問題の後退。アフガニスタン戦略の重大局面、そして沖縄・普天間基地をめぐってあぶり出された「化けの皮」等々。でも、ここでは外交問題になんかあんまり興味のない普通のアメリカ人の関心を引いてしまった一つのエピソードについて記しておこう。

 きっかけは、ロサンゼルスタイムズ(親会社のトリビューン社は破たんした)が掲載したブログ記事だ。「How low will he go? Obama gives Japan's Emperor Akihito a wow bow.(どこまで低く彼は頭を下げる気だい?オバマ、天皇アキヒトにびっくりのお辞儀)」との見出しで、オバマ大統領が11月7日に皇居を訪問した際、深々とお辞儀をしたことが不適切ではないか、との批判的な記事を掲載したことだった。まあ、このブログ記事自体、オバマ大統領のお辞儀以上に相当に低いレベルの記事だが、ご丁寧なことに、チェイニー副大統領(当時)が天皇を表敬訪問した時に、単に握手を交わしている写真やら、挙句の果てはマッカーサーと昭和天皇が並んでいる例の有名な写真まで掲載して、今回のオバマ大統領のお辞儀がいかに不適切であるかの旨をあれこれと披瀝していた。これをきっかけに、反オバマ陣営がにわかに活気づき、FOXニュースではウィリアム・クリストルが「アメリカの大統領たる人間が外国の連中にお辞儀をするなんて不適切だ」とぶちあげたほか、このところ凋落の激しいCNNでも、ジョン・キングの「State of Union」という番組で、超保守派コメンテーターのビル・ベネットが「醜悪で見るに堪えない」とコメントしていた。ついには、ディック・チェイニー元副大統領までが「Politico」紙にコメントして「オバマはアメリカの弱さの宣伝役を果たしている」と批判し、「アメリカの大統領は誰に対してであろうとお辞儀をする理由などない。我が国の友好国や同盟国はそんなことを望んでいないし、敵国はそれを弱さのしるしと見做すだけだ」と述べた。もちろん、オバマ側近たちは、大統領は単に訪問国の儀礼に従っただけで、善意を示す所作であり、それを政治問題化させることがどうかしているのではないか、と反撃をしている。すでにYouTubeにはこの際の映像がUPされているので確かめてみることも可能だ。正直に記せば、動画映像をみても、日本人である僕には、ことさら不自然なようには思えないのだが、一部のアメリカ人にとってはそうは映らないのである。これは典型的な文化摩擦の一例だと片付けることもできるが、このような反応がアメリカ国内で出たこと自体に大いに考えさせられるところがある。つまり、日米間に横たわる歴史認識の違いの機微に触れるところがあるのかもしれない、と僕は思うのだ。

 というのは、たまたまこの論議が持ち上がってから日を置かずして、ニューヨークタイムズ紙に、ある映画についての評論記事が大きく掲載され、日本の昭和天皇役の俳優(イッセイ尾形が好演している)に対して側近が深々とお辞儀するシーンの写真が大きく掲載されているのを目にしたからだった。「あれれ、何だか構図だけは似ているな」と。けれども内実は全く違っているのではないか、と。その映画とは、ロシアの映画監督アレクサンドル・ソクーロフの『太陽』(2005年)である。この映画がようやく製作から4年たって、ここニューヨークで公開されているのだ(フィルム・フォーラム)。ひょっとして、オバマ大統領のお辞儀に対しての否定的な反応は、過去の日本の天皇制に対するイメージに起因している部分があるのかもしれない。それとも、単純にアメリカの保守層の「唯一の超大国」幻想の反映なのか。

