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2009年8月。異国から見えた日本の風景。 »

オバマ・ヘイターたちの蠢動

 どうしてもオバマを好きになれない人々がいる。むしろ憎んでいる人々と言った方がいい。宗教右派やfar right(極右)、さらにはブッシュ政権を強烈に支持していた共和党支持者のコアな部分。オバマ・ヘイター(Obama Hater)たちの動きがこのところ活発化している。それがとても気になる。オバマが今年の内政問題の最重要課題と位置付けている医療保険制度改革が座礁しかかっている。今月中の関連法案の議会通過は不可能になり、年内の進展も果たしてどこまで行けるのか。この医療保険制度ほど、アメリカ社会の病根を象徴的に示している分野はない。それほど製薬会社や医療関連機器、保険業界、医師団体らの利害が強固に絡み合っている分野だ。国民の4700万人が無保険というひどい状態も、この国では弱者の嘆き程度にしか考えられていない。「医療の商業化」が行き着いた果ての姿が今のアメリカにある。オバマのめざしてるのは、実質的な国民皆保険制度の創設だが、この動きを「社会主義化」などと攻撃するあれらの人々がいる。医療保険制度改革をめぐって全米各地で開催されているタウンホールミーティングが荒れに荒れている。理由は先に記したオバマ・ヘイターたちが組織動員をかけて、議事を混乱させる「直接行動」の戦術をとっているからだ。これらの草の根右翼が作成した「タウンホール・ミーティングを混乱に陥れるマニュアル」なるものがある。下に掲げてあるのが、流出したそのメモの一部だが、内容を読むと、あきれ果てる。

teabag1.jpg

 曰く、タウンホールミーティングの会場ではできるだけ一か所に集まらずに、なるべく前半分の席に広がって位置をしめろ。そうすれば議員はわれわれを多数派だと思う。議員が演説している早いあいだに野次を飛ばす機会をさぐれ。目標は議員から平静さを奪い取ることである。そして彼が平静さを失ったら、一斉に立ち上がって大声で抗議の言葉を叫ぶことだ。
 彼らは、Tea Party と称してオバマの経済・税金政策を批判してきた人々と重なっている。さらには、オバマが「アメリカ人ではない」と出生証明書をかざして攻撃してきた人々とも重なっている。著名な経済学者ポール・クルーグマンはこれらの人々をTown Hall Mobと呼んで危惧を表明していたが、彼らは実に活動的でかつ攻撃的である。それらの動きを扇動しているのがFOX NEWSをはじめとする右派メディアであり、オバマを「白人差別主義者」「社会主義者」と呼んではばからなかった。最近に至っては、何とオバマをナチスのヒトラーに擬して攻撃している。
 これらの動きのなかで突出した部分が、妊娠中絶問題で、中絶手術を合法的に施術していた医師を殺害したり、ホロコースト博物館を襲撃して守衛を殺害したりしている。とても危険な兆候がみられるのだ。
 「Racist!(差別主義者)」という言葉を、オバマ大統領やソニア・ソトマイオール(オバマによって指名され議会に承認された初のヒスパニック系最高裁女性判事)に向けて浴びせかけているあれらの人々。この状況は何やらジョージ・オーウェル的でもある。差別主義者たちが自分たちこそ差別されているなどとがなりたてているのだから。例えば、ボストンで起きたゲーツ・ハーバード大教授逮捕事件の背景には明らかに人種差別的な偏見があるにもかかわらず、それらの人々は白人警官こそが差別反対運動屋の被害者などと論駁しているのだから。ちなみに、オバマ大統領に対する脅迫・暗殺情報は1日平均60件に上っているという。

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成熟した民主主義の国だと思われていたアメリカも、中身はこういう醜い誹謗中傷や暗殺が横行しているのかと思うと、民主主義とは何なのかと自問したくなります。

麻生首相も最近急に「我々は保守、民主は社会主義」とか「日教組云々~」、保守層のイデオロギーに訴える演説スタイルになってきましたね。
まあ、その中身はあまり根拠のないものばかりですが。

いわゆる「赤狩り Red Scare Red purge マッカーシズム」を思い出させますね。「ファシズム スターリニズム」=「国家社会主義」化への反動の兆しです。でも,日本はすでにその傾向を押し進めているのではないでしょうか。最近では「小沢公設秘書逮捕・起訴事件」に見られる政府自公政権,検察庁当局,マスコミ報道,そしてそれらを信じて熱狂的に支持する愚民どもです。その愚民どもは小泉郵政民営化に訳もわからず賛成した一般大衆と質的に同じでしょうか。今度の衆議院選挙が日本の国家社会主義化へのブレーキとなるといいのですが。

なんとなく日本も似てきた感じしませんか?
FOXニュースみたいなメディアグループとか。

極端な人達が少数派故に活発に活動、政治勢力として影響力を増していく現象は日本でも見られる。
河野「アメリカの原理主義」を読むと、日本のあの団体やこの団体が思い浮かぶ。
日本の場合、米国のような宗教的なモチベーションは薄いが、そのかわりに政治的無関心が背景にあり、極端な少数派の政治的影響力が放置されている。
米国の場合、あきらかに9.11が契機になったと思われるが、日本の場合は経済の長期停滞が底流にあると思う。
この「極端な少数派の政治的影響力」については、民主主義の機能という観点からも、もっと取り上げられてよい問題だと思う。