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↑ ソクーロフ『太陽』についてのNYタイムズ記事

 日米関係が、今回のお辞儀論議でアメリカの一部陣営から出てきた「頭を下げるいわれはない」レベルにあるのなら、ましてや、沖縄の普天間基地移転問題など、日本側の意見など聞く必要さえないだろう。サンゴ礁の美しい自然が息づく海を破壊しようが、そこはアメリカではないのだから。あたまを下げるいわれはないのだろう。仮にアメリカ国内の自然の景勝地を、軍の基地建設で破壊しようものなら、このアメリカでは猛烈な反対運動が起きるだろう。裁判も提起されるだろう。大統領はアメリカ国民には頭をさげるかもしれない。だが、アメリカの大統領は国外の人々には誰にであっても頭をさげるいわれはないのだと「彼ら」は主張し続ける。そして、残念なことに、「彼ら」は、日米関係をハンドリングしている一群の人々のなかにも確実にいる。

 「オバマに2期目はない、彼はジミー・カーターの二の舞さ」。珍しく酒に酔いつぶれたアメリカ人が、カウンターの横で呟いているのを聞いた。ちなみに、ロサンゼルス・タイムズでオバマお辞儀を批判するブログ記事を書いたアンドリュー・マルコムという記者は、共和党の元副大統領候補サラ・ペイリンの新著「Going Rogue」に関する記事を書きまくっていて、「おまえはペイリンの宣伝係か?」と批判されている人物だ。

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金平さん 若くて青年みたいです。 さてこの件、アメリカンからみればへりくだっているように思うんでしょうね。 オバマさんは相手国の文化を知っているだけなのに。 こういう事あるたび日本人はかなりの高い知識を持っているといつも思います。
郷に入れば郷に従え! 地理、国の首相などの名前も他の国の人々より分かってるとおもいます。今だに日本が何処に有るか分からない人もいっぱいいるのですから。
ですからお辞儀の事でガタガタいうのは無知をさらけ出してると思います。
それと 普天間の事アメリカではたいした問題になってないと聞きましたが本当かしら???

<金平様>
いつもリアルなアメリカの情報を教えていただきありがとうございます。
オバマがお辞儀の件で話題になっているとは聞いていましたが、やっと解りました。
しっかし、アメリカ人は失礼ですね。
何様なのでしょうか。
日本だけでなくアメリカにもバ〇ウヨはいるのですね。もともと軽く嫌米でしたが、さらに嫌いになりそうで、あぶない。

金平様

オバマさんはサウジアラビアを訪問した時、サウジの王にも深々とおじぎをしていたはずです。天皇陛下とサウジ王への特別な感謝の礼をしたのではないのかしら。

思わず、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という詠み人知らずの俳句が頭によぎりました。人間えらくなれば、なるほど謙虚になるという例えがあるように、オバマさんも大統領という地位にふんぞり返るのではなく、礼を尽くしているのだと思います。我々日本人は、オバマ大統領を見て一層尊敬するのではないでしょうか。尊敬を勝ち取るのがリーダーで、偉そうにするのがリーダーの仕事ではないことを証明してくれました。最近、このような大人物が日本でも少なくなりましたね。

オバマ氏の「おじぎ」問題って、私はてっきり、日本人が批判しているものと思っていましたよ。

踵と踵を合わせ、中指をズボンの縫い目に沿わせ、背筋を伸ばし、顎を引き、ゆっくりと腰を折り、90度の位置で3秒間静止し・・・これがアメリカ人にできたら、恐いです。

オバマぁ!もっと背筋を伸ばさんかぁ!

と、日本人が怒っているのだと思っておりました。そうとう練習してきたように見えたので、かわいそうになぁ・・とね。頭のいい人なんだなぁと、私は恐くなりましたよ。あれで背筋が伸びていたら、ホントに恐ろしい。

おじぎのしかたひとつで、人物を理屈抜きで感受する日本人の反応こそ、アメリカ人のつけ込む隙なのだという事を、アメリカ人の多くが解っていないという事なのでしょう。

ということは、アメリカ人におじぎをすると、Give Up という意味になるわけですな。勉強になりましたな。

よかったよかった。

これって、普天間問題の核心だったりして・・・

たしかに、お辞儀と握手と敬礼の違いは?といわれると、う~ん。

普通、民間人同志であるなら、欧米人とは「握手」だけでお辞儀はしない。ここで天皇が「握手」を求めていたのだから、オバマはお辞儀をする必要はなかったような気がするし、したのはオバマの方で、そうさせた側近のミスか、オバマ自身の自発的な行為だったとすれば、たいしたことじゃないだろ。

日本人同士、自分が陛下の前に出れば、握手でなくお辞儀、というのは当たり前のことで、恐れ多くも「握手」にはならなない。

所詮「感覚」の違いで、こんないろはにケチを付けて来る奴らがいるというのも、アメリカらしいといえばそれまでのことじゃないのか。

所詮「伝統と歴史」の違いだろ。

金平茂紀様

 握手をしながら頭を下げてお辞宜をする挨拶の仕方が、正しい様式に適っているか否かは措いて、挨拶の礼儀作法は、物事の静止あるいは運動している状態に変化を起こさせたり、物事に変形を生じさせたりする作用についての考えや議論などを進めていく筋道や思考や論証の組み立てまたは思考の妥当性が保証される法則や形式を指す(以下『力の論理』と称す)に沿って、訪問の目的に従って関係諸国の民衆の心を動かす効果があれば、その仕様が、正しい意義、また、正しい解釈(以下『正義』と称す)だと見做すことができると、私は思量します。

 そこで、アメリカ合衆国の『力の論理』に鑑みれば、日本国天皇の明仁陛下との挨拶で、アメリカ合州国大統領のバラク・オバマさんが、握手しながら頭を下げてお辞宜をしたことは、『正義』ではなかったということでしょうか…。

 因みに、サウジアラビア王国・国王のアブドゥッラー・ビン=アブドゥルアズィーズ・アッ=サウード陛下との挨拶でも、アメリカ合州国大統領のバラク・オバマさんは、握手しながら頭を下げてお辞宜をしていたようですが、そのときのアメリカ合衆国の『力の論理』に鑑みた評価は、『正義』と見做されたのでしょうか…、。

 尚、グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国・国王のエリザベス2世陛下との挨拶では、アメリカ合州国大統領のバラク・オバマさんは、握手しただけで頭は下げなかったようですがあ、これは、欧米流の挨拶の仕様としての『正義』なのでしょうか…。

J-The-Journal でオバマ大統領の支持率が50%を割ったという報道を知りました。
お辞儀への反応といい、アメリカの人々のストレスは相当溜まってきているのでしょうか。
 失業率の高さ、財政赤字の拡大、イラク、アフガン情勢等々、気持ちは分からないことは無いのですが、全ては自分でまいた種です。オバマさんに八つ当たりしても、どうなるものではありません。
 下院で、ブッシュの弾劾決議が通過したとの報道も見ました、911以降の、自国のでたらめをきちんと振り返り、もう一回「チェンジ」に立ち戻るという動きは、出てこないのでしょうか。

オバマ大統領の日本での演説を見て、白人が忘れてしまったアメリカ建国の精神は黒人のなかに受け継がれていると思いました。さて、お辞儀問題ですが、やはりアメリカ人のバカは桁が違うなという印象です。収入に全く見合わない住宅を購入し、さらに住宅を担保に車や電気製品を買いまくり、投資銀行はその債権に自社の時価総額の十倍もの資金を投入し、破たんしたらすべて政府のせい。それでもオバマ大統領は冷静に事態に対処しているように見えます。私は基本的にアメリカという国はあまり好きではありませんが、オバマは今までに見たアメリカ大統領の中では一番まともな人物だと思います。巨大なマスコミが下品なのは世界共通なのでしょうか?