オバマ・ヘイターたちの蠢動、あまりにも酷いですね。
リベラルなオバマの、国民のための改革を既得権益を持つ勢力は、あのような酷いやり方で、阻止しようとしているのですね。オバマはその勢力と戦っているのですね。

あのような勢力は、日本にも、戦後以来、強い影響を及ぼしてきたようですね。

日本の国民も、既得権益を持つ、政官財癒着の官僚主導政治を終わらせ、国民のための、国民主導の政治が行われることを望むようになってきたようですね。

ちなみに、ネットで知ったのですが、最近、日本でも、極右団体が、排外主義、差別主義的な活動を積極的に行っているようです。その発言は、あまりにも酷く、下品低劣きわまりなしです。

麻生さんも、最近、国旗問題で「日教組の影響受けてる」と民主党を批判したようですが、今後も右派的な発言を繰り返すつもりなのでしょうか。 

FOX NEWSをはじめとする右派メディアはオバマ・ヘイトを煽動しているのですか。酷いですね。FOXはイラク戦争のとき、愛国報道、戦意高揚報道を積極的に行ったようですね。恐ろしいことです。

民主党は、リベラルな政党として、政財官癒着の既得権益を持つ勢力から政権を奪い、官僚主導の政治を終わらせ、国民のための、国民主導の政治を、国民とともに行ってほしいと私は強く望んでいます。日本にも、チェンジ、革命的な政治改革が絶対に必要です。

 世界中そしてアメリカ国内から熱気と高支持率に支えられたオバマ政権が誕生したことで全てがばら色に変わるわけでなく公約が上下両院の多数をもってしても党議拘束のないアメリカでは法案成立ができるかどうかわからないということでしょう。またカラードが始めて大統領に選ばれたが人種問題はなくなったわけではなく今後も続いていくことでしょう。程度の差こそあれどこの国にも偏狭な思考をするものもいる等の事実が明らかになったという点ではいい情報です。民主主義の国アメリカだからこその面もあるでしょう。
 オバマの政策が今後とも順調に推移するかどうかは経済状況次第でしょう。懐がさびしく生活環境が悪化すれば支持は低下するでしょうし、景気の好転により生活の上昇傾向が実感できれば支持は上昇し政権は安定するでしょう。そして、とりあえずの結果が2010年の中間選挙で来年のオバマ政権は鷹揚さを失い自国の利益を更に優先し、要求も過激になって来るでしょう。
 所詮アメリカのことですがオバマ政権の経済、外交運営は直接的に日本に影響を与えるでしょう。
 アメリカでも日本でもこれまでと大きく異なる政策を行おうとした場合、既得権に守られ利益を享受していた連中が徹底して反対するということは同じです。このオバマ政権の対立法案に対する手法は次期政権与党民主党にとっても大いに参考になると思います。
 最初の100日、そして予算編成と22年度予算の成立。予算の執行を担保する法案の成立。経験豊富な野党と裏での官僚との結託による相当の抵抗を覚悟して臨む必要があると同時に変化の実感を国民に見せ付けなければなりません。そして支持を落とさないまま参議院選挙に繋がなければなりません。
 原理主義社民党、老獪国民新党を考慮しながら運営する必要があり、舵取り役は大変です。
 

社会主義的な国家運営手法の是非について

予てからのメディアの論調にせよ此の金平さんの論説にも此処にご投稿の皆さんにも共通して(但しいずれも、明確には断言されていないが・・、)「社会主義を忌み嫌い否定して」おられると読めましたので、一寸違うのではないかと・・、大勢とは異なる私見を、久し振りに投稿させて戴きます。

1.私が日本の近代史から読み取っているのは、特に戦後の驚異的な経済発展を可能ならしめたものの根本には、AmongOthers、「自由主義体制下での社会主義的な運営と管理の手法が、極めて有効に機能した」点です。当時の日本人は賢明であったと。

2.昭和37年頃を舞台にした城山三郎原作の「官僚達の夏」(先日TVでも流れた)のエピソードを典型例として、当時の官僚達が日本国運営と管理のために使った手法は、止むを得なかったとはいえ、便宜的に、柔軟に、的確に、自由(貿易)主義を真っ向から否定して、社会主義的に国家主導で、国を閉ざし巨大外資から脆弱な日本の産業と企業群を守り将来を期して、結果大きな成功を齎したと理解しています。

3.そのような遠い昔に例を引くまでも無く、昨年来の経済危機への各国の対応策は、欧州の一部に濃淡はあるにせよ、全て国家主導での巨額財政資金の投入であり、屡々メディアでも指摘される通り「社会主義的手法」に他ならない。結果は未だ出てはいないが、この時機には極めて的確な国家運営手法であったとも・・。
賢明なObama大統領が(金平さん引用)【社会主義者】と批判されて、的確に反論出来ていないのなら、彼の合理性に貫かれた過去の一連の言動からは、その理由背景は、「社会主義的手法を否定し忌み嫌っている」のではなく、全く別のアメリカ国内での政治的判断が「的確に反論」させていないのだろうと想像しますが・・。