建国230数年経っていよいよ
お子ちゃまの国でいられなく成る事
への不安とストレスなんじゃないかと思います。
アメリカよ早く大人になりなさい

私からみれば、アメリカは大人の国で、日本はまだ子供の国です。人種・性・職業・年齢の差別はひどいし、テレビ放送等マスコミのレブルはあまりにも低いし、日本人にとって民主主義は与えられたものだから、わかっていません。アメリカでは、言論にも自由があるから、何でも言えますが、日本では言えません。本当のことを言えば、みな村八分です。大人は子供を甘やかし、個人のない、みな右へならえをする全体主義の国です。悪いことをした過去を認めず、自己防衛をし、欺瞞に満ちた嫌な国です。
ただ、食べ物と文化については、日本が一番です。だから、私にとってはたまに一時帰国するのが一番です。

まあ、何れにせよアメリカは最後の手段としての戦争ビジネスも終わりをつげた。
残るは事実上、土地の切り売りしかない。
そして人類は、今までの国という概念が薄れ、世界はフラット化していく。

YouTubeの動画画像を見ると、静止画で一番深くお辞儀をした瞬間の写真との違いがよく分かる。ほんの一瞬の所作にすぎない。「ぺこっ」という感じだ。天皇と皇后の方はやや恐縮している様子であり好感がもてる。せいぜい「身長差」の問題程度に理解するのが、「科学的」なのではないか。
話は飛ぶが、映画『太陽』はよくできた作品だ。そこでは「ヒロヒト」のとらえどころないトリックスターぶりが、イッセイ尾形の「怪演」によって、細部まで見事に演じられている。この作品のロシア監督は恐るべし。ちなみに「ヒロヒト」は「チャーリー」なのであった。是非一見をお薦めする。桃井かおりの皇后もチョイ役だが好演。例の「あっそ」は彼女の口癖と解釈されている。
昨今、日米ともに、21世紀に及んで、半世紀前のナショナリズムにまだノスタルジアを抱く面々が、政治家、メディア周辺にたむろしている。「遅れているねぇ」という声が欧州や中国、アジアの知的中枢から聞こえてくる。
それに比べれば、小沢一郎ははるかに「近代主義者」で、彼の講演の定番前振りは「グランド・キャニオンには手すりがない」だ。
アメリカの「保守?」よ、大丈夫か。そのうち自民党になるぞ。「大人の振りをしたがる子供のアメリカ」、「いつまでも子供のままでいたい日本」。しかし、もうそんな馴れ合いは通用しなくなった。頭を切り替えられない「保守」にはもう居場所はない。

あの~ 頭悪いせいもあると思うんですけど
岡田外務大臣の言う核密約問題って何を問題視してるのか、さっぱりわかりません。
だって機密費の内容を公表できないように国家機密はわからなくて
当たり前ですよね?そりゃあ国民にわからないこともあるだろうと思いますよ。
今さらそんなのあばいてどうするんでしょうか?
それをやって、はたして日本の国益になるんでしょうか?
なんだか普天間問題を一時、国民の目からそらすために言ってるように
思えてしまいます…(考えすぎ!?)


LA Times は本当にクオリティが下がってきていて、ひどい記事が目につくようになりました。元々は名門紙だったことを考えると、やっぱり貧すれば鈍する? 例のマルコムという記者は、露骨に共和党寄りの記事を書きまくっていて、プロパガンダ・マシーンであることを自認しているような記者です。こちらLAでは、あのお辞儀がずいぶんギャグのネタにされています。もちろんオバマ大統領をからかうような下品なものが多いのですが。

任務ある者の基本は強者・勝者・尊敬する相手に対しては頭を下げない、弱者・敗者・見下す相手に対しては深々と頭を下げる。場合によっては強者に対しては挑発さえする、弱者に対しては土下座さえする。任務上何をしたいかを形であらわせばそうなる。

任務に就いてはいるがある瞬間や一定の時間は任務を離れた私人として相手に対峙するとか、互いの文化とそれに対する互いの認識の度合いを斟酌するなどの変数が組み合わされるのがよくある話でそれは応用。