4.私は総論では、全ての完成された社会制度は、その「社会」が小さなコミュニティであれ、会社社会であれ、国家的な社会であれ、1)時機の要求に合致して、2)国家国民の視点で、3)的確かつ適切かつ柔軟に、運用されれば、4)問題解決に繋がると、確信している。例えば、「自由主義体制下で、社会主義的な運営と管理の手法」を採る柔軟さ!。
社会制度が上手く機能しないのは、その制度自体の問題ではなく、判断と決定と実施の主体である「人間」が制度の選択(混合割合を含む)and/or制度の実施方法を間違えているのだと・・、端的には「人間の問題だ」と確信している。勿論、例えば、制度設計に不完全さを残す年金制度など個別的な制度は別範疇に対象外として。

5.他方で、肝心の具体的な各論レベルでは、 A.誰(=人間)が、何をどう考えて、何を目的に、決定するのか? B. 誰(=人間)が、何をどう考えて、何を目的に、実施するのか?という属人的な要素が成否を決定するのだろう(此処は、断定を控えています(笑))。
語るに落つる蛇足を付せば、昨年来の日本の社会主義的景気対策などは、1)時機の要求を奇貨として利用し、2)政治家と官僚達が欲望と思惑を優先させて、国家国民の視点で、不的確かつ不適切に、3)国民の浄財を先取りして、死にガネをばら撒き、5)解決どころか、問題を極大化させて、孫子世代へ先送りした。真に、「人間の問題だ」と・・。

Obama Hater の人達にとっての Big Brother の正体は一体何者なのでしょう・・・。
War is Peace, Freedom is Slavery, Ignorance is Strength・・・3つのスローガンが聞こえてきそうです。

考えてみればアメリカという国はシビル・ウォー以来、戦争を欠かしたことがありません。第一次戦争以前もスペインやメキシコと戦争をしていましたよね、確か。結局この国は“戦争”ナシでは国力も“正義”も発揮出来ないという構図があるのでしょうか。国の成り立ちにしたって、私は以前感謝祭の日にアメリカの友人に「これって Thanks giving じゃなくて、ネイティヴの人に対して Thanks taking じゃないの?」と意見し、場を白けさせたことがありますが、本当に多くのアメリカ人は、他者に対し余りにも無知・無関心すぎます。例えばマイケル・ムーアの映画などは、アメリカでは一体どのぐらいの影響力があったのでしょうか?

オバマ氏の先日 NAACP での演説は「大統領」という立場上とても難しかったでしょうね。人種差別という問題をギリギリ表現しなければならないジレンマが見えます。
決してマルコムX の様な過激な事は望みませんが、見えない顔の Big Brother が、オバマ氏を消してしまわないか、本当に心配でなりません。

「国家社会主義」にならないためには,政府は自由主義経済市場への介入は『最小限度』にとどめる事です。<国民全体><全ての国民>の利益に適合する場合にのみ,政府は対策を講じても構わないでしょうが,自由主義経済市場において,国民の損得利害に不平等をもたらす介入は,原則として,行ってはならないでしょう。「自由主義体制下における社会主義的な運営と管理の手法」こそ「霞ヶ関官僚体制の解体打破」という民主党の革命選挙が目指す目的であり,それができなかったら,正しく自公政権が着々と成し遂げてきた「国家社会主義」体制に行き着くしかありません。

FOXニュースほど深刻ではありませんが、読売テレビ等の「た●じんのそこまで言って委員会」や、チャンネル桜等はそれに類するものがあるような気がします。まあ、前者はバラエティー半分みたいな番組ではありますが。。。

前述の論旨が明快ではなかったので,補足します。「自由主義体制下における社会主義的な運営と管理の手法」は安易な思いつき以外の何物でもなく,「ファシズム スターリニズム」を口当たりのいい言葉で誤魔化す「国家社会主義」への道程でしかありません。

まだ補足が足りませんでした。現実に存在し,崩壊したのは「国家社会主義」であり,「国家社会主義」とは「一党独裁官僚主義」です。従って「社会主義」とは現実的には「官僚主義」と同義だと解釈する事も可能でしょう。一般大衆が直接投票による官僚のリコール権を持ったら,それが肯定的な「社会主義」の定義になるかも知れませんね。

「社会主義の定義」ってあるのでしょうか。

麻生を筆頭に簡単に「社会主義」を勝手に解釈し、「悪」の代名詞として使うものもいれば、「社会党」とか「共産党」は社会主義を「善」の代表として使うこともあります。そもそも「社会主義」の定まった定義なんてあるのでしょうか。

かつて「国家独占資本主義」については、対馬忠行や中嶋峰雄あたりが、ソ連や中国の社会体制との対比において日本の体制をそう呼んだことがあります。今になって日本も「国家社会主義」なんて、簡単に認めるわけにはいきません。

定義も定まらない「定義」を安易に使うのには賛成できません。
それでも「資本論」に述べられた生産手段の国家所有をもって、古典的な社会主義を定義するつもりなのでしょうか。

最近の経済学者や政治学者がこの種のことを定義しないから、皆勝手な解釈で勝手なコメントが横行している気がします。定義が定まらない限り、安易な「社会主義」タームを使うべきではないと考えます。

WL1の風さん | 2009年08月12日 17:18   

社会主義の定義

指摘された本人が言う台詞としては変ですが、非常に良いご指摘だと思います。

1. 私の前回投稿 無国籍人 2009年08月10日 16:13では、定義はしなかったものの意識はしていて、例えば、引用【当時の官僚達が日本国運営と管理のために使った手法】、【社会主義的に国家主導で】とういう表現で「国家主導の運営手法」を【社会主義的な国家運営手法】とし、「官から民へ」という考え方も含めて過去も現在も主流である「自由主義の手法」と対峙させている積りでした。

2. ことの序に申し上げれば、誤解はないと期待しつつ・・、私には、「国家の理念や基本体制」の高いレベルで「資本主義や自由主義か、社会主義か」の選択ないし比較論を議論する考えは全くなく、単に国家運営の「手法」のレベルでの議論です。従って、行政組織が、【便宜的に、柔軟に】対処できるレベルの事項です。
将来必ず訪れる【便宜的、柔軟】対応が必要となる局面に備えて、国家が【社会主義的な国家運営手法】を選択肢の機敏に対応できるための環境造りが目的でもある。現在アメリカでObama大統領が曝されている後付けの「社会主義批判」が、日本では然程大きな騒動にならないように・・と。

3. 更に反省的に言えば、現時点での「此処での国家組織」である官僚組織が、今の態たらくでは、準備が早過ぎたのかも・・。

かつては「労働者革命による社会主義社会の実現こそが理想社会の実現である」と信じきっていた自分としては、イデオローギー時代が終焉し、冷戦構造も変化し、ソ連が崩壊し中国があのようになってしまってもはやよすがとしていた「社会主義」そのものに根本的な違和感を感じています。

原理論的な「社会主義」「共産主義」はともかく、我々が目にした「社会主義国家」は中国であり旧ソ連でありどれも「共産党一党独裁」の国家で、分派は禁止、共産党に異を唱えるものは政治犯として容赦なく収容所送りや強制労働で抹殺し、政治犯をみはる特種公安組織を駆使して政権を維持してきた「体制」です。先日の元秘密組織メンバーのイギリスでの「暗殺」やらと現在のロシアもきな臭いことは変わりなく、ロシアになっても似たようなことが繰り返されているし、中国のウィグル問題での政治犯の殺害と逮捕も昔と変わりません。
 一般的にはこのような「ダーク」な一党独裁の国家が社会主義国家であるとしての印象は免れていないものと感じます。

それゆえ、いくら官僚国家主導だからと言って、こうしたいわゆる「社会主義国家」と同類のごとくに日本の国家体制を「社会主義」みたいな言葉で表現するのは問題なのだと思います。

ただ単に、生産手段とか、ベネズエラのように石油資本を国家が接収するとか、GMなどを国家管理にするとか、資本注入で国営化にするとか、という「現象」をもって「社会主義的」ということが許されるのか、それは、国民的コンセンサス次第なのだと思います。

090813WL1の風さん | 2009年08月13日 10:26 

この板は最早注目が薄くなっているようですから、もう暫く話を続けませんか? 
書いて戴いたご経歴がNon-Poliで来た私には非常に興味深いものですので、お教えを戴くことを含めて、宜しければお願いしたい。
それとも、今更関わりたくない・・、というご心境でしょうか?

1. 引用【かつては「労働者革命による社会主義社会の実現こそが理想社会の実現である」と信じきっていた】WL1の風さんが、「社会主義」という言葉に対して持っておられる「特別に深い思い入れ」には、ご率直なお話し振りといい、「むべなる哉」と思い、知らなかったとは言いながら「結果として、失礼をした」(お詫びするのも変ではあるし、ご意向にも反するであろうと考えて、致しませんが・・)とも思った次第です。
今後は、私の中では、別途の表現を使うことと致します。

2. 処で、WL1の風さん程には「一方のイデオロギー」に肩入れしなかった、というかNon-Poliで来た私から見ると、一般には共産主義や社会主義がイデオロギーとして、「敗北が決まったとされ、崩壊して仕舞った」とされているが、「本当にそうなのか?」という想いを永く持ち続けています。大きな弱点を抱えてはいるが(後述の第3)項)、イデオロギーとしての「共産主義ないし社会主義」は変貌し進化すれば、論理的に資本主義に対抗するのは隔たりが大き過ぎるとしても、現時点では主流である「民主主義や自由主義」には対抗できるのではないか?とも・・。
1) 敗北したのは「スターリンの共産主義」「その他東欧などでのXXX(独裁者の個人名) の共産主義」、「毛沢東の共産主義」など「XXXの国家制度」であって、イデオロギー自体の優劣ではないのではないか?
2) 現在の中国は、共産党の一党独裁(独裁とは言え、過去の如き誰か特定個人による独裁では無く、「世襲ではない、世代交代がある、組織集団による、独裁」)でありながら、資本主義・市場主義を採用して、また「西欧流の民主主義」を否定しながらも「新たな民主主義的システム」を模索中とも言われており、伝統的イデオロギーの考え方からは訳が解らなくなっているが・・。これも、私には上記の「変貌・進化」と捉えられる。
3) 素朴に質問ですが・・・お教え下さい、
私には「共産主義ないし社会主義」が敗北したとされる要因は、
イ) 一つには過去のどの実例でもが「独裁体制」を採用して来ていることから、イデオロギーとして「独裁体制」は不可避なものなのか?です。
これが、仮にYESなら、「神ならぬ、人間=弱きものによる」独裁は不可避的に腐敗を生むシステムであり、イデオロギーの致命的な弱点であり、逆に言えば中国が施した「変貌と進化」が極めて的確であり彼らが極めて賢明であったことにもなる。