基本通りにやって多く出くわすのは真の弱者は頭に乗ってつけこむ、真の強者はこちらの上手を狙うようにへりくだる。

いずれにせよゲームの主導権争いの心理戦の入り口の話と思います。自然科学と社会科学を比較勉強したことないけど社会科学の劣勢を思う晩秋の曇り空。

Amy様、こんにちは、初めまして。

さて、アメリカのマスコミの劣化ぶり、最近酷いものがありますけれど、あなた様はNHKBS1で放送されている米ABCテレビ「ABCニュース」のアンカーマンだったピーター・ジェニングス氏を知っておられるでしょうか?
彼は数年前に肺がんで亡くなりましたが、以下の本で、アメリカのジャーナリズムの劣化ぶりを嘆いておられました。亡くなる直前に、NHKのインタビューに答えた物をまとめたものですが、参考になると思うので紹介しておきます。今から約3年くらい前の本ですよ。
http://www.heibonsha.co.jp/catalogue/

マリアンヌ様
ピーター・ジェニングス以降、まともなアンカーはいなくなりました。皆、浅薄にみえます。ABCは、来年の1月からダイヤン・ソーヤーが顔になるそうです。CBSはケイティ・クーリック。2人が女性です。NBCはブライアン・ウィリアムズですが、ジャーナリストというよりは、アクター/アクトレスです。日本はいかがですか?

別サイトにてマイケル・ムーア興味深く読みました。最近はentertainmentは分けていらっしゃるんですね。金平さん、THIS IS ITなんてご覧になるんでしょうか。MJが好きでも嫌いでも、凄い映画でした。何が凄いって、あれだけのお金をかけた途方もないステージ、ダンサーのオーディションから、演出、振り付け、セット、衣装、関わった人の膨大な数、あの白熱したリハーサルでの情熱、これらの全てが一瞬で泡に消えたという事実が凄いと改めて感じ入りました。

コミュニケーションには言語と同時に身振りも含まれますので、仕事柄、日本で仕事をする外国人に美しいお辞儀の文化も伝えます。お行儀の悪いアメリカ人も実践を重ねれば丁重なお辞儀もどうにか板についてきます。肌を出してはいけない国でビキニ姿になるような、国際感覚に欠けるアメリカ人ですが、一方、他国の文化に順応しようと努める頼もしい若者も確かにいます。ちなみに夫はボストンの出ですが、お辞儀したぐらいで失墜する権威の何と薄っぺらなことよ、井の中の蛙たちに笑わせておけばいい、と相手にしていません。オバマ氏には、身についた貴重な国際感覚を今後も発信して、世界から尊敬を得る元首とはどういうものかを示していただきたいものです。

Amy様、レスありがとうございました。
ABCがダイアン・ソーヤーってびっくりです。昔、あのボブ・ウッドワードとカール・バーンスタインのウォーターゲート事件をルポした「大統領の陰謀」という本を読んでいたら、共和党側の人間としてダイアン・ソーヤーの名前(私の記憶に間違いがなければ)が出てきていたなあ、と思い出しました。
さて、日本の方も、NHKを除けば、皆、タレントみたいですよね?田原氏・安藤優子氏・古舘氏・みの氏・村尾氏、皆タレントみたいで嫌ですね。
しっかりしたテレビジャーナリズムのあるのは良くも悪くもNHKだけとなってしまいました。特に古き良き時代の面影を残しているのはNHKBS1だと思います。
Amyさんはどう思われますか?

今、テレビをみていたら、TBSで密約のスクープを放送していました。金平さんも取材に関わっていたのですか? 外務省とか政府のウソが暴露されて、困っている人がいるんでしょうね。沖縄の普天間基地のことだって、日米間の約束の外に何かあったんでしょう。もうみんなウソをついている。誰を信用したらいいの?

今回のオバマ訪問で単純に思ったのは、結局アメリカは、世界の中心でありたいんだなということでした。東アジアで勝手にやらせないぞと釘を刺しに来たって感じでしょうか。日本と韓国にはなだめすかしつつ牽制を送り、中国には牽制を送りつつ持ち上げていたなと。北朝鮮その他の国含め民主化を進めようとしている?世界中、民主資本主義グローバル化して、クラウドその他ITやネットの中心もアメリカで、何にせよ米にお金が落ちる仕組みにしたい、みたいな。そして米が繁栄していれば英豪もある意味安泰みたいな...?そんなことが透けて見えて来た今日この頃です。
ですが、そのやり方は以前よりずっと平和的ですよね。ブッシュ小泉プーチンの頃なんて恐怖の暗闇でしたから。余談ですが、K氏が「テロとの戦い」「Bと友達」とかいって靖国参拝して中国を怒らせていた頃、米事情通?が「米は既に中国とこれからどうするかものすごく研究してて日本なんて眼中にない」って言ってたのをよく思い出します...翻ってオバマ鳩山メドベージェフ(不明ですが一応)は対話的で暴力的な面はあまり感じられないです。
そんな中、年配の方に「オバマは平和的でいい」と言った所、やはりカーターさんのことを引き合いに出していました。
やはり闇の勢力というかネガティブな思いというのは相当強烈で、ポジティブで平和的なものは脆いものなんでしょう。
だからやっぱり個々人が明るく平和的な意識をしっかり持つことが重要なんだと思います。

オバマさんのお辞儀は、郷に入れば郷に従えということ?よいことだと思いましたけど。でも、握手とお辞儀は別々かなぁ、マナー的には。ひとつひとつの仕草や動作が少年ぽいですよね。笑
でも、思うにやはり皇室や王室があるということは、世界的に見てとても意味のあることだと思います。大戦後日本の天皇制を残してくれたことは大きなことだったと思っています。逆に、韓国の王室へ日本がしたことは、大きな過ちだったのではないかと思ったりしています。もっと詳しく学ばないといけないと思っていますが...
乱文長文すみません。。

>アンドリュー・マルコムという記者は、共和党の元副大統領候補サラ・ペイリンの新著「Going Rogue」に関する記事を書きまくっていて、「おまえはペイリンの宣伝係か?」と批判されている人物


辻元某議員に対して「俺は政治家・辻元の製造物責任者だ」と自称し、スキャンダル勃発の時には自分の番組で大甘な弁明を垂れ流した上に、その後も不自然なまでの特集を組んだ某ニュースキャスター(故人)のことを思い出しました。

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Profile

金平茂紀(かねひら・しげのり)

-----<経歴>-----

1953年北海道旭川市生まれ。1977年に在京の民間放送局に入社、以降、一貫して報道局で、報道記者、ディレクター、プロデューサーをつとめる。「ニュースコープ」副編集長歴任後、1991年から1994年まで在モスクワ特派員。ソ連の崩壊を取材。帰国後、同局で筑紫哲也氏がアンカーマンをつとめるニュース番組のデスクを8年間つとめる。2002年5月より在ワシントン特派員となり2005年6月帰国。報道局長を歴任後、2008年7月よりニューヨークへ。

BookMarks

-----<著書>-----

ブログが本になりました!
↓ ↓ ↓

『報道局長業務外日誌』
2009年6月、青林工藝舎


『米原万里を語る』
2009年5月、かもがわ出版、共著


『テレビニュースは終わらない』
2007年7月、集英社

人気のWeb日誌、出版!
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『ホワイトハウスから徒歩5分』
2007年6月、リトル・モア


慶應義塾大学出版会、部分執筆


『ジャーナリズムの条件4』
2005年5月、岩波書店、部分執筆


『従軍のポリティクス』
2004年7月、青弓社、部分執筆


『二十三時的』
2002年11月、スイッチパブリッシング

『電視的』
1997年12月、太田出版

『ロシアより愛をこめて』
1995年3月、筑摩書房

『世紀末モスクワを行く』
1994年12月、パルコ出版

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