取り敢えず、唐突ながら此処で一区切りとして、ご意向ご回答をお待ち致します。

「ファシズム スターリニズム」=「国家社会主義」と記述したら,イメージ的におおよその共通の理解が得られるだろう,と考えて,その語彙を私は使用しておりますが,「社会主義的な運営と管理の手法」という言葉に出会(でくわ)したので,[「社会主義」とは,現実的には「官僚主義」と同義だ,と解釈する事も可能]だろう,と余計な注釈を付けたために,皆様方に疑問を起こさせてしまい,申し訳ありません。現在では「社会主義」と言ったら,旧ソ連とか中国の国家体制を指す用語だ,と理解していいのではないでしょうか。以前は確かに「社会主義」という概念には,人それぞれの考え方と思惑があって,多義的に使用されていて,「空想社会主義」や「理想社会主義」を振り回す連中もいたりして,混乱したものでした。そのため,現在では私は「(一党独裁)国家社会主義」と言い切る事にしております。しかし,それも概念規定としては,はなはだ曖昧ですがね。[一般大衆が直接投票による官僚のリコール権を持ったら,それが肯定的な「社会主義」の定義になるかも知れない]と言ったのは,旧ソ連では,そのような権利が一般大衆に認められていなかったからで, 議会制民主主義の日本でも,そのような制度は,もちろん確立されてはおりません。

無国籍人様

そうですね、この種の話は高野さんも交えてじっくりと内側からの問題として総括しなければならない話なのですが、それぞれが違う世界で忙しくしていてなかなかそういうわけにもいきません。また本来この種のテーマを取り上げるべき「現役」達があえて避けている中で、とりあえず私なりの「私見」程度ならお付き合いできると思います。

理想論としての「社会主義」の是非はともかく、
まず問題の第一は「イデオロギ-は人間性を変えられない」こと
第二には、理想を実現するには具現化するための行動を起こす「実体」が必須であり、
その行動を担う「実体」である「党員」「党組織」の人間性がイデオロギーとは無関係に存在すること、この二点です。

抽象的な表現ですが、ようするにいくら高邁なイデオローギ的理想を掲げそれを実践しているとしてもその者たちの頭の中の感覚は、かなり世俗的で世の中一般の人間性とさして変わりのない「分布」でしかなく、生臭い人間臭から「解放」なんかされないので、一般社会と同じようなくだらない人間性やら価値観がはびこっていて、その結果、民主主義的組織よりもはるかに「独善的支配欲」が容易に増殖されてしまうのです。

この「環境」ゆえに、組織そのものが硬直化し、組織防衛の観点から排外主義的になりやすく、自己防衛と自己正当化のなのもとに、異を唱えるもの達への敵対と排外主義がはびこり、挙句の果て、論争以外の手段をこうじて、意見の圧殺をしたり、粛清、リンチ、監禁、抹殺などが横行してしまうのではないか、と感じています。

人類の歴史、エジプトやローマから数えても数千年の歴史の中で「イデオロギー時代」なんて僅かに100年の歴史しか持ちません。人類はもっともっと多くの経験を蓄積して「今」を生きています。そういう歴史や世界社会全体を経験的に掌握できるに連れて、「信じて」いた世界がいかに部分的な矮小な世界であり、それを「理想」として語っていた自分に自己嫌悪を感じるとともに、同時に幾ばくかの「責任」も感じています。この種のことは、いずれ時間ができれば、それなりに整理したいと思っております。

この程度の抽象論でかまわなければ、良心派様も含めて、この場でのお付き合いはさせていただきます。

WL1の風様

あなたの「抽象論」から極めて具体的なイメージが浮かび上がりますよ。

WL1の風さん 2009年08月14日 13:26 
(今更ながら、私は基本的に「様」は使いませんので、悪しからず。)

ご回答、多謝申し上げます。
私には、勿論に引用【この程度の抽象論】で十分です。
この場では、私の基本が示す処に従って、私が今後の記述に於いては、「抽象論、観念論、それらの範囲での方法論」に限定しますので、そのように御理解下さい=回りくどい言い方になっていますが、要は、WL1の風さんの個人的な歴史や心情には、一歩たりとも踏み込まないという意味でもあります。

1. 記述戴いたことで、少なからず類推が入りますが(笑)、私の前回投稿での「仮説」は、引き続き「生き延びることが出来る」と理解しました。
即ち、(次の1)~4)項を読み直すと、「直線的、単眼的」で「何とも薄っぺら」な表現ですが、「まあ此処は好し」と願います。)
1) 敗北したのは、共産主義や社会主義という「イデオロギー」ではない。
2) また、共産主義や社会主義の根本理念が掲げる「高邁な理想」が、敗北した乃至崩壊した訳でもない。
3) 敗北し崩壊したものは、「共産主義や社会主義」とその「高邁な理想」を取り巻き直接に関わった「現実の組織」が、その組織統制ルールのみならずルールを運用する方法や手段に至るまで、「極めて不適切」に運営し採用した結果、「現実の組織」が敗北し崩壊したのだと・・。
4) 更には、『「現実の組織」が敗北し崩壊した』ことの主たる原因は、権力闘争に勝ち残った者達の「恣意的な権力行使(=客観的かつ端的には「腐敗」)」を防止するシステムが無かった(ないし不足または機能しなかった)ことにある。人間は所詮弱きものであり、厳しく監視されない権力者は、腐敗するのだと・・。

2. 上記のように切り分けると、3)項も4)項も、共産主義や社会主義社会に限ったことでは毛頭ない。真につい昨秋までのアングロサクソン流金融資本が、そして我々のこの国が、造り出して来た過去と現在の状況にピッタリと符合する。
「20年近く前までの、遠い見知らぬ国家群」の失敗談ないし敗北譚ではない・・、「民主主義体制下」であっても、また「自由主義体制下」でも、「屋上に屋根を架ける」という無駄を払ってまで「監視システム」を埋め込んで来た監視体制下でさえも、「人間の愚かしさ」が原因して世界レベルで「悪さ」をしているのだと・・。「人間の愚かしさ(=局面が違えば、「面白さ」でもあるが)」には、人類の数千年の歴史も英知も、未だに的確な対策を発見出来ていないのだと・・。


3. 急に唐突に話を切り替えますが・・、私の現在の重大関心事、この問い掛けの背景について白状すると・・、
1) 私の無国籍人 | 2009年08月13日 19:45でも若干触れていますが、私は現在の中国に「非常に!!」強い関心と期待を持っています。
共産党を名乗ってはいるが・・、単純な、社会主義体制でもない、特定個人による独裁体制でもない、民主主義体制でもない、市場主義は名乗っているが単純な資本主義や自由主義体制でもない・・。中国は、無国籍人 | 2009年08月10日 16:13第4項での引用【社会制度が上手く機能しないのは、その制度自体の問題ではなく、判断と決定と実施の主体である「人間」が制度の選択(混合割合を含む)and/or制度の実施方法・・】の的確適切な【混合割合】その他諸々を、賢明に懸命に模索しているのではないか・・と。
その模索作業の中で、「共産主義や社会主義」思想は、何らかの役割を与えられるのではないか???!!

2)中国はどこへ行くのだろうか?  世界の大国として、将来に亘って成り立ちうる「何らかの、新たな、哲学や思想や国家体制」を産み出せるのだろうか?   
産み出したとして、それらは世界に通用し共有されるものになるのか?
数千年という国家としての永い歴史も、数多の激しい権力闘争の歴史も、哲学や価値観など民族ないし人間としての深さも備えてはいるので、成功のための必要な要素は備えているともいえるが・・。

又しても、唐突に此処で一区切りとします。
こういう脈絡では、ご興味はありましょうか? お付き合い戴けましょうか?

私達の時代は、なんせ中国語の教科書が「毛沢東語録」だった時代で、田中角栄氏の第一次日中友好学生使節団で中国にわたった友人もいます。それでも当時は「文革」のただ中で、「天安門事件」時代とは異なる軋轢を生じている時代でした。そして最近、当時文革で追われた学生達が30年の時を経て、徐々に本国に帰還して、今では共産党や地区の上層部に出世したかつての同級生達と新たなビジネス環境を構築しているようです。

大阪の友人から私自身のルーツが中国の「客家」であることを知らされて以来、中国を長い日中の歴史の中で捉えるように変わって来ました。

日中戦争で、散々日本軍に痛めつけられ、暴虐非道の限りを尽くされたにもかかわらず、多くの中国の民が、日本に対して「親近感」を持ち続けていることに、心から敬意を感じます。抗日戦争を経て、国民党との戦いに勝利して、現代中国を設立して、60年。そして今や、日本を抜いて、米国国債の最大負担国にまでその存在感を獲得して来ています。その結果だけで論ずるならば、たとえ「一党独裁」とはいえども中国はさすがに、歴史的にも十分「したたかな」国なのでしょう。

そこで、では一体中国共産党やその政治局の考える「社会主義」とか「共産主義」理念という確かなものがあるのかについては、最近は勉強不足で知りません。

中国の政府の第一義的課題は、15億の民を食わせていく、ことです。そしてその中心にいるのが共産党員で、最近では全国民の10%といわれています。1割の政治指導者達が15億の民の生存について責任を持つ、という意味では、シンプルな国です。

しかし、10%が共産党員だとしても、共産主義は宗教ではなく、中国人を支配している道徳観は今でも孔氏達の儒教の教えのようです。そのいみでモラルにおいて儒教を信奉し、政治において共産主義を利用する、、、つまりは、中国4千年の歴史から見れば、このわずか60年程度の実績しかない共産主義なんて、たいしたものではなく、とりあえず、国の復興と経済成長や国力維持を共産党主導で実践して行くには、この「共産主義イデオロギー」は極めて有効に作用しているというか、都合が良く便利なので利用しているに過ぎないのではないか、と最近は考えています。つまり彼らにとっての「共産主義」は現代の統治形態における最も効率的で有効的な手段でしかないのです。

WL1の風さん  2009年08月15日 2128

あらまあ!!(笑)、「客家云々」は驚きです。
私が強く意識している「十数億人の国民」へのWL1の風さんの切り口も位置付けも・・。

1.引用【多くの中国の民・・に、心から敬意を感じます。】
経緯も観点も理由も全く異なりますが、私も過去のビジネス上で付き合った多くはないが30-40人位の中国人(過半は東南アジアの華僑ですが・・)を通じて、中国民族には敬意というか畏敬の念を永く持ってきています。
私の中国観については、例えば次の投稿をご覧下さい(CrazyDogは其処での私のPenNameです。数か月前にはこのTheJournalでもその名前で投稿し、WL1の風さんとも数回だけですが遣り取りをした朧げな記憶がありますが・・)。この上品なSiteには、多数の中国関係の寄稿があり、その殆どに対してコメントを投げていますので、宜しければご参考までにお目通し下さい。
http://www.ismedia.jp/feedbacks?url=http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1513


2.結語引用【つまり彼らにとっての「共産主義」は現代の統治形態における最も効率的で有効的な手段でしかないのです。】には、私も全く同感です。
但し、相違点は、WL1の風さんがこの状況を批判的ないし否定的に評価するのに対して、私は高くプラス評価している処です。
そして、この違いは、想像するに・・、
1) WL1の風さんが嘗て「共産主義・社会主義」に深く肩入れした歴史から、その想いとは違う極めて便宜的で恣意的な「看板だけの共産主義」の中国を、批判的に観ておられるのに対して、
2) 私は一切そのような拘りなく客観的に判断していることに拠るのでしょう・・、
中国は、十数億人の国民のために(当然に、賢い中国人の目的は「それだけ」では無かろうが・・)、前回引用【的確適切な【混合割合】その他諸々を、賢明に懸命に模索している】のだから・・、西欧流の民主主義も自由主義も全て拒否して、新しい国家統治の理念も手法も、同時に新しい世界秩序の理念も手法をも、産み出そうとしているのだから・・と。
3)蛇足を付せば、「どちらが、どう」という安易で低俗な比較論では毛頭なく・・。


3.話をイデオロギーと私の仮説に戻せば・・・、WL1の風さんは、次のAboutな脈絡にはどのうように思われますか??

勉強が苦手で来ている私が表層的に認識している「共産主義のキーワード」は「国家が行う所得の再配分による‘平等’な世界」なのですが、この平板に過ぎる私の認識が間違ってはいない前提で・・、

1)「平等」という概念が曲者で、今では有るべき「公正または公平」の概念からは「機会の平等」は当然としても、「結果の平等」までも標榜し公言したイデオロギーは、「最悪の政治形態である民主主義(W.チャーチル)」が高めた「権利意識」の浸透と共に、20世紀の後半から21世紀の現在も将来も、存在できない時代になっているのだろうと・・、

2)貨幣経済に非常に上手く適合した資本主義は今後も生き延びるだろうが・・、他方、自由主義や市場主義は、過去の歴史が示す通りマクロ経済の激しい拡大と収縮を不可避的に繰り返すシステムであって、これらも此のままでは存在できない時代になっているのだろうと・・、但し、アメリカを含めて世界はその新しい進化版を見い出せずにいて、今後も同じ軌道を辿る発想しか持ち合わせていない・・、再度経済バブルの破壊がおこる・・?

3)其処で、漏れ聞く「マルクス・エンゲルス」の論理的思想(スターリンや毛沢東などの思想では無く・・)に現代への対応など必要な進化を「誰か!!」が施せば、「限界にきている自由主義や市場主義」に取って代われるのではないか・・、
又は、無国籍人 | 2009年08月14日 18:54引用【・・【混合割合】その他諸々を・・模索作業の中で、「共産主義や社会主義」思想は、何らかの役割を与えられるのではないか???!!】

4)其処で、私の中国への大きな懸念と大きな期待が交錯している・・。

オバマを批判すると「オバマ・ヘイター」なら、2000-2008年の間ブッシュを批判していた人はブッシュ・ヘイターですか?
「俺の支持する人を批判するやつは悪玉、おれが嫌いな人を批判するやつは善玉」って偏見じゃないですかね。

オバマやソニアが人種問題で批判hされたのは、前者はとんでもない人種間憎悪を宗教的スローガンにして扇動していた人を「精神的指導者」として長年仰いでいたこと(共和党の候補者が、同じような人間と親交を結び、大統領選さなかにようやく「絶縁」を表明したらそれだけで批判はとまったか?と、よく指摘されますね)。
ソニアは自分でも不適切と撤回した失言が批判されたのではないですか。
また、
>ゲーツ・ハーバード大教授逮捕事件の背景には明らかに人種差別的な偏見がある
とありますが、オバマはこの問題で最初そういういう断定のもと失言し、その後撤回して、一緒にビールを飲んでうやむやにするという「ぶれ」を見せました。
金平さんがそう断言するなら、オバマのブレブレを批判してください。

>オバマ大統領に対する脅迫・暗殺情報は1日平均60件に上っている
ブッシュやレーガン(実際に暗殺未遂があった)との比較を知りたいです

(日本人を止めた)無国籍人 様

>西欧流の民主主義も自由主義も全て拒否して、
「限界にきている自由主義や市場主義」に取って代われるものとして
貨幣経済(資本主義)に非常に上手く適合した中国社会主義(中華主義)は、、、

勝手に引用をいじってみました。

資本主義:労働に応じて
社会主義:能力に応じて
共産主義:必要に応じて
分配の法則に関しては、この程度の記述しかありません。
現代社会は複雑になりすぎて、「原理論」でもはや説明がつきません。

したがって仮に中国が資本主義と社会主義の中間形態で新しい社会構造を構築したとしても、そのときにはもはや、社会主義とか共産主義とか言う枠は当てはまらなくなっている気がします。
勿論、その種の「新世界」を模索している限り、中国は発展を遂げるし、大いなる期待を持たせてくれるアジアの大国であるには違いありません。

せめて、対等に渡り合えるような国に日本を改変したいものです。
中国は恩義に固い国です。今回、田中真紀子さんが民主党に参加しただけで、中国側は一気に民主党びいきになると感じています。その上で民主党にはじっくりと日中関係やアジア関係を熟考して頂きたいものです。

仕事がら、台湾も含めて、御付き合いをしていく立場ですので、今後も中国に関してはことあるごとに、ものはいい続けたいと思います。

 9月12日に、アメリカの首都ワシントンDCで、100万人規模の人々が集まって抗議した、(912DC)集会の規模があったと知りました。またそれに対し、ニューヨークタイムズなどの発表より、さらに上をゆく規模の人々が集まっていることはYOU Tubeで見ると明らかだとか。
 この912DC集会は、呼びかけた主催は右派系だが、オバマ政権が金融救済のために巨額の財政出動を行い、金融界は救われて株価はあがっているものの、失業率は8月の労働省の発表では9.7%を記録し、さらに上昇しているし、住宅ローン破綻も増えて、実際の上昇傾向が続き、住宅ローン破綻も増えて、メディアで報じられるような、景気回復の楽観論を信じない市民たちが集まっていたようだ。そればかりではなく、さらにリベラル左派系の人々、オバマのアフガニスタン増派やイラク占領の長期化に反対する反戦系の人々も参加しての、超党派の反オバマ大集会になったという。

さらに1000人以上を超える人を集めた、カリフォルニア州看護士連盟と、ドキュメンタリー監督マイケル・ムーアもデモを行った様子が日本からも伺える。

オバマ米大統領は、NPO腫瘍連盟コミュニティー(COA)代表パトリック・コッブと会談したが、「過去五年間でどの年も薬物とサービスのメディケア(高齢者・障害者医療)による返済については連続的に削減されて形骸化しており、癌医療システムはすでに崩壊している。CMSによって計画されたメディケアの返済削減は、私が知る限り癌医療を自滅させる国による自殺行為だ。」とコッブ氏に切り捨てられた。

 カソリック非営利組織統率者パトリック・ウェラン・リュウマチ医学博士は、
医療保険業界は企業利益保護のために1993年の再建を防いできた。
 彼らはメディケアと復員行政を「我々の健康維持システムの最貧層の階層」として中傷した。なぜなら、メディケアは私的保険以上に10倍効果的な政策だと思うからだ。VA健康支出はトップに入る。
 我々高額医療を納める外科が政府介入による返済措置を取られることを嫌っている。しかし普遍的な健康維持には、患者からの選択肢はない。我々が今、薬物処方に関して、またその処置を認めてしまったら、どんな影響がでるのか?      
 オバマはすべての人に会議としての健康維持オプションを持つことを呼びかけた。詳細は譲るが、まさに今騒がれている利益効率を無視して、質的に欠陥のある不釣り合いな今回の医療制度改革は道理的に受け入れられない。

オバマの打ち出した医療保険制度改革が、「社会主義」だと揶揄される時代から少しは変化したのではないか?
問題の焦点は、Dr.フィーやホスピタリティにあるような気がする。1965年に制度化された、メディケアは高齢者に向けた過剰医療と医療費の抑制を審査することがなかったことも医療制度に破綻が見られた、大いなる一因ではないか。

日本にヒラリー国務長官が来日して岡田外務大臣と民主党新政権で外交を始めたが、その手腕を見て、まずはアメリカの医療保険制度改革がセーフティーネットになれるかどうか、行方を見守りたい。


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Profile

金平茂紀(かねひら・しげのり)

-----<経歴>-----

1953年北海道旭川市生まれ。1977年に在京の民間放送局に入社、以降、一貫して報道局で、報道記者、ディレクター、プロデューサーをつとめる。「ニュースコープ」副編集長歴任後、1991年から1994年まで在モスクワ特派員。ソ連の崩壊を取材。帰国後、同局で筑紫哲也氏がアンカーマンをつとめるニュース番組のデスクを8年間つとめる。2002年5月より在ワシントン特派員となり2005年6月帰国。報道局長を歴任後、2008年7月よりニューヨークへ。

BookMarks

-----<著書>-----

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『報道局長業務外日誌』
2009年6月、青林工藝舎


『米原万里を語る』
2009年5月、かもがわ出版、共著


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『ホワイトハウスから徒歩5分』
2007年6月、リトル・モア


慶應義塾大学出版会、部分執筆


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2005年5月、岩波書店、部分執筆


『従軍のポリティクス』
2004年7月、青弓社、部分執筆


『二十三時的』
2002年11月、スイッチパブリッシング

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1997年12月、太田出版

『ロシアより愛をこめて』
1995年3月、筑摩書房

『世紀末モスクワを行く』
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